【ぶらり路線バスの旅〜大野・白根線〜】新潟交通管内の路線バスをどこまで乗っても何回乗っても1日1,000円の「デジタル1日乗車券」でバス旅へ出発!/新潟市


2025年05月28日 36ビュー
新潟市近郊の路線バスの運行や万代地区の商業施設運営を行う、新潟交通が提供するスマホアプリ「りゅーとLink」​​は、普段のバス利用や万代地区での買い物をお得に楽しめるアプリです。

その中でも「デジタル1日乗車券」を利用すると、よりお得に楽しくバスに乗車できます。
買い物・通勤・通学・バス旅など利用方法も多種多様で、どこまで乗っても何度乗ってもOK。

バス旅が好きな私にとって、どこへ行くか迷います。(たくさん乗らないともったいない考え…)

今回は利用可能エリア内でも長い距離を運行する「大野・白根線」のバス旅と共に、デジタル1日乗車券の利用ポイントを紹介します!

【デジタル1日乗車券ポイント①<購入時>】

*料金      1日 大人1,000円 こども500円
*支払方法    ネット(クレジットカード)決済サービスのみ
詳しくは下記リンク先(りゅーとLink公式HP)を参照下さい

<問い合わせ先〉下記リンク先(りゅーとLink公式HP)の「お問い合わせ」フォームより

主に、新潟駅(中央区)〜大野仲町(西区)〜白根(南区)〜潟東営業所(西蒲区)間を運行する大野・白根線。

新潟交通グループが運行する路線バス管内でも長い距離を走る路線であり、新潟駅〜潟東営業所・約30kmを約1時間20分(経由・便により異なる)かけて運行します。

また、新潟市中心部〜新潟市南区を繋ぐ唯一の公共交通手段の為、地域の方々に欠かせない路線でもあります。

本数は平日・土曜・休日ダイヤ共に比較的運行していますが、県庁前・東青山・江南高校前など経由も様々で一部便は途中の青山発着となりますので、時刻表を事前にお確かめ下さい。
では、新潟駅から出発!往路は「県庁前経由 白根・潟東営業所行」に乗車します。

【デジタル1日乗車券ポイント②<乗車時>】

*整理券を取って、そのまま乗車
*始発など、整理券が出ない区間あり
*IC乗車券ではないため、カードリーダーにタッチ不要

<万代シテイ〜本町>萬代橋を渡り、信濃川や新潟市内をバスの高い車窓から望む光景は格別。
ちなみに県庁前経由は、萬代橋・昭和大橋・平成大橋と信濃川を3度も渡る珍しい路線です。
<上塩俵〜山崎興野>国道8号を通り南区へ入ると、田園風景や弥彦山など新潟らしいのどかな車窓が望めます。

バス旅は、自分の運転では気付かない景色が見れるなどの楽しさがありますね。
新潟駅から約1時間10分、第1の目的地・白根市街地のほぼ中心「横町」で下車します。

【デジタル1日乗車券ポイント③<下車時>】

*​​​​乗車券画面を乗務員に提示し、1日乗車券利用であると伝える
*整理券は運賃箱へ投入
*IC乗車券ではないため、カードリーダーにタッチ不要

町屋が多く残り、歴史ある店舗も軒を並べる白根地区。
今回はスイーツ・カフェ・お土産と、バス旅や散策にぴったりな3店舗を紹介します。

地元・白根で世代を越えて愛される街のアイス屋「やまとやパーラー」

昭和31年創業。約70年に渡り、世代を越えて白根で愛される街のアイス屋「やまとやパーラー」

令和も残る、昔懐かしい外観と店内はどこか落ち着く雰囲気です。
メニューはアイスをはじめ、クレープやコーヒーなどが揃い、驚くほどお安い値段で楽しめます。
看板商品「白アイス」。子供の頃に、アイス屋や駄菓子屋で食べた事がある方も多いのではないでしょうか。
現在は県内でも提供するお店が減り、貴重なものとなりました。
白アイス自体も美味しいですが、今回は自家製あずきを白アイスにサンドした「あずきアイス」をいただきました。白アイスのシャーベット風のさっぱりした甘さとあずきの甘さがよく合い、絶品です。
他にもヨーグルトクリームのブルーベリー味をいただきましたが、口あたりが滑らかで美味しかったです。
甘いもの好きな方は2種類いただくのもアリ!

