激辛唐辛子と限定コラボ!「鬼ラーメンプロジェクト」でラーメン外食費1位奪還へ/新潟市


2023年10月02日 6149ビュー
昨年、新潟市民にとって忘れもしないニュースがありました。

2021年に総務省の家計調査により、ラーメンにかけた外食費で新潟市が初の日本一を獲得し、2年連続1位を狙っていましたが…2022年は惜しくも2位という結果に。

しかし新潟市民、いや新潟県民のラーメン愛はとどまることを知らず、ますます燃え盛るばかり!「今年こそは必ず1位を奪還するぞー!」と燃えに燃えている新潟ラーメン界で、新たなプロジェクトが始動しました。その名も・・・

鬼ラーメンプロジェクト!

このプロジェクトは、令和5年度の新潟市食文化創造都市推進プロジェクト支援事業に採択された、新潟市のラーメン支出促進を目的としたもの。

新潟人が食べに行きたくなる、新たなラーメンの切り札として出されたのが、激辛唐辛子を使ったから~いラーメンなのです!
使うのは、新潟市秋葉区にある唐辛子工房「大祐(だいゆう)」が製造販売している「鬼殺し」という人気シリーズ。

中でも、唐辛子の風味豊かな「焙煎鬼殺し」と、さらに2.5倍の辛味があるという「超鬼殺し」!!この強烈な辛さを誇る2種類の唐辛子を使って、県内の各ラーメン店が新たな辛いラーメンの開発に挑戦したそうです。

2023年9月23日から11月12日の期間限定で、県内のラーメン店10店舗で楽しめるとのこと。というわけで、早速鬼退治に行ってきました~!

新潟食材へのこだわりが光る「麺屋粋翔 古町別邸」へ

お伺いしたのは、新潟市古町にある「麺屋粋翔 古町別邸(めんやいっしょう ふるまちべってい)」。西堀前9番町の路地裏にひっそりと佇む隠れ家のようなお店です。
秋葉区にある人気店「AKIHA 麺屋粋翔」がプロデュースした2号店で、雑誌の表紙やテレビ番組に出演するなど、メディアでも大注目されています!

地元愛、新潟愛、そしてラーメン愛に溢れる店主さんが作り出すのは、本店のある新潟市秋葉区の食材に始まり、新潟県内から選び抜いた食材を使ったこだわりの一杯。
同店では、今回のプロジェクトのために一から新たなラーメンを開発するべく、常連さんや業者さんなど、異業種の様々なメンバーに集まってもらい、どんなラーメンが食べたいかを話し合ったそうです。

そこから生まれたのが、オリジナリティ溢れる粋翔流の鬼ラーメン。看板メニューの味噌や醤油ではなく、初めての豚骨に挑戦。「辛いラーメンが苦手な人にも好きな人にも食べてもらいたい」と、辛さにまろやかさをプラスし、幅広い人が楽しめる仕上がりになったそうです。

さぁ、どんな一杯に出会えるのでしょうか…!

濃厚豚骨にピリッと辛味!「焙煎煮干し豚骨」

焙煎煮干し豚骨(1,100円)

目の前に運ばれてくると、ふわ~んと芳ばしい香りが…。色鮮やかな青ネギと紫玉ねぎ、そして見るからに濃厚そうなスープが印象的です。一見辛くなさそうに見えますが、このラーメンのポイントは、青ネギの裏にそびえ立つ、魚粉に隠されています!
チャーシューの上に盛られた魚粉には、今回のテーマである「鬼殺し」を配合。お好みでスープに溶かしながら食べられるスタイルです。

大量の煮干しを使い、旨味だけを抽出した魚介豚骨スープは臭みがなく、濃厚でとってもまろやか。そこに、オリジナルブレンドの鬼殺し魚粉が溶け込むと、香り、辛味、旨味がさらにプラスされ、初めて出会う美味しさが!!
麺は、秋葉区産の小麦を使った特注麺。
極太のモチモチ麺は、そのちぢれに濃厚スープがよく絡まり相性抜群。喉越しがよく小麦の風味も感じられ、思わず「さすが…」と唸ってしまいました。
そして、気になっていた方もいらっしゃると思いますが、スープに差し込んであるスポイト。
こちらの正体はなんと、はちみつでした!こちらも麺と同じく秋葉区にある養蜂園のはちみつで、お好みでスープに加えます。その遊び心がおもしろいですよね。

ラーメンにはちみつを入れるのは初めての経験。「はちみつで甘くして、辛さを和らげるのかな?」と思い入れてみたら、甘さよりもはちみつのコクが加わって、より一層美味しいスープになったではありませんか!

