立寄りたくなる癒しスポット!温泉が楽しめる道の駅<下越編>/関川村・胎内市・村上市


2023年04月18日 5097ビュー
3月になり春らしい天気が多くなってきましたが、新潟はまだ少し寒い日もありますよね。春の到来とともにアクティビティやイベントがどんどん増えてくる新潟県内。少し肌寒い日でも、積極的にお出かけしたいところ!

ちょっとしたお出かけや旅行の時、気軽に立ち寄れて休憩や買い物ができる場所といえば、「道の駅」ですが、寒さを少し感じる日は特に日帰り温泉も一緒に楽しめたら最高ではないでしょうか!?

ということで今回は、温泉が楽しめる道の駅<下越編>として3つのスポットをお届けします♨

温泉が楽しめる道の駅 <下越編>

・道の駅 関川(関川村)——桂の関温泉「ゆ~む」
・道の駅 胎内(胎内市)——新樽ケ橋温泉「クアハウスたいない」
・道の駅 朝日(村上市)——まほろば温泉、朝日きれい

道の駅 関川(関川村)——桂の関温泉ゆ~む

日本海東北自動車道の荒川胎内ICから車で約20分。雄大に流れる荒川沿いの国道113号線を上流方面に走ると、道路右手に「道の駅関川」の大きな看板が見えてきます。

「道の駅関川」は、温泉施設の「桂の関温泉ゆ~む」、関川村地域文化交流施設「ちぐら」、農産物直売所の「あいさい市」(ちぐら内)、せきかわ観光情報センター「にゃ~む」、全天候型のスポーツ施設「せきかわふれあいど~む」がある、みどころ盛りだくさんの複合施設です。
関川村と言えば、新潟県内有数の人気温泉地。高瀬温泉(たかせおんせん)、鷹の巣温泉(たかのすおんせん)、雲母温泉(きらおんせん)、湯沢温泉(ゆさわおんせん)、そして「道の駅関川」がある桂の関温泉(かつらのせきおんせん)の5つの温泉地があります。

自然あふれる関川村。雄大なロケーションと温泉を楽しむために何度も訪れるリピーターも多いようです。
中に入り、まずは自動販売機で利用券を購入。料金は、大人700円(税込・12歳以上)、小人300円(税込)です。(4歳未満無料)

なお、タオルは、100円(税込)で自動販売機にて購入でき、バスタオルは100円(税込)でレンタルすることができます。
さっそくお風呂へGO!大浴場・露天風呂・サウナなどが完備されている充実ぶり。

浴場内はとても広々としています。
ゆ~むは、源泉温度が65度とやや高いため、地下水を加水して41~42度ほどの温度に調整しています。お湯は、無色透明で、若干の温泉特有の匂いを感じます。
女性浴場には、健康的な身体づくりに効果が高いという「ウォーキングバス」が特設されています。
「ゆ~む」のおすすめは、やっぱりこの露天風呂でしょう!
この日は残念ながら雨模様だったので遠くの景色はあまり見えませんでしたが、晴れていれば関川村の山々を眺めることができます。
 
お湯の温度も丁度いい感じで、長~く浸かりながら露天風呂を満喫できました。
女性浴場のサウナは、露天風呂のとなりにあります。6人が利用できる広さで、中にはテレビ有りです。

ちなみにサウナの温度ですが、男性用が約90度、女性用が約80度と、男女で設定を変えています。これはお客さんからの要望を取り入れてのことだそうです。
こちらは男性浴場の方のサウナ。女性用サウナよりやや広く9人利用でき、私が利用したときも多くの人が利用していて、とても人気でした。
こちらは男性浴場の露天風呂。サウナの後は水風呂に入り、その後露天風呂の脇においてある椅子に腰かけ外気浴。
 
しっかりと「ととのう」ことができました。道の駅にある温泉施設としては、なかなかレベルの高い充実した温泉設備です!
こちらは64畳の広さの休憩スペース。施設内にレストランはありませんが、飲食物の持ち込みは自由。

水やお湯は無料提供しています。
ロビーにもこのような休憩場所や売店があり、ゆったりと過ごせます。

ここが「道の駅」だということを忘れるほど、充実した温泉タイムを過ごすことができました♪
桂の関温泉ゆ~む

桂の関温泉ゆ~む

営業時間:9時~午後9時30分
休館日:毎月第3水曜日(休日の場合は翌日)
入館料:大人700円(12歳以上)、大人(村民等)500円、小人300円(4歳未満無料)、障がい者及び介助者300円(介助者は同伴1名様まで)※全て税込み価格

「道の駅 関川」をチェック!

