140年前のインフルエンサー、イザベラ・バードゆかりの地を巡る/阿賀町・新潟市・胎内市
(写真提供:日和山五合目)
本を手に旅へと出発!
この本はいくつか日本語訳が出ていますが、なかでもお薦めなのが、地理学者で京大名誉教授の金坂清則さんが訳した『完訳 日本奥地紀行』です。
津川から始まる新潟の旅
津川は7月1日から3日まで滞在。その後、船で新潟に向かいます。
イザベラ・バード号で船旅体験
天候やメンテナンスなど状況によっては変更の可能性がありますので、ホームページなどでご確認ください。また冬季は9時の便がお休みになります。
道の駅 阿賀の里
住所:東蒲原郡阿賀町石間4301
TEL:0254-99-2121
営業時間:9:00-17:00(冬季短縮営業の可能性あり)
遊覧船料金:大人2,000円/11歳以下1,000円/5歳以下は大人1人につき1人無料/乳児無料
津川まちあるきのお供に
津川では今もとんぼ通りや鉤形の道を見ることができます。
パンとおやつ 奥阿賀コンビリー
住所:東蒲原郡阿賀町津川3668
TEL:0254-92-7100
営業時間:10:00-17:00
定休日:火・水曜日
川は「もっとゆっくりできればうれしいのにと思えるほど美しかった」そうです。
津川では、7月1日〜3日に90分のまちあるきの後、希望者のみですが、40分間のモーターボート遊覧体験も用意されています。バードが実際に見たものに近い景色を堪能できますよ!
津川のまちあるきに関する問い合わせ
阿賀町まちづくり観光課
TEL:0254-92-4766
旅の目的地の一つ、新潟に到着!
バードは牧師の家に生まれており、新潟を目的地にした理由のひとつは、新潟におけるキリスト教の伝道活動について学び知るためでした。宣教師館があったのは上の写真のあたり、今の新潟市役所前の交差点付近です。
バードが描いた絵と、その絵が描かれたと思われる場所の現在の様子を並べてみました。いかがでしょう?堀があったころの様子が蘇ってきませんか?
水の都・新潟の歴史に触れる
新潟市歴史博物館 みなとぴあ
住所:新潟市中央区柳島町2-10
TEL:025-225-6111
開館時間:9:30-18:00(4〜9月)/9:30-17:00(10〜3月)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)/年末年始
常設展観覧料:一般300円/大学生・高校生200円/中学生・小学生100円
※周辺施設の旧新潟税関庁舎、旧第四銀行住吉町支店、屋外芝生広場は見学・入場無料
魚や片桐寅吉/港茶屋
住所:新潟市中央区上大川前通12番町2742
営業時間:
魚や片桐寅吉 11:00-15:00、17:00-21:00(夕食利用の場合は前日15時までに要予約)
港茶屋(喫茶) 11:00-15:00
寺院の様子に興味津々
敬虔なキリスト教徒だったバードは、日本の宗教にも深い関心を寄せており、寺町に建ち並ぶ寺院について詳しく書き残しています。法話を聴くために訪ねた寺について、具体的な名称は書いてありませんが『完訳 日本奥地紀行』の注釈では「確実な特定はできないが、勝楽寺の可能性が高い」としています。
日和山はかつて湊町新潟にとって重要な場所でした。当時の人たちはここで日和(天気)の良し悪しを見て、船を出すかどうか決めていたのです。山頂には航海安全祈願の住吉神社もありますよ。
新潟のまちあるきに関する問い合わせ
新潟シティガイド 小野塚さん
090-4477-9085
yukinosaezuri52@ezweb.ne.jp
中条でパーム医師の面影を探す
T・A・パームは医師兼宣教師で、新潟に病院を作り医療活動をしながらキリスト教の普及に努めました。
胎内市の中条教会は、そんな2人の縁がしのばれる場所なのです。
中条教会にはパーム一家の写真が残されており、まちあるきイベントに合わせて公開されます。
中条のまちあるきに関する問い合わせ
胎内市商工観光課
0254-43-6111
kankou@city.tainai.lg.jp
また同研究会のメンバーでもあり、「ブラタモリ」で新潟の街案内もしていた、路地連新潟 代表の野内隆裕さんは「バードが訪ねた場所は、それが観光促進の一助になっている。新潟に彼女が来たことをもっと多くの人に知ってもらいたい」と話しました。
(日和山五合目にて)
イザベラ・バードゆかりの地
長岡市のリバティデザインスタジオで、夫とともにグラフィックデザインやコンテンツ制作を行う。アート、映画、文学、建築、カフェ巡り、旅行、可愛いものが大好き。ウェブマガジン「WebSkip(https://webskip.net/)」も細々と更新中