熱き料理人&食の女神とゆく! まるで大人の社会科見学、新潟シティガイドで巡るまち歩き/新潟市
2026年07月09日
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皆さん、こんにちは。取材ライターの新井まさみです。
たびきちライターになり、早3年。「新潟の魅力発信」を使命に記事を書いていますが、お恥ずかしながら気づいてしまいました。
「私、新潟の歴史を全然知らないじゃん!」と。この土地の今に注目するだけじゃなく、その背景や歴史から伝えられたらと思い、勉強することにしたんです(遅いぞ~!)
まずは自分が住んでいる新潟市のことから……と調べてみると、なんとワンコイン500円で案内してもらえるまち歩きがあるではありませんか!
たびきちライターになり、早3年。「新潟の魅力発信」を使命に記事を書いていますが、お恥ずかしながら気づいてしまいました。
「私、新潟の歴史を全然知らないじゃん!」と。この土地の今に注目するだけじゃなく、その背景や歴史から伝えられたらと思い、勉強することにしたんです(遅いぞ~!)
まずは自分が住んでいる新潟市のことから……と調べてみると、なんとワンコイン500円で案内してもらえるまち歩きがあるではありませんか!
「新潟シティガイド」は、みなとまち新潟の魅力を伝える市民ボランティアガイド。下町や西大畑、古町、沼垂など新潟島を中心に20を超えるコースが用意されており、「北前船文化」「花街」「豪商」「食」など、テーマもさまざま。普段見慣れた街並みの中に隠れた歴史や文化を、楽しく案内してくれます。
基本コースは約2時間。事前予約制で、ホームページの専用フォームから1週間前まで申し込むことができます。料金は通常1000円ですが、新潟市民ならなんとワンコイン500円! ちなみに土日祝日には、予約不要で参加できるまち歩きも実施されているそう。
※今回のコースでは「新潟市歴史博物館 みなとぴあ」と「旧小澤家住宅」で別途観覧料がかかります。
基本コースは約2時間。事前予約制で、ホームページの専用フォームから1週間前まで申し込むことができます。料金は通常1000円ですが、新潟市民ならなんとワンコイン500円! ちなみに土日祝日には、予約不要で参加できるまち歩きも実施されているそう。
※今回のコースでは「新潟市歴史博物館 みなとぴあ」と「旧小澤家住宅」で別途観覧料がかかります。
案内してくださったのは、新潟シティガイド代表の小野塚さんです。
今回参加したのは、「北前船文化とパワースポット巡りコース」。新潟市歴史博物館 みなとぴあを出発し、湊稲荷神社、金刀比羅神社、開運稲荷神社、日和山、旧小澤家住宅などを巡る約2時間半の内容です。さてさて、一体どんな発見が待っているのでしょうか~?
今回参加したのは、「北前船文化とパワースポット巡りコース」。新潟市歴史博物館 みなとぴあを出発し、湊稲荷神社、金刀比羅神社、開運稲荷神社、日和山、旧小澤家住宅などを巡る約2時間半の内容です。さてさて、一体どんな発見が待っているのでしょうか~?
参加メンバーはこちら
せっかくなので声をかけてみたところ、2組が参加してくれました。
1組目は、「湊町新潟ガストロノミー」をテーマに、新潟の歴史や文化を料理で表現するレストラン「宇呀(うが)」の諏佐さんご夫妻。諏佐尚紀さんは、「新潟ガストロノミーアワード2026」でダイヤモンド賞と新人賞をダブル受賞した注目の料理人です。料理を通じて新潟の魅力を伝えるため、食材だけでなく、その背景にある歴史や文化も大切にしており、普段から県内各地へ足を運んで学びを深めているそうです。
1組目は、「湊町新潟ガストロノミー」をテーマに、新潟の歴史や文化を料理で表現するレストラン「宇呀(うが)」の諏佐さんご夫妻。諏佐尚紀さんは、「新潟ガストロノミーアワード2026」でダイヤモンド賞と新人賞をダブル受賞した注目の料理人です。料理を通じて新潟の魅力を伝えるため、食材だけでなく、その背景にある歴史や文化も大切にしており、普段から県内各地へ足を運んで学びを深めているそうです。
2組目は、新潟市南区にある「マスヤ味方店」の栗林礼奈さんと、同区に今秋オープン予定の姉妹店「マスヤ to マハロ(元マスヤ中之口店)」店長の難波拓美さん。マスヤは、「おいしさ」と「楽しさ」を届ける地域密着型のローカルスーパー。地元の人たちに愛されるだけでなく、今や県内外からわざわざ足を運ぶ人も多い大人気店です。
「新潟のことをもっと知りたい!」と、こちらも興味津々で参加してくれました。新潟のグルメシーンを盛り上げる2組と小野塚さんとともに、まち歩きのはじまりはじまり~!!
