忘れられない物語を思い出の1ページに刻む「SLばんえつ物語」のSL旅/新潟市〜五泉市〜阿賀町〜福島県会津若松市


2026年06月14日 17ビュー
新潟・福島県境の山々の景色と阿賀野川沿いの自然豊かな景色が楽しめる路線「JR磐越西線(愛称 森と水とロマンの鉄道)」の新津駅〜会津若松駅間を走る「SLばんえつ物語」

皆様は乗車したことはありますでしょうか?!

1999年4月29日の運行開始から今年2026年に27周年を迎えた、名だたる列車です。

運行時間は、車両の整備や給水作業などの停車時間を含めて約3時間半。運行距離は約111km。

JR・私鉄含めて現在定期的に運行しているSLでは最長距離を運行しています。
牽引する蒸気機関車「C57 180」は今年2026年8月で製造から80年を迎えました。

その優美な姿から「貴婦人」の愛称で親しまれ、汽笛を鳴らして黒い煙と白い蒸気を放つ姿は80年の歴史を感じさせません。

まさに「物語」がテーマのSL旅。それでは、新津駅〜会津若松駅までのSLばんえつ物語の旅へご案内します!
全車指定席の快速列車として運行するSLばんえつ物語。

今回乗車する普通車は乗車券+指定席券840円で乗車可能であり、気軽にSL旅が楽しめます。

また、人気が高い為、早めにSL旅の予定を立てて手配する事をおすすめします。
 
*指定席券は1区間乗車しても、全区間乗車しても840円です
*記事の最後に手配方法を掲載していますので、参考にして下さい
新津駅の発車時刻は10時03分ですが、早めに来て楽しむのがおすすめです。

列車は9時20分頃入線しますので、SLの写真撮影やグッズ・駅弁を買ったりと出発前から旅の気分が高まります。
また、C57 180をモチーフにしたペットボトルキャップアートやSLばんえつ物語のイメージキャラクター・オコジロウ&オコミのベンチや階段アートなども駅構内にあり、楽しさ満点です。
ホームでは、新津駅東口に広がる鉄道をモチーフにした商店街「にいつ鉄道商店街」の皆様がオリジナルグッズを販売しています。
様々なグッズが揃う中でも気になったのが、ポリ茶瓶容器と粉末緑茶のセット。

見掛ける機会が減りましたが、鉄道旅の必須アイテムとして懐かしいと思われる方も多いのではないでしょうか。

令和時代に見れるとは嬉しい…。SL旅のお供にも最適!お土産にも喜ばれること間違いなしです。
また、新津駅前の老舗の駅弁業者「神尾商事」の駅弁も販売しています。

大人気の「えんがわ押し寿司」など、様々な駅弁が販売されている中でも「SLばんえつ物語弁当」は海と山の幸を組み合わせた内容で車窓を眺めながら楽しむ事をコンセプトに作られています。

ぜひ、SL旅のお供にいかがでしょうか?!

「にいつ鉄道商店街オリジナルグッズ販売」「神尾商事弁当事業部 駅弁販売」

*販売日  SLばんえつ物語運行日
*販売時間 SLばんえつ物語出発約1時間前から出発まで 往路(会津若松行)新津駅発車時のみ
※復路到着時は発売していません
※運行日でも販売が無い日がありますので、ホームページなどをご確認下さい

では、出発!見送りの方もたくさん!いってきます!

また、沿線でも地域の方々が手を振る光景や鉄道ファンが写真撮影する光景を至る場所で見受け、多くの方に愛されている列車であると実感します。
新津駅出発後はしばらく住宅街を進みますが、五泉駅を過ぎると徐々に景色も変わり、山々の間を駆け抜ける景色や阿賀野川の並行する景色が見どころを迎えます。(↑写真は咲花駅付近)
新津駅を出発して約1時間10分。列車は津川駅で車両の整備と給水作業を行うため、約15分ほど停車します。

ホームでは停車時間に合わせて、地元・阿賀町の「いとう屋旅館」が製造している名物駅弁「とりめし」の販売を行っています。

数量限定販売の為、到着後お早めにお買い求め下さい。私も到着後すぐにGETしました!

津川駅 とりめし販売

*販売日  SLばんえつ物語運行日
*販売時間 SLばんえつ物語 往路(会津若松行)津川駅到着時 ※復路到着時は発売していません
*販売個数 グループまたは家族分販売(基本1名1個)各日先着20〜30個
現金のみの支払い、おつりの無いようにご用意下さい

車両の整備と給水作業の様子はホームで間近に見学できます。
石炭の整炭作業や車輪部分の油差しなどの点検を行ったり、駅に設置されたポンプを使用して給水を行ったり…

機関士の皆様の努力やチームワークによって、運行されている事を改めて実感します。
整備作業の様子(上り列車で整備を行うもう一つの駅・山都駅にて)
では、会津若松駅に向けて再び出発!

