ちょっとかわった天然の冷蔵庫を見に!八海山雪室見学と酒蔵の社員食堂めぐり/南魚沼市


2020年12月30日 337ビュー
日本酒を升々たしなむ!お酒大好き土佐の女さかもとです。

そんな私が居酒屋で見つけたら「ラッキー!」とよく注文してお世話になってきた日本酒八海山。

作っているのはどんな会社なのか調べると…

魚沼の里というスポットがあり、社員食堂でご飯が食べられるらしい!さらに「天然の冷蔵庫」で眠るお酒もある…!

(飲みに)行くしかない!ということで、調査しに高速を走らせました。

本当に、こののどかな場所にあんなオシャレでスタイリッシュなところがあるのかな…と山に向かっていくと…
ありました!魚沼の里!!!

雪室とは?

まずは、「天然の冷蔵庫」、雪室へ。

雪室とは、古くは『日本書紀』にも記録が残されていて、魚沼では昭和30年位まで利用されていた仕組みだそうです。

仕様はごくシンプル。冬に降り積もった雪を藁などをつかって囲い、その冷気で一年中野菜やお酒、魚を保存・貯蔵する仕組みになっています。

まさにSDGsのさきがけ!雪国ならではの知恵ですね。
雪室には、かまくら型と、氷室型があり、「八海山雪室」は氷室型だそうです。

魚沼の里の「八海山雪室」雪中貯蔵庫見学レポ

この雪室見学、当日ツアーに参加したいと伝えれば、上限人数に達していない限り、参加できます!

ツアーはこの場所からスタートです!(ツアーの時間は決まっているので確認してからお越しください、事前予約は受け付けていません)

貯蔵されている雪はなんと最大量1,000トン…!聞くだけでブルブル震えてしまいます!!!

それでは、行ってきまーす!
夏でも平均的に4度以下を保っている「八海山雪室」の雪中貯蔵庫では、長期間日本酒を熟成させています。
このタンクで、2013年より貯蔵しはじめ、その後は入れ替えながらお酒を貯蔵しているそうです。

ここで眠ったお酒は、2016年から「純米大吟醸 八海山 雪室貯蔵三年」という名前で販売されています
ここでは、年間通して温度も一定ですし、電気も使わないから振動も少ない、お酒にとって負担のかからない環境なのかもしれません

実際に3年貯蔵して成熟させることで、角が取れてまろやかなおいしい味のお酒になったのは驚きでした」

そんな説明をうけたら、これを飲まなきゃと思いますね!特殊な環境で3年も眠るお酒、買います!

更に奥にすすむと、雪の塊が入っているスペースがありました。空きスペースでは野菜やコーヒー豆も貯蔵されています。

この雪は、年に一度、毎年二月の下旬頃に集めて約一週間かけて入れられているのだそう。

建物にはしっかり断熱材を利用しているとはいえ、雪以外での温度調整を全くしていないなんて驚きです

こうやって黒い色がでてくるのは、雪が空気中の汚れを吸収するから。だから雪がとけだすと、よごれがだんだんでてくるのだそうです。

冬の空気が澄んで綺麗なのも、魚沼のような雪国で様々な発酵文化が培われたのも、雪解け水でおいしい日本酒がつくれるのも、雪のおかげなんですね

 

八海山雪室

八海山雪室

住所:新潟県南魚沼市長森459
電話:025-775-7707
営業時間: 10:00~17:00
定休日: なし(元旦のみ)
雪中貯蔵庫内の温度:年間約4℃以下
見学申し込み:来場して直接お申し込みください
見学開催時間:①10:30 ②11:00 ③11:30 ④12:30 ⑤13:00 ⑥13:30 ⑦14:00 ⑧14:30 ⑨15:00 ⑩15:30※上限10名(2020年12月現在)
参加費:無料
所要時間:15分
注意事項: ※庫内は寒いので、軽く羽織るものをご準備ください。
※外気温との温度差が激しいため、体調の優れない方や持病のある方のご参加はご遠慮ください。
※上記の開催時間等は予告なく変更になる場合がございます。

雪中貯蔵庫をぬけると焼酎の貯蔵が!

貯蔵庫を抜けると、ポルトガルから取り寄せたというオーク樽が並んでいます!

