佐渡金銀山を知ることは佐渡を知ること!佐渡金銀山を巡る旅② -史跡佐渡金山編-
2021年08月24日
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日本最大の金銀山と称される「佐渡金銀山」の偉大な歴史を楽しく学べるスポットを巡る旅は、いよいよ「史跡 佐渡金山」へ。きらりうむ佐渡から車を10分ほど走らせます。
こちらには3つの見学コースがあり、江戸時代の採掘様子が見られる「宗太夫坑」、明治以降操業停止になるまで採掘されていた「道遊坑」、江戸から昭和と採掘が続けられた坑道を巡る「ガイド付き山師ツアー」から選べます。
こちらには3つの見学コースがあり、江戸時代の採掘様子が見られる「宗太夫坑」、明治以降操業停止になるまで採掘されていた「道遊坑」、江戸から昭和と採掘が続けられた坑道を巡る「ガイド付き山師ツアー」から選べます。
【料金】
・宗太夫坑:大人900円(税込)、小中学生450円(税込)
・道遊坑:大人900円(税込)、小中学生450円(税込)
・ガイド付き山師ツアー:大人2,400円(税込)、中学生1,200円(税込) ※中学生以上
・宗太夫坑:大人900円(税込)、小中学生450円(税込)
・道遊坑:大人900円(税込)、小中学生450円(税込)
・ガイド付き山師ツアー:大人2,400円(税込)、中学生1,200円(税込) ※中学生以上
今回は「宗太夫坑」と「道遊坑」の2つのコースを巡ることにしました。
宗太夫坑と道遊坑の両坑道を見学することで、江戸から近代までの佐渡鉱山の歴史を一気に見ることができるのです。
ちなみに、「宗太夫坑」と「道遊坑」の2つのコースを続けて見学する場合は、料金が割引され、大人1,400円(税込)、小中学生700円(税込)となります。
まずは「宗太夫坑」から見学開始。
入口は二手に分かれており、右が宗太夫坑、左が道遊坑となります。
宗太夫坑と道遊坑の両坑道を見学することで、江戸から近代までの佐渡鉱山の歴史を一気に見ることができるのです。
ちなみに、「宗太夫坑」と「道遊坑」の2つのコースを続けて見学する場合は、料金が割引され、大人1,400円(税込)、小中学生700円(税込)となります。
まずは「宗太夫坑」から見学開始。
入口は二手に分かれており、右が宗太夫坑、左が道遊坑となります。
階段を降りていくと…だんだんとひんやりとしてきました。
それもそのはず。坑内は10度程なのだそう。
寒いのが苦手な方は、薄手の羽織るものを持参するのをおすすめします。
それもそのはず。坑内は10度程なのだそう。
寒いのが苦手な方は、薄手の羽織るものを持参するのをおすすめします。
宗太夫坑は、江戸時代初期に開発された坑道です。
地中深く掘り巡らされた跡に、採掘作業が動く人形により忠実に再現されています。
地中深く掘り巡らされた跡に、採掘作業が動く人形により忠実に再現されています。
ちなみに、断面にすると鉱山の中はこんな感じです。まるでアリの巣みたいですよね。
人形が動くさまは本当にリアルで、当時の様子をよく知ることができます。
こちらは地元で有名な馴染みの女おじさん。「馴染みの女にも会いてぇ~なぁ。」とぼやく坑夫はここで会えます。
坑夫は何ヶ月も籠って作業していたとのことなので、こんなセリフが出たのでしょう。
仕事とはいえ、頑強な鉱石を何ヶ月も掘り続けていたのかと想像するだけで絶望的な気持ちになります。その分、金を掘り当てた時の喜びもひとしおなんでしょうけど。
こちらは地元で有名な馴染みの女おじさん。「馴染みの女にも会いてぇ~なぁ。」とぼやく坑夫はここで会えます。
坑夫は何ヶ月も籠って作業していたとのことなので、こんなセリフが出たのでしょう。
仕事とはいえ、頑強な鉱石を何ヶ月も掘り続けていたのかと想像するだけで絶望的な気持ちになります。その分、金を掘り当てた時の喜びもひとしおなんでしょうけど。
こちらは「やわらぎ」と呼ばれる儀式です。
「やわらぎ」とは、金掘りの労働者たちが歌った唄で、山の神様の気持ちが和らぎ、また、少しでも岩が柔らかくやりますようにと願う儀式なのだそう。
願ったところで岩が柔らかくなるわけないだろ...とは思いますが、願わずにはいられなかったのでしょうね!
