べっ甲色の源泉かけながし「寺宝温泉」でのんびり湯治の一人旅/長岡市
2025年12月22日
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温泉には一年中、いつでも行きたいですが、それでも特に行きたくなるのは寒くなる頃ですね。日帰り温泉もいいですが、それより宿泊して、ゆったり何度も温泉に入れる方が最高です。そして、誰かと一緒に行くのも楽しいですが、私は一人で温泉宿に泊まるのが好きなのです。
だって、一人で気ままに温泉に入れるなんて、一番最高じゃないですか。ご飯は食べたいときに食べて、ビールだって飲みたいように飲んで。温泉で身体がポカポカになったら、部屋でゴロンと横になって、眠かったら寝てもいいし、読みたかった本を、ここぞと持って行って、読むのに飽きたらもう一回、温泉に入るもよし。
でもですね、一人で予約するの、悩むんです私。そもそも、宿に「一人部屋」が少ない場合が多いです。「二人部屋に一人で泊まってもいいですよ」っていう場合もありますが、割高になります。食事は「食べたいときに食べる」ようにしたいので、素泊まりがよくて、適当に食べたい物を持ち込みたいのです。できれば1万円以内で泊まれて、なんといっても譲れないのは、泉質の良い温泉!
だって、一人で気ままに温泉に入れるなんて、一番最高じゃないですか。ご飯は食べたいときに食べて、ビールだって飲みたいように飲んで。温泉で身体がポカポカになったら、部屋でゴロンと横になって、眠かったら寝てもいいし、読みたかった本を、ここぞと持って行って、読むのに飽きたらもう一回、温泉に入るもよし。
でもですね、一人で予約するの、悩むんです私。そもそも、宿に「一人部屋」が少ない場合が多いです。「二人部屋に一人で泊まってもいいですよ」っていう場合もありますが、割高になります。食事は「食べたいときに食べる」ようにしたいので、素泊まりがよくて、適当に食べたい物を持ち込みたいのです。できれば1万円以内で泊まれて、なんといっても譲れないのは、泉質の良い温泉!
私の要望を満たす宿を見つけました!
私の住む南魚沼市から、車に乗って、高速道路を使うと約1時間、使わなくても1時間半くらいで長岡市まで来られます。長岡市辺りまでを中心に、良い温泉はないかと探していました。そこで見つけたのが、長岡市の「寺宝温泉」。これは、良さそう…!と思いました。
ホームページには「泡の付くお湯は塩化物泉、紅茶のようなべっこう色はモールの単純泉」とあります。パンフレットには「地下1000mからの源泉を全ての浴槽へ 100%掛け捨ての療養泉」とも。すごくないですか…!?
ホームページには「泡の付くお湯は塩化物泉、紅茶のようなべっこう色はモールの単純泉」とあります。パンフレットには「地下1000mからの源泉を全ての浴槽へ 100%掛け捨ての療養泉」とも。すごくないですか…!?
さっそく、一人部屋を予約
6畳の和室です。私が宿泊したのは11月だったのですが、料金4,800円(税込)でした(2026年1月より料金変更となり5,300円)。予算に余裕で収まってうれしい!
きれいな、べっ甲色の温泉
チェックインは午後1時から、チェックアウトは午後10時です。浴場の利用は、午前6時から午後9時まで。つまり、到着後はすぐ温泉に入れますが夜は9時まで。就寝した後に起きたら、朝は6時からチェックアウトするまで入れます。
浴場に入ると、同じ大きさの浴槽がふたつありました。ぬる湯と加温した湯でした。
浴場に入ると、同じ大きさの浴槽がふたつありました。ぬる湯と加温した湯でした。
日帰り温泉の利用時間は午前8時から午後8時までなので、夜の1時間だけと、朝の2時間だけは宿泊者だけの利用になります。すごいなと思うのは、夜9時から毎日清掃して、朝4時から6時まで温泉をはりこむのだそうです。となると、朝6時に入りたい…!となるじゃないですか。
朝5時半に起きて、5時55分には浴場に向かいました。私だけかなと思ったら、何名かの人がすでに待っていて「さすが、みんな知ってる!」と思いました。
朝5時半に起きて、5時55分には浴場に向かいました。私だけかなと思ったら、何名かの人がすでに待っていて「さすが、みんな知ってる!」と思いました。
前日も、もちろん入浴したのですが、ためたばかりの温泉は格別に気持ちいい。宿泊者だけなので人数も少なく、シンとした中で、お湯が流れ落ちる音やコポコポと泡立つ音を聞いているのも楽しい。
浸かると細かい気泡が全身についてきます。腕を撫でると、シュワシュワと気泡が上がるのが心地よく、ぬる湯に首までトップリ浸かりながら、飽きることなく気泡を眺めていました。
