知ってた?30周年を迎えるマリンピア日本海はスゴイ‼7つの魅力を解説/新潟市


2020年11月12日 43406ビュー
今回ご紹介するのは、新潟市内の海の真ん前にある新潟市水族館マリンピア日本海。

いざ行ってみると…

海の生きもの以外もたくさんいる!

え?田んぼがある?

イルカの鼻ってあそこにあるんだ!

と、驚くことの連続。

そこで今回は県外出身の私が、新潟のマリンピア日本海の気になるところを取材してきました。

1.2019年、2020年に誕生した仔イルカがみられる

水族館と言えば、イルカを連想する方も多いのではないでしょうか。

マリンピア日本海のイルカショーは、イルカのジャンプだけでなく、「イルカ」のことを学べる解説がとってもユニーク!
イルカの鼻の位置だけじゃなく、イルカがどんな風に泳ぐか、ヒレのどこに骨があるか、おへそはどこにあるか、なども説明してくれます。

「へぇええええええええええ!」が止まりません!

また、マリンピア日本海では、昨年、今年と2年連続で仔イルカが産まれています

2019年7月産まれで生後1年を超えた仔イルカは、大きな水槽で母イルカに寄り添ったり、動きを真似したりしているそう。

​2020年の8月に産まれたばかりの仔イルカは飼育員さんに見守られながら過ごしています。
というのも、仔イルカの1年目の生存率は約3割ととても少なく、少しの異常や変化で死に至ってしまうそう。

今年生まれた仔カマイルカも、目を離せない状況があり、しばらくは飼育員が24時間体制の監視を行っていたのだとか。

 

子育て中の私、感情移入しすぎて身体がこわばってしまいました。

そんな風に、飼育員さんは全国のイルカを飼育している水族館や、研究者の助言をもらいながら、命を守るサポートを行っています。

産後間もない、おなじ哺乳類…気になる!

と、私も色々と質問しました(笑)
●仔イルカはどう母乳を飲んでいるのか?

→「泳ぎながらほんの数秒飲んで、離れてを繰り返しています」

●仔イルカも人間みたいに寝る時間は長いの?

→「イルカは泳ぎながら脳の半分ずつ目を閉じて休んでいると言われています。仔イルカは母イルカに寄り添い、母イルカの動きに添った水流にのって休んでいることがあります」

こんな風に丁寧に答えていただき、ますますイルカに興味がわきました!
イルカショーのあとは、飼育員さんがイルカについての質問に答えてくれます!

ぜひあなたの知りたいイルカのこともきいてみてくださいね!

2.実はマリンピア日本海がまるまる新潟を表現している

取材で館内を回ったのですが、

スタッフさん「大水槽が日本海。それにつながる信濃川、阿賀野川のゾーンがあり、絶滅危惧種の種名板は赤で分かるようにしています」

と説明してくれました。
坂になってる淡水ゾーンは、河口から上流という風に川を表していたんですね!!!!

そして、出入り口付近の屋外展示「にいがたフィールド」というエリアには、なんと田んぼがあります!
…さすが新潟としか言いようがない(笑)!!!

実は、人数限定で田植え、稲刈り、脱穀まで行う参加型プログラムもあるんです。

植物は自分達が自前で植えたものと、鳥が運んできたものもあるのだとか。

近くに松林があるので、タヌキやネズミがやってきたり、春にはカルガモが訪れて繁殖することも…もはや自然界!

本当に自然に近い状態で生き物が暮らしているんですね。

3.国内希少野生動植物種の「コシノハゼ」国内初展示

ココ、マリンピア日本海でしか見られない生き物にも、会いたいですよね。

いました!高知出身の私は全くきいたことのない「コシノハゼ」!

それもそのはず、コシノハゼは新潟と山形でしか生息が確認されていない種類なんです。

種の保存法で、国内での捕獲や譲渡が禁止されており、マリンピア日本海は環境省から許可を得、2019年7月から飼育、9月から国内展示をはじめたそう。

こういう珍しい生き物はどうやってここマリンピア日本海にくるのか気になったのできいてみました。
コシノハゼ含め、館内にいる様々な生き物は、

●地域の人たちと連携しながら山や川に出向いて探しに行く
漁師や一般の方からの連絡で調査しに行く
船に乗って採取しにいく
●友好提携館のアクアマリンふくしまをはじめ全国の水族館と交換

などの方法でやってくるのだそう。

マリンピア日本海は、生き物を自然に近い状態で飼育、繁殖し、同時に守っている施設でもあるんですね!

4.館内レストラン「UMINONE ~海の音~」のスイーツがめちゃかわいい

マリンピア日本海、広いんです。

館内スタンプラリー(2021年4月11日まで)を楽しめるんですが、館内をさまよった日の次は足がバキバキの筋肉痛になりました(初回はスタンプ台を見つけられず3周位した)。

疲れた身体には甘いものでも…ということで…

いただきました!
かわいさ、炸裂「あざらしパフェ」750円(税込)!

館内を歩き回って疲れた体に染みわたるぅうう!

が、油断しているとプリンと下にあるフルーツがガツンとくるので、食べ応えもアザラシ級!!!

シェアしたり、ご飯を頼みすぎないように調節してくださいね!

また、冬は雪スイーツも登場予定!
「ゆきだるまちゃんのふんわりデザートプレート」600円(税込)!こちらも、かわいい!!!

ぜひスイーツで一休みしながら水族館を満喫してください。

5.世界で初めてアカムツ(のどぐろ)人工繁殖に成功

日本海と言えば、みんな大好きアカムツ(のどぐろ)!!!

