佐渡ならではの商品はここにある!スーパーの中にある喜右エ門・よらんか舎で買える「佐渡んもん」/佐渡市


2024年06月03日 8709ビュー
せっかく旅行に行ったなら、その土地ならではのものが食べたいですよね。

佐渡には、佐渡ならではの食材、商品、おいしいものがめちゃくちゃあります!

例えば、いご草と水のみで作られるシンプルな食品「いごねり」!ちなみにトップ画像のえご草(佐渡ではいご草とも呼ばれる)は、いごねりの材料で、お店で売ってるの初めて見ました!
昨今佐渡市出身の動画クリエイターけえ【島育ち】さんの替え歌やいごねり呼び出し動画に出てきたことで県外のけえさんファンの子どもがいる友人に「いごねりがどこにも売ってない!送って」と言われたことがありました。
【替え歌】YOASOBI「アイドル」佐渡ヶ島フルver.【推しの子】
けえ【島育ち】

けえ【島育ち】

「サードーガーシーマ!」と叫び続けること約2年、YouTubeのチャンネル登録者数は67万人を突破。
全国のキッズたちに佐渡ヶ島旋風を巻き起こしている超田舎者の佐渡ヶ島系動画クリエイター。
生まれ育った佐渡ヶ島を盛り上げるべく、310(さど)万人を目指して邁進中!

送る際、佐渡の地元スーパーで買い物をしていると……

「とにかく堅いかりんとう」「みそ汁に入れるとおいしいアレ」「人気すぎて売り切れで買えない水」など、佐渡の人にとっては当たり前だけど他では手に入りにくい、おいしいものが多々あることに気づきました!
やっぱり佐渡は面白いし、ちょっと変わった島でしか買えない、おいしいものもいっぱいある。

というわけで今回は、佐渡に3年住んでいた私が、離島佐渡のご当地食品やそれらを買えるお店を2つ紹介します。

佐渡の地元民が大好きなものが勢ぞろい!「佐渡の山田屋 喜右エ門」

佐渡に渡って両津港から車で約30分、小木港からは約45分の場所、佐渡の中の都会、佐和田にあるのが「佐渡の山田屋 喜右エ門」さんです。
「佐渡セントラルタウン」のコメリ、GEO、道を挟んで、大きなスーパーMARUIの中にお店があります。

必要なものを隣のスーパーで、佐渡らしいものを喜右エ門さんで買い出しできるので、キャンプや日常の買い物でもよく行くお店です!
あった!こちらが「喜右エ門」さんです!

佐渡で11代続く酒屋、山田屋・喜右エ門として、お酒の他に地域のつながりを活かした野菜、魚、果物……様々な商品が揃っています。

早速、ご当地商品の一部を紹介していきましょう~
まずはお魚!私は冬に訪れたのですが、佐渡の牡蠣や甘エビなど、佐渡の冬の海の幸がてんこもりでテンションが上がります!
キッチン付きのゲストハウスなどで自分で料理もできる場合はぜひこちらも覗いて佐渡の食材を使ってみてはどうでしょう~私はこの牡蠣を買って、鍋にしました!

佐渡は加茂湖と、沢根の2種類の牡蠣があり、牡蠣祭りも開催されています!牡蠣好きはイベントを狙って佐渡にいくのもおすすめです!
いごねりももちろんあります!

いごねりは、佐渡で昔春~秋の終わりごろまで、冠婚葬祭の際など人が集まるときに各家庭で作っていました。

いご草をゆで、固めて作り、巻いて出てくるのが佐渡のいごねり、新潟市では四角に固めた角いごねりが主流
と、同じ新潟県内でもちょっとスタイルが違います。

こちらは丸中商店さんのいごねり。けえさんの動画に出てくるいごねりは早助屋さんのものですが、佐渡にはいくつかいごねりを作っている会社さんがあり、味も食感も違い、佐渡島民それぞれにひいきのいごねりがある様です。

スーパーごとで取り扱ういごねりが違うので、スーパーを回っていごねりの食べ比べをしても面白いと思いますよ~!
こちらにもありました!けえさんの替え歌の歌詞に出てきていたいももちです!

蒸かしたさつまいもに、砂糖と小麦粉を少し加えて練って短冊状に形成し、乾燥させたもので、おやつとして重宝します。

秋~冬には島内でも見つけやすい気がします。私は子どもが小さい頃、よく小木に行ってまとめ買いしていました。ここに、あったのか……。
そしてそして、こちらも替え歌に出てきていたおけさ柿(干し柿)

その年によりますが、10月末あたりから柿が、そのあとおけさ柿の干し柿が冬に楽しめます~♪
柿はシーズンがあるので、その時に行かないと食べられませんが、島内を回っていて、こういう背の低い木を見つけたら、おけさ柿の木です!

