新潟は朝からハイクオリティ！ ホテルの朝食めぐり11選【中編】／新潟市

皆さん、こんにちは。取材ライターのエムコネです。

前・中・後編と3回にわたりお届けする「新潟市内のホテルの朝食めぐり11選」。前編は3軒のホテルをご紹介しましたが、もうご覧いただけましたか？

ホテルの朝食めぐり11選【前編】≫

今回は中編、4軒のホテルにおじゃましました。

ホテルイタリア軒
新潟グランドホテル
新潟東映ホテル
アートホテル新潟駅前

さぁ、どんな朝食に出会えるのでしょうか～！

【ホテルイタリア軒】
創業150年、“洋食誕生の地”で伝統と革新の朝ごはんを

明治7年創業の老舗ホテル、イタリア軒。

みなとまち新潟の歴史と深い関係があり、“新潟初の西洋料理店”をルーツに、150年もの伝統と革新にこだわった食を提供。新潟を代表する繁華街「古町」にたたずむ、レトロモダンな老舗ホテルです。

朝食会場は、1階にあるレストラン「マルコポーロ」。

●時間／7:00～10:00（L.O. 9:30)
●料金／大人2,800円、4〜12歳1,200円、0〜3歳は無料
●提供スタイル／ビュッフェ
※宿泊者以外も利用可

「新潟の四季と伝統の洋食」をテーマに、季節ごとに変わる新潟の名物料理や、長きに渡り受け継がれてきた洋食メニューを楽しめます。

まずはこちら！　日本で初めて提供したという、イタリア人直伝のミートソース。そのソースを用いた「伝統のボロニア風ミートソーススパゲッティ」は、必食の一品です。

イタリア人が伝えたということもあり素材はシンプルですが、丁寧に野菜を炒めることで、甘みと旨味を引き出しているのだとか。また、味のポイントとなる肉の焼き加減も、香ばしさと食感を保てるように気をつけているそうです。

その他、目の前で焼き上げてくれるシェフコーナーのオムレツ。同館では、仕上げにトマトケチャップだけでなく、4日間かけて作られる伝統のデミグラスソースを選べます。

さらになんと、おにぎりコーナーも！　三条市旧下田村の特別栽培米（轍米）を使用し、具材は、4種類から好きな具を選んで握りたてを味わうことができます。

それでは、いただきま～す！

同館ならではの本格的な洋食メニューに加え、新潟らしさを味わえる和食メニューも充実している、ホテルイタリア軒の朝ごはん。

伝統のボロニア風ミートソーススパゲッティは、香味野菜と肉の旨味が引き立っています。シンプルに素材の美味しさを引き出して、丁寧に作られているからでしょうか。朝ごはんでも重たく感じません。さすがは伝統の味！

そして、ミートソースと並んで同館を代表するのが、カレー。なんと、県内でいち早く提供したという新潟最古のカレーで、ルーから手作り。朝食では2種類を提供しています。

チキンカレーは、まろやかで優しい風味が特徴。深みのある味わいを引き出しています。一方、ビーフカレーは、スパイシーさが際立ち、一度食べたら癖になるような力強さが特徴。牛肉の旨味と、スパイシーな風味が食欲をそそるおいしさでした。

伝統の深い味わいを堪能できる洋食をメインに、新潟らしさも存分に味わえる朝ごはんをいただきました。

ホテルイタリア軒の朝食ビュッフェ、ごちそうさまでした！

ホテルイタリア軒

レストランマルコポーロ
新潟市中央区西堀通七番町1574
050-3200-0610（レストラン直通）

朝食／7:00～10:00（L.O. 9:30）
ランチ／11:30～14:30（L.O. 14:00）
喫茶／10:30～17:30（L.O. 17:00）
ディナー／17:30～21:00（L.O. 20:30）※最終入店20:00
定休日／なし
※パン・ケーキの販売は11:30～20:00。なくなり次第、販売終了