そして驚いたのが、カランから出るお湯も、べっ甲色だったんです。チェックアウトのとき、受付の方に「カランから出るのも、温泉なんですか?」と聞いたら、温泉なんだそうです。どんだけ豊富な温泉噴出量なんでしょう、と感激しました。
そして驚いたのが、カランから出るお湯も、べっ甲色だったんです。チェックアウトのとき、受付の方に「カランから出るのも、温泉なんですか?」と聞いたら、温泉なんだそうです。どんだけ豊富な温泉噴出量なんでしょう、と感激しました。
露天風呂もありました。男女入れ替えです。当日、私が入った露天風呂は3つあったので、広さを感じて、のんびりと浴槽を独り占めでき、贅沢な時間を過ごせました。
日帰り温泉でも利用できます
日帰り入浴は大人800円、子供600円(税込)で利用できます(2026年1月より料金変更となり大人900円)。休憩スペースがあります。
ドアを開けて宿泊部屋に入ると、オール電化のキッチンとウォシュレット付自動式トイレ、洗面台がありました。
大きい冷蔵庫と電子レンジがうれしい~。ここに住めそうです。まるで、一人暮らしのアパートを借りました、と疑似体験できるような気分です。
記念に、温泉タオルを購入しました。この薄さが使いやすくていいんですよね。
「療養泉」で湯治ができて、のんびり過ごせる寺宝温泉。手頃な価格なので、今度は長いお休みをとって、もっとのんびり泊まりにきてみたいと思っています。
「療養泉」で湯治ができて、のんびり過ごせる寺宝温泉。手頃な価格なので、今度は長いお休みをとって、もっとのんびり泊まりにきてみたいと思っています。
寺宝温泉
【住所】新潟県長岡市寺宝町82
【電話】0258-29-4126
【宿泊】チェックイン:午後1時から/チェックアウト:午前10時
【日帰り入浴】午前8時~午後8時 ※日帰り個室利用もできます
【定休日】不定休 ※営業時間は変更する場合もあります
長岡の人から「蔵王様」の愛称で親しまれる金峯神社
寺宝温泉を後にして、せっかく長岡に来たので、少し足を延ばしてみることにしました。
訪れたのは、寺宝温泉から約7キロ、車で15分くらいの場所にある「金峯神社(きんぷじんじゃ)」です。長岡の人から「蔵王様」の愛称で親しまれているとパンフレットに書いてあります。
写真は「一の鳥居」ですが、参拝駐車場は社務所の近くにあります。
訪れたのは、寺宝温泉から約7キロ、車で15分くらいの場所にある「金峯神社(きんぷじんじゃ)」です。長岡の人から「蔵王様」の愛称で親しまれているとパンフレットに書いてあります。
写真は「一の鳥居」ですが、参拝駐車場は社務所の近くにあります。
「和銅2年(709年)、元明天皇の勅願により、北国鎮護のために、古志郡楡原(長岡市楡原)の地に大伽藍を建立し、大和国吉野(奈良県吉野)の金峯山寺本堂(蔵王堂)の本尊・金剛蔵王大権現の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。」(パンフレットより抜粋)
狛犬ではなく、神馬が鎮座していました。7月15日の例祭日には、馬に乗って走りながら弓を射る儀式である「流鏑馬(やぶさめ)」が行われており、長岡市無形民俗文化財に指定されているそうです。
樹齢約800年という、ご神木の「蔵王の大欅(けやき)」。こちらも長岡市指定文化財に指定されています。
金峯神社は、長岡の街の中にありながら、境内に入ると静けさと清らかな空気に包まれる場所でした。長く地域の人々に親しまれてきた歴史を感じつつ、自然と心が落ち着いていくのを実感できます。ぜひみなさんも、長岡へ来られた際にはお参りしていただければと思います。
金峯神社は、長岡の街の中にありながら、境内に入ると静けさと清らかな空気に包まれる場所でした。長く地域の人々に親しまれてきた歴史を感じつつ、自然と心が落ち着いていくのを実感できます。ぜひみなさんも、長岡へ来られた際にはお参りしていただければと思います。
金峯神社
【所在地】長岡市西蔵王2-6-19
【アクセス】JR長岡駅大手口からバス15分・関越自動車道長岡ICより車で15分
【駐車場】有り
【問合せ】金峯神社社務所 TEL:0258-32-2337
寺宝温泉と金峯神社
この記事を書いた人
南魚沼市在住。趣味は写真撮影と読書で、本で調べた所へ行って写真を撮ることをライフワークとしています。神社彫刻が好きで、幕末の彫刻家・石川雲蝶と小林源太郎、「雲蝶のストーカー」を公言する中島すい子さんのファン。地域の郷土史研究家・細矢菊治さんや、地元を撮影した写真家・中俣正義さん、高橋藤雄さんのファンでもあります。