「新潟のことをもっと知りたい!」と、こちらも興味津々で参加してくれました。新潟のグルメシーンを盛り上げる2組と小野塚さんとともに、まち歩きのはじまりはじまり~!!
大人の社会科見学スタート!
さぁ、まずは新潟市歴史博物館「みなとぴあ」からスタートです。
信濃川河口近くにある「みなとぴあ」は、国の重要文化財であるかつての新潟税関庁舎の建物や常設展示を通して、港町・新潟の歴史や暮らし、文化を学ぶことができる施設。まち歩きの出発点としてもぴったりの場所です。
「まずは、新潟がどうやってできたのかを知ってもらいましょう」と小野塚さんの案内で、一行は展示室へ。
信濃川河口近くにある「みなとぴあ」は、国の重要文化財であるかつての新潟税関庁舎の建物や常設展示を通して、港町・新潟の歴史や暮らし、文化を学ぶことができる施設。まち歩きの出発点としてもぴったりの場所です。
「まずは、新潟がどうやってできたのかを知ってもらいましょう」と小野塚さんの案内で、一行は展示室へ。
「新潟は海の町じゃなくて、実は砂の町なんです」
……えーっ?! と一同驚愕から始まった、新潟平野の成り立ち。実は、新潟には日本一長い砂丘列があるって、皆さんご存知でしたか?
砂丘といえば鳥取砂丘が有名ですが、新潟にも海岸沿いに約70キロにわたる砂丘列があるのだそう。阿賀野川や信濃川が運んできた大量の砂が、波や風によって堆積し、長い年月をかけて今の新潟平野ができあがりました。しかも、新潟平野には10列もの砂丘が連なっており、人々はその高まりに集落を築き、低い土地を田畑として利用してきたそうです。「牡丹山」「紫竹山」「石山」など、市内に「山」が付く地名が多いのも、その名残なのだとか。
「言われてみれば!」「確かに!」と、もう、この辺りから皆さん前のめり。特に食のプロたちは「だから大根やスイカがおいしいんですね」「砂地だから水はけがいいんだ!」と興味津々です。
……えーっ?! と一同驚愕から始まった、新潟平野の成り立ち。実は、新潟には日本一長い砂丘列があるって、皆さんご存知でしたか?
砂丘といえば鳥取砂丘が有名ですが、新潟にも海岸沿いに約70キロにわたる砂丘列があるのだそう。阿賀野川や信濃川が運んできた大量の砂が、波や風によって堆積し、長い年月をかけて今の新潟平野ができあがりました。しかも、新潟平野には10列もの砂丘が連なっており、人々はその高まりに集落を築き、低い土地を田畑として利用してきたそうです。「牡丹山」「紫竹山」「石山」など、市内に「山」が付く地名が多いのも、その名残なのだとか。
「言われてみれば!」「確かに!」と、もう、この辺りから皆さん前のめり。特に食のプロたちは「だから大根やスイカがおいしいんですね」「砂地だから水はけがいいんだ!」と興味津々です。
そして、もう一つ驚いたのが、新潟の町の形。
現在の新潟市中心部の地図と、江戸時代の新潟町の地図を見比べると、その形が驚くほど似ているのです。港から運ばれた荷物は堀を通って町の隅々まで運ばれ、どこにいても平等に商売ができるようになっていたそう。西堀、東堀という地名が今も残っているのも、その名残です。
「普段通ってる場所なのに、全然知らなかった!」と、驚きの連続。まだスタート地点なのに、すでに街の見え方が変わり始めていました。
さあ、いよいよ外へ出てまち歩きです!
現在の新潟市中心部の地図と、江戸時代の新潟町の地図を見比べると、その形が驚くほど似ているのです。港から運ばれた荷物は堀を通って町の隅々まで運ばれ、どこにいても平等に商売ができるようになっていたそう。西堀、東堀という地名が今も残っているのも、その名残です。
「普段通ってる場所なのに、全然知らなかった!」と、驚きの連続。まだスタート地点なのに、すでに街の見え方が変わり始めていました。
さあ、いよいよ外へ出てまち歩きです!