時間は正午前。お腹も減ってきたので、先ほど購入したとりめしを早速いただきます。
駅弁は車窓を眺めながら食べると、より一層美味しく感じますよね。

鶏照り焼き・鶏そぼろと玉子そぼろが合い重なってボリューム感もあり、美味しかったです。
阿賀野川の蛇行と共に橋梁を何度も渡るばんえつ物語。

その中で私がおすすめの車窓は、鹿瀬駅〜日出谷駅間で進行方向右側に見える「平瀬橋」

機関車の煙と共に眼下には雄大な阿賀野川と山々が広がり、水面に反射した逆さの赤い橋梁と絶景が望めます。

列車に乗らないと味わえない絶景を写真に収めてみてはいかがでしょうか。
新潟と福島県境付近・日出谷駅〜野沢駅間では、お待ちかねの車内イベント「じゃんけん大会」が開催されます。

各車両で乗務員とじゃんけんを行い、最後まで勝ち残った1人がSLばんえつ物語オリジナル景品をGETできます。

お子さまも大人も白熱したじゃんけん大会は一体感があり、車両はじゃんけん会場に様変わり。

私も参戦!結果は惜しくも1回戦敗退でした…
 
*実施区間 往路復路共に日出谷駅~野沢駅間の各車両(1・4号車を除く)
*イベントは急遽中止となる場合があります *景品はその都度変わる場合もあります
ここで、SLばんえつ物語の車両紹介と共に車内探検へ出かけます!
1号車は展望と遊びを楽しむフリースペースとなっており、お子さまが遊べる「オコジョルーム」ではすべり台や折り紙・ぬり絵などが用意され、お子さまも飽きずにSL旅を楽しめます。
また、1号車の先頭は大人も楽しめる展望スペースであり、力強く走る蒸気機関車の姿を間近で眺められます。

ガラス越しに機関室で石炭を燃やす熱気も感じられ、機関士の方々は更に熱い中で運行に携わっており、頭が下がる思いです。
1号車には大人もお子さまも楽しめるフォトスポットもあります!
4号車もフリースペースとなっており、乗車記念スタンプや郵便ポストが設置されています。
この郵便ポストからハガキを投函するとSLばんえつ物語オリジナルの消印が押されて、新津郵便局から後日郵送されます。

私も記念に投函してみました!きっと良い記念になりますよ。
また、運転室内で撮影した動画が流れているモニターもあり、運行の様子を見る事もできます。
5号車の売店では、SLばんえつ物語オリジナルグッズや駅弁・アルコール飲料などの購入ができます。
SLばんえつ物語オリジナルグッズは特に充実して取り揃えており、キーホルダーやチョロQなどはお子さまからも大人気!

また、サボ(行先表示器)などの鉄道ファン向けのグッズも取り揃えているのも特徴です。
最後部の7号車はグリーン車が設定されています。

座席は1人掛けと2人掛けが並ぶ配置で全席リクライニングシート。

グリーン車専用のパノラマ展望室もあり、豪華な雰囲気と快適さを兼ね備えた車両で贅沢なSL旅を楽しみたい方におすすめの車両です。
 
*7号車車内はグリーン券が無い方の見学はご遠慮下さい *写真はJR東日本新潟支社提供
さて、SL旅も終盤。進行方向左手には会津の名山・磐梯山が姿を現し、終点の会津若松駅に到着です。
会津若松駅の到着ホームは、SLが行き止まりの線路に向かって正面に停車する光景が見れ、少し違う角度からSLの写真を撮れます。
会津若松駅構内はフォトスポットもたくさん!

白虎隊などの撮影用の衣装を着て、赤べこなどと一緒に写真撮影できるスポットもあるので来駅記念にいかがでしょうか。
まず、会津若松駅到着後は観光案内所で情報を集めたいですよね?!

会津若松駅構内の観光案内所では観光パンフレットや観光情報の提供をはじめ、電動のレンタサイクルの貸出などを行っています。

会津若松は鶴ヶ城・飯盛山などの城下町巡りを楽しみながら、自転車で回れる最適な街です。
また、会津若松駅発着で主要観光地を巡る「まちなか周遊バス(ハイカラさん/あかべぇ)」が便利であり、市内を効率的に回れます。

目的地を散策するのも旅の醍醐味。私も散策へ出かけ、SL旅の物語の思い出に刻みたいと思います!

会津若松駅観光案内所

*住所   福島県会津若松市駅前町1-1(会津若松駅構内)
*電話番号 0242-32-0688
*営業時間 9時~17時
*営業日  年中無休

【レンタサイクル】
*貸出期間 4月~11月(冬期間休止)
*貸出時間 9時〜17時(最終返却時間17時)
※悪天候の場合は貸し出しを中止する場合あり

乗客を楽しませてくれる多くの仕掛けと共に、様々な思い出が刻まれる乗り応えがある3時間半のSL旅。

まさに一つ一つが「物語」の1ページです。

SLばんえつ物語に乗車して、皆様も忘れられない物語を思い出に刻んでみてはいかがでしょう?!

SLばんえつ物語

<指定席購入方法>
*JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」・みどりの窓口・指定席券売機などで購入可能
*乗車日1か月前の同日、10時発売開始(例 7月20日乗車→6月20日10時発売開始)

*えきねっとでは事前受付可能
→発売開始日のさらに1週間前の同じ曜日の14時から受付可能
→座席確保を約束するものではないため、不成立になる場合もあり

<乗車時に必要な乗車券類>
*全車指定席の快速列車の為、「乗車券」と「指定席券」(またはグリーン車用のグリーン券)が必要
→乗車券(例) 新潟→会津若松 片道2,420円/新津→会津若松 片道2,090円
→新津〜会津若松全区間利用の場合、Suica等の交通系ICカードはエリア外の為、紙の乗車券を用意する

※SLばんえつ物語の運行・予約に関する注意

SLばんえつ物語の運行は、SLで運行する日とDL(ディーゼル機関車)で運行する日があります。
運転日は、JR東日本公式サイトなどでチェックして下さい。
また、DLで運行の場合は列車名も「DLばんえつ物語」となりますので予約時などご注意下さい。

今回紹介した場所

この記事を書いた人
GATA_TETSU

長岡市出身、新潟市在住。
首都圏の某ターミナル駅で駅係員として、10年間勤務をした経験を持つ、元鉄道マン。
新潟へUターン後は、趣味の鉄道と元鉄道マンの経歴を活かし、SNSなどで新潟&公共交通の魅力を発信中!
https://sites.google.com/view/gata-tetsu-0401