【北越急行ほくほく線】鉄道むすめ・松代うさぎの聖地&ほくほく線発祥の地を巡る鉄道旅/南魚沼市・十日町市


2026年07月03日 12ビュー
南魚沼市の六日町駅と上越市の犀潟駅を結ぶ、全長約59.5kmの第三セクター鉄道路線「北越急行ほくほく線」は、1997年3月の開業から来年2027年3月に開業30周年を迎えます。
ほくほく線といえば、首都圏と北陸地域を結ぶ大動脈として18年間活躍した「特急はくたか」が記憶に残っている方も多いかと思います。

一般の鉄道路線より高規格な運転設備が設けられ、在来線では日本最高速度の160km/hでほくほく線を駆け抜けていた姿は現在も伝説を残しています。

北陸新幹線開業に伴って2015年3月に特急はくたかは廃止となりましたが、その後はローカル輸送を主に担っており、沿線地域の結び付きや地元密着感を活かすと共に沿線の特色を前面に打ち出した運行を行っています。

ほくほく線の鉄道むすめ「松代うさぎ」

皆様は、株式会社トミーテックが展開を行う全国各地の鉄道会社や鉄道関連企業で働く女性社員をイメージしたオリジナルキャラクターコンテンツ「鉄道むすめ」をご存知でしょうか?!

全国の鉄道会社や鉄道関連企業で採用されており、新潟県内ではほくほく線が唯一採用しています。(2026年4月現在 全国の鉄道むすめ総勢119名)
ほくほく線のキャラクターは「松代うさぎ」

鉄道むすめのキャラクターは実在の鉄道会社・路線・制服・仕事などをモチーフにしている事が特徴であり、キャラクター名も沿線の駅名や列車名などを由来に名付けられています。

「松代うさぎ」は、ほくほく線発祥の地である「まつだい駅」と、特急はくたか&超快速列車の愛称「スノーラビット=うさぎ」にちなみ命名されました。
また、沿線地域の結び付きや地元密着感を活かしたプロフィールも特徴です。
鉄道むすめはイベント・グッズ販売・ラッピング列車の運行などの展開を行い、沿線地域振興・活性化や鉄道ファン向けの企画としても活用されています。

ほくほく線でも松代うさぎを活用した様々な企画が行われており、2026年5月から「松代うさぎラッピングトレイン」の運行が始まりました。

今回は六日町駅からほくほく線の鉄道旅に出発!早速、ラッピングトレインに乗車します。
ほくほく線保有の一般車両HK100形の1両に、描き下ろしのイラストを含む、等身イラストとSDイラストが側面に各4か所・前面に各2か所デザインされ、車両を見る角度によって違うイラストが楽しめる仕掛けになっています。
車内では鉄道制服コレクションとして各キャラクターが掲示されており、車内でも鉄道むすめを楽しめます。
停車時には、松代うさぎの手に顔がのっているような写真など、窓越しに様々な写真を撮影する事も出来ます。
松代うさぎの聖地「まつだい駅」で下車。2番線には「歓迎看板」も設置され、多くの方の目を引きつけます。

ラッピング列車の運行と歓迎看板の設置はクラウドファンディングで資金を集めて実現したプロジェクトです。ほくほく線の新たなシンボルとして、沿線地域や鉄道ファンに人気を博しています。

松代うさぎラッピングトレイン

*運行区間 ほくほく線 越後湯沢駅〜直江津駅間(JR上越線・JR信越本線乗り入れ区間含む)
*運行スケジュール 特定の便に使用せず、通常ダイヤの中で他の車両と共通で運用

<撮影時の注意>
*フラッシュ撮影や運行に支障をきたす行為、他のお客様にご迷惑になる行為などに注意しましょう
*私有地や危険の場所などへの立ち入りをはじめ、事故・トラブルの無いように安全に配慮して撮影しましょう

松代うさぎの地元?!ほくほく線発祥の地 鉄道×道の駅「まつだいふるさと会館」

ほくほく線と並走する国道253号沿いの「道の駅 まつだいふるさと会館」は、ほくほく線「まつだい駅」と隣接しており、国道の道の駅と鉄道の駅が隣接した全国的にも珍しい施設です。
十日町市松代・松之山地域の玄関口としての観光案内や特産品販売などの道の駅機能はもちろん、地域の方々や松代を訪れた方々が交流し、町と人の繋がりを作る交流の場でもあるのが魅力です。

道の駅まつだいふるさと会館と松代地域の魅力にはまって何度も訪れる方も多いとのこと。

駅直結でアクセス良好という面から首都圏との結びつきが特に強く、松代地域に移住を検討したり、実際に移住する方もいらっしゃるほどだとか…

道の駅としての機能に留まらず、松代地域の魅力を発見できるのが道の駅まつだいふるさと会館の特長です。
特産品などが並ぶ中、数多くの松代うさぎ関連グッズも販売しています。

様々なグッズが揃い、どれを購入しようか迷うほど。お気に入りのグッズを探してみて下さいね!
松代地域の特産品、保存食の「あんぼ」は松代産コシヒカリ米粉で作った饅頭のような食感の団子であり、あんこが入った甘いものや惣菜が入ったものなどが販売されています。

冷凍販売で、自宅でも郷土の味を美味しくいただけるのでお土産にも最適です。
道の駅まつだいふるさと会館のゆるキャラ「松代おやじ」も可愛くて気になる…
松代うさぎのお友達?!
グッズも販売しているので要チェックです!

