これぞ佐渡のおもてなし!!うみゃあもんと芸能づくしでお腹も心もホッコリ♪「大崎そばの会」/佐渡市


2020年11月27日 634ビュー
コロナ禍だから仕方ない。もちろんそれは分かっているけど、でもイベントや祭りがことごとく中止。
特に食のイベント目白押しの秋冬、食いしん坊な私は淋しく淋しい日々を過ごしていました。
 

そんな折「大崎そばの会」が開催されることを知り、がぜん元気に! うわ~い♪と、ソッコーで参加申し込み完了。

しかもご厚意で仕込みから見学させていただいたので、今回は「大崎そばの会」密着リポートをお届けします!

40年以上続く 佐渡を代表する食のイベント

「大崎そばの会」とは何ぞやという人もいらっしゃると思うので、簡単にご紹介しますね。

佐渡の南部 羽茂地区の大崎集落の住民を中心に結成された「大崎そばの会」によるイベントで、手作りの十割そばや郷土料理を食べながら郷土芸能を堪能できます。
1978年にスタートし、すでに40年以上も続いている佐渡の秋冬の風物詩的存在です。
集落では昔から各家庭でそば作りを行っていて、その伝統を守り受け継ぐことを目的に、地元対象に催しを始めたところ評判を呼び、メディアに取り上げられると、島内や島外から多くの来場者が訪れるようになり、リピーターもどんどん増えていきました。
今ではイベント形式での開催のほか、団体旅行の貸切開催や島内外の催し出張など、多い時には60回以上も開催しています。
あのdanchuさんも絶賛するほど、魅力満載なイベントなのです。


今年の開催についてはメンバー内でも様々な意見があり、打ち合わせを重ねた結果、感染症対策を徹底したうえで行うことを決めたそうです。
いつも以上に手間をかけてでも開いてくれることに、感謝の思いがあふれます。
 
当日朝7時半に会場に到着。調理室では女性陣が仕込みの真っ最中です。
各自持ち場で粛々と作業を進めます。みな料理上手なお母さん。手慣れた手つきは流石です。
あちこちから美味しそうな匂いが漂ってきます。
 
奥の小部屋では、そば打ちが行われていました。
熟練の技をみせてくれるお母さん。開始当初から関わっていて、最初は郷土料理を作っていましたが、上の世代の引退とともにそば打ちを担当するようになったそうです。
大崎そばはつなぎを使わない「十割そば」。柔らかいそば粉を、心を込めて丁寧に伸ばしていきます。
指先に神経を集中し、打ちたてのそばを均等に切り分けていきます。緊張感が伝わってきます。
人気はそばだけではありません。佐渡の郷土料理 煮しめも定番です。じっくり煮込んだしみしみの大根がたまりません!
使用する米や野菜といった食材のほとんどがこの地域で採れたもの。地産地消率は半端なく高いです。
 
地元産にとことんこだわる。それは食材だけではありません。
お醤油も羽茂産。料理酒は佐渡の銘酒「金鶴」、 なんと贅沢な!
お味噌もタレも自家製の持ち寄りの、まさにおふくろの味です。

ひと段落したところでおやつ休憩。たわいのない話に笑顔がこぼれます。
メンバーの仲の良さも、美味しい料理作りの秘訣ですね。

一息ついたら、いよいよラストスパートです。

通常は各回200名程度の来場で会場はぎゅうぎゅうすし詰め状態で座りますが、今年は密を避けるため定員を60名にしぼり、席もグループごとに指定し対面にならないように設定されています。
お客さん的にはスペースに余裕があって嬉しいですね。
ロビーでは地域の名産「自然薯」をはじめ、野菜や果物が並びます。
里山に囲まれ気候風土に恵まれた羽茂は食の宝庫。
有名な羽茂産おけさ柿をはじめ、ルレクチェなどの果物は高品質で人気があります。
お米も美味しいと評判です。
 
開場時間が近づき、参加者が続々とやってきました。
入場前にアルコール消毒と体温チェック。

開場!テーブルいっぱいのおもてなし

この日を待ちに待っていた人たちが続々と入場してきました。
テーブルに並んだ料理に心が弾みます。
開場とともに調理室では、そばゆでを開始。チームワークで次から次へ手際よく進めていきます。
そばの良い香りが広がります。
 