実は、世界で初めてアカムツの人工繁殖に成功したのがここマリンピア日本海

マリンピア日本海の飼育員が調査を行い、人工繁殖で卵からかえすことができるようになって、安定して常時展示できるようになったのです。

凄いぞ!マリンピア日本海!

そして、毎回ここの水槽を通るたびに条件反射で「美味しそー」とつぶやいてしまっていた私ですが、見落としていました…

「のどぐろドック」のことを。
じゃーん!!

こちら、ドルフィンスタジアム脇の屋外売店「ドルフィンジャンプ」で買えます

あったかくておいしい!!!!!

ほねを気にせず、サクサク手軽にたべられるのがいいですね!

水族館で、魚を観察し、新しい試みや研究成果を知り、そして食べる。

おいしく学びが深まります!

6.通いやすい年パスの価格設定がうれしい/大人3,500円(税込)

そもそも入館料が大人1,500円(以下入場料・年パスは全て税込価格)、小・中学生600円、幼児(4歳から)200円と行きやすい価格設定なんですが……

年パスは、大人3,500円、小・中学生1,300円、幼児(4歳から)400円なんです!
帰りに差額(大人2,000円、小・中学生700円、幼児200円)をプラスして年パスに当日変更も可能!

行きたい時に気軽に行ける嬉しさはもちろん…

年パスの提示でオトクな特典も!
 
① 館内レストラン「UMINONE-海の音-」の飲食料金が10%OFF!
② ミュージアムショップ「マリンピアハート」で1000円以上購入でオリジナルステッカープレゼント!
③友好提携水族館「アクアマリンふくしま」「アクアマリンいなわしろカワセミ水族館」の入館料が団体料金に割引!※高校生は要学生証提示

さらに実は、田植え以外の体験イベントもてんこもり
アクアラボでは、飼育スタッフが工夫をこらした内容の体験イベントが日替わりで楽しめます

日替わりなので、年パスで何度も参加してみたい!

たとえば11月のある日は…

●かんたん!にぼしの解剖:煮干しを手で解剖し、体のつくりを観察します。
●アカムツの育成:アカムツの卵やフ化仔魚の標本を見ながら解説を行います。


…体験観察めっちゃ楽しそう!

スケジュールはこちらのリンクから確認してくださいね。
SNSでイベントや情報をチェックしてもいいですね!

アクアラボ体験以外の参加型プログラムの告知は↓のTwitter「新潟市水族館マリンピア日本海PR」から確認できます
↓のTwitter「新潟市水族館マリンピア日本海」も生きものや植物の紹介もマメにしてくれています!

こちらもフォローするだけで知識が増えてたのしいです(笑)

7.水族館を出て海辺を散歩するのも◎

水族館を出て、道路を挟んですぐ海があるのもマリンピア日本海のいいところ!

マリンピア日本海の海岸側の駐車場は砂浜に面しているので、海辺散歩も楽しめてしまう。

晴れた日には佐渡や粟島も見えます!
近くにいくつか公園もあるので、本当に家族でも出かけやすいんです。

コロナ対策もしながら開館中!

連休などは、県外からの来場者も多いマリンピア日本海。

コロナウイルス感染拡大防止対策はどうしているかもお聞きしました。

●館内各所アルコール消毒液設置
●マスク着用推奨
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA/厚生労働省)活用推奨
などをお願いしています。

また、館内の換気も常時実施していて、対人カウンターには飛沫防止のシートを設置。

入館時に検温カメラで発熱の有無もモニタリングしています

残念なことに、コロナウイルス感染拡大防止対策でイルカショー名物のイルカと触れ合う体験はお休み中だそうです。

野生に近い状態で生き物を楽しめるマリンピア日本海!

展示の丁寧さや詳細さ、ショーでの解説が面白いなと思っていたマリンピア日本海。

「野生の動物を野生の環境を切り取って、実際の生息環境に近い状態でみてもらいたい」

そんな思いの元、色んな生物の学びを深めることができます。

イルカやトドのショー・解説も、生きものの警戒心をとき、人が触ることで、

●ケガや病気を確認する
●体調管理を円滑に行う


ためのトレーニングの一環として行っているという説明があります。
私達は、そのコミュニケーションの中で、生物の運動能力や泳ぎ方を見ることができるんですね。

また、ビーバーの食べる木は、信濃川、阿賀野川のもの(河川事務所で許可をもらい伐採)のほかに、館内の柳を伐採したものを与えて自給自足したりもしていました。
本当だ!伐採されてる!!!​

景観のためではなく、ビーバーの餌として活用するために植えているのだとか。

景観よりも、生きものファースト!(笑)
マリンピア日本海は、自然や生きものが暮らすミニチュア新潟のような気がしてきました。

がぜん、新潟の自然に興味が湧いて、日々の散歩やキャンプでも自然の生き物をみつけたくなる

年パス保持者なので、マリンピア日本海引き続き家族で行き倒しますー!!!
新潟市水族館マリンピア日本海

新潟市水族館マリンピア日本海

住所:新潟市中央区西船見町5932-445
電話番号:025-222-7500
営業時間:9:00~17:00 券売は16:30まで
定休日:12月29日~1月1日、3月の第1木曜日とその翌日

この記事を書いた人
さかもとみき

太平洋側生まれ太陽育ち高知のはちきん(高知で気の強い女)が佐渡島の旦那のもとに嫁ぎました。大好きなものは日本酒、苦手なものは雪。佐渡3年、新潟市1年目。スーパーはピアレマート派。三児のママでライター・コラムニストです! ブログ ⇒ 坂本、脱藩中。(http://sakamotodappantyu.com/