ジオパーク絶景ドライブ♪/糸魚川市


2020年10月06日 9545ビュー

こんにちは!
新潟県No.1ミーハーおじさん。加茂市在住ライターの中林憲司です。
 

「ジオパーク」


このワードは聞いたことがありましたが、その意味はわかっていませんでした。

・ジオ=「地球」、「大地」
・パーク=「公園」


地球(大地)の公園!?


地球規模の特別場所が糸魚川市に!?
さらにジオパークならではの絶景ポイントがいくつもあるという情報をキャッチ!

これは行ってみなければもったいない!

レッツラゴー♪


ということで、2009年に日本で初めて「ユネスコ世界ジオパーク」に認定された糸魚川市へ絶景を求めドライブをしてきました♪(ミーハーなので笑)

■ユネスコ世界ジオパーク
「世界遺産」を認定していることでユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が、世界的に価値のある地質遺産を様々な基準で審査し認定した場所が「ユネスコ世界ジオパーク」。
世界では、44カ国161地域(2020年7月現在)が認定されており、そのうち日本では9地域(洞爺湖有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸、室戸、隠岐、阿蘇、アポイ岳、伊豆半島)が認定されています。

フォッサマグナミュージアム

絶景を探しに行く前に、世界ジオパークに認定された理由や歴史を学んだほうが楽しさが倍増するはずですよね!
糸魚川の特別な地質とその歴史を学べるところがココ!『フォッサマグナミュージアム』です。
展示室に入るとすぐに大きな石が出迎えてくれます!

なぜ糸魚川市がジオパークであり、フォッサマグナ(大きな溝)と呼ばれている土地なのか?
約2000点の資料(ヒスイは約700点)が展示され、わかりやすい映像や解説によってマルっと学ぶことができます。

めずらしい石や化石を見たり触れたりできるコーナーや化石発掘体験コーナーがあり子供たちに人気の様子。
この日は親子連れのお客さんが多く、皆さん楽しそうに体験をしていました!
ここ糸魚川市で採掘されたヒスイをはじめとする様々な鉱石が展示されています。
美しい・・・
特に目を引くヒスイの透き通るような神秘的な緑色にうっとりしてしまいました。
糸魚川でヒスイが発見されるまでの物語が説明されており、これが意外と面白いんです!
特に近代(昭和13年)、糸魚川での「ヒスイの再発見」の物語はドラマチック!じっくりと読んでみてください♪

およそ1時間で展示物を一通り見て回ることができました。
これで予備知識はバッチリです!

フォッサマグナミュージアム

<営業時間>
●営業時間:9時~17時(最終受付16時30分)
●定休日:冬季(12月~2月)の月曜日、祝日の翌日、12月28日~1月4日
※月曜日が祝日・休日の場合は開館
※祝日・休日の翌日が土・日曜日の場合は開館
<料金>
●大人:500円
●子ども(小学生~高校生以下):無料
※団体20人以上は上記の100円引きとなります。
※心身障害者の方は無料

高浪の池(たかなみのいけ)

糸魚川インターチェンジから約20分。
糸魚川市を流れる「姫川(ひめかわ)」沿いの国道148号線を長野県白馬方面へ車を走らせると、ひときわ目を引く岩山と湖が見えてきました!
こちらは撮影スポットの「高浪の池展望台」からの眺め。

奥に見える岩肌の山が「明星山」、手前にちらっと見えるのが「高浪の池」です。
この時の天候が曇空でちょっと微妙な写り・・

しかしあきらめずに絶景をもとめ「高浪の池」湖畔をめざします!
「高浪の池」に到着。

「水を打ったような静けさ」の語源はここ?

そう思うくらいとても静かで、自然の中の澄んだ空気と穏やかな湖面の風景に心が癒されます♪
ここ高浪の池には、浪太郎(なみたろう)という巨大魚が住んでいるという伝説があります。
水中にその影が何度も目撃されたことがあり、体長は4メートルに達するのだとか!

いやいやいやいや、
まさかそんな魚いるわけが・・・

ああああああああ!!

し、白い魚が!
こ、これは、、、も、もしかして、、、

浪太郎ジュニア!?


ジュニアは私の姿に気づくと湖の奥へ引き返していきました・・

「浪太郎の伝説」・・
ひょっとすると、ひょっとするかもしれませんよ皆さん!

ぜひ目を凝らして水中を探してみてください♪
高浪の池は湖を一周できる遊歩道があり、湖を眺めながらのんびりと散歩が楽しめます。
遊歩道の木々の間から覗く湖は、光の具合や見る角度によっていろんな表情をみせてくれました。

さらに遊歩道を進んでいくと脇道があり、そこを登っていくと「展望広場」という場所に到着。

ここからの景色がこちら!

キャーーー!絶景!!


明星山と高浪の池がとても美しく見える絶好の撮影スポット!
きっと晴れている日はもっと綺麗な景色が見えることでしょう。
ちょっと歩きますが、ぜひ「展望広場」まで足を運んでみてください!
高浪の池周辺は「高浪の池キャンプ場」としてキャンプを楽しむことができます。

キャンプ場はフリーサイトとなっており、綺麗に整備された芝生の上の好きな場所で広々とキャンプを楽しめる他、ボート乗り、グランドゴルフ、マウンテンバイク、ボルダリング、スラックライン、ドッグラン、フィッシングと豊富なのアクティビティが体験可能!

