新潟市で味わえる!個性が光るこだわりドーナツ4選/新潟市


2024年04月26日 1001ビュー
こんにちは!ライターの竹内ありすです。

子どもから大人まであらゆる年代に人気のスイーツといえば、ドーナツを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

おやつにも差し入れにもぴったりで、手軽に食べられることも魅力ですよね!そして、食べ終わるころには自然と笑顔になれるようなあったかいスイーツです。

新潟県内にも、ドーナツ専門店やドーナツを提供するお店が増えてきているようです。今回は、新潟市内のおいしいドーナツを食べ歩いてきました!

どのお店もこだわりの詰まったドーナツを提供されていて、それぞれの個性が光っていました。

アメリカンドーナツの魅力に出会う「HOWDY DONUTS」

まずご紹介するのは新潟市中央区、新潟駅側から萬代橋を渡った先のところにある、「HOWDY DONUTS(ハウディドーナツ)」です。
レトロなマンションの一階に、昨年10月オープン!海外のカフェを思わせるおしゃれな外観で、扉を開ける前からワクワクします。
店内に進むとショーケースがお目見え。

そしてパッと目を引くのが、ふんわりとしたフォルムの、サイズ大きめなアメリカンドーナツです!
このずらっと整列している感じ……どれもおいしそうで、たまりませんね。
毎日8種類ほどのドーナツを揃えているそうです。迷いに迷って私が選んだのは「チョコマシュマロ」。揚げたてをいただきました!
外はじゅわカリッ、中はふんわりした食感。上にかかっているチョコレートは甘すぎず心地よいカカオの香りがして、マシュマロは弾力があってもちもち。食感と風味のバランスが絶妙です。

サイズが大きいので食べごたえがあるけれど、もうひとつ食べたくなっちゃうような軽やかさもありました。
一緒にいただいたカフェラテとドーナツの相性もバッチリ!オリジナルブレンドにこだわった豆でコーヒーを提供しているそうです。コップの柄がまたかわいくて、写真を撮りたくなっちゃいますね。
ドーナツを作っているのは、新潟市中央区でハンバーガーショップも営んでいる岩村さんです。ハンバーガーの勉強のためにアメリカを訪れたときに出会ったアメリカンドーナツを再現したのがこちらのドーナツなのだそう。
「みなさんに安心して食べてもらえるように、生地にはきび砂糖や国産小麦を使い、素材にこだわったシンプルなドーナツを作っています。ドーナツを通して、非日常ではなくて、日常の中に特別な時間を提供したいです」と、岩村さんはとびきりの笑顔を見せてくれました。

今後も季節に沿った新作ドーナツをどんどん開発していくそうです!
イートインスペースでドーナツを味わっていると、訪れたお客さんが「昨日お友達にごちそうになってね。とってもおいしかったから、自分でも買いに来たのよ」と言いながらドーナツを買っていました。

大切な人に贈ったり、一緒にシェアしたくなるドーナツです。
HOWDY DONUTS

HOWDY DONUTS

新潟市中央区上大川前通6-1211-5 三好マンション鏡橋1階
営業時間:11:00〜17:00
定休日:月曜
TEL:025-333-9556
駐車場なし
イートインスペースあり

浅煎りコーヒーと味わう愛らしいドーナツ「bump coffee」

一度目にしたら忘れられなくなるビジュアルのドーナツを見つけてしまいました。
かわいい「たんこぶ」が付いてる!!
このドーナツを提供しているのは、たんこぶを意味する名前のついたカフェ、「bump coffee」です。場所は新潟市西蒲区、西蒲区役所のすぐそば。
店内はスタイリッシュな空間が広がっています。
やっぱりドーナツのショーケースはワクワクしますね!こちらでは常に6〜7種類のドーナツを揃え、期間限定のドーナツも定期的に提供しているのだそう。

