ものづくりのまちの新穴場スポット⁈ 燕市産業史料館にミュージアムショップがオープン!/燕市
2025年08月11日
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銅器や煙管などの工芸品、カトラリーやキッチンツールといったハウスウェアなど、さまざまな金属産業が盛んな燕市。
そんな燕市の観光に外せないスポットがここ、燕市産業史料館です。
1973年の開館以降、増築やリニューアルをしながら半世紀以上にわたり、燕の金属産業の歴史と歩みを学ぶことができる施設として、ものづくりの魅力を発信し続けています。
そして、今年5月に待望のミュージアムショップがオープンしたとのこと。
さっそくお邪魔してきました!
そんな燕市の観光に外せないスポットがここ、燕市産業史料館です。
1973年の開館以降、増築やリニューアルをしながら半世紀以上にわたり、燕の金属産業の歴史と歩みを学ぶことができる施設として、ものづくりの魅力を発信し続けています。
そして、今年5月に待望のミュージアムショップがオープンしたとのこと。
さっそくお邪魔してきました!

敷地内で使用されなくなってしまった土蔵を活用してミュージアムショップに
燕市産業史料館は本館、新館、矢立煙管館、体験工房館といった主に4つの建物からなる施設。
その敷地内でひと際歴史情緒を漂わせている建物が、新たにオープンしたミュージアムショップです。
...ん? この建物は前からあったよね?
と思った方はその通り。
実は、こちらの建物は1986年に移築されてきて以来、工芸館の名で展示スペースとして使用されていました。
しかし、2019年のリニューアルで展示物を移動したことにより、その役目は終了。一般公開されることはなくなってしまいました。
そのまましばらく時が過ぎ、2023年に燕市産業史料館開館50周年を迎えたタイミングで、次の新たな時代へと繋いでいく為、より産地の魅力を発信していける場としてミュージアムショップの構想が上がり、この度見事に生まれ変わったのです!
その敷地内でひと際歴史情緒を漂わせている建物が、新たにオープンしたミュージアムショップです。
...ん? この建物は前からあったよね?
と思った方はその通り。
実は、こちらの建物は1986年に移築されてきて以来、工芸館の名で展示スペースとして使用されていました。
しかし、2019年のリニューアルで展示物を移動したことにより、その役目は終了。一般公開されることはなくなってしまいました。
そのまましばらく時が過ぎ、2023年に燕市産業史料館開館50周年を迎えたタイミングで、次の新たな時代へと繋いでいく為、より産地の魅力を発信していける場としてミュージアムショップの構想が上がり、この度見事に生まれ変わったのです!

リニューアルを手掛けたのは、古民家再生で実績のあるカール・ベンクス氏
建物そのものは燕市の三王渕という地域の庄屋が所有していた米蔵で、建築されたのは1900年。
いざ100年以上も前のいわゆる古民家を改修するとなると、一般の建物の改修以上に設計や施工のハードルが高く、古民家改修に精通した人でないと非常に困難であることが判明したそう。
そこで、古民家再生による地域活性化で新潟県内外で多数実績のある建築士、カール・ベンクス氏に協力を依頼。
リニューアルオープンに先駆けてワークショップを行った際には想定を大きく超える反響があり、その注目度の高さが伺えたとか。
実際に、彼の手掛けた作品として建物の見学を目当てに訪れる人もいるそう!
いざ100年以上も前のいわゆる古民家を改修するとなると、一般の建物の改修以上に設計や施工のハードルが高く、古民家改修に精通した人でないと非常に困難であることが判明したそう。
そこで、古民家再生による地域活性化で新潟県内外で多数実績のある建築士、カール・ベンクス氏に協力を依頼。
リニューアルオープンに先駆けてワークショップを行った際には想定を大きく超える反響があり、その注目度の高さが伺えたとか。
実際に、彼の手掛けた作品として建物の見学を目当てに訪れる人もいるそう!

