新潟おにぎり界に新星現る!! 魚沼産コシヒカリのおにぎり&豚汁の定食屋「豚田汁米」/三条市


2025年05月10日 89ビュー
皆さんこんにちは、取材ライターの新井まさみです。

今回伺ったのは、おにぎりと豚汁を提供する定食屋さん。思わず写真を撮りたくなるビジュアルと、何度もリピートしたくなるおいしさが評判で、2024年3月にオープンしてからわずか1年足らずで、県内外から多くの人が訪れる人気店となりました。

魚沼産コシヒカリのおにぎりと、具だくさんの豚汁が自慢の「豚田汁米(とんだじゅうべい)」さんをご紹介します!

町外れの田園地帯へ

JR燕三条駅から車で約16分、のどかな田園風景が広がる三条市片口地区にやってきました。赤い三角屋根のお店が「豚田汁米」さんです。
到着してまず驚いたのが、駐車場の広さ!

以前は店舗前・横のみでしたが、駐車場が足りなくなり、2025年2月より新たに店舗裏にも設けることになったそうです。現在は全部で40台ほどが、広々と停められるように。この広さからも、人気の様子がうかがえますね。
こちらがオーナーの小皆 美佳(こみな みか)さんです。本職はデザイナーだという小皆さんは、2020年にオープンしたカップケーキのお店「THE Ugly Duckling(アグリーダックリング)」に続き、「豚田汁米」をオープン。料理人さんたちとタッグを組み、おいしさにこだわった魅せる料理を提供しています。

小皆さん、本日はよろしくお願いします!

まるでカフェのようなオシャレ空間

カウンター4席、テーブル席が30席とこぢんまりとした店内は、まるでカフェのよう。モノトーンを基調とした、スタイリッシュな空間が広がります。

平日のみ席の予約が可能です。土日は混み合うことが多く、満席の場合は店頭のウェイティングボードに名前を書いて、順番待ちとなります。
お料理の提供は、フードコートのようにセルフ式になっています。

【オーダーから食べ終わりまで】
  • 席に着く前にレジでメニューを選び、お会計
  • 番号札をもらい、席で待ちます
  • 料理ができあがったら番号で呼ばれるので「お渡し口」へ
  • お水やカトラリー、おしぼり、薬味はご自由に
  • 食べ終わったら、食器は店内奥の「返却口」へ
そして、平日は「小鉢バー」も登場。「盛り付けは一度限りで、食べ残しのないようお楽しみください」とのこと。食べられる分だけ盛り付けることができるなんて、これは嬉しいサービスですね~!

土日祝日は「小鉢バー」ではなく、定食に小鉢が付いてきます。
この日のラインアップは、ちくわのバター醤油炒め、鶏ごぼう、蓮根の辛味噌炒め、卯の花、人参グラッセ、梅ひじき、里芋の煮物の7種類。地元産の野菜を使った、おにぎりに合う副菜が日替わりで並びます。

こだわりのおにぎり

※ご提供画像

ここで、同店の主役であるおにぎりについて、3つのこだわりをご紹介します。

①魚沼産コシヒカリを使用
おにぎりのお米に使うのは、日本一の米どころ新潟県の中でも最高級とされる魚沼産コシヒカリ! 特有の粘りと甘みを楽しめます。

②塩は別添え、笹川流れの塩をお好みで
お米のおいしさを存分に味わえるよう、おにぎりに塩味は付いていません。その代わり、塩のりを使ったり、お皿に笹川流れの塩を添えたりと、お好みの塩梅で味わえるようになっています。

③現在約30種、まだまだ増えるおにぎりメニュー
鮭、梅など定番の味から、新潟名物のタレカツ、韓国風のチュモッパ、いくらなどのごちそう系までバラエティ豊か。「現在、30種ほどですが、まだまだ40種ぐらいまで増やしていく予定です」と小皆さん。これは何度も訪れたくなりますね。 