「シュガー」や「チョコ×チョコ」なども人気だそうで気になりますが、私はこちらの変わり種ドーナツから目を逸せなくなってしまいました。「グレーズベーコン」!
グレーズとは砂糖のシロップのことで、シャリシャリとした食感がさっぱりとした甘さ控えめな生地を包み込んでいます。そこにベーコンの塩気が加わると、あとひくおいしさ!食感ももちもちで、心地の良い食べごたえがあります。

こちらの「グレーズベーコン」も、リピーターが多いそうです。

「コーヒーにはやっぱりドーナツ!ということと、他にはないドーナツを提供したいと研究を重ねてこのドーナツが生まれました」と話すのは、お店を営む海藤さんご夫妻です。
お店のメインはドリップコーヒー。ラインナップは海藤さん好みの浅煎りを中心に揃えているそうです。せっかくならドーナツと一緒に楽しみたいので、一杯いただきました。
「エチオピア ウォルカサカロ 完熟チェリー」

コーヒーと一緒だとドーナツの後味もよりさっぱりするので、いくつも食べられちゃいそう。
「ドーナツを求めて来てくださるお客さんもたくさんいます。期間限定のドーナツはもちろん、今後はランチの提供も考えています」と、海藤さんご夫妻。

かわいいたんこぶのついたドーナツとこだわりのコーヒーに、ふっと気持ちが落ち着くひとときが過ごせます。
bump coffee

bump coffee

新潟市西蒲区巻甲2707-2
営業時間:10:00〜18:00
定休日:不定休
TEL:0256-87-3233
店舗横スペースに3台駐車可
イートインスペースあり

「Mama’s Table LOCO STYLE」でマラサダに親しむ

飲食店が立ち並び、古くから花街として栄えた古町通り。
アーケードが交差点で途切れるところに、「Mama’s Table LOCO STYLE」はあります。
お店の前に着くと、ふらっと別世界に迷い込んだよう。看板には「ハワイアンドーナツ マラサダ」と書いてあるではありませんか!

そう、ここで味わえるドーナツは「マラサダ」なのです。
マラサダとはハワイで軽食として親しまれる、穴のないドーナツ。素朴な形をしていることから、なんと「ブサイク」に近い意味があるマラサダと呼ばれているのだそうです。
こちらのお店で提供されているドーナツは常に10〜12種類ほど。砂糖をまぶしたスタンダードなものから自家製のクリーム入り、お食事系までいろいろ揃います。
今まで提供していたメニュー名が書かれたポップもショーケースの下にズラリ。文字から味を想像するのも楽しいです。
今回は初めてマラサダを食べる方におすすめという、スタンダードな「シュガー」「生チョコクリーム」「ローストアーモンドビターチョコプレッソ」をいただきました。
持ってみるとふんわりやわらかく、とても可愛らしいドーナツです。食感はふわふわで、噛むともっちり!ドーナツに使われるチョコレートは甘さ控えめで、生地の食感や上品な風味を引き立ててくれます。
ちなみに家に持って帰って食べるときは、電子レンジで15秒ほど温めるとまるで出来たてのような食感に!
お店を営む中川さんがマラサダに出会ったきっかけは、10年ほど前に趣味で始めたフラダンスです。

ハワイの空気を感じるような音楽に合わせてゆったりと体を動かしていると、日常を忘れ癒されることに気づいたそう。そのうちにフラダンスにとどまらないハワイの文化へと興味が広がり、新潟で開催されたフラダンスのイベントで食べたマラサダに衝撃を受けたといいます。
「マラサダを買って家に帰り改めて食べてみたら、出来たてじゃなくてもすごくおいしくて。こんなドーナツがあるのかと感動しました」と、中川さん。

聞けば、鎌倉にあるマラサダの名店。どうしてもその味が忘れられず、「新潟でもこのおいしさを広めたい」と考えた中川さん。「ダメ元で想いを伝え、門外不出のマラサダを教えていただきました」と話します。

