祝ユネスコ無形文化遺産登録!約400年の伝統が込められた「おしゃぎり」が城下町を練り歩く村上大祭!/村上市
2026年07月27日
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昨年、2025年の12月に「村上祭の屋台行事」がユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」として追加登録されました。ということで登録後初となる村上市の「村上大祭」のうち、7月7日に行われた本祭りを訪ねてみました!
村上大祭とは市内にある「西奈彌羽黒(せなみはぐろ)神社」の例大祭です。
寛永10年(1633年)に村上城主の堀直竒(ほりなおより)公が西奈彌羽黒神社を現在の地に移した際、遷宮を祝って町の人たちがお城から大八車を借りて太鼓を叩いて練り歩いたことが祭礼の始まりとされます。
そこから400年近く祭礼は続き、今年は特別に7月5日に無形文化遺産登録祝賀イベントが行われましたが、例年は7月6日に宵祭りが、7月7日には本祭りが行われ、露店は6日から8日にかけて開設されています。
寛永10年(1633年)に村上城主の堀直竒(ほりなおより)公が西奈彌羽黒神社を現在の地に移した際、遷宮を祝って町の人たちがお城から大八車を借りて太鼓を叩いて練り歩いたことが祭礼の始まりとされます。
そこから400年近く祭礼は続き、今年は特別に7月5日に無形文化遺産登録祝賀イベントが行われましたが、例年は7月6日に宵祭りが、7月7日には本祭りが行われ、露店は6日から8日にかけて開設されています。
車で行く場合はおしゃぎり会館やイヨボヤ会館のほか市内に複数の臨時駐車場が開設されていたのでそちらに車を停め、会場まで歩いて進みました。
村上市役所には総合案内が開設されていて、そちらで「屋台巡行経路図」や「屋台巡行時刻表」を手に入れることができました。
村上駅前の観光案内所でも入手できたようです。
村上市役所には総合案内が開設されていて、そちらで「屋台巡行経路図」や「屋台巡行時刻表」を手に入れることができました。
村上駅前の観光案内所でも入手できたようです。
2026年は昨年に引き続きおしゃぎりの位置情報をリアルタイムで表示するウェブサービス「まつりNOW」が導入されました。
屋台巡行時刻表でもバス時刻表のようにおおまかな通過場所は分かるのですが、こちらのまつりNOWはリアルタイム情報やトイレ情報が入手できてとても便利でした。
歴史のある祭りもどんどん新しい技術を導入していくのですね~。
屋台巡行時刻表でもバス時刻表のようにおおまかな通過場所は分かるのですが、こちらのまつりNOWはリアルタイム情報やトイレ情報が入手できてとても便利でした。
歴史のある祭りもどんどん新しい技術を導入していくのですね~。
伝統と文化が煌めく「おしゃぎり」と地域が守り続けてきた「しゃぎり」
位置情報を確認していよいよお祭りの舞台へ行きます。祭礼で笛や太鼓で演奏されるお囃子のことを「しゃぎり」と呼ぶことから、村上では祭礼で巡行する屋台山車を「おしゃぎり」と呼んでいるそうです。
お祭りの起源が大八車だったためか、おしゃぎりは二輪の屋台なのです。大八車って、時代劇などで出てくるリヤカーのご先祖みたいなやつですよね~!
同じユネスコ無形文化遺産である埼玉の「秩父夜祭」を見たことがあったのですが、あちらは四輪の山車を棒で少し浮かせてから方向転換させていました。それに比べるとおしゃぎりは二輪のためかカーブがとてもスムーズでした。
まっすぐ進む時にもS字に蛇行させながら進んでいたりもしますし、約5メートルの高さの大きなおしゃぎりが車輪をきしませながら曲がる独特の動きは、ぜひ生で見て迫力を感じていただきたいです!
