新発田の発酵ワンダーランド!「KIKUSUI蔵GARDEN」で五感が目覚めるディスカバリー体験/新発田市


2025年06月03日 2438ビュー
私たちの食卓に欠かせない「発酵」の世界。
醤油や味噌、チーズにヨーグルト…日頃から親しんでいるものの、
その奥深さや面白さについては、実はあまり知らないかもしれません。
そんな発酵の神秘を五感で体感し、「なるほど!」「こんな一面があったんだ!」という
驚きと発見に出会える場所が、新潟県新発田市に誕生しました!

創業1881年の老舗酒蔵、菊水酒造さんが手がける、
発酵をテーマにしたユニークな施設「KIKUSUI蔵GARDEN」です。

ここは単なる施設ではなく、
発酵の力を通して私たちの暮らしを豊かにするヒントが散りばめられた、まさに「発酵エンターテインメント」の新空間。
ワクワク、ウキウキした気持ちを胸に、さっそくこのワンダーランドへの探検に出かけてみました。

【ラボ体験】見る、嗅ぐ、味わう…五感で「発酵」の不思議に触れる!

まず向かったのは、「ラボ」と名付けられたエリア。
ここは発酵について深く学び、五感を使ってその神秘に触れることができる空間です。
木升を模したという温かみのある家具が配置され、酒蔵らしい雰囲気も感じられます。

展示を見ていると、
普段当たり前のように口にしている日本酒や醤油だけでなく、
ビール、コーヒー、お茶、パン、チーズ…
身の回りにこんなにも発酵の力が使われているのかと、改めて驚かされます。

ワークショップスペースでは、発酵と関わりの深い飲み物の香りを嗅ぎ比べる体験や、

日本酒の利き酒を体験できるようになっているそうです。
まさに自分の感覚を通して違いを発見する楽しさがあります!
そして土日を中心に開催されるというワークショップも。
ここで親子でパンを焼いたり、酒粕を使った料理を作ったりしたら、
きっと最高の食育になるだろうなと想像するだけで楽しくなりました。

【ショップ探訪】蔵元だからこそ!できたて鮮度抜群の日本酒に感動!

ラボで発酵の面白さを知った後は、隣接するショップへ。
ここは菊水酒造さんの日本酒はもちろん、 北越後の美味しいものや、
発酵に関連するユニークなアイテムがずらりと並ぶ空間です。

​そしてショップで一番目を引いたのは、何と言っても「蔵元限定しぼりたて生原酒」の販売コーナー!
なんと、注文を受けてから、目の前で瓶に詰めてもらえるんです。

「これができたての生原酒か…!」と、
その場でしか体験できない鮮度抜群のお酒を前に、思わずゴクリと喉が鳴ります。
家に持って帰って味わうのが今から楽しみで仕方ありません。
これは本当に「蔵元直営店ならでは」の贅沢な体験でした。
 

他にも、ウグイスをモチーフにした可愛らしい音の鳴る酒器や、
日本酒をよりおしゃれに楽しめるオリジナル雑貨など、
お土産にも自宅使いにもぴったりのアイテムがたくさんあって目移りしてしまいます。
地元の月岡ブルワリーさんとコラボしたという、
酒米「菊水」を使ったクラフトビール「北越後コールドIPA」も発見!
日本酒だけでなく、発酵という共通項で生まれた多様な商品が揃っていて、
「こんな組み合わせがあったんだ!」と、新しい「発見」がたくさんありました。
日本酒の楽しみ方を広げてくれるような、ユニークな提案が随所に感じられるショップでした。

【カフェで一息】癒しの庭園を眺めながら発酵グルメに舌鼓!

ショップで買い物を楽しんだ後は、楽しみにしていたカフェへ。
ここは「心にも体にも優しい発酵メニューがいただける癒しの空間です。
メニューを見ると、塩麹や酒粕を使った魅力的なラインナップが並んでいます。
今回はおすすめの1つだという、
塩こうじマリネサーモンとクリームチーズのベーグルサンド」(1,000円)をいただきました。
一口かじってみると、想像以上にふわふわ、もちもち、そしてしっとり!
噛むほどに酒粕のほんのりとした甘みが感じられて、これは美味しい!
特に、サーモンのマリネが入ったベーグルは、マリネのお酢の効果もあり、
まさに「発酵尽くし」の深い味わいでした。
他にも、新発田牛を贅沢に使用した「蔵GARDENランチ」や「酒粕チーズケーキ」(600円)など、
気になるメニューがたくさん。
※メニューは季節や時期によって変更となる場合があります。
こちらは、「発酵あんと甘酒ホイップの求肥大福御膳」(1,200円)という一品。
菊水の米麹で仕込んだ発酵あんと甘酒ホイップを
求肥で自分で包んで食べるオリジナル体験もできて遊び心も満載です。
そして、このカフェの最大の魅力の一つが、窓の外に広がる枯山水の日本庭園です。
京都の銀閣寺や天龍寺など、名だたる庭園の修復を手掛けた庭匠、
田中泰阿弥氏が作庭したというこの庭園は、まさに圧巻。
計算し尽くされた石や砂の配置、そして背景の木々との調和が織りなす美しい風景は、
水がないのに水の流れや山の景色が目に浮かんでくるようで、その表現力にただただ感動。
この庭園は、一般のお客様が立ち入ることはできませんが、カフェのゆったりとした空間から、
見る角度や時間帯によって様々な表情を見せる景色を心ゆくまで眺めることができます。
テイクアウトも可能とのことなので、
晴れた日には庭園の近くでピクニック気分を味わうのも素敵だろうなと思いました。
美味しい発酵メニュー美しい景色で、体も心もすっかりリフレッシュできました。

「発見」にあふれたKIKUSUI蔵GARDENは何度でも訪れたくなる場所!

「KIKUSUI蔵GARDEN」での体験は、まさに「発見」の連続でした。
身近な発酵の世界にこれほど多くの驚きと面白さが隠されていたなんて!

菊水酒造の皆さんの「発酵をもっと面白く伝えたい」という情熱と、
お客様に喜んでほしい」というホスピタリティが、施設の細部にまで行き届いているのを感じました。
子供から大人まで、発酵について全く知らなかった人でも、
きっと何か新しい「発見」と「楽しい!」という気持ちに出会えるはず。

さらに、単なる観光施設ではなく、
発酵という切り口から私たちの暮らしや食文化を見つめ直すきっかけをくれる場所
季節ごとに表情を変える庭園や、ワークショップの内容が変われば、来るたびに新しい発見がありそうです。

ぜひ一度、新発田の「KIKUSUI蔵GARDEN」を訪れて、
あなただけの「ディスカバリー」体験をしてみてください。
心と体が喜ぶ特別な時間が、ここで待っていますよ!
「KIKUSUI蔵GARDEN」

「KIKUSUI蔵GARDEN」

住所: 新潟県新発田市島潟750
営業時間:
ラボ・ショップ:9:30~16:30
カフェ:10:00~16:30(L.O. 16:00)
定休日: 月曜日(祝日の場合は営業、翌日お休み)
駐車場:あり
アクセス:JR新発田駅から車で約10分

この記事を書いた人
ナガシー

元英会話スクールスタッフ・講師→にいがた地域おこし協力隊として現在活動中。
2022年の三条市でのデイキャンプがきっかけでI LOVE NIIGATA!
春夏秋冬たのしめる!大好きなニイガタをお届けします!
ブログ・SNS・YouTube:https://lit.link/ryoheinagashima