世界にたった1つだけ!WAAS FACTORYでお手軽溶接アート体験/燕市


2025年05月03日 166ビュー

みなさん、こんにちは!ライターのナガシーです!

「溶接」と聞くと、なんだか専門的で難しそう…。
熱くて火花が飛び散る、ちょっと危ないイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?

今回そんな固定観念を鮮やかに覆してくれるのが、
新潟県燕市にある「WAAS FACTORY」。

金属加工の町として名高い燕市で、一体どんな体験ができるのか?
今回は、その魅力を余すところなく体験レポートと共にお届けします!

え、溶接できるの!?ドキドキの初体験!

期待と少しの緊張を胸にWAAS FACTORYの扉を開けると、
金属の無機質な雰囲気と、完成したアート作品の温かみが絶妙に調和した、
創造意欲を掻き立てられる空間が目の前に。
体験は、WAAS FACTORY代表のshappoこと小林さんから溶接についての説明からまずスタートします。
一般的な建築現場などで使われる溶接と、WAAS FACTORYで行う溶接アートの違い、
そして何よりも安全に作業を行うための注意点などを、
小林さんが丁寧に、そして分かりやすく教えてくれて、
初心者でも不安を感じることなく、次のステップに進むことができます。
いよいよ、ドキドキの溶接体験スタート!
今回挑戦するのは、金属製のプレートに、自分の好きな文字やイラストを溶接で描き出すアート作品です。
使用するのは、仕上がりが非常に美しく、
まるでペンで線を描くように繊細な作業に向いているという「TIG溶接」。
実際に金属を溶かしながら、小林さんがデモンストレーションを見せてくれて、
まずは練習用の金属板を使って、溶接の感覚を掴むことから始めます。
溶接トーチを金属に近づけ、スイッチを入れると、眩い光を発します。
最初はなかなか思うように線が引けず、点々になったり、太くなったりと悪戦苦闘しましたが、
小林さんの「もう少しゆっくり動かして」「溶接トーチをもう少し立てて」といった的確なアドバイスを受けながら、
少しずつ感覚を掴んでいくと、だんだんと自分の描きたい線に近づいてきました!
そしていよいよ本番。事前にどんな作品を作るか迷ったのですが、
今回は大好きなアウトドアをテーマに、テントのイラストと、「ナガシー」の文字を描いてみることに。
深呼吸をして、集中力を高め、慎重に、でも大胆に溶接していきます。
実際に光を発する様子は、やはり少しドキドキしましたが、
不思議と熱さはほとんど感じず、まるで絵筆を握っているかのように、夢中で作業に没頭していました。
気が付くと、あっという間に時間が過ぎ、世界に一つだけのオリジナルアート作品が完成! 
初めての溶接体験でしたが、想像していたよりもずっと簡単に、そして何よりも楽しく、満足のいく作品を作り上げることができました。完成したプレートを手に取ると、自分で溶接したとは思えないほどの出来栄えに感動でした!

女性に大人気!その理由とは?

ビックリしたのがWAAS FACTORYの溶接アート体験に参加する方の約9割が女性だという事実。
20代から30代の女性を中心に、友人同士や一人で参加される方も多いそうです。
力仕事のようなイメージのある溶接ですが、
小林さんによると、「溶接アートは、力仕事というよりも、むしろ手先の器用さや集中力が活かせる作業なんです。
細かい作業が好きだったり、もともとモノづくりに興味がある女性に、意外とハマるのかもしれませんね。」とのこと。
また、完成した作品は、自分で大切に使うのはもちろん、
友人や家族への心のこもったプレゼントとしても最適です。
特別な思い出作りや、ちょっとしたサプライズを考えている方にも、溶接アート体験は非常におすすめ。

手軽に本格的なアート体験!その魅力に迫る

WAAS FACTORYの溶接アート体験では、
今回挑戦した金属プレートの他にも色々な体験も。
玄関を飾るおしゃれな表札や、部屋のアクセントになる個性的なオブジェ
普段使いできる可愛らしいアクセサリーなど、
参加者のアイデア次第で様々な作品を作ることができます。

体験時間は平均して1時間程度と、気軽に楽しめるのが魅力
費用も1作品3,500円と、本格的なアート体験を手頃な価格で体験できるのは嬉しいポイント。
また、小学校2年生以上が対象で
丸棒とナットを溶接で繋ぎ合わせて「12星座を溶接で作る体験プログラム」も。
毎年夏の時期の人気プログラムで、素材同士をくっつけて職人さんみたいに本物の溶接が体験できるのが大好評。
暗いところで光るのでおうちでプチプラネタリウムも味わえるのが魅力的!

