長岡柏崎エリアの方言に親しむ旅へ~新潟の音を探しに~

2泊3日コース
長岡・柏崎エリアの生活文化を肌で感じ、方言に触れることのできるスポットを集めたコースです。
地元のおまつりに参加して方言に耳をかたむけたり、地域のお母さんが営む農家レストランで伝統的な料理を味わったり、語りべさんと一緒にまち歩きをしたり…訪れる場所で地元の人たちと話し、彼らの言葉をよく聞くことで、その地域らしさを感じることができます。
長岡・柏崎の方言に親しむ旅を、ぜひ満喫してみてください。
START

1

やまこし復興交流館おらたる

棚田と棚池の幻想的な景色を自転車で

山古志地域は全域に棚田・棚池があり、季節ごとに美しい景色を見せてくれます。自然と人がつくり出したこの絶景は日本農業遺産にも認定されており、泳ぐ宝石「錦鯉」が生まれた場所でもあります。山古志散策の出発点となる〈やまこし復興交流館おらたる〉には、飲食スペースや歴史に関する展示などがあるほか、電動アシスト自転車のレンタルもできるので、サイクリングしながら道中で出合う農作業の風景や、流れる空ものんびりと堪能できます。

車で約5分

2

山古志ごっつぉ多菜田

農家レストランの愛情ごはん

店名にある「ごっつぉ」は、地域の方言でごちそうを意味し、2004年に起こった震災の支援のために訪れる人びとに元気な姿を見せようと始まったお店。山古志の棚田で育てられた米や野菜を使用し、地元の人びとが愛情をこめてつくったおかずは、どれも素朴ながら新鮮でおいしさの詰まったごちそうです。看板メニューの「多菜田定食」には、煮物と天ぷらの2種類があり、どちらも付け合わせが豊富でお腹も心も満たされます。

車で約30分

3

小千谷織物工房「織之座」

1000年つづく伝統を誇る小千谷で機織体験

平安時代中期に編纂された法典『延喜式』にも記されている越後麻布は、1,000年以上の歴史を誇っています。その越後麻布を、江戸時代初期に改良してできた小千谷縮は、ユネスコ無形文化遺産の一つです。小千谷織物工房「匠之座」では、肌に優しく吸水性、放熱性に優れた小千谷縮でできたファッションアイテムが購入できるほか、1階の「織之座」で機織体験も可能。スタッフの指導のもと、小型のはた織機に座ってコースター作りやかすり織りの体験ができます。旅の記憶を織って自宅へ持ち帰りましょう。

徒歩で約1分

4

小千谷市錦鯉の里 

日本の美の象徴のひとつ「錦鯉」を鑑賞

泳ぐ宝石として世界中を魅了している「錦鯉」は小千谷市が発祥。200年前、突然変異によって生まれた鯉を、小千谷の人が研究し、改良をつづけて、美しい模様を実現した農民芸術です。そんな錦鯉にちなんだテーマパークは世界でここだけ。館内にある日本庭園では、錦鯉オーナーから預かった優秀な鯉たちが悠々と泳ぐ姿を間近で見ることができます。

車で約20分

5

片貝まつり浅原神社秋季例大祭

夜空に咲く世界一の四尺玉花火

浅原神社周辺に並ぶ200の露店と、夜空に直径約800mの花 大輪を咲かせる世界一の四尺玉で、片貝まつりは毎年大勢の人でにぎわいます。越後三大花火のうち、「山の片貝」と謳われているのがこの「片貝まつり浅原神社秋季例大祭」。片貝まつりの花火は浅原神社への奉納煙火で、地元の人びとや企業はもちろん、日本各地からさまざまな想いが込められた花火が奉納されます。当日は花火ごとに込められたメッセージが読み上げられてから打ち上がるのが特徴的。朝に始まる浅原神社へ花火の玉を奉納する「玉送り」や、花火の成功を祈る「筒引き」などの伝統儀式から、クライマックスの打ち上げ花火まで、一日中盛り上がる片貝の街の熱気を感じてみませんか。

宿泊施設から車で約20分

6

浄土真宗本願寺派 青木山 極楽寺

消しゴムはんこと極楽浄土の世界

阿弥陀如来の住む極楽浄土は、いのちの価値をくらべることなく互いに調和する世界だといわれています。そんな世界観を大切にする極楽寺では、日常の視点から少し離れ、あらゆる立場の人に教えを説きます。
住職は消しゴムはんこ作家としても活躍。月に数回ある「消しゴムはんこの日」には、住職が手がける仏さまなどがモチーフの愛らしい手作りはんこを、御朱印帳や色紙に押してもらえます。

徒歩で約1分

7

明石堂

総欅造りにほどこされた美しい彫刻が見事

極楽寺境内に建てられている明石堂は、江戸時代初期に小千谷に移り住んだ小千谷縮の創始者、堀次郎将俊(ほりじろうまさとし)をおまつりしています。
お堂は縮商人の出資により、1848(嘉永元)年に建造されました。積雪を考慮した高床式で、総欅造りにほどこされた精巧な彫刻は素晴らしく、小千谷市指定文化財です。

