佐渡アドベンチャーツーリズムvol.4「佐渡マリンアクティビティの極―海とつながる加茂湖のSUP―」/佐渡市


2025年03月21日 200ビュー
「アドベンチャーツーリズム」。それは「自然」「アクティビティ」「文化」の要素からなる新たな旅行形態。アドベンチャーツーリズムの魅力は何といっても旅の充実感を何倍も得られること。
佐渡で自然・文化を深く体験することで、大きな感動、味わってみませんか…?
こんにちは!「佐渡の極(きわみ)取材班」です♪
みなさん、これまで、「滝ツアー」「サイクリング」「小木まちあるき」と佐渡で味わえる極上体験を紹介してきましたが、今回はvol.4「佐渡マリンアクティビティの極」をお届けします
今回極上体験する場所は新潟県最大の湖「加茂湖」。
日本百景の1つにもなっています。
昔から牡蠣(カキ)の養殖で有名ですが、最近ではマリンアクティビティも楽しめる湖になっていて、佐渡の玄関口である両津港からも近く、島の中心部に位置していることから島内各地からのアクセスも抜群となっています!

それではさっそく本題に入りましょう!
佐渡に生き、佐渡を愛し、佐渡を極めし人として今回出演していただくのは加茂湖でSUP※のインストラクターをされている「藤井英樹」さんです。藤井さんは会社員として勤められている傍ら、加茂湖を活用した活動を熱心にされており、中でも加茂湖でマリンアクティビティを本格的に始めた第一人者は藤井さんだとか。

※SUP(サップ)
スタンドアップパドル(Stand Up Paddle)の略、大きなサーフボードの上に立って乗り、パドルを使って進むアクティビティ。

藤井 英樹(ふじい ひでき)さんの紹介

・「曳波屋(ひきなみや)」代表(マリンレジャー提供・カキ養殖)
・佐渡島加茂湖水系再生研究所 所属
・海上保安協力員

今回体験する「SUP」ですが、最近、テレビドラマなどでも見かけるようになったマリンスポーツのひとつ。佐渡は海も綺麗なことで有名ですが、なぜ湖?と思うかもしれません。実は加茂湖は波も穏やかで、海よりも初心者にオススメのアクティビティスポットになっています。
それでは早速、極上体験を求めて加茂湖SUPスタートです!

藤井先生お願いします!

今回、SUPに挑戦するのはSUP未経験者を含めた取材班の4名。

まずは、陸でパドルの長さを調整し、使い方を学びます。
元気よく手を上げている手前の黒いウェアのHさん。初めての体験にドキドキの様子…
簡単にレクチャーを受けたらいよいよ加茂湖にボードを浮かべてスタートです!
経験者は難なく立つことができている様子ですが、初心者にはまだまだ立つことは厳しそうです。しばらくは膝立ちや座って少しずつ前に進む練習です。
しばらく進むと、そこに現れたのは…
この構造物。なんだかわかりますか?
なんと藤井さん所有の牡蠣の筏(イカダ)です。
今回特別に牡蠣の引揚げも見せてもらいました!
牡蠣ってこんな風にして養殖するのですね!?初めて見る光景に取材班も興味津々です。
※牡蠣の引揚げ体験は通常行っていません。
余談ですが、この加茂湖の牡蠣。旬は冬場の12月~4月頃なのですが、最近では地元の漁師さんらが研究を重ね、海洋深層水を使って夏場にも牡蠣を出荷できるような取り組みを進めているとのこと。オールシーズン新鮮な牡蠣を楽しめることができたら最高ですね♪
さて、牡蠣の筏見学で少し休憩したあとは、藤井さんの合図で再びボードを漕ぎ出します。
ここで初心者のHさんの方から悲鳴が!バランスを崩し見事に落水です!(笑)
あっという間のことで撮影スタッフもベストショットを撮り逃がしました…
(Hさん落ちる前に合図してください…笑)
岸から離れて40分ほど進むと…到着したのは、スタート地点の対岸の樹崎神社付近にある「樹崎の入り江」です。
ここは加茂湖の中でも特に静かで、車の音などの雑音が無く、風の音、虫の声、波の音だけが聞こえるまさに藤井さんオススメの極上のスポットです。
取材班はここでモグモグタイム。
今回はなんと、SUPボードの上で持参したお弁当をいただきます!
ここまで何度も湖に落ちたHさん、地元のお店で買ったチンジャオロース弁当への愛を熱く語ります。
食後は、藤井先生からヨガのポーズを教えていただき、皆さん挑戦しますが……
バランスを崩し、次々に落下(笑)
ベテランのAさん。なんだかもうスゴイのひとことです…
木の枝の下を潜り抜けるアトラクションをして遊びます。ここまで来ると取材班のスタッフは皆SUPを上手に乗りこなしていました。
大自然の養分がたっぷり詰まった加茂湖の水が緑色に映えてとても幻想的です。
たっぷりと樹崎の入り江を満喫した後はスタート地点に戻ります。
漕ぎ疲れ、撮影スタッフの乗る漁船に引っ張られてスタート地点へ戻る人も。なんだか違う遊びになっていますね(笑)
これで今回のSUP体験は終了です。
出発前の緊張感とは異なり、何度も湖に落ちた取材班の面々、清々しいくらいに笑顔です★
とても良い体験ができました。藤井先生ありがとうございました!

