新潟の方言に親しむ旅へ~新潟の音を探しに~
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阿賀野川ライン遊覧船
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阿賀野川は、昔より会津から新潟への物流ルートとして活用されてきました。また、季節によって異なる風景が楽しめる美しい景色から、日本百景の一つにも選定されています。その渓谷美を遊覧船に乗り楽しめるのが阿賀野川ライン遊覧船。新潟市から車でおよそ40分の「道の駅 阿賀の里」から出発します。地元のことを熟知する船頭さんの語りや披露してくれる唄から、お国の言葉をたっぷり堪能しましょう。
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お茶の間 久太郎
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阿賀野川のさらに上流へと進み、阿賀町にある「狐の嫁入り屋敷」へ。その昔、麒麟山でよく見られたという狐火(きつねび)にまつわる伝説がテーマの施設で、狐にちなんだ体験プログラムや、地元の工芸品の販売などがあります。ランチタイムにオススメなのは、地元の食材を使ったお惣菜の定食やカレーなどが食べられる1階のお茶の間 久太郎。ヘルシーで野菜たっぷりな自然薯とろろ定食は大好評です。
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狐の嫁入り屋敷
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阿賀町津川にある狐の嫁入り屋敷で人気の、伝説の狐の面の絵付けをする体験プログラム(要予約)。絵の具を使って自由に色を塗り、オリジナルのお面を作りましょう。地元のスタッフさんにコツを聞いたり、話をしたりしながらイメージを膨らませてみてください。
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麒麟山温泉
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阿賀町のシンボルの一つ、麒麟山の麓に流れる雄大な阿賀野川に面した閑静な温泉地 麒麟山温泉郷。川沿いの宿からは、その雄大な自然景観が一望できます。慢性皮膚病や婦人病、神経痛、筋肉痛などに効能があるといわれる塩化物・硫酸塩泉の透明な湯が特徴です。川の景色を眺めながら、日帰り入浴を堪能しましょう。朝は川に川霧が出て神秘的な光景が見られることも。宿泊の場合は、早起きして散歩に出てみるのもオススメ。
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栄軒ベーカリー
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五泉市民に愛される老舗 栄軒ベーカリー。1927年に菓子店として創業し、1964年頃からとくに人気だった手作りパンの販売が増え現在に至ります。「あげあんパン」や、「コーヒーパン」、「コロッケパン」といったコッペパンに具材を挟んだシリーズは、長い間お店に並んでいる人気商品です。朝7時にオープンし、ランチタイムには地元の人びとで混み合います。市内の高校の売店でも販売されている、五泉市のソウルフードです。
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咲花温泉
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五泉市にある阿賀野川沿いの温泉郷 咲花温泉に一泊。昔、この地域に湯花が噴出していたところから名前がついたといわれています。エメラルドグリーンの美しいお湯は、美肌の湯として親しまれてきました。硫黄が強すぎないため刺激が少なく、老若男女安心して入れます。夕食はそれぞれの宿で、新潟の食材を堪能できる会席料理を楽しみましょう。
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椿寿荘
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江戸時代から栄えた田上町の豪農・田巻家の離座敷 椿寿荘。建坪約140坪、木曽ヒノキを使った重厚な寺院様式の建築は、クギが1本も使用されていないのが大きな特徴です。ガイドを依頼すれば、建物の歴史や、建築や庭園の見所まで丁寧に説明してもらえます。椿寿荘の奥の一室で、庭園を眺めながらランチを楽しむのも特別な過ごし方。湯田上温泉の旅館が作るランチボックスは、季節の地元食材がふんだんに使われていて、見た目も華やかです。
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道の駅 たがみ
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町内外の賑わいや交流の拠点となることを目指して作られた〈道の駅 たがみ〉。館内には新鮮な旬の野菜や果物の販売スペース、地元食材を使った食堂、子どもの遊び場などがあり、たくさんの人で賑わっています。田上町の魅力をアピールするため、地元のお店とコラボ商品の開発にも積極的に取り組んでいて、販売スペースでは珍しい商品に出会えるかも。
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湯田上温泉郷
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五泉市と田上町にまたがる護摩堂山(ごまどうやま)の麓に広がる湯田上温泉郷。1700年代には護摩堂山の修行僧が入浴していたそうです。皮膚病、婦人病、消化器病、神経痛などに効き、その効能の高さから地元では「薬師の湯」とも呼ばれていました。ナトリウム-塩化物泉の温泉水は飲むこともでき、糖尿病・肥満病等に効果があるとされています。日帰りで利用できる温泉もあるので、旅の疲れを癒やすのにもぴったり。
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三条鍛冶道場
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古くから国内有数の金物の町として発展した三条市のものづくりの世界を、身をもって体験することのできる施設が三条鍛冶道場。「ペーパーナイフづくり」や「和釘づくり」、「包丁研ぎ」といったプログラムがあり、地元の職人さんに手取り足取り教えてもらいながら、職人気分が味わえます。職人さんの言葉を聞きながら、鉄を熱処理したり、削ったり、磨いたりして、伝統ある鍛冶の仕事に触れましょう。
