隠れファンがいる?!大粒で甘いブルーベリーを摘み取り!「はねうまブルーベリー園」/妙高市
2024年07月02日
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(画像提供:NPO法人はねうまネットワーク)
新潟県への観光を考えたとき「フルーツ狩り」のイメージはありますか? 特に上越地域にはそのイメージはほとんどないと思います。
上越地域に住んでいる私でさえ、フルーツ狩りをしたことがありません!
そんななか「知る人ぞ知る!隠れファンがいるブルーベリー園がある」という情報が。 確かめるべく、早速取材に行ってきました。
新潟県への観光を考えたとき「フルーツ狩り」のイメージはありますか? 特に上越地域にはそのイメージはほとんどないと思います。
上越地域に住んでいる私でさえ、フルーツ狩りをしたことがありません!
そんななか「知る人ぞ知る!隠れファンがいるブルーベリー園がある」という情報が。 確かめるべく、早速取材に行ってきました。
田んぼの真ん中にある小さなブルーベリー園
Googleマップを頼りにブルーベリー園を目指して車を走らせます。 見渡す限り田んぼに囲まれた農道を進むと、少し下がった場所にブルーベリーの木が見えてきました。
ここが噂の「はねうまブルーベリー園」。 約4アールの広さの、こぢんまりとしたブルーベリー園です。
迎えてくれたのは、ブルーベリー園を管理しているNPO法人はねうまネットワーク代表の東智隆さんと西脇ファームの西脇道雄さん。
ここが噂の「はねうまブルーベリー園」。 約4アールの広さの、こぢんまりとしたブルーベリー園です。
迎えてくれたのは、ブルーベリー園を管理しているNPO法人はねうまネットワーク代表の東智隆さんと西脇ファームの西脇道雄さん。
元々、地元の建設会社の一事業としてはじまったブルーベリー園は、当時の担当者が退職とともに引き継ぎ「野口ブルーベリー園」として独立。
2023年にNPO法人はねうまネットワークが事業継承し、現在は東京から移住し農業を営む西脇さんが協力する形で運営をしています。
2023年にNPO法人はねうまネットワークが事業継承し、現在は東京から移住し農業を営む西脇さんが協力する形で運営をしています。
取材に伺ったのは5月の下旬。すでにブルーベリーの実は付いていましたが、色付くのはこれからというところ。
西脇さん(以下敬称略)「ブルーベリーは2年目の枝に実がなるんですよ。今実が付いているのが昨年出た枝で、この若い枝が来年実をつけます。」
西脇さん(以下敬称略)「ブルーベリーは2年目の枝に実がなるんですよ。今実が付いているのが昨年出た枝で、この若い枝が来年実をつけます。」
東さん(以下敬称略)「雪解けから現在までは枝の剪定作業をやっていました。暖かくなるにつれて枝が伸びてくるんですね。来年の実付きを想定しながら枝切りをするんです。」
西脇「今これくらい枝が伸びているから、来年は実付きがいいな〜と想像できるのは楽しいですよ。」
西脇「今これくらい枝が伸びているから、来年は実付きがいいな〜と想像できるのは楽しいですよ。」
無肥料・無農薬!完全自然栽培なので子どもも安心
栽培方法についても、こだわりが。
東「無農薬で作っているので、摘み取ってすぐに食べることができます。洗わなくてもいいので、小さいお子様でも安心して摘み取りができますよ。」
西脇「摘み取りをするならとにかく数を増やす栽培方法もあります。でも、せっかく食べていただくなら、一粒一粒が大きくて甘いものを作りたい。そういった思いから、一粒一粒に価値を置くような栽培方法を取り入れています。」
東「無農薬で作っているので、摘み取ってすぐに食べることができます。洗わなくてもいいので、小さいお子様でも安心して摘み取りができますよ。」
西脇「摘み取りをするならとにかく数を増やす栽培方法もあります。でも、せっかく食べていただくなら、一粒一粒が大きくて甘いものを作りたい。そういった思いから、一粒一粒に価値を置くような栽培方法を取り入れています。」
美味しいブルーベリーを、美味しいときに。
(画像提供:NPO法人はねうまネットワーク)
はねうまブルーベリー園での摘み取り体験は予約制。お問い合わせいただいてから、日程調整をします。
東「ブルーベリーって雨に当たったあと、乾燥させないとすぐに悪くなってしまうんです。せっかく摘み取りをしていただくなら、ベストな状態のときに体験していただきたいので予約制にしています。」
密かなファンも多いブルーベリーは、予約でその日の収穫分が埋まってしまうことも。
シーズンは6月中旬〜7月末まで。
入場料はなく、摘み取った分をお買い上げいただく方式です。
はねうまブルーベリー園での摘み取り体験は予約制。お問い合わせいただいてから、日程調整をします。