それだけ鉱山の岩石は固いのです。
「やわらぎ」とは、金掘りの労働者たちが歌った唄で、山の神様の気持ちが和らぎ、また、少しでも岩が柔らかくやりますようにと願う儀式なのだそう。
願ったところで岩が柔らかくなるわけないだろ...とは思いますが、願わずにはいられなかったのでしょうね!
それだけ鉱山の岩石は固いのです。
今でもこの儀式は引き継がれ、「鉱山祭り」という伝統行事として催されています。
金山労働者の慰労と、鉱山の繁栄を祈願するお祭りで、「山の神」の名で親しまれる大山祇(おおやまずみ)神社の神事式、全町をあげてのおけさ流し、花火大会と、相川市街を中心に歴史ある祭りが展開されます。「両津七夕まつり・川開き」「小木港祭り」とともに佐渡三大祭りの一つとされています。
金山労働者の慰労と、鉱山の繁栄を祈願するお祭りで、「山の神」の名で親しまれる大山祇(おおやまずみ)神社の神事式、全町をあげてのおけさ流し、花火大会と、相川市街を中心に歴史ある祭りが展開されます。「両津七夕まつり・川開き」「小木港祭り」とともに佐渡三大祭りの一つとされています。
コース出口に出ました。また入口に戻り、今度は「道遊坑」へ。
道遊坑は、明治時代に開発された坑道です。
坑道には、トロッコ、機械工場、粉砕場など多くの設備が操業当時の姿のままで残されています。
宗太夫坑の採掘方法とは打って変わり、採掘の近代化が垣間見れます。
坑道には、トロッコ、機械工場、粉砕場など多くの設備が操業当時の姿のままで残されています。
宗太夫坑の採掘方法とは打って変わり、採掘の近代化が垣間見れます。
また、このコースは佐渡金銀山のシンボルでもある「道遊の割戸」を間近に見ることができます。
「道遊の割戸」とは、山がV字に割れた掘り跡のことを指します。
巨大な金脈を求めて人々が争って鉱石を掘った結果、山が真っ二つに割れてしまったのだそう。
「道遊の割戸」とは、山がV字に割れた掘り跡のことを指します。
巨大な金脈を求めて人々が争って鉱石を掘った結果、山が真っ二つに割れてしまったのだそう。
坑道から一旦外に出ると「道遊の割戸」が目の前に現れます。この広場はには桜の木が植えられており、絶景の撮影スポットにもなっています。
緩やかな坂道を少し歩けば、「道遊の割戸」をもっと間近に見ることもできます。
緩やかな坂道を少し歩けば、「道遊の割戸」をもっと間近に見ることもできます。
間近で見ると圧倒されます。迫力が違います!
高任坑入口にある廃道。レールと新緑が廃墟感を醸し出しています。
コースの最後にはこんなユニークな体験も。
その名も、金の延べ棒掴みチャンレンジ。
その名も、金の延べ棒掴みチャンレンジ。
時価約6,000万円の純金の延べ棒。なんと重さ10キロもあるそうです。
30秒以内に取り出せると賞品がもらえます。
ここに訪れたらぜひチャレンジしてみてください。大人も子どもも夢中になれますよ!
見学はここで終わりとなります。
「宗太夫坑」で約30分と「道遊坑」で約40分の見学でしたが、あっという間でした。
30秒以内に取り出せると賞品がもらえます。
ここに訪れたらぜひチャレンジしてみてください。大人も子どもも夢中になれますよ!
見学はここで終わりとなります。
「宗太夫坑」で約30分と「道遊坑」で約40分の見学でしたが、あっという間でした。
帰りの通路にはお土産屋さんがありますので、名物の金箔ソフトを食べたり、金山ならではのお土産を探すのも楽しいですよ。
続いては、金銀山と佐渡一国を治めていた佐渡奉行所跡へ向かいます。つづく。
続いては、金銀山と佐渡一国を治めていた佐渡奉行所跡へ向かいます。つづく。
史跡 佐渡金山
●料金:宗太夫坑/大人900円、小中学生450円、道遊坑/大人900円、小中学生450円
ガイド付き山師ツアー/大人2,400円、中学生1,200円 ※中学生以上
アイランド・ミラージュ/大人3,000円、小中学生2,550円 ※全て税込
●住所:新潟県新潟県佐渡市下相川1305
●電話:0259-74-2389
●営業時間:8時~17時30分(4月~10月)、8時30分~17時(11月~3月)
●定休日:無休