佐潟を見下ろす「ハーブランドシーズン」でハーブを楽しむ会を体験/新潟市


2022年07月08日 501ビュー
新潟市西区赤塚といえば夏は西瓜の名産地であり、秋には大根漬けの香りがほのかにただよい、冬には白鳥が集まるところです。昔は夏祭りで三尺玉花火が上がり、私ぱせりが幼い頃から親しんでいた場所でもあります。

佐潟

赤塚の大きな淡水湖「佐潟」は、コハクチョウをはじめとする渡り鳥の集団渡来地として、1981年に国指定佐潟鳥獣保護区に指定され、1996年日本では10番目にラムサール条約湿地に登録されました。ラムサール条約というのは、国際的に重要な湿地とそこに生息・生育する動植物の保全を促進するための条約です。
 
ということは、動植物が豊富な環境ということ。
鳥類は200種以上、植物は650種以上、昆虫類は約1000種以上記録しているそうです。
今年2022年には国内初の「ラムサール条約の湿地自治体認証」を新潟市が受けました。
佐潟を含む湿地のさらなる保全および賢明な利用、都市全体が調和のある発展をとげる田園型環境都市をめざし市の魅力向上を図るとのことです。
 
佐潟公園には佐潟水鳥・湿地センターが隣接、年間を通して自然と触れ合う催しを開催し、近隣の小中学校の環境学習にも協力しています。
佐潟水鳥・湿地センター

佐潟水鳥・湿地センター

開館時間:9:00~16:30 ※11~2月の毎土日は7:00開館
休館日:月曜日(ただし、祝日の場合は翌日)、12/29~1/3
駐車場あり
野外観察用の双眼鏡の無料貸出あり

住所:新潟市西区赤塚5404-14
電話:025-264-3050
FAX:025-264-3051
メールアドレス:sakata.wlc@alpha.ocn.ne.jp

佐潟公園の駐車場に車を停め、湖のほとりをどんどん(徒歩10分くらい)歩いていくと体験型ハーブ園「ハーブランドシーズン」があります。
看板が見えたら手前の階段を上がっていってください。テラスの屋根が見えてきますよ。

ハーブランドシーズン

佐潟を見下ろす土手の上に建物があり、テラスから望む畑は100種類以上のハーブが季節に応じて見頃を迎えます。遠くに佐潟が見え、鳥の声が響き、風が渡る。天気の良い日には時間を忘れて長居できる場所です。
好みに合わせて選んだハーブティーを飲むことができます。
ハーブランドシーズンが毎月発行する情報紙「シーズンカレンデュラ」にはその月の予定表が掲載され、参加を募集する講座も案内されます。
私が体験したのは、毎月異なるハーブを題材に取り上げ、栽培方法や利用方法、クラフト、染物、お料理と、たくさん体験できる人気講座です。
 
6/5の「カモミールを楽しむ会」は、6月初旬の開花時期にあわせて開催されました。
カモミールは有名なハーブのひとつ。小さなキク科の花で、中央に黄色い丸く見える部分と、まわりに花びらのように見える白い部分を両方合わせて花です。

カモミールを楽しむ会

メニューはこちら。
  1. わくわく摘み取り体験
  2. カモミール100%化粧水
  3. カモミール染め
  4. カモミールプリン
  5. チンキとコーディアル
  6. お土産には化粧水、染め物、チンキ、コーディアル
以上、ランチ・スイーツつきで5500円!(税込み)
本日の参加者は8名、着いてすぐに染め物の布を選びます。ストール用は数種類の中から、カバンと靴下のセットを選ぶ人もいました。自分用の目印をつけたり、部分染めの細工をしたり、カモミールティーを飲みながら座学の開始です。
カモミールは鎮静、リラックス、安眠、ダイエット、婦人科系疾患などなどの症状にオススメ、女性にいいハーブですね。
それでは、カモミールを刈り取りにでかけましょう。
講座のために、こぼれ種ではなく、きちんと育てているんですって。
そのカモミールから花の部分だけを摘みます。今刈り取ってきたものと、用意してあったものから、器に一杯になるまで摘んで摘んでまだ足りず!たくさん必要なのです!!
花摘みが終わったら、花以外は染め物用に煮出し、蒸留器では油分と水分を分け、花の部分でプリンとチンキとコーディアルを作ります。物語の中の魔女さんみたいで楽しいですね。
先生達も分担して、すべてが同時進行共同作業なので、誰がなにをやっているかちょっと分からなくなります。
いま私はなにを計っているの? あなたはなにを計ってる??
コーディアルシロップは、ハーブや果物などの成分を抽出して作ったもの。砂糖を多く溶かし込んで作るので、ドリンクとして飲む場合には、水や炭酸水などで希釈して飲みます。そのままホットケーキにかけるのも美味しそう!
 
チンキは、ハーブから度数の高いアルコールなどを使って抽出した浸剤のこと。漬け込んだハーブによって様々な効能があり、化粧水、飲用、浴剤(手浴・足浴・入浴)などいろいろな使い方ができます。
 
いろいろ作って一段落したところで、待ってました!ランチのお時間です。食べる時間も講座での楽しみのひとつ。食べられる花も添えたサラダと人参の和え物、メインはグリルチキン、パンにはハーブバターを添えて。
コーディアルの炭酸水割と、カモミールプリンもあります。プリンはほうじ茶シロップでしたが、コーディアルを使ってもいいかもしれない・・・くどくなるかな?
忘れちゃいけない、染め物の仕上げが残っていました。
染液から引き上げて洗い、今度は媒染液につけて色を定着させます。ミョウバンだと鮮やかな黄色に、鉄だとほのかに黄緑色っぽい灰色になります。
作ったものがすべて完成!
10時開始でランチが入り、14時頃までかかったでしょうか。楽しい時間はあっという間ですね。
 
途中、散策に来たお客さんもいました。ハーブティーや景色を楽しんだり、ハーブ苗やハーブクラフトを購入したり、ゆったりした時間を過ごしています。
ハーブランドシーズンの近くにも駐車場はありますが、初めてだと分かりにくいかもしれません。
佐潟公園を通り過ぎて弥彦方面へ進み、右手「カワチヤ」というお店が目印です。
建物の間の道に入り、住宅の間を抜けて農道へ。道なりに進むと看板がありますので、そこを右に曲がって突き当りです。ラベンダー畑の中で不安かもしれませんがたどり着けます。
物語の中の魔女のお母さんは、薬草を使って、みんなに薬を分けていました。想いをのせることが魔法、そんな魔女になら私もなれるかもしれません。
憧れの魔法使いの体験に、ぜひ訪れてみてくださいね。
ハーブランドシーズン

ハーブランドシーズン

営業:木-日10:00-16:30
園内はペット連れ可/駐車場10台あり
住所:新潟市西区赤塚5073
電話番号:025-239-3288

ハーブ雑貨・苗の販売・ハーブティー/クラフト/ハーブ体験
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今回寄ったところ

この記事を書いた人
小柴ぱせり

72年新潟市生まれ、99年結婚、夫婦二人暮らし。イラスト描きます。 読書、創作、映画、音楽、演劇、着物など、文化系多趣味で、ちょっと?鉄子。企画運営好き。 15年-18年は信州暮らし。
https://314musubiya.9nzai.net/