「桂の関温泉ゆ~む」の次は、関川村地域文化交流施設「ちぐら」で地元産品をチェックしましょう!
施設の前には「足湯」があり、親子連れが利用されていました。足だけでも温泉に!という人には嬉しいですね♪
お土産ものがたくさん並ぶ店内。スイーツやパン、お酒など地元産品を中心に販売されています。
「道の駅」と言えば、地元の採れたての野菜や果物が売られていることが多く、とても人気ですよね。ここでも、農産物直売所「あいさい市」があり、新鮮な野菜などがずらりと並びます。関川村ならではの季節の旬をチェックしましょう!
屋外の売店では鮎の炭火焼が販売されていたので、焼きたてを購入!これが、めちゃくちゃ美味しかったです。こういうのも「道の駅」らしいグルメですよね♪
 
「温泉」「お土産物」「食」と、「道の駅関川」を満喫しました。
道の駅 関川

道の駅 関川

住所:新潟県岩船郡関川村大字上関1252番-1
駐車場:普通車:280台(無料)、大型車:16台(無料)
営業時間:(観光情報センター)9時30分~16時
問い合わせ:公益財団法人関川村自然環境管理公社(電話0254-64-0252)

道の駅 胎内(胎内市)——新樽ケ橋温泉「クアハウスたいない」

2つ目の「道の駅×温泉」スポットは、日本海東北自動車道の中条ICから車で約15分。胎内市の「道の駅 胎内」です。
 
観光案内所がある「道の駅胎内」の周辺に、「樽ヶ橋河川公園」、「越後胎内観音」、「樽ヶ橋遊園」があり、散策しながら見てまわれるようになっています。
 
その中でも遊園地と動物園がミックスしたレジャースポット「樽ヶ橋遊園」は、親子連れが多く訪れる人気の施設です。(今年の開園は4月1日から)
「道の駅胎内」に隣接する施設が、新樽ケ橋温泉「クアハウスたいない」です。

「クアハウス」は、ドイツ生まれの多目的温泉保養館。体力や健康状態に応じた運動と温泉入浴に、リラクゼーションを組み合わせ、楽しみながら安全に、効果的に健康づくりを行う施設のことをいうそうです。

「クアハウスたいない」は、温泉浴や水泳を楽しめる「バーデ・プールゾーン」(水着着用)、「お風呂・サウナ」、「トレーニングゾーン」を備えた、健康増進を目的とした大型施設です。
施設1階の「プールゾーン」。25メートル×3レーンの温水プールで、水泳や水中ウォーキングが出来ます。プールの水温は、30度~32度に保たれており、オールシーズン楽しめます!
子どもに大人気の全長30メートルのウォータースライダーもあり!
2階の「バーデゾーン」は、いろいろな浴槽でさまざまな温泉浴を体験することができます。こちらは、「全身浴・半身浴」。

水着着用で男女共用エリアなので、家族や友達とわいわい楽しめます!
こちらは浴槽の底からブクブク泡沫が出て刺激する「気泡浴」。
強めの水圧で体を刺激してくれる「圧注浴」。いい感じの”圧”で身体の疲れを癒やしてくれます。
こちはら「寝湯」です。何も考えず、外の景色を楽しみながらゆっくり寝てください・・・
ストレス解消、腰痛・肩こりの解消、肥満解消、美容など、いろいろな健康増進の目的に応じた「入浴コースのご案内」があるので是非参考に。

広々とした空間で、窓から明るい光が差し込みとても開放的なバーデゾーン。温泉施設とはちょっと違ったスパリゾート的な雰囲気を楽しむことができました♪
水着の着用は不要の「お風呂・サウナ」だけの利用もOKです。泉質はアルカリ性単純温泉で、無色透明。温泉特有の香りは特に感じません。

バーデゾーンのお風呂と比較すると小さめですが、温泉利用だけの人もとても多くいました。
10人ほどが座れるサウナはこんな感じです。温度は約100度と、比較的高めの設定です!こちらも満員になるほどたくさんの方が利用されていました。

「道の駅 胎内」(たるが橋観光交流センター)をチェック!