ここでは、焼酎を貯蔵しているそうです。
左側に並んでいるのは、「面向未来(めんこうみらい)」というメモリアル焼酎

最長五年間ここで預かってくれ、お客様のご希望の日が来たらご返却する素敵なサービス!(11,000円税込・送料別)

貯蔵期間中にも再度訪れて自分達のボトルを探される方もいらっしゃるそう。

そして、その奥には試飲カウンターがあります!

日本酒好きすぎて、「端から端まで全部下さい!」と言いたい私でしたが、車できているため、歯を食いしばって耐えていました。
そんな私に、ノンアルコールの甘酒をすすっと出してくれる店員さん。

が、私、実はー!甘酒が苦手!!!笑

でも「何も飲めずに帰りたくない」ということで、トライしました。

水と麹だけで造られているこの甘酒は、お酒を造っている技術を活かして、贅沢に吟醸と同じ60%くらいに磨いた米が使われているそう。

「あれ?おいしい!なんで…」

とびっくりする私に、

「甘酒は大きく2種類あり、こちらは米麹と水で造った甘酒、苦手なのは、酒粕で造った甘酒なのかもしれませんね」

と店員さんが優しく教えてくださいました。うわああああ!人生損してた!!!

結果、美味しすぎて3本購入しました♪
(そして、次の日にピアレマートで再会して膝から崩れ落ちたよね…新潟県民にとっては当たり前だったのか…)
その先は「雪室千年こうじや」があります。

「米・麹・発酵」をテーマに、麹や酒粕味噌で漬けたお肉などのオリジナル商品や、雪室で保管していたコーヒーも買い求められる新潟のおいしいものを揃えた売店です。

お店のサイドには、お肉を熟成する部屋や、要冷蔵の甘酒や原酒、ビールを置いている雪室の冷気と電気の空調を併用して活用した部屋もあります。すごいエコ!

雪国の物語を知り、その知恵を活かした商品と思うと、どの商品もぐっと魅力的に感じます!(このあとさかもとのお小遣いは八海山に消えた
2階はオシャレなキッチン雑貨も取り揃えており、新しく出したフェイスマスク、reintや、オリジナルの手拭いがあったり…とっても危険!!!

物欲が止まりません。
結局欲しかったお猪口、予算オーバーで購入できず…。またくるしかない…。

八海山みんなの社員食堂でお昼ごはん

八海醸造さんでは、複雑な日本酒の製造工程でそれぞれの部門を担当する社員同士、なかなか顔を合わせる機会がないのだとか。

だから、「みんなで力を合わせていい酒をつくりましょう」という気持ちを一つにするため「同じ釜の飯を食べる」ことのできる社員食堂を大切な場所としているそうです。

そんな素敵なコンセプトの社員食堂、実は一般の人でもお昼の時間に限り一部解放利用可能なんです

ということで雪室から歩いて3分ほどの社員食堂に行ってきました!
ため息が出るほどスタイリッシュでかっこいい社員食堂じゃないですか…うらやましい。

社員食堂は、食堂らしく食券を買うスタイル。
コロナ禍の影響で、今は一般のお客さんと社員の間に仕切りがあり、セルフサービスではなくなったそうです。

が、ご飯は無料で大盛にできるということで、大盛でいただきました

八海定食(1,100円/コーヒー付:1,200円※税込)お肉のメニューがこちらです!
脂ののった肉に、甘みと旨味がたっぷりつまっていて最高すぎる。

添えつけられたわさびが、いい仕事をしてくれます。

新鮮な漬物や小鉢もとってもおいしい。そして、最高なのがやっぱりこのロケーション。
大地の恵みを視覚と味覚で味わえる贅沢さ。ここに雪国の人の培った知恵が活きた発酵食品があり、甘酒があり、八海山のお酒があるんですね(食堂での甘酒一杯無料サービスも幸せ過ぎた)。

本当に魚沼の幸を頂いている気持ちになります。
テラスからの景色も、コーヒーを飲みながら眺めるには最高。雪景色もきっと美しいんでしょう。

私、もう、ここの子になりたい。
八海山みんなの社員食堂

八海山みんなの社員食堂

住所:新潟県南魚沼市長森334-2
電話:0800-800-3865 お客様相談室(平日9:00~17:00)
営業時間:11:00~15:00※限定数に達し次第終了
定休日:なし(元日のみ)
席数:134席(内飲酒可能席22席・全席禁煙)
その他:予約不可、現金のみ

