身体の不調は足から!? 足の健康に寄り添う山忠のファクトリーショップ「足と靴下の店 ごえん」/加茂市


2022年04月02日 7216ビュー
こんにちは、加茂市在住ライターのmadokaです。
 
今回訪れたのは、2021年6月29日にオープンした「足と靴下の店 ごえん」。
 
暖かい靴下やレッグウォーマーから、予防科学から生み出された「ケアソク」など、さまざまな商品を開発・製造する、株式会社山忠が立ち上げたお店です。温かなスタッフさんとお客様の健康に貢献したいという会社の想いにぐっときてしまう場所でした。

靴下から健康と向き合える、「足と靴下の店 ごえん」

▲靴下型の看板がかわいい(提供:足と靴下の店 ごえん)

JR加茂駅から車で約5分、国道403号線沿いにある「足と靴下の店 ごえん」。ガラス張りの白い建物で、道路沿いにはかわいい靴下型の看板があるお店です。
 
「足と靴下の店 ごえん」のコンセプトは、「あたためる」「うるおす」「ささえる」「よりそう」の4つ。保湿性の高い「あたためる」商品と、足に潤いを与える「うるおす」商品、足の疲れを癒す「ささえる」商品。そして、暮らしに寄り添い、普段履きもできる「よりそう」商品。これらを合わせてコンセプトとしています。
 
お店の中のほうに進むと、棚にはびっしりとたくさんの靴下が…!「靴下だけでこんなにあるの⁉︎」と驚いてしまうほどの量が並べられています。
 
それもそのはず。このお店を運営する山忠は、1958(昭和33)年以来、長年に渡ってお客様の足の健康と向き合い、数多くの靴下を生み出してきた会社なのです。

身体の不調は足元から。予防科学に基づいた靴下「ケアソク」を開発


靴下が健康につながる。
 
そう聞いたとき、私は靴下と健康がすぐに結びつけられずに戸惑いました。そんな私に店長の小柳歌織さんが丁寧に教えてくれました。
 
「私たちの身体は足によって支えられています。その足にほぼ毎日履かせるのが、靴下。だからこそ、健康に適した靴下を履くことで、身体の不調を整えることができるんです。山忠が掲げる使命のひとつに『いつまでも歩ける人を増やす』というものがあります。それは、自分の足で歩ける時間を伸ばすこと。そのお手伝いをしたいからこそ、山忠では機能的な靴下をたくさん作っています」

その精神を最もよく表しているのが、山忠が開発した予防科学に基づいた靴下「ケアソク ととのえる」。足本来の機能を引き出すことで身体の不調を未然に防ぐことを目指した商品です。
予防科学に基づいた靴下「ケアソク ととのえる」 

「私たちは普通に歩いているつもりでも、5本指がしっかりと地面を捉えていないことがよくあります。砂地や砂利道、岩場などでは5本の指が機能を果たす必要がありますが、平地を歩いているときは、薬指や小指を使わずとも歩けてしまう。そうすると、バランスがうまく保てず、足の疲れや痛み、変形の原因になってしまうんです。こうした悩みに応えようと研究が始まったのが、『ケアソク』でした」
「『ケアソク ととのえる』は一見普通の靴下ですが、つま先の中が5本指となっており、各指に力がいくようになっているもの。さらに中足部に横アーチサポートが入っているので、広がった足幅の崩れも防いでくれます。地面からの衝撃で疲れてしまわないよう、かかと部はハニカム型のクッションに編んであるんですよ」と小柳さん。

実際に5本指がしっかりと地面に足がつくと証明されており、軽度の外反母趾やO脚においても足を整える効果があるといったデータを得ているそう(※計測結果には個人差があります)。お客さんからの評価も高く、リピートしていかれる方も多いみたいですよ。

山忠が目指している『いつまでも歩ける人を増やす』という使命が、着実に進み始めているのですね。
 

初心者でも手に取りやすい、おすすめの靴下

そんな「ケアソク」を生み出した山忠。数多くあるラインナップの中から、おすすめ商品をピックアップしてもらいました!
●あきらめない靴下
創業当時はお客様からお叱りの連続で何度も試行錯誤を繰り返し、ようやく「山忠の靴下は丈夫で暖かい!」と言われるまでになったそうです。あれから60年。当時の靴下を復刻させ、さらに履きやすくなるよう進化。「もっともっと良い靴下をお届けしたい!」そんなあきらめない気持ちがたくさん詰まった靴下です。すぐに靴下が破けてしまう、運動量が多く靴下が痛みやすい方には、ぴったりの商品だそうですよ。
 
●足うら美人おやすみサポーター
肌がガザガザになりやすい、かかと。それを寝ている間にしっとり保湿してくれるのが、この商品です。その秘密は、二重構造の靴下に挟んだ保湿シート。足から自然に出る水分を保持することで、かかとを柔らかくしてくれるそうです。シルクと綿のやさしい肌触りで、つま先がないので、リラックスして使用できるそうですよ。靴下タイプもあるので、気になる方はお店やオンラインショップをご覧になってみてください。

「加茂市の魅力を伝えたい」。行商からスタートした山忠の想い

▲加茂市七谷地区の風景(提供:足と靴下の店 ごえん)
 
「足と靴下の店 ごえん」には、靴下でお客様の健康を支えるという思いと共に、加茂市の魅力を伝えるという思いも込められています。
 
「加茂市には、美しい自然もあれば、日本一の生産量を誇る桐箪笥もあれば、加茂紙という伝統産業もある。そうした魅力をお店でも伝えていければと思っているんです。例えば、店内にある写真。これらは、加茂山公園や七谷地区で撮影したものです。お客様の中には『え、これ加茂なの!?』と驚かれる方もいらっしゃるくらい。こうしたあまり知られていないけど、魅力がたくさんある加茂市をもっと多くの人に伝えていきたいです」
写真以外にも店内には、加茂市の魅力が盛りだくさん。例えば、古くなった桐箪笥をディスプレイ棚として再利用したり、加茂紙を障子戸に使ったり、屏風をイメージしたラックを作ったり。お店の中でも加茂市の自然と伝統産業を感じられるように工夫されています。
 
それは加茂市を大切にしたいという会社、そして社員の思いから。今でこそ、電話やインターネットを通して全国のお客様に靴下を届ける山忠ですが、元を辿れば、地域の行商からスタートしたという歴史があります。だからこそ、地元のお客様、そして加茂市自体も大切にしたい。そんな思いを抱えているそうです。

足の状態を知ることもできる、「足と靴下の店 ごえん」へ

靴下を販売している「足と靴下の店 ごえん」ですが、お客様の足の状態を知れる足底圧の計測サービスも行っています。しっかり5本指に力が入っているのか、軽度の外反母趾になっていないか等、自分の足の状態を知ることが健康の第一歩。

2022年4月現在は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため足計測は休止中ですが、自分の足状態が気になる人は「足と靴下の店 ごえん」へぜひ問い合わせてみてくださいね。
足と靴下の店 ごえん

足と靴下の店 ごえん

住所:加茂市下条甲435-1
営業時間:10:00〜18:00
定休日:日祝
TEL:0256-53-0265
駐車場:10台

足と靴下の店 ごえん

この記事を書いた人
madoka

新潟県在住ライター。旅での気づきを日常に持ち帰ってもらえるように、地域の人や暮らしも含めて伝えるようにしています。