大自然ロケーションの中で充実のアクティビティ♪
家族や友人と楽しい思い出作りができそうですね!

高浪の池キャンプ場

<営業時間>
●営業期間:2020年4月25日~11月8日(4/25~5/31休業)
●受付時間:9時~16時
【テントサイト】
●チェックイン:15時
●チェックアウト:11時

※レストランや売店も有り

<料金>
●サイト利用:2,000円
●利用料:100円/1人
●テント6人用(サイト料・税別):2,000円
●薪・炭:各605円
●ボート:30分1,000円
●グランドゴルフ:1回300円

小滝川ヒスイ峡(こたきがわひすいきょう)

高浪の池から車で約20分。
ヒスイの産地糸魚川の象徴的な場所がここ小滝川ヒスイ峡。

目の前には大迫力の明星山。
その側には綺麗な清流が流れる小滝川があり、なんと3憶年~5億年前に海底や地下深くにできたといわれる貴重な石がたくさん!
河原に降りて間近に見て触れることができます。
ヒスイ?
もちろんあります!小滝川ヒスイ峡には83のヒスイの原石があるとの事。
ただし、河原での採取は禁止されていますのでご注意ください。
でもつい「ヒスイはどれ?」とキョロキョロ探してしまいますね(笑)
高浪の池の展望広場から見えた明星山が目の前に!

迫力がエグい!


明星山の標高は1,188メートル。
ほとんどが石灰岩からできている山で、3憶年前は海の中にあったのだとか!
その証拠に石灰岩の中からサンゴの化石が多数見つかっています。

岩肌がむき出しになっている絶壁部分は440メートルの高さがあり、上級者向けのロッククライミングの名所!

こんなところを登るなんて信じられません・・・

晴れた日には、クライマーを見ることができるかも!(ちょっと怖いけど、見たいかも・・)

迫力のある明星山は、まさにフォッサマグナを感じる象徴的なスポット!
時間を忘れていつまでも見入ってしまいました。

小滝川ヒスイ峡(こたきがわひすいきょう)

●北陸自動車道「糸魚川IC」より車で約40分(中型バスまで通行可)
●4月下旬~11月上旬(積雪のため冬季通行不可)

弁天岩(べんてんいわ)

標高が高い山と海との距離が近いというのも「フォッサマグナ」である糸魚川市の特徴。

次は海の絶景を目指します!


糸魚川インターチェンジお隣、能生インターチェンジから車で3分。
国道8号線の海岸を上越方面へ進むと、ひときわ目を引く景色が見えてまいりました。
フォッサマグナの海底火山の噴火によってできた弁天岩(べんてんいわ)

江の島?(に似ている!?)

と思ったのは私だけかもしれませんが、なんともインパクトのある光景にワクワクしながら近づいていきます!
弁天岩に伸びる赤い美しい橋がかかっており、写真に収めたくなります♪これまた絶景!
(人がいなくなる瞬間までしばらく粘りました!笑)

橋を渡り弁天岩に着くと、急な階段があるので頑張って登りましょう!
岩の中ほどには海の守り神として知られる「厳島神社」が祭られており、岩の上には鳥居が建てられています。
弁天岩の頂上に立ち鳥居を見下ろす光景は、まるで島が空中に浮かんでいるかのよう!
ここでも時を忘れ、しばらく海を眺めていた私。

夕日が海に沈む時間帯は、さらに美しい光景がみられるかもしれませんね!

とっとこ岩

弁天岩から車で約3分。
国道8号線を上越方面へ海岸線を進むと、特徴的な岩が見えてきました!

何の形に見えるかお分かりですか?

そうです!

とっとこです!!

「とっとこ」とは糸魚川地方の方言で「にわとり」。

もう「にわとり」にしか見えません!

背中に生えている毛がイイ感じ♪笑

とっとこ岩を見られるスポットは専用の駐車場や看板などが無い為、うっかり通りすぎてしまいそうになりました。
見れば一目でそれとわかる岩なので、見逃さないように海をよく見て発見してください。(運転には気を付けて!)

魅力がぎっしり!糸魚川

いかがだったでしょうか?
大地の息吹を感じるジオパーク糸魚川は、全部がパワースポットといってもいいほどとても魅力的な絶景をたくさん見ることができました!

きっと季節によっても、様々な表情の絶景に出会えるのではないでしょうか。
これからも糸魚川の未だ見ぬ魅力を探しに行きたいと思います。
 

追伸。

絶景の他に外してはいけない糸魚川の魅力は「食である!」という情報をキャッチしました!

ベニズワイガニ、冬のアンコウ、南蛮エビ、もずく・・・(好物ばかり)
詳しい調査が必要となりましたので、また行ってきたいと思います!!
この記事を書いた人
中林 憲司(なかばやし けんじ)

1978年新潟県加茂市出身。サラリーマンからライター&ブロガーに転身し第二の人生をスタート。愛する新潟と人生を探訪中。

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