上越エリア ラーメン探訪 その②/食堂 ニューミサ(上越市)


2021年07月20日 27867ビュー

新潟は「5大ラーメン」以外にも、多くのラーメンファンをうならせるおいしいラーメンがまだまだあります。
今回は上越エリアにおじゃまして、うまいラーメンをご紹介しています。

人気・実力ともに5大ラーメンにひけをとらない3店の自慢のラーメン、2回目は上越市にある食堂ニューミサさんです。

食堂で生まれた名物ラーメン

お隣の妙高市・妙高高原まですぐ、トラックなども頻繁に行き交う国道沿いに建つ、高原ホテルのような白いお店が食堂ニューミサ
広い店内には観光客をはじめ、長距離ドライバーや地元の人々などで賑わう​ドライブイン的な食堂で、定食類なども豊富ですが、こちらの看板メニューとして絶大な人気を誇るのが「みそラーメン」です。

お話を伺ったのは、取締役の上田幸子さん。
現在の店主(2代目)の奥さまです。
ちなみに、手に持っていらっしゃるのは、通販用の冷凍麺セット。

冷凍麺は後ほど改めてご紹介することにして…

まずは、ここでニューミサの歴史についてご紹介します。

「ミサ」とは上田さんの義理のおばあさまにあたる中田ミサさんのお名前。
ミサさんは、地元の自動車学校などを経営していました。
その自動車学校の食堂部としてスタートしたのが「食堂ミサ」の始まりだったそうで、その2号店の移転を機に誕生したのが「ニューミサ」でした。

2号店を任されたのは先代の上田和年さん(ミサさんの娘婿)。
北海道で喫茶店をしていた和年さんご夫婦が新たなメニューとして生み出したのが、現在の「みそラーメン」だったそうです。
(それまではみそラーメンはなかったそう)

ニューミサの看板商品「みそラーメン」がこちら!
みそラーメン(900円/税込)

丼、スープ、具材とも白を基調としたビジュアルに、散りばめられた赤い一味唐辛子がアクセント。
写真では伝わりませんが、ニンニクの香りが食欲をそそります!

スープは香り高く、まったりとしたコクがあります。
まるでバターのようなコクがあるのですが、バターは一切使っていないそう。
スープに浮いているのはごま油で、仕上げの香り付け役です。

ラーメン専門店にも負けないこだわり

「うちはラーメン店ではなく食堂なので」と語る上田さんですが、その姿勢はラーメン専門店ばりに本格的。
だしは、豚・鶏・かつおぶし・野菜(キャベツ、タマネギ、長ネギ、ニンニク)など。
隠し味もあるそうですが秘密。(だって隠し味だから  ^-^;) 

たれは地元のみそ蔵の白みそがベースとなっています。

これらを合わせたスープと一緒に、野菜をさっと煮こむのがニューミサ流。

野菜は絶妙な食感

一般的に、ラーメンの具としての野菜は炒めることが多いですが、ニューミサではスープと一緒に煮込んでいます。
そして、決して煮込み過ぎず、野菜の食感が残る程度の絶妙な状態というのがポイント。
これがいい塩梅なんです♪
(これはその昔、忙しくて野菜を炒める間もなかったときに生まれたテクニックだったそう。偶然の産物?!)

そして、このラーメンを語る上で忘れてはいけないのがニンニク
すりおろした生ニンニクを具材と一緒に煮込んでいるので、スープにも具材にもニンニクの風味があふれます。
う~ん、一体感~♪

マスク社会なので、次の日の口臭とか気にしない!(笑)

麺は自家製

店舗奥にある製麺機で作る麺は中細。プリプリの食感でまったりとしたスープとよく合います!

「うちは食堂なので…」とおっしゃっていましたが、自家製麺を作っちゃうなんて、やっぱりただの食堂ではありませんね。(^-^)

スタミナ満点、白みそとニンニクの風味がくせになるみそラーメン。
みそラーメンは冬場に人気ですが、このみそラーメンは夏にも食べたくなりますね。

最後に…「コロナ禍で、ニューミサに行きたくても、なかなか行けない!」という方に朗報です。
ニューミサでは通販用の冷凍みそラーメンを絶賛発売中です。
(上田さんが写真で持ってたアレです)
ニューミサの味がご家庭で堪能できるこのセット、1箱4食入りのジャンボサイズです。
おろしにんにくやごま油、一味唐辛子も付いています。
タマネギともやしを用意すれば、ご家庭でニューミサの味を再現できます。
(野菜は煮込みすぎ注意ですよ!)

インパクトのある化粧箱は遊び心満点。
箱を前後逆に2つ重ねると、ラーメンの写真が上下ぴったり合うんです。

ご自宅用はもちろん、ニューミサ好きな人へのギフトにもおすすめです!

定食類もうまい!

さて、ラーメンだけではない“食堂”ニューミサ。
他のおすすめメニューも少しだけご紹介しましょう!
煮かつ定食(1,200円/税込)

大きなカツを卵でとじた、ボリューム満点の人気メニュー。
小鉢やみそ汁も付いて、これぞ定食屋! な味わいです。

他にも、本場・北海道の味わい「ジンギスカン定食」や洋食テイストの「焼肉定食(ポークソテー)」など、昔から愛されている定食もおすすめ。
また、麺類が楽しめるセットメニューも充実しています。

さらに、卵を使った料理以外はテイクアウトもOKとのことです。

でもやっぱり、ニューミサ未体験の方にはみそラーメンをおすすめしたい!
ふとした時に無性に食べたくなる味わい、ぜひご賞味を♪

ニューミサのご紹介はここまで!

上越エリアの第3弾・第1弾もぜひご覧ください。
食堂 ニューミサ

食堂 ニューミサ

住所/新潟県上越市中郷区稲荷山367
TEL/0255-74-2096
営業時間/9:00~20:00
定休日/火曜日
※新型ウイルスの影響で営業時間などが変更になる場合があります。

食堂 ニューミサ マップ

この記事を書いた人
ケバブー

長岡生まれ新潟育ち。 ​
郷土料理からラーメン、地酒やスイーツまで新潟の食を広く愛するフォトライター。

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