私は佐渡に来るまでこういう木をあまり見たことがなかったので新鮮でした!低い木だと収穫しやすいですよね。
佐渡の義母さんに毎回もらっていて、いつの間にか好きになっていた、すっごいかたいかりんとうも、お土産やおやつに超、おすすめです!歯に気を付けて楽しんでください!
パッケージがめっちゃ可愛い「かやの実かりんとう」は佐渡の赤泊のかやの木からとったかやの実を使ったローカルお菓子

佐渡出身の女性がUターンして、その味を受け継いで作っているもので、お土産としても人気!私はさとう味が好きです。
佐渡の塩を使った人気お土産「シーグラスキャンディ」もありました!

佐渡の女の子が海でシーグラスを拾った時の「これ食べれたらいいのにね」という一言から生まれたカラフルでかわいいキャンディ。お土産にすごく喜ばれます♪
酒屋、山田屋・喜右エ門さんなので、もちろんビールにワインに、焼酎、日本酒とお酒の種類も豊富です。
けえさんの替え歌の歌詞に出てくる北雪はもちろん、日本酒激戦区新潟でもファンの多い「至」や「風和(かぜやわらか)」も当たり前に買えるのにはテンションが上がります!
佐渡が誇るめちゃうまソーセージ&サラミの「へんじんもっこ」もあるし、
至極のレアうまバターが一部マニアに人気の佐渡乳業のチーズもあるし、ぜひ色々買って、食べて、佐渡の味を楽しんでほしいです。
もちろん野菜など、本当にローカルなものがたくさん揃っているので、佐渡の食材しばりで食事を作って食べるのも楽しそう~!
あ!塚本こうじ屋のお味噌もある!

酒精や添加物を一切使わず、三日三晩手塩にかけて育んだ手こうじをたっぷりと混ぜ合わせて寒仕込みで1年間熟成させる昔ながらの手造り味噌です!

地元ファンが多いのはもちろん、佐渡に来たら買って帰りたいっていう人もいるお味噌なんですよね~!
通販では売り切れも多いという、佐渡海洋深層水も爆買いできそう~!
佐渡海洋深層水で入れるコーヒーもめっちゃおいしそうですね~!
佐渡市認証米「朱鷺と暮らす郷」も売ってます!

朱鷺との共存を目指して、地域で使う農薬の基準より化学合成農薬、化学肥料を5割減らしてつくられた田んぼのお米です。

佐渡のお米は、普通に食べてもおいしいですが、冷めてもうまいのが特徴なんですよ♪

実は、喜右エ門さんから約500mの位置にクロネコヤマトさんもあるので、重たいものでもまとめて買って郵送するのもありですね!

佐渡の山田屋 喜右エ門で佐渡産のおいしいものを買ってみて

喜右エ門さんは、へんじんもっこや、佐渡乳業のスイーツ、お酒が一気に揃うので私も佐渡に行った際は絶対寄るお店です。

佐渡のゲストハウスなど自炊しながら宿泊できるところも増えているので、喜右エ門さんでたくさん地元らしいものを買って料理しながらより佐渡らしい味を楽しむのもおすすめですよ!
佐和田に行った際はぜひ寄ってみてください。
佐渡の山田屋 喜右エ門

佐渡の山田屋 喜右エ門

住所:新潟県佐渡市窪田6-2
電話:0259-57-5808
営業時間&定休日:佐渡セントラルタウンに準じる

地元民の信頼もあつい直売所「新鮮空間よらんか舎」

もう一つぜひチェックしてほしいお店があります。

エーコープ佐渡金井店の中にある直売所「新鮮空間よらんか舎」!
両津港から約20分、小木港からは約40分、佐渡の金井にある直売所で、佐渡らしいあれやこれが並んでいてわくわくが止まらないお店なんです!
直売所のイメージ通り、たくさんの季節野菜、花、果物が所狭しと並んでいます。

さーらーに!!!
冷蔵商品や、お土産にピッタリの商品も多数並んでいます。
お!よらんか舎にもいごねりありました!

こちらは、佐渡前浜産 きいろやさんのいごねり
へんじんもっこも発見!サラミはお酒のあてにピッタリだし、あらびきウインナーは佐渡のキャンプ場でBBQする時に買っていくととってもhappyになれますよ!!!
佐渡乳業で私が一番大好きでデザートに選びがちな農場レアチーズデザートも発見!バター、チーズ、牛乳どれをとっても違いの分かる味なので、ぜひ手に取ってみてください!
幻のバターともいわれる佐渡バターも発見!