「道の駅 胎内」(たるが橋観光交流センター)と、周辺施設は、胎内の豊かな自然に囲まれていて、身体だけでなく心もリフレッシュできるスポット。たまに野生の猿が歩いていることもあるそうです。

このログハウス風の建物が、観光案内所と売店がある「道の駅 胎内」(たるが橋観光交流センター)です。
売店には胎内市でつくられたものを中心に販売されています。
こちらは胎内産米粉を使用して作った胎内高原スイーツ「プレミアムTAINAIみにばうむ」1個税込302円。

他にも胎内産の食材にこだわったスイーツなど多数。是非チェックしてみてください!
店内には薪ストーブがあり、訪れた人に温もりを降り注いでくれていました。この日は少し寒い日だったこともあり、暖炉の火に癒やされました。
 
ここ「道の駅胎内」から車で約15分の場所には、胎内スキー場があります。スキーの帰りに立ち寄って、温泉や買い物などを楽しむというのもいいですね!
「道の駅 胎内」(たるが橋観光交流センター)

「道の駅 胎内」(たるが橋観光交流センター)

住所:新潟県胎内市下赤谷387番地1
営業時間:9:00~17:00
定休日:無休
普通車:25台
問い合わせ:胎内市観光協会(TEL 0254-47-2723)

道の駅 朝日(村上市)朝日みどりの里——「まほろば温泉」

道の駅×温泉「下越編」最後にご紹介するのは、日本海東北自動車道の朝日まほろばICから車で約2分。国道7号線沿いの「道の駅 朝日」がある複合観光施設「朝日みどりの里」まほろば温泉です。
「朝日みどりの里」全体の敷地面積は4万9,778平方メートル。「道の駅」を含む複合施設としては新潟県内でも有数の広さを有し、物産館、農産物直売所、温泉施設、宿泊施設、スパ施設などがあり、一年を通して様々な楽しみ方が出来るスポットです。

ではさっそく温泉施設「まほろば温泉」へ。
とても開放的な露天風呂があります!県北の雄大な自然を楽しめます。この日はあいにくの雨模様でしたが、晴れた日は遠くの山々の風景を眺めることができます。
露天風呂を囲む岩がとてもいい雰囲気。地下1300mから涌き出るまほろば温泉は、湯量が豊富で効能も高いのだそう。とろりとした柔らかなお湯は、『美人の湯』とも呼ばれています。
こちらは内湯。窓が大きくて外の光がたくさん差し込み、内湯でも露天風呂のような開放感がありました。

お湯は透明です。お風呂を上がった後もしばらく体のポカポカが続くほど、身体の芯から温まるお湯でした♪
まほろば温泉

まほろば温泉

営業時間 10:00〜21:00 最終受付 / 20:30
休館日:毎月最終火曜日、ほか臨時休館あり
料金:大人(中学生以上)500円、子ども(小学生)250円、小学生未満無料
問い合わせ:0254-72-6627

「朝日みどりの里」での“温泉”の楽しみ方はもう一つ!温泉を利用したスパリゾート施設「朝日きれい館」です。
25メートルの温水プール(水泳ゾーン5レーン+歩行ゾーン2レーン分)を、すっぽりと包み込んだドーム型の大きな施設!一年中プールを楽しめる施設です。
プールサイドには温泉浴やサウナが楽しめる「バーデゾーン」があり、こちらは水着着用で利用。温泉浴では、「圧注気泡浴」があり、泡のマッサージで新陳代謝がガンガン促進されます!
寝湯です。外の景色をみながらのんびりと過ごせますzzz
子どもたちに人気のウォータースライダーもあります!ですが、冬季間は休止していますのでご注意を。今年は4月から開始されるそうです。
「プールゾーン」では水泳するレーンとは別に、水深80センチメートルの歩行トレーニングなどが行えるレーンがあります。健康増進のために日常的に利用される地元の人も多いのだそうです。
こちらは裸浴で利用する「スパゾーン」。落ち着いて温泉を楽しみたい人にはコチラもおすすめ。露天風呂もあります!
「まほろば温泉」を利用したスパリゾート「朝日きれい館」は、寒い日も関係なく水着で遊んだり運動したりして一日を過ごせるHOTなスポットでした♪
朝日きれい館

朝日きれい館

営業時間:10:00〜21:00(最終受付 20:30)※営業時間に変更が生じる場合あり
休館日:毎月最終月曜日、ほか臨時休館あり
料金:大人(温泉のみ)500円、(温泉・プール)1,000円、中学生(温泉のみ)500円、(温泉・プール)800円、小学生(温泉のみ)250円、(温泉・プール)500円、小学生未満無料
お問い合わせ:0254-60-2010

道の駅朝日がある「朝日みどりの里」をチェック!