車で約2分

8

料亭 東忠

江戸時代からつづく料亭で会席を

江戸時代創業の〈料亭 東忠〉。280年の歴史をもつ家屋は、国登録有形文化財に登録されており、幕末に長岡藩総督の河井継之助が新政府軍の岩村精一郎との談判後に昼食をとった部屋がそのまま残っています。
昼の席、夜の席ともに会席料理を楽しめるほか、お昼のメニューには小千谷の郷土料理であるへぎそばや、新潟のブランド牛である蒲原(かんばら)牛を使った御膳も。
また、館内に併設されたカフェでは、豊富なスイーツや幕末時代の軽食をゆったりと味わうことができます。錦鯉の泳ぐ中庭を眺めながら、江戸からつづく時の流れを感じられます。

車で約40分

9

刈羽村・砂丘桃のジュース

砂丘で育った幻の桃ジュース

小千谷市の北西にある日本海沿岸近くの刈羽村。この村の砂丘では、みずみずしく甘い「砂丘桃」が育てられています。「幻の桃」ともいわれている砂丘桃は、江戸時代末期に現刈羽村出身の塚田源太夫が桃の栽培には砂丘地が適することを知り、荒地を開墾して桃畑にしたのが始まり。桃約3個分をまるごと絞った砂丘桃ジュースは、爽やかな口当たりと、糖度の高い桃の濃厚な味わいが特徴です。この貴重なジュースは、〈刈羽村宿泊交流センターピーチビレッジ〉や大型スーパー〈SUPER CENTER PLANT-5〉で購入できます。大切な人への贈り物などにも最適です。

車で約20分

10

出雲崎ふるさと語りべ

史跡を巡る街歩きは語りべさんと一緒に

出雲崎は日本海に沈む夕日が美しい、風光明媚な街。江戸時代に俳人・松尾芭蕉が句を詠み、禅僧・良寛が生まれた土地です。かつて天領地として栄えた長屋の街並みには歴史風情が今も感じられます。そんな出雲崎の歴史とおもしぇ話(おもしろい話)を知るなら、観光ガイドさんと街歩きするのが一番。出雲崎町の魅力を満喫して、来て良かったと満足できるはず。気軽にガイドを依頼してみよう。

車で約20分

11

寺泊海岸つわぶき温泉 美味探究の宿 住吉屋

夕日に染まる寺泊の海を露天風呂から

寺泊漁協の競り権をもつ〈住吉屋〉の自慢は、鮮度抜群の海鮮料理。長岡の地酒とともに、旬魚の刺身やのどぐろの塩焼きなど、日本海ならではの魚介をたっぷり味わえます。夕日に染まる寺泊の海を一望できる檜の露天風呂は、日帰りでの利用も可能。2023年にオープンした人気のサウナは、完全プライベートな空間で心置きなく贅沢な時間を過ごせます。

宿泊施設から車で約10分

12

西生寺

日本最古の即身仏が眠る寺

703年に行基によって開かれたという西生寺には、室町時代に入定(即身仏となること)した日本最古の即身仏、弘智法印(こうちほういん)が安置されています。日本には十数体が安置されていますが、一般公開を行わない寺院も少なくありません。西生寺では常時拝観でき、受付をすれば案内してもらうこともできます。全国で寺院を建立し、壮絶な修行ののち即身仏となった弘智法印の御姿を訪ねましょう。

車で約45分

13

Restaurant L'armoise(レストラン ラルモワーズ)

新潟の素材をいただく隠れ家フランス料理店

1日2組限り、完全予約制のフランス料理店。店内は県指定無形文化財である小国和紙をつかった壁紙や、組子を取り入れたテーブルが印象的で、やわらかな和のテイストを感じるモダンな空間が特徴です。東京のホテル・レストランで修行を重ねた、長岡出身の田中良太郎シェフが腕をふるいます。新潟産の良質な素材と、自家製の調味料で繊細に仕上げられるシンプルな料理の数々で、「新潟ガストロノミーアワード」も受賞しています。

車で約10分

14

秋山孝ポスター美術館長岡(アート)

ユーモアあふれる秋山孝のアートを鑑賞

地球環境や平和など、風刺とユーモアを織り交ぜた作品で国際的に活躍したポスターアーティストの秋山孝氏。彼が幼少期から高校時代までを過ごした長岡の地で、数々の作品を鑑賞することができます。また、ショップでポスターのイラストが入ったグッズを購入したり、併設されたカフェでゆったりしたドリンクタイムも楽しめます。大正時代に建築された銀行(国登録有形文化財)をリノベーションした建物も見所です。

車で約20分

15

馬高(うまたか)縄文館 火焔土器ミュージアム

火焔型土器に触れて古代ロマンを体感

燃え盛る焔(ほむら)のような美しい造形をもつ縄文土器「火焔土器」は、1936年に長岡市の馬高遺跡で発見されました。馬高遺跡に隣接する馬高縄文館では、実物の火焔土器と長岡の縄文土器、触れるレプリカも展示されており、見て・触れて縄文文化を感じることができます。また、縄文時代のムラとくらしについての展示などもあり、大人から子どもまで太古のロマンを体感できます。

車で約10分

16

江口だんご本店

かやぶき屋根の古民家で餅菓子を堪能

宮本町、里山の田園風景に佇む、かやぶき屋根の古民家に店舗をかまえる江口だんご本店。1500坪の敷地の中でお菓子の製造・販売を行っており、主屋の2階は甘味喫茶。伝統の5色だんごを抹茶といっしょにいただけるほか、長岡地域特有の醤油赤飯と郷土料理の「のっぺ汁」も味わえます。店舗でしか買えない商品も充実しているため、お土産の購入をお忘れなく。

GOAL

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