“鉄分”濃いめだけど楽しい! オープンから10年の「ジオパル」に行ってきた‼/糸魚川市
2025年04月24日
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北陸新幹線とえちごトキめき鉄道が開業してからこの春でちょうど10年。
今回は糸魚川駅(ほぼ)直結の「糸魚川ジオステーション ジオパル」に行ってきました。
(バルじゃなくて“パル”ですよw)
今回は糸魚川駅(ほぼ)直結の「糸魚川ジオステーション ジオパル」に行ってきました。
(バルじゃなくて“パル”ですよw)

この春で開業10周年
糸魚川駅は海側の「日本海口」と山側の「アルプス口」がありますが、ジオパルはアルプス口を出てすぐ、新幹線の高架下に作られた施設です。
ジオパルも新幹線&トキ鉄とともに2025年3月で10周年を迎えたそうです。
おめでとうございます!
ジオパルも新幹線&トキ鉄とともに2025年3月で10周年を迎えたそうです。
おめでとうございます!
レンガの壁のようなものがありますが、これは実際に糸魚川駅の機関車庫として使われていたものを一部移設したモニュメントで、アルプス口のシンボル的存在となっています。
入口ではSLくろひめ号がお出迎え。
入口ではSLくろひめ号がお出迎え。
全長4.7mほどのかわいいこのSLは、昭和30~50年代に油の精製に使う白土を運ぶために使われていたもの。糸魚川駅から近くの工場までの約300mの軽便鉄道を走る産業用SLとして活躍したそうです。日本で最後の実用蒸気機関車だったそうです。
引退後は地元の小学校などに展示されていましたが、2020年からこの場所に展示されています。
それでは中に入りましょう。
おじゃましま~す♪
引退後は地元の小学校などに展示されていましたが、2020年からこの場所に展示されています。
それでは中に入りましょう。
おじゃましま~す♪
入ってすぐにあるのは、ヒスイ峡の代名詞・明星山を模したスライダー(滑り台)とキッズクライミング。
これは子どもが楽しめるやつだ~♪
施設内は大きく3つのコーナーに分かれています。
各コーナーとも入場無料です。※一部、利用料がかかるものもあり
それぞれのコーナーをご紹介しましょう。
これは子どもが楽しめるやつだ~♪
施設内は大きく3つのコーナーに分かれています。
各コーナーとも入場無料です。※一部、利用料がかかるものもあり
それぞれのコーナーをご紹介しましょう。

ジオパーク観光インフォメーションセンター
糸魚川市は2009年8月、日本で初めての「世界ジオパーク」(※1)に認定されました。
このコーナーではパネルや映像で糸魚川のジオパークをご紹介しています。
このコーナーではパネルや映像で糸魚川のジオパークをご紹介しています。
※1
国際的に価値のある地質遺産を保護し、そうした地質遺産がもたらした自然環境や地域の文化への理解を深め、科学研究や教育、地域振興等に活用することにより、自然と人間との共生及び持続可能な開発を実現することを目的とした事業(文部科学省HPより)
また、観光案内所もあるので、ジオパーク以外の観光やグルメ情報なども入手できます。
パンフ類もたくさんありますよ。
国際的に価値のある地質遺産を保護し、そうした地質遺産がもたらした自然環境や地域の文化への理解を深め、科学研究や教育、地域振興等に活用することにより、自然と人間との共生及び持続可能な開発を実現することを目的とした事業(文部科学省HPより)
また、観光案内所もあるので、ジオパーク以外の観光やグルメ情報なども入手できます。
パンフ類もたくさんありますよ。
糸魚川に着いたら、まずはチェックしたいコーナーですね。
ちなみに、先ほどご紹介した明星山スライダーなどもこのエリアにあります。
ちなみに、先ほどご紹介した明星山スライダーなどもこのエリアにあります。
そして、糸魚川ならではのフォトスポットも。
大の里関をはじめ、県立海洋高校(糸魚川市)の相撲部出身の力士たちの等身大パネルが並んでいます。
左から欧勝海関、大の里関、白熊関、嘉陽関。

キハ52待合室
続いては、かつて糸魚川を走っていた鉄道車両が展示されている「キハ52待合室」へ。
こちらには、2010年まで大糸線の糸魚川-南小谷(長野県)間の非電化区間を走っていた車両「キハ52-156」が展示されています。ジオパルでの展示にあたり肌色と朱色の国鉄時代のカラーに塗り直されたそう。
そしてこの車両、展示されているだけでなく、実際に中に入って座席に座ることができるんです。
そしてこの車両、展示されているだけでなく、実際に中に入って座席に座ることができるんです。
つまり、このスペースは車両内も含めて待合室なのです。
すごーい‼
すごーい‼
先頭には、実際の大糸線を走る運転席から見た動画が流れています。
さらに、このキハ52の下にはレールが敷かれていて、イベント時などにはなんと屋外に移動することも!