そして、鎌倉のお店から唯一の姉妹店と認定を受け、「Mama's Table LOCO STYLE」をオープンしたのだそうです。
今では家族揃ってフラダンスを楽しみ、ステージで共演しているという中川さん。「ぜひハワイアンな非日常の空気を感じに来てください!」とメッセージをいただきました。
マラサダを買いに、古町芸妓のみなさんが訪れることもあるそうですよ。
Mama’s Table LOCO STYLE

Mama’s Table LOCO STYLE

新潟市中央区古町通9-1473
営業時間:12:00〜売り切れ次第終了
定休日:日、月曜
TEL:025-311-4203
駐車場なし
イートインスペースあり

まるでドーナツのテーマパーク!「FOFO donut OWL the Bakery」

続いては、観光スポットとしても人気の「ピアBandai」にやってきました。鮮魚や野菜、米などが揃う産直市場から、寿司店、カフェなどさまざまなお店が並びます。
ここに2022年秋にオープンしたのが「FOFO donut OWL the Bakery」!
店内に進むと圧倒される風景です!種類豊富で色とりどりのドーナツがずらーり!!
常時30種類のドーナツを揃えているそうで、まるでドーナツのテーマパークのようではありませんか。
訪れたときはバレンタインシーズンだったので、チョコレートやベリーをあしらったドーナツが目立っていました。食べるのがもったいないかわいさです。
(スタッフの鈴木さん)

こちらのお店では、不定期でシーズンに合わせたドーナツをスタッフさんたちで開発しているのだそう。
店名にもある通り、こちらは新潟市秋葉区にある人気ベーカリー「OWL the Bakery」の姉妹店。共通するコンセプトとして、「お客さんに幸せで、お腹いっぱいになってほしい」という思いがあるのだとか。
すっかり目移りしてしまってたくさん迷ったのですが、今回は通年で販売しているという「キャラメルホワイト」をいただきました!ビスケットが載っていて、写真撮影をするのも楽しいです。
一口食べてみるとふっかふか!弾力のある食感を楽しんでいると、中からカスタードホイップのクリームが現れました。ビスケットのさくさく食感ともあいまって、癖になるおいしさです。
生地は食感にこだわり、オーガニックの油や砂糖を使っていて、おいしさと安心を提供できるよう心がけているそう。
「日常にドーナツが溶け込み、毎日身近に感じていただけるドーナツ屋さんにしたい」と、お店の方が話してくれました。

お店にはパンもたくさん並んでいるので、その日のランチを選ぶついでにデザートとしてドーナツを手に取ったり、家族や友人へのお土産にドーナツを選んだりする楽しみ方もできそうですね!
FOFO donut OWL the Bakery

FOFO donut OWL the Bakery

新潟市中央区万代島2-11
営業時間:9:00〜19:00
定休日:火曜
TEL:025-250-1488
駐車場あり(ピアBandai内共通)
イートインスペースなし

楽しい時間のすぐそばにある「ドーナツ」

新潟市内で味わえるドーナツを4店舗で食べ比べてみました。

個性が光る、ドーナツたち。お店の方からは共通して「ドーナツを食べて幸せな気持ちになってほしい」という思いが伝わってきました。ドーナツって楽しい時間のすぐそばにあるスイーツなのだなと改めて感じます。

今回食べ歩いたドーナツはビジュアルのかわいさに「食べるのがもったいない」と思わされるものばかり。しかし一口食べればどれも決して甘すぎず、パクパク食べすすめられてしまうという軽やかさがありました。

みなさんも今日のおやつに、大切な人への贈りものに、おいしいドーナツを選んでみてはいかがでしょうか。

今回食べ比べした店舗

この記事を書いた人
竹内ありす

1995年新潟市生まれ。放送局での番組制作を経て、フリーランスのライター・ディレクターへ。 昭和歌謡と喫茶店、新潟の日本酒が大好き!もの・こと・人にまつわる、魅力あるストーリーをお伝えします。
Twitter→ https://twitter.com/atelier_aliswan 

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