つつみや八蔵で和紙のぽち袋作成ワークショップ体験

最後にお伺いしたのは、贈ることをテーマにした「つつみや八蔵」。

ここでは、古来から日本に伝わる折形のお包みや、美しい色で華やかなシーンを彩るラッピングを贈る相手や場面に合わせて選ぶことができます

「日本酒はお祝いなどで贈られるシーンも多いものです。

だから日本古来のお包みの仕方ができるよう、季節ごとの自然をイメージした(魚沼の特産の八色西瓜の色など)地のカラーを出した水引を使ったり、季節に合うものを用意しています」
贈る相手のことを思いながら、お包みを選べるなんて素敵!

ここでできる無料のワークショップは、和紙を使ったもので、のりやテープを使わずポチ袋を折ることができます。
紙を1枚使って、見本通り折っていくと…簡単そうでちょっと難しくて…楽しい!!!触って折って、柄を選んでいくと、和紙にも親近感がわきます笑
使う向きによって柄がちがい、印象も変わるんですって!!!
奥には和紙スペースもあり、送りたい人のイメージを込めて包んでもらえるのも嬉しいですね。
つつみや八蔵

つつみや八蔵

住所:新潟県南魚沼市長森426-1
電話:025-775-2975
営業時間: 10:00~17:00
定休日: なし(元日のみ)

そして、奥さんがつつみや八蔵で買い物をしている間、旦那さんがよく訪れるという、八蔵から通路を通っていける八蔵資料館は、もう最高でした

食や酒にまつわる本が集められており、料理人とかにもたまらないんじゃないかな…
私、社員食堂で毎日ご飯食べて、ここで本読む生活がしたい…。帰りたくない…(遠いし…)。

雪国文化のつまった魚沼の里

魚沼の里、素敵すぎる…。

こんな素敵な施設ができたきっかっけは、日本酒「八海山」を製造する第二浩和蔵ができて、珍しがって人が訪れてくることが増えたことでした。

ただ、酒蔵を一般の方に見学を開放しておらず、来てくれてもお断りばかりになってしまう…それを、申し訳なく思った八海醸造さんが、売店(リニューアルして今はつつみや八蔵に)と蕎麦屋をつくったのだそうです。

そして「蕎麦のあと、甘いものたべたくなるね」という話があり、「さとや」ができました。

また、東日本大震災のあとで、自然エネルギーの利用などが見直されるようになった2013年に、「雪国の文化を見直したい」と、冬場に2~3mも位積もる雪を利用する八海山雪室も新設。

実際に「魚沼の里」と名づけだしたのは、その2013年頃で、雪室と三角屋根の建物のブラン ドゥ ブランができ、徐々に、「魚沼の里」構想ができあがってきたといいます。

ぐるりとまわることで、魚沼の豊かさを体感できる魚沼の里。

酒好きにも、おいしいもの好きにも、珍しいもの好きにもたまらない場所になっています!

「純米大吟醸 八海山 雪室貯蔵三年」を飲んでみて


そんな魚沼の里で買ったお酒はもちろんこちら!

飲んでみると濃く、奥行きがありながら、なんともまろやかな口当たり。

日本酒らしさはちゃんとするのに、しつこく残らないので飲みやすい。ただ、ちょっと油断すると飲みすぎて酔いそう。

この緩ーくボディーブローされる感じは、まるで原酒?と思ったらやはり度数は17%ありました。

瓶の色と貯蔵されている場所の雪のイメージがある頭にあるからか、お酒でこんなに白いイメージを感じたのは初めてです。

個人的には、味の濃い、ジビエや麹につけたお肉なんかと相性抜群の冬にのみたいお酒でした!

んーすぐなくなったので、またいろいろ買いにいくぞーーー!!!笑

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この記事を書いた人
さかもとみき

太平洋側生まれ太陽育ち高知のはちきん(高知で気の強い女)が佐渡島の旦那のもとに嫁ぎました。大好きなものは日本酒、苦手なものは雪。佐渡3年、新潟市1年目。スーパーはピアレマート派。二児のママでライター・コラムニストです!
ブログ ⇒ 坂本、脱藩中。(http://sakamotodappantyu.com/)

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