今が旬! 越後姫スイーツめぐり【前編】/新潟市


2022年04月14日 9183ビュー
新潟のいちごといえば…そう、「越後姫」!
 
越後姫は、芳醇な香りとジューシーな甘さのブランドいちご♪
今回はこの越後姫を使った絶品スイーツが楽しめるお店をご紹介します。
 
その前に…越後姫をあまりご存じないという方のために、ちょっとだけお勉強タイムです。

「越後姫(えちごひめ)」とは?

新潟県オリジナル品種のいちごで、香りが濃く大粒でジューシー
また、酸味が少なく甘みが強いのが特長です。
11月頃から収穫が始まっていますが、4~5月が出荷のピーク。
この時期は地元のスーパーの店頭でもよく見かけます。

果肉がやわらかいため、県外流通にはあまり向いていないといわれていましたが、輸送技術の進歩などから、最近では県外でも販売されているようです。
 
まずは、新潟市西蒲区にある「そら野テラス」さんに行ってきました!
こちらではイチゴ狩りもできるんですよ!

そら野テラス

角田山を望む田園地帯の中に佇むそら野テラスは2016年のオープン。
野菜や加工品などを販売する「マルシェ」や手作りのおにぎりやお総菜などを提供する「デリカ」、そして「農園のカフェ厨房 TONERIKO(トネリコ)」がある複合型の農産物直売所。
(おしゃれな直売所♪という感じです)
そら野テラスを運営するそら野ファームでは、米や大豆をはじめ、さまざまな野菜を作っています。
 
まずはいちご狩りからスタート。
マルシェで受付を済ませ、カフェの脇道を通って裏手に回るとイチゴ栽培のハウスを発見!
こちらでは、3~5月までいちご狩りが楽しめます。
とても長~いハウスの中は、真っ赤な食べ頃のいちごからまだ小さく青々としたものまで、すごい量のいちごがなっています。
 
今回ご案内いただいたのは、生産部 いちご班副主任の伊藤さん。
いちご狩りは、「食べ放題コース(30分間)」と「お持ち帰りコース」があって、いずれもハサミを片手にイチゴを収穫します。
 
大人の腰高くらいにいちごがなる「高設栽培」なので、楽な姿勢で収穫できます。
特に小学生くらいの子どもには最適な高さですね。
 
ちなみに、こちらのハウスのいちごは、花が咲いてからだいたい40~50日くらいで食べ頃を迎えるそうです。
こんな感じで、ヘタの上をつまんで切ります。
 
その場で食べさせていただきましたが…
甘~~~い!!!
先っぽからヘタの方までしっかり甘~~~い!!!!!

こんなに甘いイチゴは初めて食べました!
これが獲れたての甘さなのか・・・そして、ジュ~シィィィィィィ!!!!!
 
4月から5月中旬が一番甘みがあるんですよ」と伊藤さん。
 
食べ放題は30分制で、料金は時期によって変動(酸味が出てくると少しお得になります)。
持ち帰りコースは入園料+量り売りで、パック詰めを自分で行う分、店頭価格よりもお得に購入できるそうです。
 
いちご狩りの予約は、店頭・電話の場合は前日まで、ネット予約は2日前までの受付。
ネット予約の場合は100円引きになるそうです!

今シーズンは週末はすでに予約が埋まっているという人気のいちご狩り。
平日に行けるという方はぜひ!

そら野テラス いちご狩り

◆時間
①9:30 ②11:00 ③13:00 ④14:30 ⑤16:00 ※月曜日は①②③のみ
◆料金
◎食べ放題コース ※時期によって変動
大人(中学生以上)2,000円/小学生1,500円/未就学児(3~6歳)1,000円/2歳以下 300円
◎持ち帰りコース
入園料(3歳以上)300円 + 摘み取った量×単価(100gあたり)
◆定休日
火曜日


それではいよいよ越後姫スイーツをいただきに、「農園のカフェ厨房 TONERIKO」へ!

TONERIKOは、野菜ソムリエによる地元野菜を活かした料理とご飯(米)のおいしさを堪能できるカフェ。
ちなみに、「トネリコ」というのは木の名前で、トネリコの木は稲刈り後のはさ掛けによく使われていたそうです。

メニューにある「農園カレー」や野菜たっぷりのサラダ、米粉のピザなども気になりますが・・・今回はスイーツなのでガマン、ガマン(>_<;)
 
それでは、越後姫スイーツの登場です!
そら野の越後姫パフェ(858円/税込)
 
数量&期間限定の人気メニュー。
大きくて真っ赤な越後姫はもちろん隣のハウスの朝採りです。
甘~いいちごの下にはアイスクリームと生クリーム。
アイスはバニラではなくミルクアイスというのがポイントですね♪

さらにいちご、生クリーム、一番下には自家栽培米の米粉で作ったシフォンケーキ
いちごのシロップが浸してあるので、ふわふわ&しっとりとした食感。
写真のシフォンはプレーンですが、その日によって季節のシフォンになることも。
 
素材の味を活かしたパフェは、素朴な見た目も相まって、まさに農園のカフェならではの味わい。
越後姫のおいしさを堪能できます。

 
トネリコでは越後姫を使ったメニューがまだあります。
その中から、これからのシーズンにおすすめのドリンクもご紹介します。
自家製フルーツソーダ(495円/税込)
 
越後姫のシロップ入りのフルーツソーダは、カットしたいちごが上に乗っています。
シロップは自家製で、こちらはしっかりとした甘さ。
ソーダ水自体は甘くないので、かき混ぜていただくとちょうどいい甘さ。
暑い日にはさっぱりと飲み干したいですね~。

他にも、季節のスムージー越後姫)も人気とのこと。
そちらも捨てがたい!

ちなみにソーダとスムージーは、季節によっては「いちじく」も楽しめます。


最後にマルシェに併設のデリカコーナーのご紹介も少々。
デリカでも越後姫を使った加工品も販売しています。
左から、越後姫の米粉ロール(216円)、米粉シフォン 越後姫(216円)、越後姫のいちご団子(238円)。※いずれも税込
いずれもそら野ファーム産の越後姫と米粉を使っています。
 
そして右奥にあるのは手作りのいちごジャム(648円/税込)。
水を入れずにじっくりていねいに煮込んだジャムは、果肉の形を残したプリザーブスタイル。
しっかりとした甘さで、プレーンヨーグルトなどに合いそう。
こちらは通年販売とのこと。


スイーツだけでなく、いちご狩りや加工品まで、越後姫の魅力が堪能できるそら野テラス
この時期だけのおいしさを求めにお出かけしてみてはいかが?
そら野テラス

そら野テラス

新潟県新潟市西蒲区下山1320-1
<マルシェ/デリカ>TEL.0256-88-4411
<カフェ>TEL0256-78-7515
【営業時間】
<マルシェ>9:00~19:00 (12/1〜2月末は18:00まで)
<デリカ>9:00~16:00
<カフェ>ランチタイム11:00~14:00、カフェタイム10:00~17:00(L.O.16:00)
【定休日】火曜日

そら野テラス

この記事を書いた人
ケバブー

長岡生まれ新潟育ち。 ​
郷土料理からラーメン、地酒やスイーツまで新潟の食を広く愛するフォトライター。