もとの建物がもつ良さをそのまま生かし、再生する
ショップ内は蔵ならではの天井が高い作りになっています。
見上げると中央に大きな太い梁が。
こちらは建築された当初からこの蔵を支えてきたもので、ミュージアムショップのシンボル的存在になっています。
見上げると中央に大きな太い梁が。
こちらは建築された当初からこの蔵を支えてきたもので、ミュージアムショップのシンボル的存在になっています。
ショップの中央には燕市産業史料館のロゴマークをあしらった土壁アートが飾られています。
こちらはカール・ベンクス氏とともに行ったワークショプで作られた作品で、実際に蔵に残されていた土間の土が活用されているんだそう。
こちらはカール・ベンクス氏とともに行ったワークショプで作られた作品で、実際に蔵に残されていた土間の土が活用されているんだそう。

企画展に合わせて展開する商品はただものじゃない⁈
店内で販売している商品は大きく分けて、定期的に開催されている企画展にちなんだものと、体験工房館や常設展示に関連するもの。
特に企画展に合わせて展開しているものは、職人がその企画展の為にコンセプトを考えて作った作品や、作り手の個性を生かしたものなど、貴重な一点ものが多いとか。
訪れた時に開催している企画展によってラインナップに変化はありますが、展示を見たことによってもう一歩踏み込みたくなるような、そして日常に取り入れてみたくなるような商品がセレクトされています。
特に企画展に合わせて展開しているものは、職人がその企画展の為にコンセプトを考えて作った作品や、作り手の個性を生かしたものなど、貴重な一点ものが多いとか。
訪れた時に開催している企画展によってラインナップに変化はありますが、展示を見たことによってもう一歩踏み込みたくなるような、そして日常に取り入れてみたくなるような商品がセレクトされています。

体験工房館の指導員による作品やアイデア商品も
また、体験工房館でものづくり体験を指導する職人たちが製作する作品やスタッフによるアイデア商品も販売しています。
銅器作りや彫金体験など、さまざまな体験プログラムがありますが、それを指導する職人たちはその道のプロ!
職人として現役は引退したものの、指導の傍らショップで販売する商品をひっそり作っているそう。
これまで生み出してきた作品へのファンは多く、貴重な品々を購入できる穴場的スポットになりつつあります。
銅器作りや彫金体験など、さまざまな体験プログラムがありますが、それを指導する職人たちはその道のプロ!
職人として現役は引退したものの、指導の傍らショップで販売する商品をひっそり作っているそう。
これまで生み出してきた作品へのファンは多く、貴重な品々を購入できる穴場的スポットになりつつあります。
スタッフによるアイデア商品で人気なのがこちらの『錫氷』。
熱伝導率が高い錫の性質を利用したもので、冷蔵庫で冷やすと氷のように冷たくなり、そのうえ溶けないので飲み物が薄まることなくおいしく飲めるという優れもの!
熱伝導率が高い錫の性質を利用したもので、冷蔵庫で冷やすと氷のように冷たくなり、そのうえ溶けないので飲み物が薄まることなくおいしく飲めるという優れもの!
体験工房館でものづくり魂に火がついちゃった!
そんな方におすすめしたいのが『錫板』です。
やわらかく加工しやすいのでハサミで好きな形に切ったり、簡単に曲げることもできるので工作やアクセサリー作りの素材にぴったり。
そんな方におすすめしたいのが『錫板』です。
やわらかく加工しやすいのでハサミで好きな形に切ったり、簡単に曲げることもできるので工作やアクセサリー作りの素材にぴったり。
そして、ミュージアムショップに欠かせない図録各種も販売しています。
そのほか、館内の展示をモチーフにしたポストカードやマグネットなどのお土産にぴったりな定番アイテムも。
燕市産業史料館を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね!
そのほか、館内の展示をモチーフにしたポストカードやマグネットなどのお土産にぴったりな定番アイテムも。
燕市産業史料館を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね!
燕市産業史料館 ミュージアムショップ
入館料:大人400円、小中高生100円
※団体(10名以上)割引あり
開館時間:9時~16時30分(体験受付は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始
場所:新潟県燕市大曲4330-1
電話:0256-63-7666
この記事を書いた人
新潟市出身、ものづくりのまち燕三条らへんに住んでるひと。おいしいものとかわいいものがすき。虫はニガテだけど自然もすき。みんなが知らない新潟のいいところをどんどん発信したい!