続いては、メニューを選びましょう。

あれもこれも気になる魅惑のメニュー

さぁ、こちらが平日メニューです。定食は7種類、おにぎりは約30種から選べます。ここから選ぶだなんて至難の業……あれもこれも食べてみたくなってしまいます。

休日はメニュー数や価格が異なりますので、詳しくはInstagramをチェックしてみてくださいね。

それでは、人気の定食はこちら!
※ご提供画像

【人気No.1】豚田汁米定食 平日1,408円~/おにぎり2つ、豚汁(並)、おぼろ豆腐、漬物、選べる小鉢1皿。※定食は、選ぶおにぎりによって追加料金がかかります

のりを巻かずに提供するのが「豚田汁米」スタイル。思わず写真を撮りたくなるような、美しいビジュアルに食欲がそそられます。そして、全ての定食におぼろ豆腐が付くのですが、​新潟県長岡市の星長豆腐店のものを買い付け、提供しているとのこと。(私、星長さんのファンなんです~!)
※ご提供画像

【名物】豚田汁米定食DX 平日1,958円~/おにぎり2つ、豚汁全部のせ、おぼろ豆腐、漬物、選べる小鉢2皿。

デラックスは豚汁に注目! 器からはみ出るほどのチャーシューと、分厚くカットされた野菜に「これって豚汁?!」と思わず目を疑うほど。圧巻のボリュームです!
それでは一番人気の定食を実食……と言いたいところですが、私は事前に決めていたのです。

「幻の定食が食べたい!!」と。

要予約! 平日10食限定「豚玉手箱~乙姫~」を実食

「豚玉手箱」と名付けられたその定食は、その名のごとくベールに包まれてやってきました。平日限定、さらには1日わずか10食のみとのことで、まさに幻の定食なのです。

いざ、開封の儀!
チラっ……
パッカーーーン!!
平日10食限定の「豚玉手箱~乙姫~」(1,958円)※前日まで要予約
おまかせ手毬にぎり12種、豚汁、出汁巻きたまご、おぼろ豆腐、漬物、選べる小鉢1皿。

なんて美しいのでしょう~! 玉手箱の中には、まるで宝石のように華やかな手毬にぎりが12種類も。あの味もこの味も食べたいという欲張りさんにピッタリな、ぜいたくな定食です。
野沢菜(写真左)は、ご飯に天かすやごま、野沢菜の茎を刻んだものが混ぜ込んであり、食べるとシャキシャキと良い歯ごたえが。

そして、新潟和牛のしぐれ卵黄(写真右)は甘辛い牛しぐれにトロ~リ卵黄が相まって絶品! こちらの2つはおにぎりメニューの中でも人気の味なのだそうです。
豚汁は、玉ねぎ、じゃがいも、ごぼう、にんじん、ネギ、黒こんにゃく、そして三条名物「マルヨネ」の車麩が! 濃厚な味わいが染み込んでいます。

何度も言いますが、こちらの定食「豚玉手箱~乙姫~」は、平日限定の1日10食のみ。事前予約制なので、早めの予約がおすすめですよ。

おいしかった~ごちそうさまでした!
「豚田汁米」に訪れてみて分かったことは、決して“映え”だけではないということ。食材やおいしさへのこだわりをたっぷり込めて、ここでしか味わえない定食を提供しています。まさに新潟おにぎり界の新星です☆

「食とデザインをつなげることで、お客さまにワクワクを届けられたらと思っています。見て楽しい、食べておいしい、また来たくなるようなお店を目指しています。お陰さまで好評をいただいており、今後は2号店、3号店と他の地域でも展開していけたらと思っているので、料理人やスタッフを大募集中です(笑)」と小皆さん。これは今後の展開が楽しみですね!

みなさんは、どの定食が食べてみたいですか?! ぜひ、一度訪れてみてください。
豚田汁米(とんだじゅうべい)

豚田汁米(とんだじゅうべい)

新潟県三条市片口357
0256-60-1222
営業時間/10:00~16:00(店内飲食)、10:00~18:00(テイクアウト)
定休日/不定休
※平日のみ席予約可

この記事を書いた人
新井まさみ

富山県生まれ、新潟市在住のママライター。 グルメな夫、子鉄の長男、肉食の長女、リアクション芸人の私、の4人家族。 外食費と娯楽費が家計を圧迫していますが、おいしいモノとたのしいコトを求めて日々開拓中!
Instagram : https://www.instagram.com/maconnect2022/