まるで日本画の世界?おすすめ清涼スポット「荒川剣龍峡」/新発田市


2021年06月03日 4764ビュー
夏が近づき、少しずつ暑くなっていきますね。
エアコンのガンガン効いた室内で過ごすのもいいですが、ときにはマイナスイオン溢れる自然の中で、川のせせらぎに耳を澄ませてみてはいかがでしょうか。
新発田市にある「荒川剣龍峡」はそんな過ごし方にもってこいの「清涼スポット」なんです。
 
荒川剣龍峡」は、広葉樹や針葉樹、奇岩や怪石に彩られた1キロ平方メートルほどの景勝地で、県立自然公園にも指定されています。

 
国道290号線を新発田市街から阿賀野市に向かう途中、月岡温泉街の手前に「荒川川」というくどい名前の川がありまして、そこに掛かる「荒川新橋」を左折します。

 
あとは道なりに軽い山道を数分進むと、左手に公衆トイレのある駐車スペースが見えてきますので、車で行く場合はそこに駐車しましょう。

 
駐車スペースから少し坂を下ったところに「荒川剣龍峡」への入口があります。看板も出ていますが、この季節はバックの樹々に同化していて少し見づらいですね(笑)

 
まっさきに、この峡谷のシンボルともいえる太鼓橋が見えてきます。
この橋の上から峡谷を見下ろすことができるんです。

 
橋の上から見下ろすと、夏は緑、秋は紅葉した樹々を眺めることができ、その間を縫うように流れるせせらぎを楽しむことができます。

 
橋を渡った先には大きな屋根のある東屋があり、休憩をしたりお弁当を食べたりするときに利用できます。
また、その手前に建てられた案内板には「荒川剣龍峡」の解説や見どころが紹介されているので目を通して参考にしてみてください。

 
橋を渡って右手に進むと木立の中に「山の神神社」が見えてきます。
さらに山道を約1キロほど登った先に「奥の院」もあるようです。

 
山の神神社」のすぐそばには、川のほとりに「男根石」があって子宝安産婦人病にご利益があるようです……

 
どこかから大きな水音が聞こえてくるので、音のする場所を探してみると滝がありました。
禊(みそぎ)の滝」といって、このように上の方が広く、下の方に向かって細くなっていく滝は全国的にも珍しいのだそうです。

 
再び太鼓橋に戻り、今度は反対の左側に向かって進んでみます。
階段を降りてみると「不動の滝」という小さな滝を見ることができます。

 
その前には「龍の剣堀」と名のつく穴があるんですが、由来はよくわかりません。
でも透き通った水が溜まっていて、とてもきれいです。
思わず飲んでみたくなりますが、飲むのはおすすめしません。

 
樹々の緑や苔むした岩の間を上流から川が流れてきて、眺めているだけで涼しげな光景です。

 
その日の水量にもよりますが、水量が少ない日は渓谷に降りることもできます。
そこの岩がすべて「砂岩」ということで、丸みを帯びた曲線を作り出しています。
そのフォルムはゴツゴツした岩に比べて女性的ななめらかさがあり、日本的な美しさを感じさせます。
こういう風景も全国的に珍しいのだそうです。

 
苔むした岩の上を、水たまりから水たまりへリレーのように水が渡り流れていくさまに侘び寂びを感じさせます。

 
谷の下から太鼓橋を見上げてみました。
水の流れるなめらかな岩と、両側にそそり立つゴツゴツした岩、緑の樹々のコントラストが美しくて写真映えする風景です。
紅葉のシーズンもきれいだろうなと思いました。

 
不動滝のそばにはテーブルベンチ炊事場などの施設もあって、キャンプもできるようです。

 
また登山道もあり、1周するとおよそ5時間かかるそうです。
しっかり準備した上で、時間に余裕を持って登るようにしましょう。
また登山前には登山届けを忘れずに提出してください。
熊も出没するようなので、熊除けの鈴ラジオなどを準備して登りましょう。

 
今回はおすすめ清涼スポット「荒川剣龍峡」をご紹介しました。
これからの暑い季節、緑の樹々に覆われた渓谷で、なめらかな曲線の岩をすべるように流れるせせらぎに、癒されてみてはいかがでしょうか。
お出かけの際は、土や岩が濡れていたり、苔ですべりやすくなっていますので、足元にはくれぐれもお気をつけ下さい。

新潟県新発田市荒川
交通アクセス/【荒川剣龍峡登山口】
●JR羽越本線「新発田駅」より車で30分
●日本海東北自動車道「聖籠新発田IC」より車で約45分
●国道290号線沿い、荒川集落から剣龍峡まで3.7km、車で10分
●月岡温泉から剣龍峡まで5.0km、車で15分
駐車場/普通車:約7台

この記事を書いた人
田中新之助(たなかしんのすけ)

新潟を愛する万年新米ライターです。持ち前の粘り強さで味わい深い記事を書いていきたいと思ってます。とくに観光ガイドには載っていないような、新潟の珍スポットや変スポットに力を入れて紹介していきたいです。