とても広くて様々な施設がある「朝日みどりの里」。全ては紹介しきれませんが、おすすめポイントをピックアップしてお伝えします。
 
道の駅といえば、地元で採れた新鮮な農作物が手に入る「農産物直売所」が人気ですが、朝日みどりの里のそれは特に要チェックです!
村上市の朝日地区は、自然豊かな山あいの場所。春先には山菜がとても豊富に並びます。
この農産物直売では120軒の地元農家などが登録していて、通年でも常に60軒ほどの農家から入って来る農作物が並ぶそう。この日も緑が美しい採れたての「ふきのとう」や「たらの芽」などの春の山菜がたくさん並んでいました。
 
4月にかけて山菜はまだまだ多くなるそうで、その豊富さゆえに、新潟市の料理店から仕入れに来る人もいるのだそうです!
 
県北の自然にはぐくまれた季節の味覚。ぜひ立ち寄ってみてください!!
農産物直売所

農産物直売所

営業時間:夏期(4〜10月)/ 8:00〜16:30、冬期(11〜3月)/ 8:00〜15:30 ※営業時間に変更が生じる場合があります
臨時休館あり
お問い合わせ:0254-72-1570

「朝日みどりの里」内の施設をもう一か所ご紹介!地元村上市や新潟県内の定番みやげなどを取り揃える「物産会館」です。
 
地酒・鮭製品・伝統工芸の村上木彫堆朱などの村上特産品のほか、朝日地域の希少なオリジナル商品までたくさん取り揃えています。
村上特産品と言えば「鮭」が有名ですが、複数の企業が提供する様々な加工品が販売されています。いろいろな商品を比較しながら見ることができるところは、道の駅の物産店のいいところですね!
物産会館に立ち寄ったなら、ぜっっっっっ対にチェックして欲しいものがあるんですよ!!!
それがこれ。
「朝日みどりの里」でしか買うことが出来ない販売本数限定の人気ワイン、
 「山ぶどうワイン」です
村上の秘境と呼ばれる村上市高根地区。ここの天蓋高原で栽培されているヤマブドウを100%使用した「山ぶどうワイン」。毎年のヤマブドウの収穫量によって製造されるワインの量がきまり、その年によって出荷本数が変動するそうです。

朝日みどりの里でしか販売されない「山ぶどうワイン」。今年は比較的ヤマブドウが収穫できたとのことで、約2,000本の販売です。例年だとゴールデンウィークの頃には売り切れるのだそうです。

さらに、道の駅朝日の駅長の松村さんに今年の出来を聞くと、「私が関わって10年になるのですが、今年は10年で1番美味しいと思います」と話していました!

山ぶどうワインは、酸味が強めですがとても飲みやすいのが特徴。朝日みどりの里に立ち寄った際は、是非チェックしてみてください!もちろん私も買いました♪
物産会館

物産会館

営業時間:夏期(4〜10月)/ 9:00〜18:00、冬期(11〜3月)/ 9:00〜17:30
臨時休館あり
問い合わせ:0254-62-7812

気軽に立ち寄れて大満足!「道の駅×温泉」を堪能しよう♪

温泉がある道の駅「下越編」として、3か所をレポートしました!
 
・道の駅 関川(関川村)——桂の関温泉「ゆ~む」
・道の駅 胎内(胎内市)——新樽ケ橋温泉「クアハウスたいない」
・道の駅 朝日(村上市)——まほろば温泉、朝日きれい館
 
今回伺った道の駅にある温泉施設は、いずれも優れた泉質の本格的な温泉でした。スパリゾートとして一年中楽しめる場所もあり、リラックスと健康増進の両方を叶えてくれるところでした。
 
さらに道の駅施設で地元の特産物をGETできるという嬉しい組み合わせ!冬場はもちろんのころ、夏場でも気軽に立ち寄って汗を流せる場所として、道の駅×温泉があるスポットをご利用してみてはいかがでしょうか。
 
今回は「下越編」をお伝えしましたが、県内にはまだまだ温泉がある道の駅はたくさんありますので、中越・上越も巡ってみたいと思います♪

温泉が楽しめる道の駅<下越編>で訪れたスポット

この記事を書いた人
中林 憲司(なかばやし けんじ)

1978年新潟県加茂市出身。サラリーマンからライター&ブロガーに転身し第二の人生をスタート。愛する新潟と人生を探訪中。