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自然と遊ぶ道の駅 SORAIRO国上
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「自然と遊ぶ、道の駅」がコンセプトのSORAIRO国上は、トレッキングやサイクリングの拠点であるとともに、バーベキューやデイキャンプ、温泉の施設なども揃っているため、アウトドアが楽しめる施設として人気です。食堂のなかにある「キャンプ飯」では、キャンプ用のカトラリーで食事をいただくことができ、それらはショップで購入することもできます。燕三条の職人が手掛けたユニークで丈夫なキャンプグッズの販売コーナーは必見です。
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嵐渓荘
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三条市の山間にある渓流沿いに、自然に囲まれて佇む一軒宿、嵐渓荘。3つの建物からなり、それぞれ特徴ある客室を構成します。本館は、国の登録有形文化財に登録された古き良き風情の木造建築で、部屋ごとに間取りや意匠が異なる「緑風館」、川沿いには眺めの良い「渓流館」、そして山手にはベッドルームの和洋室「翠悠館」。源泉は日本屈指の濃厚な強食塩冷鉱泉で、かつては薬として重宝されていました。食事は地の旬の食材を主に天然の湧き水を使って調理され、滋味深い山里の会席料理に体の中からも癒やされます。
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本町下市場
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下町(しもまち)に位置する本町下市場は、別名「フレッシュ本町」とも呼ばれる商店街でレトロな雰囲気が魅力。中央区の12番町、13番町に位置し、もともとは1617年に商業区画として本町通りが整備されたことに端を発します。お店を覗いてみると、新潟特産の珍しい野菜や果物、新鮮な魚がずらり。地元の言葉が賑やかに飛び交う中で、新潟の人びとの生活を垣間見ることができます。
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旧小澤家住宅
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日本海をめぐる北前船や川舟が集まる湊町では、古くから商人たちが活躍してきました。旧小澤家住宅は、米を扱い、回船を運航し、湊に関わる会社を経営してきた商家である小澤家の店舗兼住宅です。かつての新潟町における町家の典型例であり、明治時代に成長した豪商の屋敷構えを構成する一連の施設がほぼそのまま残されています。敷地面積約1600㎡のなかに主屋や土蔵などの建物などが立っていて、その延床面積は約860㎡。新潟市の文化財に指定されています。
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人情横丁・青海ショッピングセンター
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お腹が空いたら、1951年に開業した、朱色のギザギザ屋根の商店街、人情横丁へ。人気店の一つで、香ばしい香りを漂わせている「阿部鮮魚店」では、新鮮な魚を串に刺して焼いた「浜焼き」がオススメです。また、人情横丁近く、ぷらっと本町商店街の青海ショッピングセンターでは、海鮮を定食や丼で楽しむことができます。地元の売り子さんと話をしながら、自分が食べたいものを見つけてお腹を満たしましょう。
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沼垂(ぬったり)テラス商店街
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新潟市中央区の信濃川河口近くにある沼垂地区は、かつて水運でつながれた新潟の発酵文化の中心地でした。そこでもともと市場として使われていた長屋を改装してできたのが沼垂テラス商店街。現在はカフェや雑貨店、陶芸工房など、30以上の多種多様なお店が軒を連ねています。新しいけれどどこか懐かしい雰囲気が漂い、ぶらりと散策するだけでも楽しめます。
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燕喜館(えんきかん)
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燕喜館はもともと、豪商齋藤家の四代目・齋藤喜十郎の邸宅の一部でした。そこに茶室などを加えて白山公園の一画に移築再建され、一般公開されるようになりました。新潟三大財閥の一つに数えられた齋藤家は、代々大地主で、酒問屋を営み、のちに海運業や新潟商業銀行などを興して新潟の発展に大きく貢献した一族。明治時代の落ち着いた伝統的建築は、国の登録有形文化財に指定されています。
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旧齋藤家別邸
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豪商齋藤家の四代目・齋藤喜十郎が、1918年に西大畑地区に別荘として造ったのが旧齋藤家別邸。国指定の名勝であり、日本遺産にも認定されています。砂丘地形を利用した回遊式の庭園と、近代和風建築の秀作といわれる開放的な建物は、大正時代における湊町新潟の繁栄ぶりを物語ります。秋には庭園の紅葉がライトアップされるなど、四季折々の顔が見られるのも魅力の一つです。同じエリアには「新潟市美術館」や作家・坂口安吾の遺品などを展示する「安吾風の館」など、数々の文化施設が集まっているため、ぜひあわせて楽しんでみてください。
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カミフル商店街
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大きな赤い鳥居がシンボルの白山神社からほど近い上古(かみふる)町は、歴史と最先端が混在するエリア。500mつづくカミフル商店街には、レストランや雑貨店、カフェなど、さまざまな店が立ち並びます。また、近隣には「白山公園」や、かつての新潟の豪商の邸宅である「燕喜館」、信濃川を望みながら堤防沿いを散策できる「やすらぎ堤」といった見所も。じっくりお土産品を探すにも、自転車や徒歩でゆっくり散策するにもオススメです。