同じユネスコ無形文化遺産である埼玉の「秩父夜祭」を見たことがあったのですが、あちらは四輪の山車を棒で少し浮かせてから方向転換させていました。それに比べるとおしゃぎりは二輪のためかカーブがとてもスムーズでした。
まっすぐ進む時にもS字に蛇行させながら進んでいたりもしますし、約5メートルの高さの大きなおしゃぎりが車輪をきしませながら曲がる独特の動きは、ぜひ生で見て迫力を感じていただきたいです!
またなぜおしゃぎりは二輪なのかについては、「村上の細い町並みを自在に進めるように二輪にしたのではないか」というお話も聞きました。
実際に大人の背丈ほどもある直径約2メートルのとても大きい車輪を目の当たりにすると、村上の優れた木工技術を肌で感じます。
実際に大人の背丈ほどもある直径約2メートルのとても大きい車輪を目の当たりにすると、村上の優れた木工技術を肌で感じます。
一番古い恵比寿様を乗せた肴町の屋台は1760年に作られたそうです。それだけ長く使えるとは当時から優れた木工技術を持っていたのでしょう。
それを証明するかのようにおしゃぎりの装飾には村上ならではの漆塗りや木彫堆朱(きぼりついしゅ)が使われているので、休憩時などにそれぞれの手の込んだ装飾をじっくり見る楽しみ方もあります。
それを証明するかのようにおしゃぎりの装飾には村上ならではの漆塗りや木彫堆朱(きぼりついしゅ)が使われているので、休憩時などにそれぞれの手の込んだ装飾をじっくり見る楽しみ方もあります。
このおしゃぎりは「二輪二層式囃子屋台」と呼ばれる二階建て屋台の構造で、一階では子供たちが座ってお囃子を演奏し、二階には「乗せ物」と呼ばれる人形などを乗せています。
乗せ物はそれぞれ大黒天や恵比寿といった神様の人形だけではなく、鼓(つづみ)の上に乗った鶏や、羽黒大権現と書かれた大きな鐘(大梵鐘)など、ちょっと変わったものもあって見物する側は飽きません。ぜんぶ人型じゃ飽きちゃうよね~、というひねくれた人たちが昔いたのでしょうか?
乗せ物はそれぞれ大黒天や恵比寿といった神様の人形だけではなく、鼓(つづみ)の上に乗った鶏や、羽黒大権現と書かれた大きな鐘(大梵鐘)など、ちょっと変わったものもあって見物する側は飽きません。ぜんぶ人型じゃ飽きちゃうよね~、というひねくれた人たちが昔いたのでしょうか?
子供たちがお囃子を演奏しながら皆が村上甚句を唄い、美しい装飾のおしゃぎりが練り歩く様子は音楽と造形物の組み合わさった一つの芸術品のようでした。
休憩されていた曳き手の方にユネスコ無形文化遺産に登録された今後についてお聞きしたら、
「みんなで車座になって飲んだりすることが楽しいので、今まで通り変わらず続けていくことが大切だと思う」と話されていました。
世界的に価値があると認められた祭礼があるのは、村上の人たちが変わらずに続けてきた結果でしょうからね!
ぜひ大切に守り続けていただきたいものです。
「みんなで車座になって飲んだりすることが楽しいので、今まで通り変わらず続けていくことが大切だと思う」と話されていました。
世界的に価値があると認められた祭礼があるのは、村上の人たちが変わらずに続けてきた結果でしょうからね!
ぜひ大切に守り続けていただきたいものです。
新潟三大高市でもある見て食べて楽しめるお祭り!