「ほくほく線発祥の地」まつだい駅

まつだい駅は「ほくほく線発祥の地」である事をご存知でしょうか?!

日本屈指の豪雪地帯の松代地域。陸の孤島で、物資の運送が困難な状況を解決しようと松代地域の有志が鉄道建設運動を始め、難工事を経て念願の開通を果たした経緯から、ほくほく線発祥の地として現代に受け継がれています。

半世紀以上前からの念願であった、ほくほく線の開通。館内の至る場所には発祥の地にちなんだ象徴が残ります。
鍋立山トンネル工事パネル展示
完成まで22年を要し、国内屈指の難工事と知られる「鍋立山トンネル(まつだい〜ほくほく大島間)」

掘削工事の写真や使用された道具・出土した化石などの貴重な品々が展示されています。

難工事に挑んだプロフェッショナルの仕事があったからこそ、現在に至っている事を改めて実感します。
シンボルタワー
屋外で目を引く、はしごのような大きな塔。

この塔もほくほく線発祥の地を記念して建てられたものであり、新幹線と同じ規格の本物のレールを使って造られた高さ約18メートルを誇るシンボルタワーです。

実際に建設工事の際に使用していたレールを利用して建てられているのだとか…。歴史を感じます。
特急はくたか記念碑
駅前広場には、特急はくたかの想い出と在来線最高速度である160km/hで走行した記録を残すため、特急はくたか記念碑が建てられています。

その歴史と思い出が現代に引き継がれ、今も走っているかのような姿です。
はくたかモニュメント
色も形も特急はくたかにそっくりなモニュメントも展示されています。

本来は松代地域の冬祭り・越後まつだい冬の陣のみこし合戦用に製作された作品ですが、あまりにもリアルな出来栄えのため、現在はまつだい駅のシンボルとして活躍し、その姿を懐かしむ方からフォトスポットして人気を博しています。
ほくほく線発祥の地 まつだい駅まつり
まつだいふるさと会館では、ほくほく線開業記念日と松代うさぎの誕生日の3月22日前後の日程で「ほくほく線発祥の地 まつだい駅まつり」が開催されます。

松代うさぎの誕生日会も兼ねて開催しており、グッズ販売やヘッドマーク展示なども行われます。

道の駅 まつだいふるさと会館

*住所   十日町市松代3816-1
*電話番号 025-597-3442(案内所9:00~17:00)
*営業時間 お土産処ふるさと 夏季8:45~17:30 冬季8:45~17:00 ※ファミリーマート24時間営業
*休館日  元日

さて、旅の道中で「見つけると恋が叶う?」と話題のハート形のつり革を発見しました。

どの車両のどの位置にあるのか発見する楽しみと共に、ロマンティックなほくほく線の鉄道旅になること間違いなしです。皆様も遭遇できますように!
松代うさぎの聖地と共にほくほく線開業の歴史について学んで楽しむ鉄道旅。ぜひこの機会にいかがでしょうか?!

ほくほく線の鉄道旅は1日乗り放題の「ほくほくワンデーパス」がお得で便利です。期間・数量限定ですが、松代うさぎデザインのほくほくワンデーパスも発売されています。(無くなり次第終終了)

春夏秋冬のほくほく線の景色と共にお楽しみ下さい!

北越急行株式会社

*松代うさぎに関する問い合わせ 北越急行株式会社 経営企画課 025-775-7126(平日 9:00〜18:00)
*運賃・料金等問い合わせ ​   ほくほく線十日町駅 025-752-0770(7:00〜19:00)

出店者が入れ替わる小さなマルシェ、十日町駅「うさぎのすみ家」

最後に、十日町駅構内・西口コンコースの新スポット「うさぎのすみ家」を紹介します。

ミニキッチンと売店スペースを合わせた駅構内の貸出スペースで、常設の店舗ではなく、様々な出店者が入れ替わり・期間限定で出店して営業を行っているのが特長です。
コーヒーやクラフトビール・パン・スイーツなどの店舗が出店しており、出店者・地域の方々や旅人同士の交流など、きっと新しい出会いや発見があるはずです。ぜひ、鉄道旅の途中にお立ち寄り下さい!

うさぎのすみ家

*出店店舗・営業日・営業時間などは日によって異なりますので、北越急行ホームページなどをご確認下さい
*場所 ほくほく線十日町駅西口コンコース
*問い合わせ 北越急行株式会社営業課 025-750-1251(平日9:30〜17:30)

<今回のうさぎのすみ家出店 掲載店舗>
①ホンクツイートミュージアム&カフェ(ハンドドリップコーヒーなどを販売)
②まるころ(サーターアンダーギーなど販売)
③まゆの店(カレーなどの軽食を販売)

今回訪れた場所

この記事を書いた人
GATA_TETSU

長岡市出身、新潟市在住。
首都圏の某ターミナル駅で駅係員として、10年間勤務をした経験を持つ、元鉄道マン。
新潟へUターン後は、趣味の鉄道と元鉄道マンの経歴を活かし、SNSなどで新潟&公共交通の魅力を発信中!
https://sites.google.com/view/gata-tetsu-0401

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