ホテルイタリア軒≫

【新潟グランドホテル】
新潟ブランド食材を使ったこだわり料理を定食スタイルで

新潟市を代表する繁華街、万代シテイと古町の間に位置する新潟グランドホテル。

雄大な信濃川のほとりにたたずみ、新潟市のシンボルである萬代橋を臨む、絶好のロケーションと美食を楽しめるホテルです。

朝食会場は、2階ロビーフロアにあるフランス料理レストラン「ベルビュー」。

●時間／7:00～10:00（L.O. 9:45)
●料金／宿泊者1,800円、宿泊者以外3,000円　※小学生・幼児も同金額
●提供スタイル／和定食、または洋定食
※朝食料金（1,800円）は宿泊料金に含む

同館の朝食はビュッフェスタイルではありません。「新潟の厳選食材を使い、一品一品丁寧に調理された質の高いお料理を提供したい」と、和・洋食の選べる定食で提供。

それでは早速、2つの定食をいただきま～す！

「まごわやさしい新潟の朝ごはん」をテーマに、新潟の食材を使ったバランスの良い食事を提供する和定食。

ご飯は、「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されたことを記念して、「佐渡産コシヒカリ」を使用。しっとりとした上品な食感で、自然な甘みが口いっぱいに広がります。

そして、この「カレイの塩麹漬け」がおいしかった～！　しっとりと柔らかく脂がのっていて、ご飯にちょうどいい塩梅なんです。

切り身は余分な水分を抜くために塩麹で1日漬け込み、さらに塩をふって1日干し完成。塩は、新潟県の最北・村上市にある天然塩「笹川流れの塩」を使い、2日かけて丁寧に仕込むのだそうです（魚は仕入れにより異なります）。

手間暇かけて丁寧に仕込まれただけあって、格別のおいしさがありました。

次に、洋定食では「NIIGATAプレート」と題し、新潟ブランド食材をふんだんに使用した特別な定食を楽しめます。シンプルだからこそ、一品一品のポテンシャルの高さが際立ちます。

村上市のブランド豚を使った「岩船豚ポークベーコン」は、カリカリのクリスピーに焼き上げ、ソーセージは深雪もち豚を使った「シポラタソーセージ」を。その味の違いは食べれば歴然！　お肉の味と脂の甘みを噛みしめるようにいただきました。

市内の人気ベーカリーで特別に焼き上げたクロワッサンに佐渡バターとジャムを添えて。

なんとジャムは、「ラブティックドゥジョエル・ロブション」のコンフィチュールを！　なんという贅沢でしょうか。まるで果実を食べているかのようなフレッシュな味わいに驚きました。

ドリンクには季節の果物や野菜を使ったスムージーや青汁、そして阿賀野市にある「神田酪農」の生乳だけを使用した「やすだ愛情牛乳」も。私、この牛乳が大好きなんですよ～！

一品一品に素材とシェフのこだわりが光る、特別な定食をいただきました。

新潟グランドホテルの朝ごはん、ごちそうさまでした！

新潟グランドホテル

フランス料理レストランベルビュー
新潟市中央区下大川前通3ノ町2230
025-228-6170（レストラン直通）

営業時間
朝食／7:00～10:00（L.O. 9:45）
昼食／11:30～14:30（L.O. 14:15）
夕食／17:30～21:00（L.O. 20:30）
定休日／月曜日

