オープンテラスが心地よい絶品スイーツのお店、パティスリー スフェール/湯沢町
2023年12月12日
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来客の約半数が県外からという湯沢町の「パティスリー スフェール」。もとは明治28年創業の老舗和菓子店「丸屋」が始まりでした。その名を継承し、フランス語で「球体・丸」を意味する「スフェール」という店名の洋菓子店をオープンしたのは、2004年12月のこと。当初は湯沢駅前で営業していましたが、2013年9月に現在の場所で、移転新築オープンしました。
店名由来のケーキから、季節限定の人気商品まで
お店に入ると、ショーウィンドウにはおいしそうなケーキがずらりと並んでいます。NGT48のメンバーがテレビ番組のレポートで訪れた際に、歓声をあげたのも納得です。季節商品から定番商品まで、常時20種類前後のケーキが並びます。
こちらは店名と同じスフェール(税込540円、以下すべて税込表記)。お店のパンフレットの表紙にも使われている看板ケーキです。レモンクリームを入れたホワイトチョコムースの土台はチョコレートクランチで、食感も楽しめる一品になっています。
一番人気は定番スイーツの鉄板、苺のショートケーキ(497円)です。苺がハート型にカットされているのが可愛らしいですね。
こちらは季節商品のシブースト・ポワール(540円)。秋限定の販売で、毎年「今年はいつからですか」と問い合わせが入るほどだとか。ファンにとってはよほど名残惜しいのか、そろそろ終わりかな…という頃になると「今年はいつまで販売しますか」という問い合わせもよく受けるそうです。
人気の季節商品をもう一品。桃のタルトです。贅沢に桃をまるごとひとつ使ったスイーツで、種をくり抜いてカスタードクリームを入れています。6月から8月にかけての販売で、こちらもシーズンが来ると「まだですか」と聞かれるほど、毎年心待ちにしている人がいるそうです。
新潟県にこだわったスイーツ
お土産の人気商品もご紹介。雪国の楽しい冬遊び「かまくら」をイメージしたかまくらチーズケーキ(1,404円)は、ふわふわと生地の軽いスフレタイプ。大きくてボリュームがあるので、ワンカットずつだと4人くらいで食べるのがちょうど良いそうですよ。左の越後湯沢コッコロール(1,404円)は、お土産人気ナンバーワンの商品です。
こちらは丸屋時代から続く商品のひとつ。魚沼産コシヒカリの上新粉を使ったしんこ餅(108円)です。現オーナーの高橋康裕さんのお父さんが手づくりしている一品で、根強いファンがいるそうです。白い生地がこし餡、緑のヨモギ生地がつぶ餡です。
お日持ちのする焼き菓子は、ショーウィンドウから少し奥に入ったところにコーナーがあります。
こちらも人気商品の、雪国ばぅむ(1728円)。川端康成の小説『雪国』にかけたデザインで、中のチョコレートがトンネル、外側のプレーン味を雪に見立てた2層のバウムクーヘンです。
油を使わず焼き上げたヘルシーな焼きドーナツ、うん米(まい)リング。和三盆、ショコラ、雪室珈琲、ストロベリー、きなこ、抹茶の6つの味わいが楽しめます(各259円)。使われているのは、地元魚沼産コシヒカリの米粉です。
ほかにも同じく地元魚沼産コシヒカリの米粉を使い、ライス・パフを入れたサクサク食感のリ・サブレ(194円)、新潟カステラふわり(プレーンと村上抹茶の2種類、1,080円)などもありますよ!
魚沼の自然の風景が楽しめるカフェコーナー
お店の奥へと進んで行くと、カフェコーナーがあります。席数は18席ほど。天井が高く開放的な空間です。窓の外に見える緑がキレイですね。こんなところでゆっくりスイーツとお茶を飲みながら過ごすだけで、日頃の疲れも吹き飛んでいきそうです。
お店の裏には芝生が敷き詰められた庭が広がっています。なんとこの場所、大部分をオーナーの高橋さんが自ら手掛けたそう!「景色が良いので、何とかここを有効活用したい」と思い、数年かけてコツコツと作り上げていったそうです。
こちらのスペースを使って「朝活」が行われました。7時半頃から1時間程度ヨガをやって、その後ゆっくりと外で朝食…という流れになるそうです。開催は不定期なので、お店の公式HPやSNSをぜひチェックしてみてください。
朝食はクロワッサンとプティフール、サラダがワンプレートで提供されます。ヨガレッスン込みで料金は2,500円ほど。クロワッサン(259円)は、パン・オ・ショコラ(281円)とともに店内で販売もされています。
テラス席も設けられていて、目の前には見事なロケーションが広がっています。せっかくなので、外で紅茶とケーキをいただきました。選んだのはシャインマスカットのショートケーキと、シブースト・ポワールです。マスカットは県内産のものを使用。真っ白な生クリームとマスカットの瑞々しい緑色の組み合わせは目にもおいしい一品です。
こちらはシブースト・ポワール。キャラメリゼされたシブーストの表面、洋梨の実やカスタードクリームが入っているケーキ生地、そしてそれを支えるのは固めのタルトです。カリカリ、ふわふわ、ザクザクと、ひとつのスイーツで多様な食感が味わえるのも魅力のひとつ。形が崩れることを恐れず、一気にザクッとフォークを入れて食べることをおすすめします。
おいしいスイーツと緑豊かな湯沢の景色も堪能したあとは、おみやげ一番人気という越後湯沢コッコロールを買って帰りました。外箱にはかわいいマップが描かれていましたよ。
ソフトな食感と、濃厚なクリームがたまりません!
パティスリー スフェールでは、越後姫のパフェ、桃のパフェ、マンゴースムージーなど季節ごとに、旬を味わえるスイーツを提供しています。何度でも訪れたくなりますよ!
パティスリー スフェールでは、越後姫のパフェ、桃のパフェ、マンゴースムージーなど季節ごとに、旬を味わえるスイーツを提供しています。何度でも訪れたくなりますよ!
パティスリー スフェール
住所:南魚沼郡湯沢町湯沢1797-3
TEL:025-784-2026
営業時間:10:00-18:30
定休日:水曜日
パティスリー スフェール
この記事を書いた人
長岡市のリバティデザインスタジオで、夫とともにグラフィックデザインやコンテンツ制作を行う。アート、映画、文学、建築、カフェ巡り、旅行、可愛いものが大好き。ウェブマガジン「WebSkip(https://webskip.net/)」も細々と更新中