火焔型土器でグツグツ...⁈竪穴住居で土器鍋を囲む昼下がり 十日町縄文ツアーズの日帰りツアーで縄文文化体験!/十日町市


2026年07月20日 88ビュー

国宝・火焔型土器ゆかりの地、十日町市へ

え、火焔型土器って眺めるだけのものだと思ってた...!
これで調理できるの⁈

笹山遺跡の竪穴住居で目の前に広がる光景を見た時の、私の素直な感想です。

歴史や文化って、教科書だけではわからなかった面白さや魅力があるよな〜と感じることが増えてきた今日この頃。
これが大人の学び直し?とか思っちゃったりもして。
旅先でその土地ならではの文化とか暮らしに触れられたときの充実感がたまらなく好きなんですよね。

今回、私が体験してきた十日町縄文ツアーズの旅はまさにその欲を満たされまくりの幸せな時間だったので、みなさまにその魅力をお伝えしたいと思います!

集合場所の十日町市総合観光案内所へ

今回参加したのは、十日町縄文ツアーズが主催する「笹山遺跡と火焔型土器鍋の縄文体験ツアー」。
国宝・火焔型土器が出土した十日町市を舞台に、縄文文化を「知る」「食す」「体験する」ことができるツアーになっています。
なんと、2025年度の観光庁「サステナブルな旅アワード」で特別賞を受賞というお墨付き。

どんな旅になるんだろう〜ワクワク!

まずは、ツアーの集合場所である十日町駅西口の2階にある十日町市総合観光案内所へ。

縄文アクセサリーがツアーの参加証代わりに

観光案内所内の集合スペースで用意されていたのは、糸魚川のヒスイを使ったネックレスと大きな一枚の貝殻を加工したブレスレット。
縄文時代の遺跡から出土したものを再現したレプリカで、この縄文アクセサリーが今回のツアーの参加証代わりになります。

さっそく、身に付けてみました!

これで気分はまるで縄文人⁈
準備万端になったところで最初の目的地、笹山遺跡へ向かいます。

国宝・火焔型土器の出土地 笹山遺跡

十日町駅を出発して約10分。
国宝・火焔型土器が出土した笹山遺跡に到着しました。
目に飛び込んできたのは、教科書で見た竪穴住居!
ガイドの方を先頭に、広い遺跡をてくてくと歩いていきます。
さっそく中へ入ってみると、思ったよりも広い!
柱の配置と火を焚く石囲炉が発見された状態をもとに復元されたものですが、茅葺きの屋根は雪深い土地であることから実際よりも大きめに設計されているそう。
一方でガイドの方によると、最近では弥生時代を参考にした茅葺き屋根ではなく、縄文時代の出土事例にならって土屋根にするところもあるとか。
いずれにしても、紀元前約3000年(今から約5000年前)くらいにこのような建物で人々が暮らしていたと想像するだけで、なんだか感動!

普段は非公開!貴重な資料が並ぶ収蔵室へ

竪穴住居の見学後は、遺跡の出土品管理を行なっている笹山縄文館へ。
普段は一般公開していない出土品の収蔵室ですが、このツアーでは特別に入らせてもらうことができます。

火焔型土器をはじめ、さまざまな形、大きさの土器がズラリと並んでいますが、これら以外にまだ復元されていない約5万点もの出土品のかけらがあるんだそう!