この日はあいにくの雨。それでも、傘を差しながら歩く下町の風景はどこか味わい深く、歴史ある町の雰囲気をより感じさせてくれます。
最初に向かったのは、湊町・新潟の繁栄とともに歩んできた「湊稲荷神社」。江戸時代から船乗りや商人たちの信仰を集めてきた神社で、全国でも珍しい「願掛け高麗犬」があることで知られています。
実はこの高麗犬、もともとは花街の女性たちが、湊へやってきた船乗りたちがすぐ出航してしまわないよう、「海が荒れて、もう少し新潟にいてくれますように」と願いを込めて向きを変えたのが始まりなのだとか。なんとも湊町らしいエピソードですねぇ。
「さあ、皆さんも回してみましょう! 男性は右の高麗犬を、女性は左の高麗犬を回してください」と、小野塚さんに促され、一同興味津々。
最初に向かったのは、湊町・新潟の繁栄とともに歩んできた「湊稲荷神社」。江戸時代から船乗りや商人たちの信仰を集めてきた神社で、全国でも珍しい「願掛け高麗犬」があることで知られています。
実はこの高麗犬、もともとは花街の女性たちが、湊へやってきた船乗りたちがすぐ出航してしまわないよう、「海が荒れて、もう少し新潟にいてくれますように」と願いを込めて向きを変えたのが始まりなのだとか。なんとも湊町らしいエピソードですねぇ。
「さあ、皆さんも回してみましょう! 男性は右の高麗犬を、女性は左の高麗犬を回してください」と、小野塚さんに促され、一同興味津々。
「宇呀」の史織さんはもちろんお店の方向に向かって、商売繁盛でしょうか!
私は新潟県庁の方向を向いて、「新潟の観光がもっともっと盛り上がりますように」と、しっかりお願いしておきましたーっ!!
私は新潟県庁の方向を向いて、「新潟の観光がもっともっと盛り上がりますように」と、しっかりお願いしておきましたーっ!!
その後も一行は、海上安全や商売繁盛の神様として親しまれてきた「金刀比羅神社」や、「こんこん様」で親しまれる「開運稲荷神社」などを巡りながら、湊町として栄えた新潟の歴史に思いをはせます。
小野塚さんの解説を聞きながら歩いていると、普段何気なく通り過ぎている道も、まるで違う景色に見えてくるから不思議です。歴史を学ぶというより、昔の人たちの暮らしや風景を想像しながら歩く時間。それこそが、まち歩きの面白さなのかもしれません。
やがて一行は、「日和山住吉神社」へ。
海上安全を願う神社として親しまれてきた日和山住吉神社は、かつて船の出入りや天候を見守った「日和山」の頂に鎮座する小さな社で、新潟湊の繁栄を支えてきた場所の一つです。現在の日和山は小さな丘ですが、かつては新潟湊へ出入りする船の目印として重要な役割を担っていました。
港町の景色を眺めながら次の目的地へ向かおうとした時、小野塚さんから「このすぐ近くに面白い場所があるんですよ」と気になるひと言が。
どうやら、まち歩き好きにはたまらない“秘密基地”があるようですが……その話はまた後ほど。
海上安全を願う神社として親しまれてきた日和山住吉神社は、かつて船の出入りや天候を見守った「日和山」の頂に鎮座する小さな社で、新潟湊の繁栄を支えてきた場所の一つです。現在の日和山は小さな丘ですが、かつては新潟湊へ出入りする船の目印として重要な役割を担っていました。
港町の景色を眺めながら次の目的地へ向かおうとした時、小野塚さんから「このすぐ近くに面白い場所があるんですよ」と気になるひと言が。
どうやら、まち歩き好きにはたまらない“秘密基地”があるようですが……その話はまた後ほど。
最後に訪れたのは、北前船で財を成した豪商の住まい、「旧小澤家住宅」。
江戸時代後期から新潟町で活躍した豪商・小澤家の邸宅で、新潟市の文化財にも指定されています。明治時代以降、小澤家は県内の米をはじめ、寄港地の産物を扱う回船業や回船問屋業を営み、新潟湊の発展とともに財を成しました。その後は海運会社を経営したり、石油を取り扱ったりするなど事業を広げ、新潟経済を支えた存在だったそうです。
江戸時代後期から新潟町で活躍した豪商・小澤家の邸宅で、新潟市の文化財にも指定されています。明治時代以降、小澤家は県内の米をはじめ、寄港地の産物を扱う回船業や回船問屋業を営み、新潟湊の発展とともに財を成しました。その後は海運会社を経営したり、石油を取り扱ったりするなど事業を広げ、新潟経済を支えた存在だったそうです。
現在も残る主屋や土蔵、美しい庭園からは、当時の繁栄の様子がうかがえます。建物や庭園を見学しながら、品の佳い小澤家の暮らしぶりを堪能しました。
気が付けば、あっという間の約2時間半。「へぇ~!」「知らなかった!」と盛り上がりながら歩いた大人の社会科見学も、無事終了です。
