心と体にほっこり美味しさが伝わる、こだわりが散りばめられた農家レストラン そばの郷 Abuzaka/十日町市


2020年11月26日 1312ビュー
日本海美食旅(ガストロノミー)プレミアムレストランでは、新潟県の食文化の発信をテーマに、メニューやコースとして料理提供をしている飲食店を紹介しています。日本海美食旅(ガストロノミー)を通じて、その土地の風土や歴史を感じてください! 

目の前に広がる風景に深く深呼吸

今回は十日町市の人気農家レストラン「そばの郷 Abuzaka」さんに伺いました。この地にオープンして丸3年。店名にもなっている「Abuzaka」は、ここの地名「鐙坂」から命名したもの。地元の風景、歴史、文化、食、そして人、鐙坂の里山にこだわった美味しい料理がとことん味わえるお店です。

場所は、国道253号線から少し入った県道沿い。周囲を田んぼに囲まれた長閑な風景の中に「Abuzaka」はあります。取材した頃(11月中旬)は稲刈りも終わり、ちょっと寂し気な風景ですが、時期によっては水鏡の田んぼや黄金色の稲穂、一面の真っ白な雪景色など、四季の風情が楽しめます。

風景も美味しくいただきます


店舗入口には大きな看板「Abuzaka」の文字。農家レストランだけあって、落ち着く色合いの建物が青空のもと存在感をはなちます(駐車は約30台可)。

店内は椅子テーブル席を中心に、堀り炬燵式の窓際席、さらに2階にも席が用意されています(全50席)。もちろん、入口では検温と消毒もしっかりと。

窓からは、遠く八海山、越後駒ヶ岳、巻機山が望めます。今日は、私もこの特等席でオススメのブッフェランチをいただきました。

この日もオープン前から行列が!

このブッフェランチは、大人1,520円(税別)、小学生500円(税別)で、「へぎ蕎麦(もしくは、米粉入りうどん)」+「山菜と野菜の惣菜ブッフェ」がセットになったもの。私は蕎麦をオーダー(だって、店名にもなっているからやっぱり…ね)。Abuzakaには蕎麦打ち職人が4名いて、交代制で常に2人がお店に出ているとか。頼もしい限りです。そして、今日料理を担当してくれたのが、「広田 裕」(下の写真)さん。この笑顔、ちょっと素敵すぎませんか?スタッフの皆さんは接客も丁寧で、とっても居心地の良い空間なんです。

看板メニューだからこそ、愛情込めて育ててます

では、ここでメーンの「へぎ蕎麦」の紹介を。自社栽培のソバ品種「とよむすめ」は新潟県が奨励している品種で、特徴は「豊かな香りと食味値の高さ」。Abuzakaでは、十日町市内の畑を使ってみんなで丁寧に育てているそうです。春に可憐な白い花を咲かせるソバは、11月初旬に収穫され約2週間後にはお店で出されます。取材した当日は運よく、今年の「新ソバ」をいただけることに。かわいい「へぎ」に盛られたソバは7把。ピッカピカで瑞々しい見た目、口に入れると蕎麦の香りが一気に広がります。このソバの実は、自社倉庫に殻付きのまま保存、都度石臼で引いているので、いつでも美味しい風味が保たれているそうです。
へぎ蕎麦はやっぱりのど越しが最高なんですよね。


そして、食べ放題というブッフェメニューがこちら!

「えっ、これでこの金額?」(コスパが良すぎます)

大皿に盛られた料理は、旬のもの、地のものを使うので基本は日替わり。来るたびに楽しみがあります。ちなみに、取材当日のメニューがこちら。
・豆腐プリン
・蕎麦屋の出汁巻玉子
・ブロッコリーのみそマヨ
・豆の甘煮
・切干大根と打豆の煮物
・菊のお浸し
・切り昆布の煮物
・味噌豆
・漬物
・煮〆
・きのこ汁
・季節の天プラ盛り合わせ
・おにぎり
全13種類。もちろん全部いただきました。もう1度言いますね、これで大人1,520円!

すべてが滋味で美味しい。心がほっこりします

切り昆布の煮物

シャキシャキの昆布に千切りの人参がいいアクセント。シンプルだけどとても味わい深い一品。ご飯に乗っけて「切り昆布丼」にしてかき込みたかった!
 

本日のおにぎり

もちろんお米も自家栽培。土づくりからこだわっていて、無農薬&有機肥料で安心、安全なお米づくりを追求しているそう。本日のおにぎりは2種類。菜っ葉を混ぜ込んだもの(奥)と、味噌がのったもの(手前)。どっちも好き。
 

豆腐プリン

すごく優しい味わい。豆腐の風味がほんのりして口当たり滑らか。1個じゃ足りない。
 

「十日町コーヒー」は押さえておきたいメニュー

さてさて、食事と一緒に楽しみたい「飲み物」ですが、お蕎麦だとお茶とかを想像するかもしれませんが、ここAbuzakaでは「十日町コーヒー」がベストチョイス!!これ、バリスタの巨匠である横山千尋氏とコラボして作り上げたオリジナルコーヒーなんです。ソバの繊細な風味とコーヒーの旨みが見事にマッチしたもの。香りはほんのり蕎麦。でも一口飲むと酸味と甘みのバランスが程よい絶品コーヒー。何とも不思議な感じですが、ソバを食べた後だからこそ、これ最高なんです。温度が下がるほど蕎麦の香りが強くなっていくみたいです。そして、脇に添えられているのが、そばクッキー。サクサク食感でコーヒーにとても合います。「十日町コーヒー小さなスイーツ付き」は500円(税別)

 

帰り際の地場産野菜の販売も要チェックですよ!

この日はブロッコリー。日によって種類は様々。入口付近にはちょっとしたお土産コーナーもあるので是非のぞいてみてください。
 

「行って良かったね!」そう思えるレストランです

まさに素敵な「Abuzaka TIME(タイム)」。蕎麦、お米などは、自分たちで管理し、育てる、野菜や果物は地元の農家のものを優先して使う、目や手の届く範囲でやっているからこそ、こだわりの美味しい食をお客に提供できているんですね。
 
そうそう、「Abuzaka」「A」は安心・安全の「A」を意味しているんです。地元鐙坂の良さをPRするとともに、お客の口に入るものだからこそ、常に安心・安全には気を配っているんですね。
十日町市鐙坂をまるごと味わうなら「そばの郷 Abuzaka」がオススメですね。
農家レストラン そばの郷 Abuzaka

農家レストラン そばの郷 Abuzaka

新潟県十日町市南鐙坂2132
TEL. 025-755-5234
営業時間/11:00~15:00(ランチのみ)
定休日/木曜日
http://abuzaka.com/

そばの郷 Abuzaka

この記事を書いた人
きち長

たびきちのマスター。犬が大好きで猫を飼っている。