特別に記念写真も撮らせてもらいました

このツアーの見どころのひとつ、本物の土器に実際に触れて記念写真を撮ることができます。
私も火焔型土器を持たせてもらいましたが、これが想像以上に重かった!
私が持たせてもらったものよりさらに大きなものもあったので、当時の人が扱うのもひと苦労だったのではと思いました。

当時の味を再現⁈ 土器鍋をいただきます

土器の魅力を十分に味わった後は、いよいよ土器鍋を実食!
先ほど見学した石囲炉で火が焚かれ、その中央には国宝に指定された火焔型土器のレプリカが。
中を覗き込んでみると、グツグツと美味しそうに煮込まれています。
料理研究家と考古学者が監修を行なったレシピで、鍋の具材には縄文時代にも食べられていたとされるきのこ類や芋、鮭などを用いた醤油仕立ての優しい味わいになっています。
土器をイメージした器によそうお玉は、関東の遺跡で出土した漆塗りのお玉を再現したもので、神秘的なデザインにテンションが上がります。
付け合わせには、どんぐりクッキーが2枚。
どんぐりのほろ苦さをいかした素朴な味わいで、ぎゅっと中身が詰まったような歯応えのある食感でした。

一つの鍋を囲んで顔を合わせながら食事をすると、自然と和やかな空気に包まれた気持ちに。
どれだけ人々の暮らしが発展し、進化してきたとしても、この感覚だけはずっと変わっていないんじゃないかな...と、人間らしさの根源というか、上手く言えないけどなんだか人と人とが触れ合う温かさを感じることができました。

ツアーのクライマックスは十日町市博物館へ

笹山遺跡を後にして向かったのは、十日町市博物館。
閉館後で貸切状態の博物館をガイドの解説付きで見学することができます。
あ、これ火焔型土器のベンチだ!
ついさっき学んだばかりの火焔型土器の見分け方を自信満々に答えられるほど、もう縄文土器の魅力にすっかりハマってしまいました。
3つのテーマ別に分かれた展示室がある中のひとつ、「縄文時代と火焔型土器のクニ」の解説を中心に鑑賞していきます。
今日体験したことを思い出しながら国宝・火焔型土器と対面した時は感慨深いものがありました...

実は、十日町市博物館は以前訪れたことがあったのですが、これまでとは明らかに違った感覚で楽しむことができました!

最後はミュージアムショップでお買い物

そして、縄文をモチーフにしたオリジナルグッズやお菓子などを扱うミュージアムショップでのお買い物タイムも。
国宝・火焔型土器のリフレクターや十日町の雪をイメージした一筆箋など、日常使いできるアイテムはお土産にもぴったりです。

あっという間の約4時間!帰る頃には縄文ファンの仲間入り..?

そして、ツアーの全行程が終了して十日町駅へ戻ってきました。
ツアーに参加する前は縄文文化に関する知識はほぼゼロだった私ですが、
・十日町市には縄文時代に約1200年間存在した笹山遺跡がある!(←すごい!)
・それほど長く続いたのには十日町市の豊かな自然そのものとも大きな関わりがあると捉えることができる!
と、心からそう感じることができました。

今回体験したコースのほかに、笹山遺跡でディナーを楽しめるプレミアムなナイトツアーもあるそう!
また、ホームページで既に決まっている催行日以外にもリクエストによってツアーを開催することも可能とのこと。
ぜひチェックしてみてください〜

【おまけ】私の購入品はこちら

縄文マニアの方々からしたら本当ににわかファンでお恥ずかしい限りですが、ツアーに参加して縄文モチーフに愛おしさを感じ始めた私がミュージアムショップで購入したものがこちら。

見てくださいっ!この可愛さ!

しばらくは食べる&使うのがもったいなくて旅の思い出に浸りながら眺めるだけになりそうです笑

十日町縄文ツアーズ「笹山遺跡と“火焔型土器鍋”の縄文体験ツアー」

開催日:10月3日(土)、2027年3月6日(土)
定員:16名(最小催行人数3名)
所要時間:約4時間
旅行代金:ひとり15,800円
申込締切:催行日の7日前(催行が確定した場合、催行日の2日前まで受付可)

この記事を書いた人
おひな

新潟市出身、ものづくりのまち燕三条らへんに住んでるひと。おいしいものとかわいいものがすき。虫はニガテだけど自然もすき。みんなが知らない新潟のいいところをどんどん発信したい!