ゆであがったそばに、あごだしの汁をかけ盛りつけます。
そばを待つ会場からの期待も伝わってきます。まもなくお届けです!
会場にそば登場!ボルテージも一気に上がります。
そばを手にしたお客さんの笑顔が弾けます。

伝統の大崎そば

シンプルで素朴な見た目が、むしろ食欲をそそります。十割そば特有の柔らかい歯ごたえが口の中でほどけ、思わず笑顔に。

そばがなくなるまでお代わり自由の食べ放題というところもなんとも太っ腹で嬉しいところ。

そば以外の郷土料理も豪華です。野菜を中心に、春なら山菜など旬の食材を使用したメニューが並びます。
シーズンには近くを流れる羽茂川で捕れた鮎が振る舞われることもあるそうです。

いつもは大皿でのサーブですが、今回は個別に小皿に盛り付けての提供です。60人分を振り分けるのもひと苦労です。

 

料理は色とりどり 全部で12品。キビ団子のデザート付き、そばの会流 フルコースです。
見ているだけで幸せな気分になりますね。

お待ちかね 郷土芸能スタート!

食事がひとしきり済んだところで、そばの会会長のあいさつ、そして芸能開始です。

最初は「大崎座」による文弥人形。
国指定の重要無形民俗文化財にも指定されている人形劇で、大崎出身の大崎屋松之助が文弥節で人形を遣ったことが始まり。大崎座はその当時から続く由緒ある人形座です。

今回の出し物は「国姓爺合戦」。勇ましい戦いの場面に観客も沸きたちました。
ステージはまだまだ続きます。
佐渡の、というよりこの地域に伝わる珍しい郷土芸能を見ることができるのでとても新鮮です。
どれもユーモラスで楽しいものばかり。
写真はそのひとつの「ちょぼくり」。江戸時代のチョボクレという大道芸の薫りを色濃く残した座敷芸です。
チョボクレの名残がある芸能はこのちょぼくりしかないと言われる、貴重な芸能です。
ラストはやっぱりこれ 「相撲甚句」。
呼び出しごとに相撲取りに扮した美しい女性陣が登場。ん?あれ?どこかで見た顔ばかり。
そうなんです。そばや料理を作ってくれたそばの会メンバーのみなさんなのです。
ユーモラスで可愛らしい、心癒される名物芸です。

今年はこれで芸能終了。会場が温かな空気に包まれたところでお開きとなりました。
いやー あっという間。そばの会の心意気や真心が伝わる、とても幸せなひとときでした。

 

町歩きも楽しもう♪

お腹も心も満腹。このまま帰るのはなんだかもったいない。せっかくここまで来たんだから散策をして帰ることに。
会場の外に大きな案内看板。これは駒澤大学の学生たちが地域を歩き発見したスポットをマップにしたもの。色々面白そうなところがありますねぇ。
 
スポットのひとつ、犬落の滝。集落の奥、長塚節の文学碑近くにあります。
島内にもあまり知られていない隠れた名所のようです。
この日は水量も少なかったですが、なかなかの迫力でした。
ほかにも面白そうなところがたくさんあり、今度ゆっくり巡ってみたいと思いました。



大崎そばの会の開催は、年内はあと4回。
年明けの開催は、今後の感染状況を見ながら判断するそうです。

大崎そばを食べてみたいという人には、会場の近くにある そば処「ちょぼくり」がおすすめ。
そばの会でもそば打ち担当の女性が店主をしているので、そのままの味を楽しめますよ!
大崎そばの会

大崎そばの会

日時 2020年11月28日(土),29日(日),12月5日(土),6日(日)12:00開場 芸能 13:15~(14:30終了予定)
会場 大崎活性化センター(佐渡市羽茂大崎1578-1)
料金 大人2,500円 小学生1,000円 席あり幼児500円
   各回定員60名 要事前予約。
申込・お問合せ 佐渡観光交流機構 南佐渡支部(0259-86-3200)

大崎そばの会会場(大崎活性化センター)

この記事を書いた人
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小千谷→東京→朱鷺に惹かれて佐渡移住7年目。オカメインコを相棒に”しなしな”暮らしています。佐渡や新潟の旬、話題、グルメ・・・あれやこれや発信していきます。

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