佐渡アドベンチャーツーリズムvol.1「佐渡滝ツアーの極―名瀑・十郎滝に挑む―」/佐渡市


2024年05月01日 2705ビュー
「アドベンチャーツーリズム」。それは「自然」「アクティビティ」「文化」の要素からなる新たな旅行形態。アドベンチャーツーリズムの魅力は何といっても旅の充実感を何倍も得られること。
佐渡で自然・文化を深く体験することで、大きな感動、味わってみませんか…?
はじめまして。「佐渡の極(きわみ)取材班」です!  

佐渡では金銀山の発展とともに醸成されてきた文化はもちろん、壮大な自然を利用したアクティビティを楽しむことができます。
我々取材班では、「佐渡に生き、佐渡を愛し、佐渡を極めた人」を取材し、アドベンチャーツーリズムで楽しむ佐渡の魅力や、佐渡でしか味わえない極上体験をシリーズでご紹介していきます。


今回登場いただいたのは石塚浩之さん。石塚さんは佐渡にUターン後、佐渡の壮大な自然に魅了され、滝ガイドを生業とするまでになりました。そんな石塚さんは佐渡の滝を知り尽くしており、滝ツアーという形でその魅力を発信しています。
【石塚 浩之(いしづか ひろゆき)さんのご紹介】
佐渡市出身。高校卒業後、上京。約10年間、東京で大学生活・社会人生活を送り、その後約2年間、海外で生活しました。2017年に地元佐渡にUターン。子どもの頃には感じなかった魅力的な佐渡の自然をたくさんの人に体験してほしいと思い、2019年から滝ツアーを始めました。現在は、佐渡唯一の滝専門ガイドを務めながら、スポーツ用品とアウトドア用品を取り扱う「SPORTS SHOP DUGOUT(ダグアウト)」で勤務。アウトドア関係の動画作成なども行っています。


取材班は石塚さんにお願いし、佐渡の滝ツアーを体験させてもらいました。 今回ガイドしていただいたのは、佐渡市竹田地内、竹田ダムの下流にある「十郎滝(じゅうろうたき)」。1276(建治2)年、国分十郎末俊という者が、年老いた母の重病を治すため、毎夜この滝に打たれながら祈願したという親孝行伝説がある十郎滝は、佐渡では有名な滝の一つです。
 
たどり着いた者にしか分らない、心揺さぶられる絶景とはどのようなものなのか…?
しっかりと準備体操をして、いざ出発です!
(出発前に取材班でパシャリ。3人とも、この笑顔のまま帰ってこられるのでしょうか…)


出発して早々、道なき道を果敢に進む石塚さん。 

取材班 「えっ、これもう進めないんじゃ…」
石塚さん 「道は自分で作るもの。自然の道を歩いていくことになるので、大きな岩や斜面など、 普段歩かないような場所を自分の身体を使って乗り越えていくのが楽しいですね。」
取材班「ポジティブ…!!!」

実は、この取材の日の直前、大雪による倒木などの影響で、十郎滝への道も崩れていたり、木が道をふさいでいたりしました。 枝を掴みながら、地面にお尻をつきながら、踏んでもいい石を見極めながら…
石塚さんに身体の使い方を丁寧に教えてもらい、一生懸命歩みを進めます。

第一関門を突破し、無事に川の側まで降りてきた石塚さんと取材班。  
川の水が澄んでいて、とても綺麗。
水の流れる音を聞いていると、危険な道にはらはらドキドキしていた気持ちが安らぎます。  
「どこかに魚はいないかな…?」釣り好きの取材員Hが魚探しを始めました。

…ほっとしているのも束の間。
次なる難関がやってまいりました。
石塚さん「ここを渡ります!」
    「この岩、次にこの岩に足をついて行きましょう!」

川底は見えていますが、足を入れてみると、ずっしり重たい川の流れが襲ってきます。
思ったよりも足元の岩がぐらぐらしたり、履いている長靴が脱げてしまいそうになったり、絶対に転ばないように必死になりながら、全員、無事に渡り切りました。

取材班以上に慎重に歩みを進めていたのは、間違いなくカメラマンなどの撮影陣。 転んで機材が水に沈んでしまったら、何百万円の損失⁉…恐怖です。

滝までの道には、大きな岩や苔の生えた倒木など、美しい景色が広がります。
石塚さん「人工物がない、自然そのままの景色が広がっているのも滝ツアーの魅力ですね。」

しばらく川沿いを進んでいくと、少しずつ、「ゴォォォォ」という滝の音が聞こえてきます。  
ついに、私たちが待ち望んでいた瞬間が…!


到着!十郎滝です!!!
写真では伝えきれない、迫力、音、水しぶき。
楽しすぎてとにかくポーズをとって写真を撮りまくる取材班。

滝の迫力を伝えようと、長靴に大量の水が入りながらも滝の側へ向かう撮影陣。


取材班「石塚さん、佐渡の魅力って何ですか。」
石塚さん「佐渡は地形的に海も山も近いので、手軽に自然を楽しめる場所も多いのが魅力ですね。」

取材班「これからの活動でやりたいことはありますか。」
石塚さん「まだ行ったことのない滝が結構あるので行ってみたいと思いますし、行ったときに写真、動画を撮ったりして、まだ見ぬ佐渡の魅力を皆さんに伝えていきたいです。」

取材班「これからのご活躍も楽しみにしています。今回は素晴らしい佐渡の魅力を体験させていただき本当にありがとうございました!」

今回取材班をガイドしてくれた石塚さん。
好奇心旺盛で、道なき道を自分で作っていく男。かつてアウトドアは苦手だったと言っていましたが、本当なのでしょうか?人の苦手をまるっと変えてしまうほどの魅力や、心を揺さぶるものが、佐渡にはあるのかしれません。

佐渡にはまだまだたくさんの佐渡を極めた人たちや、佐渡でしか味わえない極上体験が潜んでいます。
我々取材班は、そんな佐渡の極上・究極の数々をこれからも伝えていきます!
See you Next 「佐渡の極」!

今回の石塚さんの滝ツアーの様子はこちらから☟
動画 佐渡の極vol.01「佐渡滝ツアーの極-名瀑・十郎滝に挑む-(日本語版)」
ぜひ滝ツアーに参加して、極上の体験をしてみませんか?
お申し込みはこちらから!
佐渡では、他にもたくさんのアドベンチャーツーリズムが体験できます!
佐渡の自然や歴史、文化に触れることができるプランについてはこちらをご覧ください!

十郎滝

この記事を書いた人
佐渡の極(きわみ)取材班

佐渡に生き、佐渡を愛し、佐渡を極めた人を通して、佐渡のアドベンチャーツーリズムの魅力に迫ります!また、その様子は「佐渡の極(きわみ)」として動画でもお伝えします!  
Q:アドベンチャーツーリズムとは?  
A:「自然」「アクティビティ」「文化」の3要素を2つ以上満たす体験をすることで、よりディープにその土地の魅力を堪能できる旅行形態のことです!