気が付けば、あっという間の約2時間半。「へぇ~!」「知らなかった!」と盛り上がりながら歩いた大人の社会科見学も、無事終了です。
まち歩きの達人の秘密基地へ
まち歩きを終えた一行。実はこの日、もうひとつのお楽しみがありました。
それが、日和山の中腹にあるカフェ「日和山五合目」。館長を務めるのは、まち歩きグループ「路地連新潟」代表で、2016年にNHK『ブラタモリ』で新潟編の案内人として出演した野内隆裕さんです。
店内には新潟のまちにちなんだ古写真や文献、郷土資料がずらり。コーヒーやスイーツを味わいながら新潟の歴史や文化に触れられる、まるで小さな私設資料館のような空間です。
それが、日和山の中腹にあるカフェ「日和山五合目」。館長を務めるのは、まち歩きグループ「路地連新潟」代表で、2016年にNHK『ブラタモリ』で新潟編の案内人として出演した野内隆裕さんです。
店内には新潟のまちにちなんだ古写真や文献、郷土資料がずらり。コーヒーやスイーツを味わいながら新潟の歴史や文化に触れられる、まるで小さな私設資料館のような空間です。
参加した皆さんから感想をいただきました。
諏佐尚紀さん・史織さん
「歩きながら昔の人の暮らしや風景を想像できて、街の見え方が変わりますね。これを活かして、新潟を訪れた県外の方にも新潟の魅力を伝えていきたいと思います。新潟県民として、もっと自分の街を学びたいと思いました。また違うコースもお願いしたいですね」
栗林礼奈さん
「新潟の観光の目的地になるために、街を歩きながら新潟の歴史を学びました。歩いてこそ分かる新潟の歴史や魅力を改めて感じました。新潟っていいところですね」
難波拓美さん
「知らなかった新潟の歴史を学ぶことができ、普段暮らしているだけでは気づかない新潟のすごさを改めて感じることができました。また参加したいです」
私自身も、歩く前と後では、新潟の見え方がずいぶん変わった気がします。普段通り過ぎている道や何気なく見ている景色、そして見慣れた神社や建物。そこにガイドさんの話が加わるだけで、街の解像度がぐっと上がるんです! 歴史を勉強したというより、新潟をもっと好きになった一日になりました。もっともっと知りたい~!
新潟県民の皆さんも、県外から訪れる方もぜひ、新潟シティガイドを利用してまち歩きをしてみてください。さて、次はどのコースを歩こうかな!
諏佐尚紀さん・史織さん
「歩きながら昔の人の暮らしや風景を想像できて、街の見え方が変わりますね。これを活かして、新潟を訪れた県外の方にも新潟の魅力を伝えていきたいと思います。新潟県民として、もっと自分の街を学びたいと思いました。また違うコースもお願いしたいですね」
栗林礼奈さん
「新潟の観光の目的地になるために、街を歩きながら新潟の歴史を学びました。歩いてこそ分かる新潟の歴史や魅力を改めて感じました。新潟っていいところですね」
難波拓美さん
「知らなかった新潟の歴史を学ぶことができ、普段暮らしているだけでは気づかない新潟のすごさを改めて感じることができました。また参加したいです」
私自身も、歩く前と後では、新潟の見え方がずいぶん変わった気がします。普段通り過ぎている道や何気なく見ている景色、そして見慣れた神社や建物。そこにガイドさんの話が加わるだけで、街の解像度がぐっと上がるんです! 歴史を勉強したというより、新潟をもっと好きになった一日になりました。もっともっと知りたい~!
新潟県民の皆さんも、県外から訪れる方もぜひ、新潟シティガイドを利用してまち歩きをしてみてください。さて、次はどのコースを歩こうかな!
新潟シティガイド
■予約・問い合わせ
新潟シティガイド事務局
TEL:090-1807-3013(9:00~18:00)
■ガイドコース
新潟島・沼垂エリアを中心に全23コース
(エリアコース20、テーマコース3)
■所要時間 約2時間
■料金
・新潟市内在住・在勤・在学者 500円
・市外の方 1,000円
※5人まで同料金。6人以上は1人増えるごとに500円加算
■申込方法
事前予約制(原則7日前まで)
公式ホームページの専用フォーム、または電話で申し込み
■予約不要のまち歩き
毎週土・日・祝日開催
受付時間:10:00/13:30
料金:500円
集合場所:NEXT21 1階アトリウム
今回歩いたスポットはこちら
この記事を書いた人
富山県生まれ、新潟市在住のママライター。 グルメな夫、子鉄の長男、肉食の長女、リアクション芸人の私、の4人家族。 外食費と娯楽費が家計を圧迫していますが、おいしいモノとたのしいコトを求めて日々開拓中!
Instagram : https://www.instagram.com/maconnect2022/