【寺泊・穴場・海鮮ランチ】新鮮海鮮を堪能できる隠れ家食堂「田舎茶屋ゆきちゃん」/長岡市


2025年04月11日 1162ビュー
みなさん、こんにちは!ナガシーです!
突然ですが!みなさん寺泊といえば、何を思い浮かべますか?

新鮮な魚介類を求める観光客で賑わう「魚のアメ横」こと魚市場通りが有名ですよね。
威勢のいい掛け声が飛び交い、活気に満ちた市場の雰囲気を楽しめるのも魅力的!
しかしながら、多くの観光客で賑わう市場通りで、もう少し落ち着いて食事を楽しみたいと感じる方もいるかもしれません。

「寺泊には、まだまだ美味しい海鮮料理が楽しめる場所があるに違いない!」

そう、たびきちライターナガシーの名にかけて、今回見つけたのが「田舎茶屋ゆきちゃん」です。
魚市場通りのメインストリートから1本裏の道を進んでいくとひっそりと佇む、
まるで隠れ家のような食堂の見た目。

いざ入店へ! 今回は「田舎茶屋ゆきちゃん」を体験レポートしていきたいと思います!

創業約40年!地元に愛される温かいお店

店内に入ると、昔ながらの温もりを感じる落ち着いた空間が広がります。
活気あふれるカウンター席では、店主が魚を捌く様子を眺めながら、
会話を楽しむことができます。
テーブル席は、広々としており、家族や友人とゆっくり食事を楽しみたい方にぴったりです。
「田舎茶屋ゆきちゃん」は、もともとお父様が営んでいた肉屋さんから始まり、
約37年前に食堂兼居酒屋として創業しました。

店名の由来は、お客さんに「お茶でもどうぞ」と言って湯呑みにお酒を注いだことから。
「田舎茶屋」として、お客さんが気軽に集まれる場所にしたいという想いが込められています。

その後、昼営業を始めるきっかけとなったのは、
寺泊の海水浴に訪れた県外のお客さんからの「昼も営業してほしい」という声。
昼営業を始めるにあたり、「どうせやるなら魚一本で勝負しよう」と決意し、
海鮮料理中心の食堂へと進化を遂げました。

新潟中央卸売市場で仕入れる、極上の魚介

寺泊地域にも市場はありますが、「他の店と同じことをするだけでは面白くない」と考えた店主は、
新潟市の中央卸売市場へ直接足を運ぶことを決意。
しかし、最初は20歳そこそこの若者に市場は冷たく、なかなか相手にされませんでした。

そんな時、1軒の仲買さんのお母さんが声をかけてくれ、 一緒に市場内を回って他の仲買さんを紹介してくれたことが転機に。
そこから市場との信頼関係を築き、仕入れの日は朝3時に起きて中央卸売市場へ。

仲買さんの目利きを頼りながらも、自らも魚の状態を見極め、
自分たちが本当に食べたいと思えるものを選びます。
仕入れに妥協はなく、最高の食材を提供するための努力を惜しみません。
魚の鮮度と味にこだわり、 仕入れはもちろん、下処理や調理法にも工夫を凝らしています。
この日は特別に、朝仕入れたばかりの魚を見せていただくことができました。
メバル、ムギワラ、シキシマハナダイなど、普段スーパーではあまり見かけない珍しい魚が並びます。
中には、高級魚として知られるナメタガレイもあり、その新鮮さに驚きました。
さらに驚いたのは、魚が入った発泡スチロール箱の氷を、わざわざ自分たちで作った新しい氷に入れ替えて保冷していたことです。
元々の氷は魚に直接触れて身を傷つけたり、溶けた氷が浸透圧で魚の身を水っぽくしてしまうため、
傷みやすい魚を優しく包み込むように保冷できる自家製の氷を使っているのだとか。
この細やかな工夫こそが、鮮度の良い美味しい魚を提供できる理由だと知り、店主の魚への愛に感動しました。

魚LOVE100%!提供する魚へのこだわり

また、魚の種類によって最適な骨の抜き方で調理しています。
骨の抜き方一つで、魚の食感や味が大きく変わるため、
長年の経験と知識に基づいた丁寧な仕事が光ります。

人が刺身にしないようなものも、まずは自分で食べてみる

そんな探求心から、 冬にはアンコウの刺身、旬の時期には鮎の刺身なども登場します。
アンコウは、通常鍋や唐揚げで食べることが多いですが、新鮮なものは刺身でも絶品。
これからの時期の鮎も、塩焼きが一般的ですが、
新鮮なものは刺身で食べると、独特の風味旨味が楽しめるんだとか。

昔、お寿司屋さんで食べた美味しい魚料理を、自分なりにアレンジして提供したい。
店主は、定番の魚だけでなく、珍しい魚もメニューに取り入れ、
お客さんに新しい味との出会いを提供したいという想いで、
美味しさへの追求魚への愛溢れる方なのがよくわかります。

豪華絢爛!刺身定食に舌鼓

時刻はちょうどお昼時。
お腹もすいてきたところで今回いただいたのは、
その日に入った10種類ほどの魚が味わえる刺身定食(2,100円)です。
この日は南蛮海老、ムギワラ、本マグロ、ブリ、イワシの酢〆、
あんこう、ホタテ、サーモン、モクガレイ、ナメタガレイ、
新鮮な魚介がたっぷりと盛り付けられています。
どれもこれも新鮮で厚切りで、食べ応え抜群。
特に本マグロは口の中でとろける脂の甘みが広がり、
ブリは程よい脂がのっていて身がしっかりしているのが印象的でした。
南蛮海老は甘さが際立ち、イワシの酢〆はさっぱりとした味わいがアクセントに。
あんこうの刺身はコリコリとした食感で、鮮度の良さを実感しました。
また、ガラ汁は魚の旨味が凝縮された濃厚な味わいで、体の芯から温まる美味しさでした。
小鉢も1つひとつ丁寧に作られており、 ご飯との相性も抜群で大満足の定食!
ごちそうさまでした!

人気メニュー!仕入れによって出会える焼き魚定食もおすすめ

刺し盛り定食のほかにも、仕入れによって変わる素材を生かした定食もあります。
この日はギンダラの醬油漬焼定食(2,500円)でした!
ふっくらと焼き上げられた醬油漬けのギンダラは、
口の中でほろほろとろけるような食感と、上品な甘みが楽しめます。
ご飯との相性も抜群で、箸が止まりません。

仕入れによってネタが変わるそうで、
いつ行っても新しい発見があるのが嬉しいですね。

寺泊の隠れた名店へ、ぜひ!

寺泊の魚市場通りのメインストリートから1本裏の道を進んでいくとある「田舎茶屋ゆきちゃん」。
美味しい魚料理はもちろん、店主の魚への愛情と温かい人柄に触れられる
まさに隠れた名店です。
寺泊を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。どんな魚と出会えるのかもお楽しみに!
田舎茶屋ゆきちゃん

田舎茶屋ゆきちゃん

住所:新潟県長岡市寺泊荒町7592-19
営業時間 平日11:00-14:30,土日祝11:00-15:00
定休日 水木 他(時期によって異なる場合がありお店のSNS要確認)
駐車場 市場通りの無料駐車場(800台)

この記事を書いた人
ナガシー

元英会話スクールスタッフ・講師→にいがた地域おこし協力隊として現在活動中。
2022年の三条市でのデイキャンプがきっかけでI LOVE NIIGATA!
春夏秋冬たのしめる!大好きなニイガタをお届けします!
ブログ・SNS・YouTube:https://lit.link/ryoheinagashima