秋冬は都まんじゅう、夏はかき氷も登場するという事でどの季節に来ても楽しみがありますよ。
やまとやパーラー

やまとやパーラー

*住所   新潟市​​南区白根3056
*電話番号 025-372-2632
*営業時間 9時〜19時(白根大凧合戦開催時や時期によって変更あり)
*定休日  木曜日
*最寄りバス停留所 大野・白根線「横町」又は「五の町」

※商品の値段は2025年4月現在のものです

白根の街中にたたずむカフェ&ギャラリー「ART&COFFEE SHIRONE PRESSO(アートアンドコーヒー シロネプレッソ)」

白根の街中にたたずむ、カフェとギャラリーが融合した「ART&COFFEE SHIRONE PRESSO」

東京やニューヨークで活躍していたフォトグラファーの上杉敬さんが開いたお店であり、白根の隠れ家的なおしゃれカフェ&ギャラリーです。
ギャラリースペースでは、毎月企画展を入れ替わりで開催。
写真・イラスト・陶芸・絵画など様々なジャンルの作品が見れるので、来店の度に楽しみがあります。
また、カフェスペースではドリップコーヒーやナポリタンなどの軽食を提供しており、落ち着いた雰囲気の中でゆっくり過ごせます。
ドリップコーヒーは、東京の名店・堀口珈琲が世界中の原産国から調達した本格的なコーヒー豆を使用。
原産国を選んで注文もでき、ハンドドリップで淹れたできたての味をいただけるのも魅力です。

写真・旅・犬の事など上杉さんとの会話も弾み、店内に掲示された素敵な写真や企画展を鑑賞しながら過ごす至福の時間は旅をしている気分になりますよ。
ART&COFFEE SHIRONE PRESSO(アートアンドコーヒー シロネプレッソ)

ART&COFFEE SHIRONE PRESSO(アートアンドコーヒー シロネプレッソ)

*住所   新潟市南区白根2748-5
*電話番号 025-367-2023
*営業時間 カフェ 9時30分〜17時(L.O.16時30分)
      ギャラリー 10時〜17時
*定休日  月曜日・火曜日
*最寄りバス停留所 大野・白根線「横町」又は「五の町」

上皇陛下が御賞味された自慢の逸品の笹だんご「笹周」

白根商店街で創業100年以上の歴史を誇る和菓子店「笹周」

新潟の名産品・笹だんごをはじめ、様々な種類の和菓子が並びます。
中でも笹だんごは、昭和34年に皇太子殿下(現在の上皇陛下)がご賞味​された自慢の逸品。

工場直送のできたてホヤホヤの笹団子は自家製あんこを使用しており、笹に包んでから蒸しているので柔らかく、味わい深い美味しさです。
席数が限られますが、購入した商品を店内でいただく事もでき、スタッフさんとの会話も弾みます。
笹だんごと並んで人気の「羽二重餅」

金時豆の甘納豆を使用しており、なめらかな口あたりと上品な甘さがとても美味しかったです。

商品は取り置きや予約・全国発送も可能ですので、白根の味を多くの方に知っていただきたいですね。
笹周

笹周

*住所 ​​  新潟市南区白根3084
*電話番号 025-372-2252
*営業時間 9時~18時
*定休日  火曜日
*最寄りバス停留所 大野・白根線「横町」

※商品の値段は2025年4月現在のものです

白根地区は情緒が溢れ、何度も訪れたくなる店舗が多いと実感した散策でした。
また、毎年6月上旬には白根大凧合戦が開催されます。バスに乗って、白根地区へお出掛け下さい。
「横町」と同じく白根地区のほぼ中心「五の町」からバス旅再開。新潟駅方面へ折り返します。
第2の目的地「新潟ふるさと村」で途中下車します。

【デジタル1日乗車券ポイント④<途中下車>】

*利用回数の制限はないので何度でも乗り降り可能
*気ままな途中下車で、ステキなお店やスポットを発見できるかも!?

