壮絶...!「西生寺」で即身仏を見てきた。/長岡市


2019年06月09日 132148ビュー
こんにちは。とも です。

みなさん “即身仏(そくしんぶつ)”をご存じですか?

即身仏とは、厳しい修行を行い自らの肉体をミイラにして残したお坊さんのこと。

全国に約20体あるうち、4体が 新潟県の寺院に安置されています。

長岡市寺泊にある「西生寺」では常時拝観できるそうなので、 先日お邪魔してきました!!

場所は長岡市野積。国道402号線から行くとわかりやすいかも。
野積から弥彦山スカイラインへ入る道に西生寺の案内看板があります。
後は看板通りに道なりに進めばOK。

途中、道が狭くなるのでこの道であっているのか不安になりますが大丈夫です。
気にせず奥まで進んでください。

西生寺に到着ー!
結界門をくぐると立派な客殿があり、荘厳な雰囲気が漂っています。
お手入れの行き届いた広大なお庭も素敵!

即身仏の拝観受付は9時~15時30分。

駐車場の隣にある事務所窓口で申し込みます。
即身仏の拝観料金は、大人500円、小・中学生300円、幼児は無料。
受付を済ませると拝観時間を指定され、それまでは境内を自由に見学などして過ごします。

私たちは13時50分頃受付して14時が拝観時間でした。
そんな訳で、時間まで宝物殿などを見学することに。
なんか・・

なんかいるッ!!
ええええええ!!

もしや・・これが噂の即身仏!?

なーんちゃって。
実はこれレプリカなんです。

もっふもふなオオカミの剥製にも出会えます。
ガイヤウルフというらしい。
これなーんだ?
正解は雷獣のミイラでしたーーーーー!! (*^∇゚)b

私はてっきりネコかと…滝汗

説明文は以下の通り。

雷獣とは江戸時代初期に絶滅したといわれる幻映の獣。
高い大木に住んでおり雷が鳴ると盛んに動きまわる習性をもつネコ科の獣で 黒褐色で胸腹は黄色、足長く5指あり、爪長くして曲がり、口尖る ネコとは全然異なっています。

どうやらネコではないようです(笑)

んん?
んんんんーーーーー??
これまたお寺に縁が無さそうなモノが(笑)

アフリカ ザイール地方に伝わる”アークボーン”という神様だそう。
御霊験骨なんてのもありました。
アバンウンと唱えてから具合の悪いところをさするとよいらしい。

宝物殿色々ありすぎぃーー!だがそれがいい!!

ちなみに宝物殿は見学無料です。

あっという間に集合時間になり、 急いで集合場所へ向かいます。
なんて立派な木なんでしょう…!!
なんでも親鸞聖人が西生寺参詣の折、地に挿された杖が発芽し繁茂したのだとか。
樹齢およそ800年。市指定文化財(天然記念物)です。

こちらが即身仏が安置されている「野積山弘智法印之霊堂」。
赤欅を使用したお堂の彫刻がお見事!!
天井画もすご~い!!

いよいよ即身仏とご対面です。

┣¨ッキン((*゚д゚*))┣¨ッキン
即身仏は一番奥に安置されていました。

ろうそくに薄っすら照らされているがわかるでしょうか?
※写真撮影はNGなのでアップの写真はありません。

お寺の方の説明を聞いた後、即身仏を間近で拝見させていただきました。

す、すごい…!!

座禅を組んだまま、今もなお説法をしているかのような姿でミイラになっていました…。

これだけ年数がたっているのに、 なぜ腐らずに残っているんだろう? 不思議。

聞くところによると、 即身仏になる前に腐らないよう工夫したからだそう。

一体どうやって….?( ゜д゜)

米などの穀類を断ち、その代わりにかやの実、熊笹の葉の芯などを食べる事によって、腐りやすいとされる脂肪を落とし、腐りにくい体質に変えたのだそうです。

このような厳しい修行を3000日間も続け、その後、座禅を組んだままの御姿で亡くなられたのだそう。

壮絶….!!!Σ(゚Д゚;)

興味本位でお邪魔したのですが、まさか、こんなに厳しい修行を行っていたとは。

しかも自らの強い意志で、です。

想像を絶する厳しい行を成満した即身仏を拝見させていただき 気が引き締まる想いです。

みなさんも、ぜひ足を運んでみてくださいね。
西生寺

西生寺

場所:新潟県長岡市寺泊野積8996
時間:9時~15時30分
料金:大人500円、小・中学生300円、幼児無料(即身仏拝観のみ)
電話:0258-75-3441

この記事を書いた人
とも

2児の母。O型。大雑把な性格。おでかけの計画を立てるのが苦手。「何とかなるでしょ」と見切り発車してよく予定がズレこむ。