新潟5大ラーメン「長岡生姜醤油ラーメン」が新潟市内で再ブーム!注目のニューオープン3選/新潟市


2025年05月05日 14223ビュー
皆さん、はじめまして!新潟ラーメン伝道師の片山と申します。
新潟ラーメンを取材し続けて20年、「ラーメンを通して新潟を元気に!」を理念に、さまざまなメディアを通して新潟ラーメンの魅力を発信しています。このブログでも新潟ラーメンの魅力をご紹介していきますので、よろしくお願いします。

さて!まずは最近の新潟ラーメン事情についてなのですが、2024年頃から長岡ショウガじょうゆラーメンに再ブームの兆しを感じています。「長岡ショウガじょうゆラーメン」とは、長岡市の青島食堂が提供を始めてから60年以上支持されているご当地ラーメンで、2009年に青島食堂が東京・秋葉原に出店して以降、関東でも提供店が登場しています。

それから約15年を経て、ここ最近、県内でショウガじょうゆラーメンを見かけるケースが最近増えているのをご存じでしょうか。私が知る限り、限定麺も含めると特に増えているのが新潟市で、約10軒は増えています。ショウガじょうゆを看板に掲げた人気店の台頭や、県外客向けにご当地ラーメンを開発する店が増えたなど、理由はさまざま。いずれにせよトレンドの勃興が続くなかでのリバイバルブームは、うれしい話題であることは間違いないですよね。

そこで今回は近年オープンした長岡ショウガじょうゆラーメン推しのお店をまとめてみました。

職人歴30年のレジェンドが作る新感覚な1杯「らぁめん紬麦」/新潟市中央区

まずは2024年11月、新潟市中央区古町にオープンした「らぁめん紬麦」。
オーナーの齋藤さんはラーメン職人歴30年以上を誇る職人さんです。看板メニューの「生姜醤油らぁめん」(900円)は「レジェンド職人が令和のトレンドにオリジナリティーを加えた1杯をお届けする」というお店のコンセプトを体現した一杯です。
長岡ショウガしょうゆはとんこつベースのだしを使用しますが、こちらのベースは日本三大地鶏に数えられる名古屋コーチン。とんこつに比べて優しい味わいでほのかな甘みのあるコク深いスープです。こちらに高知県産のショウガでスッキリ感をプラス。

無料の追いショウガをプラスすると、すりおろしの鮮烈な香りを楽しめますよ。
ショウガの風味をまとった麺は、「ラーメンの鬼」としても知られる佐野実さんがかつて営んでいた「支那そばや」の専用小麦粉の「紬(つむぎ)」を使った特注麺。小麦の風味を生かすためにあえて長めにゆでた、独特の食感を楽しんでください。
お店はカウンターのみで、ご主人の齋藤さんと奥さんが切り盛りしています。熟練職人の美しい所作と笑顔あふれる接客もラーメンファンの心をつかんでいます。

らぁめん紬麦

住所:新潟市中央区古町通7番町951-5
電話:なし
営業時間: 11時~14時、17時~20時※水・日曜は昼のみ(日曜は15時まで)
定休日: なし
席数:13席
駐車場:なし

つけ麺の人気店が名店をインスパイアしてリニューアル!「二代目猫満 めんや銀猫」/新潟市東区

続いての「二代目猫満 めんや銀猫」はショウガじょうゆラーメンを看板に2025年の3月にリニューアルしたお店です。
長岡ショウガじょうゆラーメンの名店に師事し、作り上げた「長岡生姜醤油らーめん」(930円)はゲンコツと香味野菜をショウガと一緒に長時間煮込んだスープが自慢。すするたびにじんわりとショウガの香りが広がる、昔ながらの味わいです。

チャーシューには豚の腕肉を使い、漬け込んだたまりじょうゆベースのタレをラーメンのカエシに応用するので、豚のうま味の詰まったコク深さを味わえます。
スープに使用するショウガは季節により、国産の上質なものを厳選しています。
「二代目猫満 めんや銀猫」では、背脂をふって甘みとこってり感を増した「背脂生姜醤油らーめん」(970円)のほか、リニューアル前から提供していた「猫つけ麺」(960円)や「台湾つけ麺」(960円)も引き続き味わえます。

店名に合わせてお店の中は、猫グッズも所狭しと飾られています。ショウガじょうゆラーメン好きはもちろん、猫好きにとってもオススメですよ。

二代目猫満 めんや銀猫

住所:新潟市東区牡丹山4-2-1
電話: 025-282-7876
営業時間:11時~14時30分LO、18時~20時30分LO
定休日 :火曜
席数:25席
駐車場:16台(共有)

新潟駅の改札降りて最速!行列店の隠れ人気ショウガじょうゆ「いっとうやCoCoLo新潟店」/新潟市中央区

最後にご紹介するのは2024年にJR新潟駅構内にオープンした「ニイガタバル☆麺横丁」にある「いっとうやCoCoLo新潟店」。言わずと知れた県内屈指の人気店で、看板メニューは動物系のコクにカツオ節が中心の魚介系を合わせた「かさね醤油」です。

新潟市中央区紫竹山にある本店に次ぐ2号店で、こちらのみで提供しているのが「しょうが醤油」(980円)。
丼をまたぐ長い豚バラチャーシューや食べ応えのある短冊メンマはそのままに、スープはショウガがガッツリ利いています。
その秘密は、ショウガのみじん切りを加えて低温でじっくり煮込んだ香味油。みじん切りごとスープに加えるので風味はもちろん食感も楽しめます。そのほかチャーシューの煮汁を活用しただしにもショウガの絞り汁を入れてスッキリ感を強調しています。
「駅の利用者は年配層も多いので食べやすさを重視しました。とんこつを使わずにだしの存在感を抑えることでショウガの存在感も際立ちます」とマネージャーの井上さんが言うように、新潟駅はさまざまな年齢層に加え県外の方も多く利用する玄関口。

そこに店を構えるうえで、分かりやすさを重視したという点にも注目です。

いっとうや CoCoLo新潟店

住所:新潟市中央区花園1-1-1 CoCoLo新潟1F 
電話:025-256-8331 
営業時間:11時~22時30分LO
定休日:CoCoLo新潟に準ずる 
席数:22席 
駐車場:提携あり

長岡ショウガじょうゆラーメンが誕生してから60年以上がたち、時代に合わせてお店ごとに目まぐるしく進化しています。
その味わいの違いを、ぜひ食べ比べてみてください!
この記事を書いた人
新潟ラーメン伝道師 片山貴宏

糸魚川市出身、新潟市在住。タウン誌編集部時代から新潟ラーメンの取材を続け、20年で食べたラーメンは5,000杯超。新潟を日本一のラーメン王国にするべく活動中。一般社団法人新潟拉麺協同組合の広報担当。好きな言葉は「大盛り無料」。
SNS:https://www.instagram.com/katayama_takahiro/