新潟駅からもバスに乗って行ける道の駅「新潟ふるさと村」

新潟の情報や物産が集まった「道の駅 新潟ふるさと村」

「バザール館」では新潟の銘菓・地酒などのお土産選びや新潟の食を堪能でき、「ファイブワンいいね!新潟館」では新潟の歴史と文化の体感と県内全般の観光情報を入手できます。

道の駅は車で行く方が多いと思いますが、新潟ふるさと村は新潟駅からバスに乗って行けるのも魅力です。
今回はバザール館の「新潟の酒コーナー」を紹介します。

地酒王国・新潟が誇る県内全域の約90の蔵元の地酒を500種類以上取り揃え、有名銘柄や新潟ふるさと村限定酒も販売しています。
↑新潟ふるさと村限定酒「純米大吟醸 潟王」 来駅記念で購入やお土産に喜ばれる事、間違いなしです。
県内の蔵元のスタッフが定期的に試飲販売を行っており、直接話を聞いて商品を選べたり、気になったお酒を試飲できるのも特徴です。もちろん、バスに乗って行けば試飲可能!

また、新潟ふるさと村では酒関連のイベントを年に数回開催しています。バスに乗って行き、お酒を楽しみたいですね。
道の駅 新潟ふるさと村 バザール館「新潟の酒コーナー」

道の駅 新潟ふるさと村 バザール館「新潟の酒コーナー」

*住所   新潟市西区山田2307 新潟ふるさと村バザール館1階
*電話番号 025-230-3030
*開館時間 バザール館 9時30分~17時30分(大型連休時延長あり)
      ファイブワンいいね!新潟館 9時~17時(夏期延長あり)
*定休日  年中無休
*最寄りバス停留所 大野・白根線「新潟ふるさと村」からすぐ

試飲販売を行う蔵元は週替わりで担当。伺った際は新発田市の王紋酒造が担当していました。

新発田市には利き酒や試飲・展示などが楽しめる、王紋酒造の「体感型酒蔵リゾート五階菱」が新発田駅から徒歩圏内にあります。

今回紹介したデジタル1日乗車券は新潟市中心部〜新発田市内を繋ぐ、大形線も利用可能エリア内。
「次は新発田方面にバス旅へ行こう」とプランを練って帰路につきました。

王紋酒造/体験型酒蔵リゾート五階菱

*住所   新発田市諏訪町3-1-17
*電話番号 0254-22-5150
*最寄りバス停留所 大形線(万代シテイ/新潟駅〜新発田営業所)「駅前通(新発田市)」又は「新発田駅前」

無事に新潟駅到着!ちなみに、復路は東青山経由に乗車。
往路復路で違う景色が見れるのも、複数の経路がある大野・白根線ならではのバス旅の楽しみです。

デジタル1日乗車券を利用して、お得で楽しいバス旅ができました。皆様もいかがでしょう?

大野・白根線 問い合わせ先(新潟交通観光バス 潟東営業所)

*電話番号 0256-86-3355
*営業時間 9時30分~17時
*休業日  12月31日〜1月3日

電車がバスに?!大野・白根線を走る「かぼちゃ電車バスⅡ」

大野・白根線では、県庁前ー月潟ー燕間でかつて運行していた新潟交通電車線の車両「かぼちゃ電車」のカラーリングを纏ったラッピングバス「かぼちゃ電車バスⅡ」が運行中です。
カラーリングだけでなく、車内はかぼちゃ電車と同じ布地を使った「なつかシート」や、ドアブザー・降車ボタンは電車と同じ部品を使用しており、様々な仕掛けがバス旅を更に楽しませてくれます。

ぜひ、大野・白根線のバス旅と共にお楽しみ下さい!
かぼちゃ電車バスⅡ(新潟交通観光バス 潟東営業所所属車両)

かぼちゃ電車バスⅡ(新潟交通観光バス 潟東営業所所属車両)

*大野・白根線のほか、味方線や鳥屋野線などでも運行し、特定の便に使用せずに他の車両と共通で運用しています
*バス会社への運行・運用等の問い合わせはご遠慮下さい
<撮影時注意事項>
*営業中のバス車内・バス営業所内・危険な場所・私有地・立入禁止場所での撮影やフラッシュを使用した撮影など、バス運行に支障をきたす行為や他のお客様にご迷惑になる行為等はご遠慮いただき、事故・トラブルの無いように安全に配慮して撮影をお願い致します

今回伺った場所

この記事を書いた人
GATA_TETSU

長岡市出身、新潟市在住。
首都圏の某ターミナル駅で駅係員として、10年間勤務をした経験を持つ、元鉄道マン。
新潟へUターン後は、趣味の鉄道と元鉄道マンの経歴を活かし、SNSなどで新潟&公共交通の魅力を発信中!
https://twitter.com/GATA_TETSU_0401