この日は少し風もあり、撮影できるかヒヤヒヤしていましたが、加茂湖という比較的波が立ちにくい場所であったため無事に撮影することができました。
マリンスポーツ初心者に加茂湖がおすすめなのも納得です。
取材班「藤井さん、本日はありがとうございました!最後になりますが、加茂湖をこれからどうしていきたいですか。」
藤井さん「加茂湖の魅力をもっと発信して、多くの人に知ってもらって、来てもらって、マリンスポーツや食など楽しんでもらいたいですね。そのためには加茂湖を活用している我々がこの環境を守っていかなければならないし、その取り組みを若い世代にも繋いでいかなければと思っています。」
取材班「これからのご活躍も楽しみにしています。今回は1日体験させていただき本当にありがとうございました!」

と、ここで本編は終了なのですが、実はここからアフターストーリーが…

今回漁船を出して撮影協力していただいた加茂湖漁協組合員の三浦さんのご厚意で、特別にプレジャーボートで加茂湖や両津湾を案内していただきました!
【写真】撮影中に漁船を操縦していただいている三浦さん

取材班大喜びでクルージングを楽しみます♪
橋の下を通って両津湾へ。ワクワク感が止まりません!
そして釣り体験。
今日は我々何しに来たのでしたっけ?
全てを忘れ遊びに集中する取材班。

三浦さんによれば加茂湖を使っていろんな取り組みをしている中で、今夏には加茂湖での渡し舟(水上タクシー)の企画もあるのだとか。
まだ実証実験ということですが、加茂湖の可能性が広がりますね♪


今回取材に協力いただいた藤井さんと三浦さん。
加茂湖に対する想いや、地域の資源をまるごと使って様々な取り組みを行っている様子を取材を通して取材班も感じることができました。

佐渡にはまだまだたくさんの佐渡を極めた人たちや、佐渡でしか味わえない極上体験が潜んでいます。
我々取材班は、そんな佐渡の極上・究極の数々をこれからも伝えていきます!


今回ご紹介した藤井さん、三浦さんが提供している体験などの詳細はこちらから。
藤井さん「曳波屋」
<SUP/カヤック/ウェイクボード体験など>
三浦さん「かき家みうら」
<民泊/チャーター船/牡蠣剥き体験など>
今回の加茂湖でのSUP体験の様子はこちらから。
佐渡アドベンチャーツーリズムvol.4「佐渡マリンアクティビティの極-海とつながる加茂湖のSUP-」

佐渡では、他にもたくさんのアドベンチャーツーリズムが体験できます!
佐渡の自然や歴史、文化に触れることができるプランについてはこちらをご覧ください!

この記事を書いた人
佐渡の極(きわみ)取材班

佐渡に生き、佐渡を愛し、佐渡を極めた人を通して、佐渡のアドベンチャーツーリズムの魅力に迫ります!また、その様子は「佐渡の極(きわみ)」として動画でもお伝えします!  
Q:アドベンチャーツーリズムとは?  
A:「自然」「アクティビティ」「文化」の3要素を2つ以上満たす体験をすることで、よりディープにその土地の魅力を堪能できる旅行形態のことです!