新潟グランドホテル≫

【新潟東映ホテル】
市内を一望できるロケーションで、新潟の郷土の味を満喫

新潟駅から徒歩5分、駅前繁華街にもほど近くアクセスに便利な新潟東映ホテル。

新潟市初の洋式ホテルとしてオープンし、半世紀にわたり長く愛されてきた歴史あるホテルです。

朝食会場は、市内を一望できる9階のスカイレストラン「レスティーニ」。

●時間／7:00～10:00（L.O. 9:30)
●料金／1,900円
●提供スタイル／ビュッフェ
※宿泊者以外も利用可

地元産コシヒカリ、新潟の郷土料理を取り入れた「新潟朝食」をテーマに、新潟の豊かな自然が育んだ食材を使用しています。

のっぺ汁、タレカツ、新発田産思い出たまご、十日町納豆、十日町ふのり蕎麦、ヤスダヨーグルトなど、県内の厳選食材がズラリ。

ご飯は、上品な甘味と粒立ちが特徴の新潟ブランド米「新之助」の他、魚沼産コシヒカリ、または佐渡産コシヒカリの2種類を食べ比べできます。

それでは、いただきま～す！

風味を大切にした上品な薄味で、素材の美味しさを味わえる、新潟東映ホテルの朝ご飯。

連泊の方も多いとのことで、飽きないように季節の食材を工夫して、ご飯に合う煮物や鍋を日替わりで提供しています。

特に驚いたのが、牛すじカレー。同店のとなりにある人気ステーキハウス「あづま」で使用するステーキから出る、上質な牛すじをふんだんに活用しているそうです。

牛すじを煮込み、旨味がたっぷり溶け込んだ出汁に自家製トマトソースをプラス。濃厚なのにまろやかで、まるで飲み物のようにスルスルとおなかの中に入っていきました～！

ホテル9階から市内を望むロケーションでいただく朝食は、景色もごちそうに。新潟の郷土の味と、同ホテルならではの品々を楽しむことができました。

新潟東映ホテルの朝食ビュッフェ、ごちそうさまでした！

新潟東映ホテル

スカイレストランレスティー二
新潟市中央区弁天2-1-6
025-244-7105（レストラン直通）

朝食／7:00～10:00（L.O. 9:30）
ランチ／月～金11:30～15:00（L.O. 14:00）
土・日・祝　11:30～15:30（L.O. 14:30）
※木曜日定休
ディナー／17:00～21:00（L.O. 20:00）
※火曜日、木曜日定休

新潟東映ホテル≫

【アートホテル新潟駅前】
魚沼産コシヒカリから日本酒まで！　50種類以上の多彩な品ぞろえ

JR新潟駅直結という抜群の好立地にあるアートホテル新潟駅前。駅から外へ出ることなくホテルに入ることができ、ビジネスや旅行の拠点にとっても便利です。

朝食会場は、4階にあるレストラン「彩巴（いろは）」。

●時間／6:30～10:00（9:30最終入場）
●料金／大人1,800円、子供900円
●提供スタイル／ビュッフェ
※宿泊者以外も利用可

「新潟の豊かな自然と食文化を感じてもらいたい」と常時50種類以上のメニューが揃います。

ご飯は、魚沼産コシヒカリと佐渡産コシヒカリの2種類。さらには、「八海山」で有名な酒蔵の甘酒や笹団子までも！　牛乳は新潟市内の学校やスーパーで取り扱っている「塚田牛乳」の、牛乳のみならず、コーヒー牛乳も。

そして、特に驚いたのがこちら。

みかづきのイタリアン！　ご当地B級グルメの代表選手で、新潟県民にとってはおなじみのファーストフードです。それも自分で麺とソースを合わせられるなんて夢のよう。

それでは、いただきま～す！

種類豊富なメニューから選ぶ楽しさだけでなく、味にも妥協は一切ありません。新潟のお米をおいしくいただくために、出汁・塩・砂糖・酢・醤油など細部に至るまで「新潟らしさ」にこだわっているとのことで、食べれば納得のおいしさでした。

そして、帰り際に気が付いて目を疑ったのが……

なんと、新潟の地酒も飲み比べできちゃうんです！一日車を運転する予定がない方なら、朝からちょっと軽く一杯というのもいいですねぇ。

定番の郷土料理からB級グルメ、名産品、そして地酒まで、新潟の食の魅力をこれでもかと堪能できる朝食をいただきました。

アートホテル新潟駅前の朝食ビュッフェ、ごちそうさまでした！

アートホテル新潟駅前

レストラン彩巴（いろは）
新潟市中央区笹口1-1
025-240-2117（レストラン直通）

朝食／6:30～10:00（L.O.9:30）
昼食／11:30～14:30（L.O.14:00）
夕食／17:00～21:30（L.O.21:00）
※毎週日曜日・月曜日の夕食は定休
※営業時間・定休日は変更となる場合あり。HPで確認を