奥阿賀の食材を使った居酒屋「奥阿賀の郷 山姥」で馬刺しと「三川とうふ」を食べる!/新潟市・阿賀町


2026年06月30日 21ビュー
こんにちは!2026年は午年!
子どもの頃は近くの乗馬クラブの厩舎に、馬を見に行くのが好きだった小柴ぱせりです。
いつか海岸まで馬に乗っていきたいと思ったのもいまだ実現せず、食べる方が先になってしまいました。滝汗。
で、紹介されていた馬刺しが気になり、以前の取材から「水ト川ノとうふや/道の駅みかわ」のSNSをチェックしつつ、「三川とうふ」販売再開を聞きつけ、豆好きの小柴ぱせりがいろいろ食べてきました!
実は「水ト川ノとうふや/道の駅みかわ」の石川さん夫婦は、新潟駅前の「奥阿賀の郷 山姥」、津川の「とんかつ専門店 かつ丸」を経営し、お店にも立つしとうふも作るというものすごくパワフルなお2人。
 
まずは馬刺し目指してレッツゴー。

「奥阿賀の郷 山姥」

新潟駅を出て万代方面へ歩くこと3分ほどでたどり着く「奥阿賀の郷 山姥」。
お店はビルの地下だけど、「阿賀町」ののぼり旗が立っていたのですぐ発見できました。
ネットでは旧店舗の情報もちらほら残っていますが、現在はこちらの住所で地下が正解です。
味のある階段を降りたら正面に「奥阿賀の隠れ座敷」とあり、右手にドア、こちらが入口ですね。
入口を開けると古民家を訪れたような雰囲気で、通路の右側に個室が並び、個室には阿賀町の地名がつけられています。突き当りには囲炉裏を囲むカウンター席と厨房があったけど、私たちの案内された部屋は4人席の「みかわ」でした。
席についたら自分の端末でQRコードを読み込んで注文するスタイルです。黒板の特別メニューが注文の項目にないときは、お店の人に注文してくださいとのことでした。
新潟の地酒も揃ってますよ。
まずお通しは、魚の煮こごり寄せ、芽かぶ、えごの3点盛り。
山姥は季節料理や郷土料理が得意と聞いていましたが、「えご」は郷土料理ですね。
日本海で親しまれているえご草という海藻から作られるもので、酢味噌や辛子醤油で食べても美味しいです。
新潟弁では「え」が「い」となるときがあるので、いご、または、いごねり、というところもあります。
三川で作っている「三川とうふ」が食べられるのもこのお店の魅力。
この日は残念ながら普通の白いとうふが品切れ、青い青豆とうふしかなかったので、冷奴は青豆とうふでお願いしました。お店の照明が暖色系で暗めでしたが、しっかり青く見えましたよ。
私はとうふが好きで、あちこちのとうふを食べてみるのですが、これは豆の味がしっかりして青豆の風味があっていい!好みの味!
「三川とうふ」生揚げはとうふ感の残る食感で、こちらも美味!温かいうちに食べるのがオススメですが、少し冷めてもじゅうぶん美味しい。とうふ料理だけでリピートしそうな勢いです。
 
そして本日の主役!
お店に来たお客さんのほとんどが頼むという「会津馬刺し」!
奥阿賀は福島県に近いですが、会津地方の人が好んで食べるらしいです。
同席の3人が初体験の馬刺しですが、赤肉はくせもなく臭みもなくやわらかい食感に感動。高タンパク低脂質ということでヘルシーですがにんにく味噌で食べるとガツンときますね。注文はハーフサイズでしたが、ちょうどよい量でした。
奥阿賀産生きくらげのおひたしは、身厚でツヤがありぷりぷり。
それから黒板メニューよりあけびのつるを頼んでみました。
木の芽といえば山椒の若芽を思い浮かべますが、一部地域ではあけびの若芽を木の芽と言うので、木の芽のおひたしと言うとあけびが出てきます。
茹でた若芽に卵黄をのせて醤油やめんつゆをかけて食べるのが定番で、ジュンサイ(スイレン科の水生植物。若芽を調理して食べます)のようなとろっとした食感と苦みが特徴。
この季節ならではの山菜で、苦みの強いクセのある人気者です。そんなに苦みは感じませんでしたけどね。
まいたけの天ぷらは香りを封じ込めてカラッと揚がり、今が旬の新発田のアスパラガスの天ぷらは極太で食べ応えあり。つゆではなく塩でいただきました。
あと奥阿賀といえばニシンでしょ。
冬の名物で「みがきニシンの麹漬け」という郷土料理がありますが、この塩麹漬けのニシンの焼き物は脂がのっていて大根おろしとの相性がいいです。
エゾ鹿焼きは、馬刺しと同じくくせがなく臭みもなく、私は牛よりも好みかもしれない。タレ付も美味しいですが、塩で食べるエゾ鹿もオススメ!!
馬とエゾ鹿、そしたら熊は?と思って聞いてみたら、イベント出店で熊汁を提供することもあるそうです。
シメはおにぎりを頼んだのですが、南蛮味噌の焼きおにぎりも、味噌漬け(津川の「宮川糀や」さんの味噌漬けは道の駅みかわでも販売あり)のおにぎりも、山菜のウルイ入りの味噌汁も、どれも美味しかった!
満腹満足~。
 