さらに、このキハ52の下にはレールが敷かれていて、イベント時などにはなんと屋外に移動することも!
(画像提供:糸魚川市観光協会)
レンガ車庫のモニュメントをくぐって出てきます。
車庫から出発する昔の風景を再現していますね。すばらしい演出!
待合室にはさらに、「トワイライトエクスプレス」の再現車両も展示されています。
レンガ車庫のモニュメントをくぐって出てきます。
車庫から出発する昔の風景を再現していますね。すばらしい演出!
待合室にはさらに、「トワイライトエクスプレス」の再現車両も展示されています。
こちらは2020年から展示されているもの。
トワイライトエクスプレスは、「走るホテル」と称された日本の豪華寝台特急の先駆け。
1989~2015年の四半世紀にわたり大阪~札幌間を運行した人気列車でした。
糸魚川駅のあたりを通過するのは夕方だったそうで、黄昏のロマンチックな日本海を見ることができたのかな~。
再現車両はA寝台(スイート)と食堂車の一部を忠実に再現。
トワイライトエクスプレスは、「走るホテル」と称された日本の豪華寝台特急の先駆け。
1989~2015年の四半世紀にわたり大阪~札幌間を運行した人気列車でした。
糸魚川駅のあたりを通過するのは夕方だったそうで、黄昏のロマンチックな日本海を見ることができたのかな~。
再現車両はA寝台(スイート)と食堂車の一部を忠実に再現。
こちらがスイート。一番後ろの車両のイメージですね。
こちらが食堂車。走るレストランですね、素敵。
カーテンなどは実際に使用されていたものがそのまま使われています。
こちらの車窓も景色が流れる仕掛けがあります。
以前はこの車両の中で地元飲食店の料理が楽しめる企画なども実施していたそうで、今後もそういったイベントが企画されるかもしれません。
カーテンなどは実際に使用されていたものがそのまま使われています。
こちらの車窓も景色が流れる仕掛けがあります。
以前はこの車両の中で地元飲食店の料理が楽しめる企画なども実施していたそうで、今後もそういったイベントが企画されるかもしれません。

ジオラマ鉄道模型ステーション
3つめのコーナーは、日本海側最大級の鉄道ジオラマを擁する「ジオラマ鉄道模型ステーション」です。
このコーナーを目当てに県外から訪れる方も多いそう。
このコーナーを目当てに県外から訪れる方も多いそう。
専用の入口がありますが、先ほどのキハ52待合室から入ることもできます。
踏切の警報器に、気分がアガりますね!
このコーナーのメインとなるのが、大きなジオラマ鉄道模型です。
踏切の警報器に、気分がアガりますね!
このコーナーのメインとなるのが、大きなジオラマ鉄道模型です。
6m×7mもの面積がある巨大ジオラマ。
中央に山脈があり、その周りをNゲージが走ります。
手前側は糸魚川駅周辺の街並み。
中央に山脈があり、その周りをNゲージが走ります。
手前側は糸魚川駅周辺の街並み。
忠実に再現された糸魚川駅や日本海口のロータリー。
駅の向こうに見えるヒスイ色の屋根の建物は糸魚川市役所です。
駅の向こうに見えるヒスイ色の屋根の建物は糸魚川市役所です。
キハ52らしきNゲージを発見! 出発進行~♪
天津神社では、みこしをぶつけ合う「けんか祭り」のようすを再現!
他にも、弁天岩や焼山、姫川漁港や親不知の海上高速道など糸魚川のさまざまなスポットがあります。
このジオラマ、細かく見ていくといろいろな発見があってかなり面白いですよ!
そして再現度が高い!!!
さて、山の向こう側には何があるでしょうか???
天津神社では、みこしをぶつけ合う「けんか祭り」のようすを再現!
他にも、弁天岩や焼山、姫川漁港や親不知の海上高速道など糸魚川のさまざまなスポットがあります。
このジオラマ、細かく見ていくといろいろな発見があってかなり面白いですよ!