東「ブルーベリーって雨に当たったあと、乾燥させないとすぐに悪くなってしまうんです。せっかく摘み取りをしていただくなら、ベストな状態のときに体験していただきたいので予約制にしています。」
密かなファンも多いブルーベリーは、予約でその日の収穫分が埋まってしまうことも。
シーズンは6月中旬〜7月末まで。
入場料はなく、摘み取った分をお買い上げいただく方式です。
建設業者が始めたブルーベリー園
▲たまに様子を見に来てくれる前任者の野口さん(写真左)
冒頭でもご紹介しましたが、こちらのブルーベリー園、実は地元の建設会社が新規事業として始めたもの。
当時の担当者・野口秀昭さんが、退職を機に「野口ブルーベリー園」として独立し、地元のファンから愛され続けてきました。
しかし野口さんご自身も高齢になり、2、3年前から後継者を探していたとのこと。そこで相談を受けたのがNPO法人はねうまネットワークでした。
冒頭でもご紹介しましたが、こちらのブルーベリー園、実は地元の建設会社が新規事業として始めたもの。
当時の担当者・野口秀昭さんが、退職を機に「野口ブルーベリー園」として独立し、地元のファンから愛され続けてきました。
しかし野口さんご自身も高齢になり、2、3年前から後継者を探していたとのこと。そこで相談を受けたのがNPO法人はねうまネットワークでした。
しかし、NPOのメンバーは農業の経験がありません。また、プロボノ集団(注1)なので働き方としても、専業で関わることは難しい状況でした。
東「正直、野口さんから相談を受けたときは、あまり前向きではなかったんです。ただ、私たちは『地域の魅力を作っていきたい、見える化していきたい』という思いで活動しているので、目の前で無くなろうとしている地域の魅力を見過ごすことができなかった。それで『一旦預かります』ということになったんです。」
東「正直、野口さんから相談を受けたときは、あまり前向きではなかったんです。ただ、私たちは『地域の魅力を作っていきたい、見える化していきたい』という思いで活動しているので、目の前で無くなろうとしている地域の魅力を見過ごすことができなかった。それで『一旦預かります』ということになったんです。」
摘み取る時間も思い出に
東「実際これだけで生計を立てようと思うと、多分難しいですね。どちらかというと、ブルーベリー園をハブにして可能性を広げる。地域の魅力を発信するための、一つのフックとして使うという方向性が現実的だと思っています。」
西脇「ただ作って売るだけではなく、摘み取り体験を通して、親子の絆を深めてもらったり、地域の魅力を感じてもらったり、そういうことにつながれば嬉しいですね。」
無肥料・無農薬の自然栽培は、人にとって優しいのはもちろん、その土地の環境にとっても優しいもの。
「自分たちが食べるものの背景に思いを巡らすこと」も、はねうまブルーベリー園だからこそできる体験です。
西脇「ただ作って売るだけではなく、摘み取り体験を通して、親子の絆を深めてもらったり、地域の魅力を感じてもらったり、そういうことにつながれば嬉しいですね。」
無肥料・無農薬の自然栽培は、人にとって優しいのはもちろん、その土地の環境にとっても優しいもの。
「自分たちが食べるものの背景に思いを巡らすこと」も、はねうまブルーベリー園だからこそできる体験です。
ブルーベリーをきっかけに、大切な人と大切な時間を
小さな園だからできること。
「一粒一粒に想いを込める」
そんなお二人のまなざしは、ブルーベリーや地域への愛に溢れていました。
一粒一粒を大切にするように、ブルーベリーを通して家族や友人、大切な人との時間をゆっくり見つめてみませんか。
(注1)本業を持ちながら、各々の専門分野のスキルや知識を活かして社会貢献活動をする集団。
「一粒一粒に想いを込める」
そんなお二人のまなざしは、ブルーベリーや地域への愛に溢れていました。
一粒一粒を大切にするように、ブルーベリーを通して家族や友人、大切な人との時間をゆっくり見つめてみませんか。
(注1)本業を持ちながら、各々の専門分野のスキルや知識を活かして社会貢献活動をする集団。
はねうまブルーベリー園
住所:新潟県妙高市新保新田
電話:080-9999-2772
定休日:不定休
料金:入場料無料、お持ち帰り600円/200g(変動あり)
※要予約(電話もしくはリンク先のお問い合わせフォームから)
この記事を書いた人
千葉県出身。新潟県に移住して10年。雪国の暮らしの知恵が好きで、地域のじいちゃんばあちゃんから教わったことを日々研究中。古民家で夫、子どもと田舎暮らしを楽しみながら、フリーでライターやインスタ集客をやっています。
https://note.com/emiko_writer