価格は高めですが、手づくり少量生産で、佐渡でも一人ひとつまでと購入制限があるくらい人気のバター。見つけたら購入しちゃうんですよね~。
おけさ柿の干し柿も発見!(※こちらもその年によりますがおけさ柿が10月中旬~、干し柿は12月頃~、商品がある時期のみの販売です)
おけさ柿と干し柿は季節によっては売ってませんが、おけさ柿の酢なら通年購入できそう~!
こちらは打ち豆!私は佐渡で初めて見て驚きましたが、野菜の不足する冬を乗り切るため佐渡に古くからある伝統栄養食品なのだそう。

大豆をつぶしたもので、10分ほど煮込むだけで手軽に大豆の栄養をとることができ、炒める場合は水で数分戻してから使える優れものです。
お!かやの実かりんとうも発見!
けえさんの替え歌にも出てくる佐渡もずくとうにのりも発見!

ごはんのお供にも、豆腐にネギと載せるのも◎お酒のあてにもピッタリの逸品です!
このビジュアルのかわいいパックは島民にはなじみのある佐渡牛乳のパッケージ。側面が朱鷺の羽になっていて、牛乳パックを3本そろえて並べると、1羽の朱鷺になるんです!

1リットルの牛乳を持って帰るのは悩みますがこちらの中身はお土産にピッタリのカステラが入っています!
ポップなおじさんが目を引くこちらのポップコーンは、佐渡島の新穂地区で農薬を極力減らし大事に育てられた佐渡産ポップコーン用とうもろこしから作られたもの。

私もお土産でよくもらう、子どもも大好きな一品です!
野菜各種はもちろん、そば粉も売ってるの、わくわくしますね~!
こちらに置いてあるのは、大豆は佐渡産、麹の原料も佐渡米にこだわって手造りした金井のこがねみそ

地元の人も好むローカルなお味噌、味わってみたくなります。
冷凍商品も充実していて、ドライフルーツやキムチもあります!

佐渡の濃厚なフルーツたちがドライフルーツになっていて通年買えるなんて、ファンタスティックすぎる!
食べ物もテンション上がるものが多いですが、ここの見どころは、奥にあるコーナーでっす!
こんなへちまや、
都会ではなかなか手に入らない佐渡の地元の雰囲気を感じられるもの、昔ながらの手作り商品がずらっとならんでいるので、ぜひ見てほしいです~!

よらんか舎で佐渡ご当地商品にまとめて出会おう!

よらんか舎で地元の旬のものを買うのが楽しみでしたが、冷蔵はもちろん、冷凍商品も佐渡ならではのものが充実していました!

隣のエーコープ佐渡金井店も地元のお野菜、お肉、お魚が充実しているので、私はよくここで一気買いしちゃいます♪年末は、幻の佐渡牛が買えたのも嬉しかったな~

ぜひ寄ってみてくださいね!
新鮮空間よらんか舎

新鮮空間よらんか舎

住所:新潟県佐渡市千種68番地1
電話:0259-63-3538
営業時間:9:00~19:30
定休日:元旦(1月1日)
駐車場:約80台

知れば知るほど、ハマる佐渡の食べ物と文化

離島ならではの空気、自然、お店、特産品……観光地としてもすっごく魅力的な佐渡。

もう一歩地元に寄って、スーパーに並んでいる商品を見たり、地元で売れている商品を観察したりすると、佐渡ならではの文化や、食べ物に出会えます。

これが、すっごくおいしく、面白い。季節によっても変わるので、いつ訪れてもわくわくです!

佐渡に初めて来る方も、佐渡マニアな旅行者さんも、ぜひ喜右エ門やよらんか舎に寄ってみてくださいね!


 
佐渡に行く際、新潟市内に前泊または後泊する方は、「〈新潟泊〉さど旅得プラン」がお得です!

佐渡のものがたくさん買えるお店

この記事を書いた人
さかもとみき

太平洋側生まれ太陽育ち高知のはちきん(高知で気の強い女)が佐渡島の旦那のもとに嫁ぎました。大好きなものは日本酒、苦手なものは雪。佐渡3年、新潟市1年目。スーパーはピアレマート派。三児のママでライター・コラムニストです! ブログ ⇒ 坂本、脱藩中。(http://sakamotodappantyu.com/