新津で開店日の確認が必要な「レアなお店」をめぐってみた!/新潟市


2021年11月23日 7680ビュー
最近はお昼だけや夜だけ営業のお店もありますが、営業日がわかりにくいお店もあります。
そんなレアで魅力的なお店を小柴ぱせりがご案内しますよ。

新津焼 西潟本家 もえぎ陶房

160年以上の歴史がある西潟製陶所、六代目押味さんが作品を販売しています。
作品販売をしている陶房ギャラリーは、100年前の工場(コウバ)だった建物を解体し、2020年4月に再建オープン。小鳥のモチーフや、パンダの器、SLのブローチが並んでいます。
70年前の建物を2001年に改装した陶房は、その昔、窯場(カマバ)だったところ。登り窯の背の高いレンガの煙突がありました。それを壊して、建物の一部に、登り窯のレンガを利用しているので、探してみてくださいね。
登り窯は、昭和のはじめに石油窯になり、2001年に電気窯になりました。
近くにあったガラス工場のために製品を作って納めていた話も聞きました。
新津で出ていた石油があり、石油採掘の際の天然ガスで焼くガラス製品があり、ガラスのための道具を石油窯で西潟製陶所が焼く。新津は石油を起点にものづくり産業が発達していたようですね。
 
陶芸の体験教室や、本格的な陶芸教室も受け付けています。
簡単な湯のみから始まって、電動ろくろでの作品製作まで、1年間のメニューです。土は白土と赤土のふたつから、釉薬も白土と赤土の場合の色見本を見て、自分の好きなものを選べます。同じ釉薬でも、土によって色が変わってくるからおもしろいですね。
 
陶芸教室を見学させていただきました。抹茶碗を手びねりで形作り、花器の釉薬掛けをしていましたよ。粘土って子どもの頃にしか遊ばなかったけど、なんだかものすごく楽しそう~。
新津焼 西潟本家 もえぎ陶房

新津焼 西潟本家 もえぎ陶房

住所 新潟市秋葉区滝谷本町2-5
連絡先 携帯電話090-8252-1856/メールmoegitobo@gmail.com
営業日 金・土曜日
営業時間 10:00~18:00

時々カフェ

「時々しか開店しないのは、空き家の実家を利用したお店に、県外から通っているからです」
と、話してくれたのは店主の高橋さんです。
 
空き家の実家をどうしようかと悩んでいたときに、自分でなにかをやったらいいかも!と思いつき、妄想がもくもくと膨らんできて止まらなくなりました。そんなときに参加した秋葉区の「妄想会議」という企画で、参加者と妄想を語り合っているうちに、人脈が繋がり、どんどん想いが実現していったのです。
と、語っていましたが、実はこの「妄想会議」は小柴が企画したものでした。えへへ。
 
「時々カフェ」と名前が決まったときに、「時々でいいんだ!」と、ものすごく気が楽になって、とりあえずこれでやってみようと始めました。自分の妄想と、地元の方々との繋がりでできあがったカフェで、お客様がいろいろと繋がっていく様子がおもしろいです。時々でもやったかいがあったなと思います。
と、話す姿が、とても楽しそうでした。
ランチはスープカレー、デザートはりんご好きのオーナーいちおしのタルトタタンがオススメです。酸味が効いて甘さ控えめ、りんごの味が素朴で美味しいです。
時々カフェ

時々カフェ

新潟市秋葉区秋葉3-2-14
営業日 基本的に隔週日・月曜日(変更することもあります)
※営業日の詳細はInstagramをご確認ください※
営業時間 11〜17時

Atelier Chiroru

アトリエは店主の藤井さんのセルフリノベーションで、2020年7月7日にオープン。週半分はアトリエとして使い、布作家として小物を製作。もう半分はお店として開け、布小物を販売しています。
 
アトリエでは、ものづくりのワークショップをしていきたいのだけど、コロナ禍で人が集まることが難しくなり、アトリエというよりは雑貨屋になっていきました。藤井さんは美濃焼きが好きということで、美濃焼きの商品が多くなり、いまは食器がメインになりつつあります。
藤井さんは古道具も好き。お店の木製建具や昔の模様ガラス、棚として使っている箪笥や、足踏みミシンなんかも素敵です。アンティークの商品も並んでいます。
 
「また人が集まることができるようになれば、ミシンを使ってのワークショップをやっていきたい。ミシンのコツを教えて、布ものづくりのお手伝いができたらいいな、と思っています」
 
お店に来れば、ミシンがあって、いつでも教えてくれる人が居て、頼れる場所があるっていいですよね。
土日はイベントに出店していることがあるので、土曜がお休みの場合もあります。
Instagramで情報発信しているので、チェックしてみてください。
Atelier Chiroru

Atelier Chiroru

新潟市秋葉区山谷町二丁目1-11
営業日 火・水・土曜日
営業時間 10:00~15:00
アトリエ脇駐車場1台+契約駐車場2台有

おうちde菓子工房 PELUCHE(プリューシュ)

ケーキ作りが好きだったので、職場や友人にケーキを振る舞っていた店主の帆苅さん。退職後はケーキ屋をやりたいなと漠然と思っていたそうです。ですが定年を待たずに、2019年9月にお店をオープン!
販売されるケーキはその日によって違います。ほかに焼き菓子があったり、たまに和菓子があったりします。
Instagramで開店日朝に、ケーキを紹介していますので要チェックですよ。
甘さ控えめ生クリームのいちごショートは私好み!ムース・オ・ショコラはしっかり甘く、ひとつひとつのケーキの味が際立っています。お試しあれ。
おうちde菓子工房 PELUCHE(プリューシュ)

おうちde菓子工房 PELUCHE(プリューシュ)

住所 新潟市秋葉区山谷町3-28-3
営業日 水曜日と土曜日 
営業時間 11:00~18:00(なくなり次第終了)

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この記事を書いた人
小柴ぱせり

72年新潟市生まれ、99年結婚、夫婦二人暮らし。イラスト描きます。 読書、創作、映画、音楽、演劇、着物など、文化系多趣味で、ちょっと?鉄子。企画運営好き。 15年-18年は信州暮らし。
https://314musubiya.9nzai.net/