マゼランペンギンの飼育数日本一!水族館「うみがたり」で海の生きものたちを楽しもう!/上越市


2022年07月06日 597ビュー
2018年6月にグランドオープンした上越市立水族博物館「うみがたり」。この「うみがたり」という名前には「語りあう」ことで新しい価値を「うみ」だす水族館という思いが込められています。

絶景スポットから、うみがたり大水槽へ

館内に入ったら、まずはエスカレーターを昇って3階へ。向かったのは、開館後に上越市の新たな絶景スポットとして話題になった3階の「日本海テラス」。大水槽と日本海の水面が一体となった空間が広がります。案内してくれたスタッフの村上真衣さんは「日本海を1万分の1のスケールで模して作られていて、入って手前の岩が佐渡島、左奥が能登半島になります」と教えてくれました。
さて、この水槽の中にどんな魚がいるのか、期待しつつ「うみがたり大水槽」に向かいます。3階から2階にかけてスロープを下りながら、まるで海に潜っていくような演出になっています。壁に投影されている光は「上越市の木である桜の花びらでもあり、新潟の特産であるお米のようでもありますが、あえて何の形かというのは限定していない」そうです。
大水槽では、日本海にはどのような海の生きものたちがいるのか、間近で楽しみながら生態系も学べるようになっています。およそ50種、38,000点の魚がここにいるそうです。
大水槽の中にいると紛れて観察しづらい小さな魚たちは、個別の水槽にそれぞれ展示されています。新しい種類の魚が館にやってきたときなど、不定期に展示の入れ替えをしているそうです。こちらはイガグリフグ。大きく見えますが、実際は手のひらに乗りそうな可愛いサイズでした。

舞鰯シャイニリュージョンにうっとり

うみがたりでは3つの大きなイベントがあります。そのうちのひとつが「舞鰯Shinyllusion(シャイニリュージョン)」。約2万匹のマイワシが音楽に合わせてゆらりゆらりと水槽内を回遊します。イベント場所は「うみがたり大水槽 各所」で、どの角度からでもお楽しみいただけます。
大水槽から見る「舞鰯シャイニリュージョン」は見応えがありますが、もうひとつの鑑賞スポットが「うみがたりチューブ」です。360度のガラスのトンネルから見る景色は、まさに自分が海の中にいるような気分が味わえます。
うみがたりチューブで繋がれた前後の空間「イーストホール」と「ウエストホール」では映像演出が行われています。すぐ側には休憩スペースもあるので、ちょっと疲れたときにはここで一休みするのも良いかもしれないですね。
魚以外の海の仲間たちも展示されています。こちらは「くらげギャラリー」のミズクラゲです。よく聞くプランクトンという言葉ですが、これは「泳ぐ力が弱く、水の流れに乗って生活している生きもの」の総称だそうです。そのためクラゲもプランクトンの仲間なのだとか。館内にはこうしたさまざま情報が展示されているので、生きものを楽しみながらぜひパネルもチェックしてみてください。

イルカのパフォーマンスに大興奮

ドルフィンパフォーマンス「Fun Fun Fun」が間もなく始まるということで3階のイルカスタジアムに移動しました。10分間の楽しいパフォーマンスの始まりです。
まずはイルカ2頭がきゅーきゅーと可愛い声でご挨拶。ここでトレーナーが、イルカは水中でも音を使って意思疎通を図っているということを教えてくれました。トレーナーとイルカの息はぴったりと合っていて、お互いの動きに合わせた水中パフォーマンスを披露します。
その後、トレーナーの頭を越えて軽くジャンプ!
さらに、吊り下げられたボールめがけて大きくジャーンプ!
イルカが着水するときに盛大な水しぶきが発生します。濡れたくない方は6列目以降に座った方が良いそうですよ。ほかにも楽しいパフォーマンスがいろいろありますので、ぜひ海風を感じながら直に見てみてください!
2階には「イルカホール」があり、水中の様子を屋内から見ることができます。冬期間はこちらからドルフィンパフォーマンスを鑑賞するスタイルになります。派手なジャンプなどはない代わりに、水中を優雅に泳ぐイルカの姿を楽しめるそうです。寒い時期にも訪れてみたいですね。
2階には、3階からつながる「ふれんどプール」があり、ゴマフアザラシが泳いでいます。うみがたりには今までコケとジローの2頭がいましたが、22年1月からはアラシとナノハが加わり、現在は4頭を見ることができます。