ただのインパクトではない・・・これぞ味覚の魔法。粋翔すごすぎるーーー!!
鬼殺し魚粉の下に隠れたチャーシューは、吊るし焼きによるもの。豚肉の表面を低温直火でじっくり焼き上げ、余計な脂を削ぎ落としてあるため、お肉の旨味がギュギュッと閉じ込められています。このチャーシューも肉厚で美味しかった~。

オリジナルの鬼殺し魚粉がブレンドされた同店の鬼ラーメンは、辛いものが苦手な方でも美味しく味わえる一杯でした。

と、余裕の表情でいたら店主さんから「こちらに挑戦してみますか?」とスッと差し出された怪しいカプセル…
2.5倍の辛さ「超鬼殺し」現る!!!

こちらは辛~いのがお好きな方に+100円で提供。スープに入れるとカプセルが溶けて超鬼殺しが広がります。一気に辛味が増して、スープの表情がガラリと変わりました。辛いものが好きな私は、この超鬼殺し入りがどタイプ!これはクセになりそう~。

実はこのラーメンにはさらなる仕掛けが!
スープを飲み干して、鬼退治をした者だけが目にする鬼の姿・・・。

こちらの器は、「瓦のまち」として有名な新潟県阿賀野市保田地区の安田瓦(やすだがわら)で作られたもの。世界で同店だけにしかない、特注の鬼ラーメン専用鉢です。食材だけでなく、器も新潟産だなんて!

随所にこだわりが光る抜かりない一杯。ただ辛いだけでなく、新潟の素晴らしさも感じられるような渾身の鬼ラーメンでした。美味しかった~!
麺屋粋翔 古町別邸

麺屋粋翔 古町別邸

新潟県新潟市中央区西堀前通9番町1533
025-378-1991
営業時間/11:00~16:00 ※夜の部は完全予約制(2日前まで)
定休日/日曜
席数/13席
駐車場/なし※提携Pの駐車サービス券あり

県内10店舗で鬼ラーメンを提供!

9月23日から始まった鬼ラーメンプロジェクトですが、開始1週間ほどでプロジェクト目標杯数に達しそうな勢いとのこと!とっても盛り上がっていますね~。

提供期間は、2023年9月23日(土)から2023年11月12日(日)まで。この貴重な機会をお見逃しなく!

【参加店舗】

勝鬨屋(新潟市北区)
石焼きつけ麺 繋(新潟市東区)
麺屋Aishin 河渡本店(新潟市東区)
RA-MEN OGIKAWA(新潟市東区)
麺家 味勲拉(新潟市中央区)
麺屋粋翔 古町別邸(新潟市中央区)
夢を語れ(新潟市西区)
麺道 濃厚中華そば 三番目の娘
(三条市)
中田製作所(五泉市)
居食亭 ほうせい丸(北蒲原郡聖籠町)


ほとんどのお店が、このプロジェクトのために新たなラーメンを開発したそうで、どんなオリジナリティ溢れる鬼ラーメンに出会えるのかワクワクしますね♪

辛さ控えめから激辛まで、個性豊かな鬼ラーメンに挑みに行ってみてください。そして、2023年のラーメン外食費は新潟市が日本一を奪還するぞー!

県内10店舗 鬼ラーメンが食べられるお店

この記事を書いた人
エムコネ

富山県生まれ、新潟市在住のママライター。 グルメな夫、子鉄の長男、肉食の長女、リアクション芸人の私、の4人家族。 外食費と娯楽費が家計を圧迫していますが、おいしいモノとたのしいコトを求めて日々開拓中! 

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