新潟の郷土料理「のっぺ」が楽しめるお店【その①】元祖わっぱ飯の店「田舎家」/新潟市


2021年01月09日 5797ビュー
新潟を代表する郷土料理「のっぺ」(のっぺい、のっぺ汁とも)。
今回は新潟市の繁華街でのっぺを提供しているお店をいくつかご紹介します。
それぞれのお店の人気メニューなども併せてご紹介!

第1弾は古町にある「わっぱ飯・田舎料理 田舎屋」です。

「のっぺ」とは

県内全域で昔から親しまれている郷土料理。
主にお正月などに食べる家庭料理となっています。冠婚葬祭の際に振る舞われることも。
もともとは、神様に奉納した秋の収穫物で作った料理だった…という説があります。※諸説あり
主な特徴としては、何といってもサトイモが入っていること独特のぬめりはのっぺに欠かせません!
他にも、ニンジンやコンニャク、かまぼこなどいろいろな具材が入っています。
また、きのこや貝柱から取っただしのうま味ものっぺの特徴といえるでしょう。
鮭を入れたり、鶏肉を入れたり…温かいor冷たい…汁があるorなし…など地域や家庭によって細かい違いがあり、さまざまなのっぺが食べられています。

昔ながらの「のっ平(のっぺい)」

新潟駅から万代橋を渡った、信濃川と日本海に挟まれた“新潟島”といわれる地域にある歴史ある繁華街・古町
居酒屋や割烹など夜の料理店が立ち並ぶ古町通9番町にある田舎家は「元祖 わっぱ飯」のお店として知られています。
わっぱ飯のご紹介は後ほど・・・

田舎家ののっぺはこんな感じです。
田舎家ののっぺは「のっ平」という表記。(価格は単品700円+税)
具材はサトイモ、ニンジン、コンニャクにタケノコ、キノコ、さらに鮭と鶏肉も入っいて具だくさん。
キクラゲが入っているのは珍しいかもしれません。

そして、何といっても「とと豆」がのっている昔ながらのスタイル。
とと豆」とは、イクラを煮て加熱したもの。加熱の仕方が絶妙で、いわゆる半熟状態なのでプチプチとした食感が残っています。これぞプロの仕事!
(わが家では、固くなってしまった残念なイクラがのることも…)
汁気はやや少なめ。サトイモのとろみがあり、貝柱とシイタケのだしのうま味があふれています!(カツオや昆布も使っているそうです)
こちらののっぺは冷たい状態でいただきます。
濃厚でありながらすっきりと上品な味わいは「これぞ新潟ののっぺ!」と叫びたくなるおいしさです。
「昔はカモなどの渡り鳥を使っていたようです」と語る2代目店主の吉澤寛治さん。
現在は鶏肉を入れるのが一般的ですが、ジビエからの流れなんですね。
さすがはこの地で創業60年以上の歴史を誇るお店ならではの情報です。

それでは、のっぺ以外の料理もご紹介していきましょう!

田舎家名物「元祖・わっぱ飯」もおすすめ

わっぱ”とは薄い杉板で作った昔の弁当箱。そのわっぱに、ご飯と具材をのせて蒸したものが「わっぱ飯」です。
昭和27年(1952年)に誕生したという田舎家の「わっぱ飯」。考案の際に、あの北大路魯山人からの助言を受けたという名物です。薄味のだし汁で炊いたご飯をわっぱに盛り、旬の魚介などをのせて一気に蒸し上げます。
「とり」「さけ」「かに」など定番の具材をはじめ、「のど黒」や季節限定のわっぱ飯もあります。
写真は人気の「鮭親子」(単品 1,500円+税、お新香・みそ汁付き)
鮭の切り身にたっぷりの生のイクラを後のせ。イクラが光輝いています!
 
さらには、こんなわっぱ飯も…
「のど黒」「鯛」「イクラ」「カニ」「鮭」「とり」の6つの具材入りの、その名も「贅沢わっぱ」(単品 2,100円+税、お新香・みそ汁付き)
炊き込みご飯ではなく、短時間で蒸しあげているので個々の具材のおいしさが堪能できます♪
これはもう…夢のようなわっぱ飯ですね!

さらには、好きなわっぱ飯にのっ平神馬藻(ジンバソウ:海藻の一種、ギンバソウとも)の酢の物がセットになった「わっぱ飯セット」や、豪勢+お得感満載の各種「わっぱ膳」も発見!
いずれものっ平が必ず付いてくるので、セットorわっぱ膳はおすすめです!
左:鮭親子のわっぱセット(2,600円+税)
右:贅沢わっぱ膳(昼 2,500円+税、夜 2,800円)※1日10食限定
  「贅沢わっぱ膳」には、のっ平朝日豚角煮が付きます。

一品料理も豊富

わっぱ飯以外にも、のっ平をはじめ一品料理も豊富な田舎家。
地魚の刺身や焼き物、煮物なども楽しめます。

その中でもちょっと気になったものを最後にご紹介します。
赤ひげ塩辛(420円+税)
いわゆるアミ(アミエビ)の塩辛ですが、発酵期間がなんと25年以上という年代物!
歴史ある田舎家ならではの一品です。
濃厚な塩気とアミの甘さは日本酒にぴったり。
さっぱりとした大根につけていただきます。

日本酒も県内の地酒を豊富に取りそろえています♪

のっぺとわっぱ飯、一品料理と自慢の味が豊富な田舎家、おすすめです!
わっぱ飯・田舎料理 田舎家

わっぱ飯・田舎料理 田舎家

新潟県新潟市中央区古町通9番町1457
TEL.025-223-1266
営業時間 11:30~14:00、17:00~22:30 ※L.O.は30分前
    ※コロナ禍につき、当面は21:00までの営業
店休日 なし(年末年始のみ)

この記事を書いた人
ケバブー阿部

長岡生まれ新潟育ち。 ​
郷土料理からラーメン、地酒やスイーツまで新潟の食を広く愛するフォトライター。