「イヨボヤ会館」で鮭の産卵シーンは見られるのか?/村上市
2020年11月24日
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11月の後半になり秋が深まってくると、村上市にある三面川にはたくさんの鮭たちが帰ってきます。
鮭と村上市の関わりについては以前「井筒屋」の記事でご紹介しましたので、そちらを参考にしていただければと思います。
今回、新之助は鮭を間近に観てみたくて、村上市にある「イヨボヤ会館」へ行ってきたのでした。
鮭と村上市の関わりについては以前「井筒屋」の記事でご紹介しましたので、そちらを参考にしていただければと思います。
今回、新之助は鮭を間近に観てみたくて、村上市にある「イヨボヤ会館」へ行ってきたのでした。
サーモンピンク?の外壁と巨大な鮭が印象的な「イヨボヤ会館」。
日本初の鮭の博物館なんです。
ちなみに「イヨボヤ」っていうのは村上の方言で鮭のことを言います。
今回取材に応じてくださったのは、「イヨボヤ会館」の青砥武平治こと奥村館長。
日本初の鮭の博物館なんです。
ちなみに「イヨボヤ」っていうのは村上の方言で鮭のことを言います。
今回取材に応じてくださったのは、「イヨボヤ会館」の青砥武平治こと奥村館長。
入場して左の方にまっすぐ進むと「鮭のミニふ化場」があります。
三面川に生息している淡水魚の水槽が取り囲む真ん中にある、ふ化水槽を覗き込んでみると、左から新しい順番にいくら…いえいえ鮭の卵が並んでいて、成長してふ化するまでを観察することができるんです。
2月頃にはみんな稚魚になって4月になると川へ放流するのだそうです。
来る途中にあった階段を下りてみると、地下通路がそのまま「生態観察室」になっています。
来る途中にあった階段を下りてみると、地下通路がそのまま「生態観察室」になっています。
左側に水槽があって、川から連れてきたたくさんの鮭が人工河川を泳いでるんです。
メスをめぐる激しい闘いや、産卵床を掘る様子など様々な姿を観ることができます。
運がよければ産卵シーンを目撃することもできるとか!
残念ながら私は産卵シーンを観ることができませんでしたが、初めて来て観ることができる人もいれば、何度来ても観ることができない人もいるそうです。
それでも鮭をこれだけ間近に目の前で観れたことで大満足なのでした。
そのまま通路を進んで行くと「三面川鮭観察自然館」という広いホールにつきます。
正面にならんでいる水槽を観てみると…
じつはこれ…水槽じゃなくて窓なんです!
窓の向こうに見えるのは「種川(たねがわ)」っていう三面川の分流の川底なのでした!
じつはこれ…水槽じゃなくて窓なんです!
窓の向こうに見えるのは「種川(たねがわ)」っていう三面川の分流の川底なのでした!
自然の中に生息している、ありのままの鮭の姿を観察することができるんです。
もちろん、他の川魚も観ることができますよ。
鮭を存分に観察した後は、1階に戻って「サーモンシアター」で鮭と村上に住む人の関わり方を映像で学びます。
涙なくして観れない感動巨編です。
同じく1階には、三面川で毎年秋におこなわれる鮭の「居繰り網漁」で使う川舟や漁具の実物が展示されています。
さらに村上の人たちの生活に欠かせない、年中行事における鮭料理を紹介しているコーナーもあります。鮭を余すところなくすべて使うという、村上の人たちの鮭愛がここでも垣間見ることができます。
2階に上がってみると、村上の郷土文化や鮭文化を知ることができる展示があります。
「村上のサケ言葉」っていう展示を見ると、「ハラコ(いくら)」「ドンビコ(鮭の心臓)」「ナワタ(鮭の内臓)」などなど…鮭に関わる独特な言葉がたくさんあることがわかります。
それだけ村上の人たちにとって鮭は身近なものなんですね。
極めつけは鮭の皮で作ったお洒落な赤いジャケット!
どんな着心地なのかはちょっと想像できませんが、ここまでくると鮭に対する愛情にも鬼気迫るものを感じます。
ジャケット以外にも鮭の皮で作った帽子なんかが展示されてました。
「イヨボヤ会館」で鮭のいろんなことを観たり知ったりした後は、隣にある「はらこ茶屋」で「塩引鮭」「鮭の酒びたし」「氷頭なます」といった鮭料理を味わってみてはいかがでしょうか?中でもいくらの醤油漬がたっぷり乗った「はらこ丼」はぜひ食べたい一品です。
いかがだったでしょうか?
「イヨボヤ会館」で鮭のいろんな姿を観たり、鮭をよく知ることで、よりいっそう鮭が好きになるかもしれませんよ?
今回は鮭の産卵シーンを目撃することができませんでしたが、いつか必ず観てみたいと思っています!!!
イヨボヤ会館
新潟県村上市塩町13-34
tel.0254-52-7117
駐車場/普通車134台・大型バス5台
営業時間/9:00−16:30
休館日/年末年始(詳しくはお問い合わせください)
入館料/個人 一般600円、小中高生300円
団体 一般500円、小中高生250円
イヨボヤ会館
この記事を書いた人
新潟を愛する万年新米ライターです。持ち前の粘り強さで味わい深い記事を書いていきたいと思ってます。とくに観光ガイドには載っていないような、新潟の珍スポットや変スポットに力を入れて紹介していきたいです。