そして再現度が高い!!!
さて、山の向こう側には何があるでしょうか???
東京タワーやスカイツリーをはじめ、東京の街のダイジェスト版です。
観覧車は横浜のやつかな?
観覧車は横浜のやつかな?
左はスカイツリー脇を走る北陸新幹線「はくたか」。右は東京上野ラインかな?
Nゲージの車両にはところどころカメラが付いていますが、これは自分でNゲージを操作して遊ぶことができるというもの。(有料:30分500円)
Nゲージの車両にはところどころカメラが付いていますが、これは自分でNゲージを操作して遊ぶことができるというもの。(有料:30分500円)
運転席は9席あり、さきほどの「はくたか」をはじめとする新幹線車両や、トワイライトエクスプレスにカシオペア、山手線の車両などがあります。
キハ52も!
カメラの映像を見ながら自分でコントロールする気分は、運転手さながら。
2024年にカメラのアップデートを行ったそうで、精細な映像が楽しめます。
時間内で席の移動(車両の変更)もOKなので、いろいろな車両が運転できます。
ちなみに、自分のNゲージを持ち込んで走らせる「レンタルレール」(有料:30分500円 ※4月から料金改定になりました)もOK。
ジオラマはもう1カ所あって、こちらは姫川渓谷をイメージしたもの。
キハ52も!
カメラの映像を見ながら自分でコントロールする気分は、運転手さながら。
2024年にカメラのアップデートを行ったそうで、精細な映像が楽しめます。
時間内で席の移動(車両の変更)もOKなので、いろいろな車両が運転できます。
ちなみに、自分のNゲージを持ち込んで走らせる「レンタルレール」(有料:30分500円 ※4月から料金改定になりました)もOK。
ジオラマはもう1カ所あって、こちらは姫川渓谷をイメージしたもの。
雪山やスキー場、発電所などもありますね。レンガ車庫&キハ52も再現されています。
こちらのジオラマはHOゲージ用で、カメラ付きの運転体験ができるのは4席。
ジオラマ鉄道模型ステーションには数多くのNゲージ、HOゲージが展示されているほか、実際に使われていた鉄道に関するアイテムなどが所狭しと展示されています。
ジオラマ鉄道模型ステーションには数多くのNゲージ、HOゲージが展示されているほか、実際に使われていた鉄道に関するアイテムなどが所狭しと展示されています。
新幹線のノーズや駅員さんが使っていたアイテム。
駅名板やサボなど。ガチャガチャも設置されています。
鉄道グッズの販売コーナーもあり。
かなり“鉄分”の濃いコーナーでしたが、鉄道に詳しくない人でも楽しめる施設だと思います。
ジオラマは糸魚川観光の後が楽しめるかも?!
さらに!
ジオラマ鉄道模型ステーションにはお子さまに人気のプラレールのコーナーもあります。
鉄道グッズの販売コーナーもあり。
かなり“鉄分”の濃いコーナーでしたが、鉄道に詳しくない人でも楽しめる施設だと思います。
ジオラマは糸魚川観光の後が楽しめるかも?!
さらに!
ジオラマ鉄道模型ステーションにはお子さまに人気のプラレールのコーナーもあります。
これは10年前の北陸新幹線 糸魚川駅開業に向けて寄付されたものを集めて作られたオリジナルレイアウト。
レール総数は1,653本。なかなかの規模感です。
そして見るだけでなく「乗るプラレール」もあります!
レール総数は1,653本。なかなかの規模感です。
そして見るだけでなく「乗るプラレール」もあります!
こちらは2024年の春に新設された新コーナー。
しかもドクターイエローですよ‼
こちらは1回400円です。
以上、魅力盛りだくさんのジオパルをご紹介しました。
鉄道ファンだけでなく、ファミリーや一般観光客も多数訪れる施設。
ぜひ遊びに行ってみては?
糸魚川ジオステーション ジオパル
新潟県糸魚川市大町1-7-47
(糸魚川駅アルプス口1階)
営業時間/
ジオパーク観光インフォメーションセンター 8:30〜19:00
キハ52待合室 8:30〜19:00 ※トワイライトエクスプレス展示車両の見学は10:00~15:00
ジオラマ鉄道模型ステーション 平日10:00〜18:00(通年)※運転体験、物販は17:00まで、
土・日曜、祝日9:00〜18:30 ※運転体験、物販は17:00まで
お問い合わせ/
糸魚川市観光協会 TEL 025-555-7344