溶接に対する既成概念を覆す「溶かして魅せる」

WAAS FACTORYのコンセプトである「溶かして魅せる」。

「溶接というと、どうしても『汚い』『熱い』『危ない』といったネガティブなイメージが先行しがち。
長年この世界に身を置いてきた私としては、 溶接の技術を使えば、
それぞれの金属が持つ個性を最大限に活かして、 様々な表情を引き出し、
創造性豊かなアート作品が作れるんだということを、一人でも多くの人に知ってもらいたいんです。」

幼い頃からものづくりが好きだったという小林さんは、
約20年のキャリアの中で、 金属という素材の持つ無限の可能性
そして溶接という技術の奥深さを誰よりも理解しています。
溶接に対する既成概念を覆したいという強い想いをひしひしと感じました。

モノづくりのまち・燕市から世界へ

WAAS FACTORYが拠点を置く新潟県燕市は、
江戸時代から続く金属加工の歴史を持つ、世界的に有名な「モノづくりのまち」です。
特に、洋食器や金属ハウスウェアの分野では、世界的なシェアを誇っています。
小林さんは、この燕市で生まれ育ち、幼い頃から金属加工に触れる機会が多く、
自然とものづくりへの関心を持つようになったと言います。

「このまちには、何世代にもわたって受け継がれてきた職人さんの熟練の技術と、
常に新しいものを生み出そうという熱い情熱が息づいています。
この場所で、自分が本当に好きな溶接アートを通して、燕市の魅力を世界に発信していきたいと思っています。」
WAAS FACTORYでは、地元企業や団体との連携も積極的に行っています。
例えば、地元の人気ラーメン店と協力して、溶接技術を駆使したオリジナルの調理器具を制作し、
ふるさと納税の返礼品として提供するなど、地域経済の活性化にも貢献しています。
また、毎年秋に開催される燕市の「工場の祭典」では、運営にも深く携わり、地域住民や観光客との交流を深めています。

溶接アートの未来と可能性

起業した時から、二つの大きな目標を掲げていた小林さん。

一つ目は、5年以内に「誰でも気軽に溶接アートを楽しめる体験工房を作ること」
特に若い世代の子どもたちに、溶接の楽しさ、そしてものづくりの喜びを知ってもらい、
将来、燕市の金属加工業を担う人材が育ってくれたら、私自身を育ててくれたこの地域への恩返しになるんじゃないかと。

そして二つ目は、10年後には、「海外で活動する溶接アーティストになること」。
日本の高い溶接技術と、そこから生まれる美しいアート作品を世界に発信し、溶接の新たな可能性を切り拓いていくことを目指しています。
それらの目標に向け溶接アートをもっと身近に感じてもらうために、
ODEN」という溶接アートのアクセサリーブランドも展開しています。
作業場で転がっていた三角形のステンレスの端材が、
ふと「はんぺん」に見えたことがきっかけで生まれたこのアクセサリーは、
大根やちくわなど、おでんの具材をモチーフにした遊び心あふれるデザインが特徴で、
国内のイベントで人気を集めており、溶接アートを知るきっかけとなっています。

溶接アートで自分だけのオリジナル作品を

難しそう、熱そう、危なそう…そんな溶接のイメージをきっと変えてくれるWAAS FACTORYの溶接アート体験。
世界にたった一つのオリジナル作品を作りながら、
燕市の誇る金物技術の奥深さに触れてみませんか?

きっと、これまで知らなかった新しい発見と、心に残る感動が待っているはずです。
WAAS FACTORY

WAAS FACTORY

新潟県燕市灰方593−1
アクセス:西燕駅より、車で約6分
TEL:080-5513-0355
MAIL : waas.shappo@gmail.com
※溶接体験ワークショップのご予約は
事前に電話・メール・Instagramからお気軽にお問い合わせください。

WAAS FACTORY

この記事を書いた人
ナガシー

元英会話スクールスタッフ・講師→にいがた地域おこし協力隊として現在活動中。
2022年の三条市でのデイキャンプがきっかけでI LOVE NIIGATA!
春夏秋冬たのしめる!大好きなニイガタをお届けします!
ブログ・SNS・YouTube:https://lit.link/ryoheinagashima

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