ペンギンにエサをあげよう

イルカ、アザラシ、海の生物たちに、うみがたりチューブと堪能しましたが、まだまだお楽しみが待っています。それが1階の「マゼランペンギンミュージアム」です。うみがたりはなんとマゼランペンギンの飼育数日本一!現在は100羽を超えるペンギンたちがいます。
イベント「ペンギンフィーディング」では、来館者が手ずからペンギンにエサをあげることができます。まずはスタッフが説明しながらお手本を見せてくれます。大人気の参加型イベントですが、屋外でかつソーシャルディスタンスのラインが引かれていて、決して密になることなく安心して体験できました。
エサのアジを受け取ります。尻尾の方をつかんで、ペンギンたちにフリフリして見せて「エサをあげますよ〜」ということをアピールして……
エサをあげたいと思ったペンギンめがけてアジを投げます。「わーい、エサだ」と元気よく飛びついてくる子もいれば、遠くからおっとりと仲間たちを眺めている子もいるそうで「それぞれ性格が違っていて、可愛いし面白い」そうです。
あっという間にアジを食べていましたが、スタッフはその一瞬を見逃さず「今エサを食べたのは65番の子です!」と言っていたのには驚きました。
ペンギンは1年に1回、夏頃に換羽(羽の生え替わり)を迎えます。こちらのペンギンは去年生まれたばかりの若いペンギンです。換羽を迎えると成人ペンギンのように胸に黒いラインが入るそうで、これは「今だけの貴重な姿」になります。
ペンギンミュージアムのガラスにはところどころペンギンのイラストがあしらわれています。青空をバックに見ると、まるでペンギンが空を飛んでいるよう!さりげない遊び心いいですね。
屋内には「FUN FUN COLONY」と書かれたペンギンの展示があります。よく観るとこれは壁に映し出された映像。ペンギンのイラストにさわると反応するインタラクティブシステムで、ペンギンの生態を楽しく学ぶことができます。
屋内から水中を泳ぐペンギンを見ることもできます。ハンカチなどを振ると寄ってきてくれる場合もあるそうです。一生懸命振っていたら、このあとたくさんのペンギンたちが集まってきました。

屋外のもうひとつのお楽しみ

生物とふれあいができるタッチングプールも屋外に設けられていますが、現在はコロナ禍で休止中です。その代わりに上から見てもキレイな魚のホウボウなどが泳いでいます。ガラス越しではなく、このビュー、この近さでじっくり見られるのは貴重な機会ですよね。
隣にはフィーディングプールがあり、エサの入ったカプセルを購入して鯉にエサをあげることもできます。

鑑賞後のお楽しみ、ショップとレストラン

海の生きものたちをたっぷり楽しんだあとにミュージアムショップ「レガーロ」に立ち寄りました。こちらではうみがたり限定品のサクラダンゴウオの可愛いイラスト入りのトートバッグ(1,600円・以下すべて税込)や、うみがたりのキャラクターうみくん(2,750円)かたりん(1,320円)のぬいぐるみなどが販売されています。
館内のレストラン「レストランテ ロス クエントス デル マール」はマゼランペンギンの一大生息地であるアルゼンチンにちなんで、アルゼンチンの博物館をイメージした内装にしているそうです。
上越市では昔からサメを食していたそうです。そんな地元の食文化にちなんだサメフライのパニーニ(単品500円・ドリンク&ポテトセット850円)や、アルゼンチンの郷土料理エンパナーダ(400円)などを提供しています。ちなみにエンパナーダはアルゼンチン大使館の方に試食してもらい、味にお墨付きをいただいたメニューだそうです。
手前のあざらしジェラート(550円)は開催中の「ゴマフアザラシ展」にちなんだ特別メニューで、提供は企画展終了の7月10日までとなります。

水族博物館は夏のイメージが強いですが、冬にしか楽しめないイベントがあったり、不定期で展示替えがあったり、その季節にしか見られない生きものの成長過程もあったりします。その時々の見どころに合わせて、何度でも足を運びたくなる施設ということを改めて感じました。

上越市立水族博物館うみがたり

住所:新潟県上越市五智2-15-15
TEL:025-543-2449
開館時間:午前10時から午後5時(7月15日まで)、以降はHPで確認
入館料:大人1,800円/高校生1,100円/小中学生900円/幼児(4歳以上)500円/シニア(65歳以上)1,500円
休館日:無休(冬期間にメンテナンスで休む場合あり。HP内にて告知)
イベントの開催時間はうみがたり公式HP内の「イベントプログラム」からご確認ください

上越市立水族博物館うみがたり

この記事を書いた人
aco-akko

アート、映画、文学、建築、カフェ巡り、旅行が大好き。 日常にあるキュートなものを見つけるべく日々アンテナを巡らせています。