ホクホクあま~い焼き芋4種食べ比べガチレビュー!「いも屋孫六」専門店ならではのクオリティに感動/新潟市


2020年12月08日 23287ビュー
こんにちは、三条市在住ライターの渡辺まりこです。

冬の寒い時期に食べたくなるものといえば、ホックリ甘い焼き芋ですよね。食物繊維たっぷりでヘルシーかつ腹持ちも良好。女性に嬉しい美容系スイーツの代表格ともいえます。

例にもれず、私も焼き芋大好き女の一人。新潟市北区に絶品の焼き芋を販売する専門店があると聞きつけ、いてもたってもいられず買いに走りました。

農産物直売所内にある焼き芋専門店

豊栄ICから車で約5分。焼き芋専門店は、農産物直売所「わくわくファーム」内にあります。
軒下部分にあるプレハブの小さなお店。こちらが焼き芋専門店「いも屋孫六」です。
コンパクトな店内には、焼き芋をはじめ、スイートポテト、シュークリーム、プリンなど、サツマイモを使用したオリジナルスイーツが所狭しと並んでいます。
 
朝9時のオープンを迎えるやいなや、次々とお客さんが押し寄せるほどの人気ぶり。特に寒い季節は焼き芋の需要が高まり、多い時には1日150本も売れるそうです。
 

最大5種類の焼き芋は、味も食感も個性あり

使用するサツマイモは、豊栄地区にある自家栽培品の他、新潟市内の腕利き農家が栽培した高品質品。サツマイモの甘みを最大限に引き出すために、収穫後約6ヶ月間は熟成庫で寝かせているそうです。
 
焼き芋は年間通じて購入できますが、季節によって種類は異なります。12~3月頃が最も種類が多いシーズンで狙い目。この日は、熟成孫六、紅あずま、シルクスイート、いもジェンヌの4種類をゲットできました。
 
大小様々の焼き芋が並ぶカウンターから、好みのサイズを購入可能。中サイズ1本だと約200~250円とリーズナブルです。
いったいどの品種の焼き芋が一番美味しいのでしょうか?スタッフのお姉さんにイチ押しを教えてもらいました。
 
「それぞれ個性があってどれも美味しいですが、看板商品の『熟成孫六』は抜群に甘いですよ!」
 
屋号が商品名に付けられた「熟成孫六」。しっとりと甘みが強い品種「紅はるか」を使用しており、表面からは蜜があふれ出ています。確かにこれは美味しそう……!

4種類のサツマイモを食べ比べ!

どれを買おうか散々迷ったあげく、4種類すべてを購入しました。

大きさも形も様々。割ってみると、色や質感の違いが分かります。それでは、いざ実食。
 
まずは、スタッフさん一押しの「熟成孫六」。食べた瞬間に、まるでスイーツのような極上の甘みを感じられます。ねっとりと口の中でとろける食感で、黄金色の食欲そそる見た目も印象的です。
続いては「いもジェンヌ」。主に新潟市西区で栽培されている「紅はるか」の一種です。蜜のしたたる見た目にまずは惹きつけられ、頬張ってみると口いっぱいに上品な甘みが広がります。しっとりねっとりの食感です。
こちらは「シルクスイート」。しっとりなめらかな食感で、上品な甘みと華やかな蜜のような風味を感じられます。いもジェンヌと味わいがよく似ているのですが、こちらの方がより甘みを強く感じました。
最後は「紅あずま」です。ホクホクとした食感で甘さは控えめ。サツマイモ本来の美味しさと、じっくりと焼いた香ばしさを感じられます。昔ながらの硬派な焼き芋は、熱い緑茶によく合いそうです。
 
ちなみに、残念ながら取材時は購入できませんでしたが、「パンプキンスイート」という品種の焼き芋も毎年人気です(今期は販売終了)。なんと通常のサツマイモよりβカロチンが100倍という栄養価をもつ特殊な品種なのだとか。こちらも気になりますよね。
いも屋孫六の焼き芋4種の特徴をまとめてみました。
 
さて、結局どれが美味しいの!? 私的ナンバーワンは「熟成孫六」です。看板商品の名に恥じない抜群の甘さに感動!
 
今回の比較は、あくまでも個人の好みによる感想なので、実際に食べ比べてみることを全力でオススメします。

店内手作りの絶品サツマイモスイーツにも注目!

焼き芋以外にも、サツマイモを使ったスイーツがいっぱいです。
「さつまいもチップス」(200円・税抜)は蜜がけの芋けんぴ風と塩味の2種類。ポリポリと食べる手が止まらなくなりそう。
丁寧に皮をむいたサツマイモをカリッと揚げて蜜で和えた「とろ~り大学芋」(190円・税抜/100g)。とろけるサツマイモの甘さがたまりません。
スティック状の冷やして食べる「カリホク大学芋」(360円・税抜)。こちらは紅あずま使用でホクホクとした食感です。
店内手作りの「芋プリン」(200円・税抜)と「芋シュー」(120円・税抜)。ほっこりする優しい甘さです。
「スイートポテト」(280円・税抜)、「いもようかん」(280円・税抜)、「芋チーズケーキ(小)」(200円・税抜)は、新潟銘菓「河川蒸気」で有名な菜菓亭とのコラボ商品。この店でしか買えない限定品です。
 
ちなみに、毎月6日・16日・26日は「孫六の日」として、数量限定で芋クレープを販売しています。こちらも要チェック。
 
今が旬のサツマイモの美味しさをたっぷり楽しめるいも屋孫六。全部制覇したいくらい魅惑的なスイーツ揃いでした。
焼き芋とサツマイモスイーツの購入ついでに、わくわくファームもぜひ立ち寄ってみてください。地場産の新鮮野菜がずらりと並び、お買い得な金額に思わずテンションが上がってしまうはず。もちろんサツマイモも購入できるので、この冬は「いも屋孫六」と「わくわくファーム」でサツマイモ三昧を満喫してみてはいかが?
いも屋孫六

いも屋孫六

住所:新潟県新潟市北区かぶとやま2-3-4 わくわくファーム豊栄店内
TEL:025-388-1231
営業時間:9:00~17:00
定休日:年始のみ

いも屋孫六

この記事を書いた人
渡辺まりこ

新潟県三条市在住のフリーライター。主人が“金物のまち”を代表する職業の包丁職人ということから、地場産品に興味が芽生え、ローカルのおもしろさを日々発信中。 これまでの執筆実績はブログで紹介しています。http://www.watanabemariko.com/