ところで200以上の露店が立ち並ぶ村上大祭は新潟市の蒲原まつり、柏崎市の柏崎えんま市とならび 新潟三大高市(たかまち=縁日)の一つにも数えられています。
市役所の周りの露店区域はお好み焼きやたこ焼き、ケバブなどの食べ物に射的やスーパーボールすくいなどのたくさんの露店が立ち並んでいました。
そしてありました新潟名物「ポッポ焼き」です!蒸気機関車(ポッポ)の絵が味わい深いです~。
市役所の周りの露店区域はお好み焼きやたこ焼き、ケバブなどの食べ物に射的やスーパーボールすくいなどのたくさんの露店が立ち並んでいました。
そしてありました新潟名物「ポッポ焼き」です!蒸気機関車(ポッポ)の絵が味わい深いです~。
子供の頃からお祭りで食べてきた黒糖と小麦粉だけの素朴な味に、食べるとお祭りの懐かしい思い出が呼び起されます!
そして今年は初の試みとして「村上限定 出店エリア」が設置されました。
A5ランクの貴重な肉の旨みたっぷりの部位を使った村上牛の串焼き、山から流れ込んだミネラルたっぷりの笹川流れのサザエのつぼ焼き、山北地域の大毎めぐみ工房の山ぶどうジュースから作った山ぶどうスカッシュなど、地元のグルメや加工品の販売が行われていました。
ユネスコ無形文化遺産登録でこれから県外の観光客も増えるかもしれませんから、こうした機会に地域の良さを宣伝できるのは良いですね!
普段からおしゃぎりが展示されている資料館も
祭礼の日に合わせて行くことができない方でも、「おしゃぎり会館」の愛称で親しまれている村上市郷土資料館に行けば、おしゃぎり屋台のほか、行列に使われる傘鉾、荒馬などを見学することができます。
逆に祭礼当日に行くと町内で使うために多くが出払っていますけどね~!
逆に祭礼当日に行くと町内で使うために多くが出払っていますけどね~!
村上市郷土資料館(おしゃぎり会館)
住所:村上市三之町7‐9
電話:0254-52-1347
開館時間:9:00~16:30(3月~12月)
10:00~16:00(1月~2月)
休館日:水曜日(祝日の場合は翌日)
12月28日~1月4日
入館料:一般 450円
(重文若林家住宅・村上歴史文化館3館共通券 750円)
小中高校生 200円
(重文若林家住宅・村上歴史文化館3館共通券 350円)
駐車場:普通車30台
大型10台
おしゃぎりの見どころとして暗くなってからおしゃぎり屋台に提灯が灯る様子もあるそうなので暗くなるまで待ってみました。
徐々に日が落ちて提灯の明かりが目立つようになってくると、昼間とはまた違ったエモく風情のあるおしゃぎりの表情が見えます。
徐々に日が落ちて提灯の明かりが目立つようになってくると、昼間とはまた違ったエモく風情のあるおしゃぎりの表情が見えます。
一日かけてかなり歩き疲れましたが、職人の伝統が活かされたおしゃぎり屋台があり、お囃子と唄を引き継ぐ人達がいて、食を楽しめる露店があり、それらを見守る地域の人達と市外から来る人達がいて、それら全てをまとめて世界に誇る無形文化遺産なのではないかと感じました。
本祭りの朝早く西奈彌羽黒神社に全ての屋台が集合する様子や、暗くなって屋台に提灯が灯る様子も見どころだそうなので、お時間の取れる方は瀬波温泉などに宿泊して見物するのもいいかもしれませんよ!
本祭りの朝早く西奈彌羽黒神社に全ての屋台が集合する様子や、暗くなって屋台に提灯が灯る様子も見どころだそうなので、お時間の取れる方は瀬波温泉などに宿泊して見物するのもいいかもしれませんよ!
村上大祭
住所:村上市羽黒町
開催期間:宵祭り 7月6日
本祭り 7月7日
露店開設 7月6日~7月8日
問い合わせ:0254-53-2258 (村上市観光協会)
駐車場:市内の観光駐車場・臨時駐車場
この記事を書いた人
若い頃は自転車日本縦断や四国八十八ヶ所の歩き遍路など旅を住み家とし、新潟に戻っても漂泊の思いやまず仕事の傍ら県内外をさ迷っている人生まだまだ旅の途中の人。 昭和とか縄文とか古いものが好き♪五泉市在住。