どれを頼んでも美味しいから、食べていないものも食べたくなっちゃいます。来店1回じゃメニュー制覇は無理、ぜひまた寄らせてください!
観光客も多く来る人気店なので予約して行くのがオススメです。
奥阿賀の郷 山姥

奥阿賀の郷 山姥

住所:新潟市中央区東大通1丁目2−11 グルメビル B1
電話:025-282-7785
営業時間:17:00~23:00
(料理L.O. 22:30 ドリンクL.O. 22:30)
定休日:日曜日、祝日
駐車場:なし

「三川とうふ」

三川とうふ」を作っているのは阿賀町「水ト川ノとうふや/道の駅みかわ」に隣接するとうふ工場です。
三川岩谷の組合から引き継いでしばらくはとうふの販売をしていたのですが、コロナ禍や施設の老朽化があり一時的に休業していました。
しかし2025年の夏には「水ト川ノとうふや/道の駅みかわ」がリニューアルオープンし、遅れて三川とうふ製造工場の改装工事が完成。2026年4月下旬から三川とうふの販売が再開です。
 
美味しくて評判だった「三川とうふ」の再開を待っていた人たちもたくさんいるんじゃないでしょうか。
オープンしたあとのカフェに寄りつつ、とうふ製造過程を一部見学してきましたよ。
お店に入ってすぐのところにとうふ売り場と、地域の商品や雑貨が並んでいます。
奥のカフェスペースで、大きな窓辺の席でランチを食べました。
食後のコーヒーは光越窯のカップを選べます。
さて、一般的なとうふの製造工程は以下の通り。

1大豆を一晩浸す
2翌朝、水を含んだ大豆を煮る
3豆乳とおからに分ける
4木綿とうふのときは豆乳は木綿でこす
5型に凝固剤を入れ豆乳を流し入れ攪拌
6固まったらカットして舟(水槽)で冷やす 

「きぬ」「木綿」によっても違いますし、季節によって材料の量や時間の調節が必要なので、本当に大まかな工程ですが、私が見学したのはの部分でした。
型に切るための器具を入れる。ザクッとマスに切れる。
型から外す枠を入れ底面をなぞると、とうふが底から離れる。
とうふの容器を舟の水の中でひっくり返して、とうふを放つ。
型に残ったまだ温かいとうふを味見して、今日のでき具合を判断します。
 
「毎日の水加減とか豆の膨らみとかで、その日によって微妙に違うとうふができます。大きな差はなく、なにが悪いということはないけれど、作り手としては毎日違いがあっておもしろいですよ」と、石川さんは言います。
 
とうふの9割は水。
三川とうふは施設下の湧き水、新潟県名水「薬師の清水」を使用します。水温は常に14度で、作業にも調理にも使います。
水が美味しいから、とうふが美味しいんですね。
 
前の日から仕込んで、朝9時半頃から作り始めて、お昼すぎにはできあがり。
1回に使う新潟県産大豆は8.5キロ!1箱39丁できる型が3つ分で117丁のとうふを製造。これを1セットとして、週に2~3回、販売数も見ながら作るそうですが、販売数が増えているので仕込む数も増えているそうですよ。
取材時はきぬとうふ・青豆とうふの2種類でしたが、現在は木綿とうふも販売スタート。
木綿とうふから生揚げとうふを作るそうです。
「生揚とうふは醤油と生姜で食べると美味しくて、食べたいから木綿とうふを作ります」
と言う石川さんのとうふ愛が誰にも負けないくらいステキ。
パックが済んだらシールを貼って店頭に並べます。
ちょっとした崩れは、もったいないとうふとして販売。
生のおからや冷凍おからも販売しているので保冷剤として使えますが、ぜひ保冷バックを持って買いに来てください。
豆乳とおからで作る「おからドーナツボール」は週末限定で気まぐれで提供再開です。
また豆乳チーズケーキや、もめんシェイクも追々販売準備に取り掛かっているそうです。
水ト川ノとうふや/道の駅みかわ

水ト川ノとうふや/道の駅みかわ

住所:東蒲原郡阿賀町岩谷2865
電話:0254-99-3779
営業時間:
売店・とうふ販売/10:00-15:00
カフェ/11:00-14:00
(カフェ14:00-15:00はドリンクテイクアウトのみ)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日) ※その他休業はInstagramをチェック

「三川とうふ」は、製造数に制限があるため道の駅みかわのみで販売ですが、新潟の「奥阿賀の郷 山姥」と、津川の「とんかつ専門店 かつ丸」で調理提供をしているので、電話予約にて販売が可能です。
この場合はあらかじめ各店舗にお問い合わせをお願いします。
写真は「とんかつ専門店 かつ丸」日替わりランチの冷奴です。
とんかつ専門店 かつ丸 津川本店

とんかつ専門店 かつ丸 津川本店

住所:東蒲原郡阿賀町津川643-1
電話:0254-92-4129
営業時間:
平日/11:30-14:00(L.O. 13:30)
土日祝/ 11:00-14:00(L.O. 13:30)
夜/17:00-20:00(L.O. 19:30)
定休日:水曜日が定休日の可能性あり

今回寄ったところ

この記事を書いた人
小柴ぱせり

72年新潟市生まれ、99年結婚、夫婦二人暮らし。イラスト描きます。 読書、創作、映画、音楽、演劇、着物など、文化系多趣味で、ちょっと?鉄子。企画運営好き。 15年-18年は信州暮らし。
https://314musubiya.9nzai.net/