子どもが成長して帰ってくる!?スキーキッズキャンプに参加してみた!/新発田市


2024年12月15日 3177ビュー
週末になると「子どもをどこに連れて行こう?」と頭を悩ませているパパ&ママが多いのではないでしょうか?
 
それ、うちも同じです!
 
小学1年、年中(4歳)、未満児(2歳)の三兄弟がいる我が家では、おでかけ自体が一苦労。体力、運動能力も一人一人違います。
 
テレビCMを見て「スキー楽しそう!」という声を聞くと、「スキー場に連れて行ってあげたいけど……」という想いはありました。
 
そんな時、目に留まったのが「日帰りスキーキッズキャンプ」のチラシです。
「レッスン料、リフト代、昼食代、往復バス代、旅行傷害保険込み7,500円」
「専門インストラクターがサポート」
「小学生限定!保護者はご参加いただけません」などなど、
気になるワードが目に飛び込んできました。
 
「パパ&ママがいなくても大丈夫かな……」という心配が頭をよぎりましたが、
意を決して、「ニノックススノーパーク」で実施されている日帰りスキーキッズキャンプに申し込み。
小学1年の長男リョウが、お友達のコウちゃんと一緒に参加してきました。
 
すると!
子どもの自立心を育むのに最適なプログラムが、スキーキッズキャンプにはあったのです。
 

【8時】新潟駅集合!子どもだけの世界にワクワク

チラシには、一日のスケジュールや持ち物が書かれていました。
 
〈タイムスケジュール〉
8:00:新潟駅南口団体バス乗り場 集合
8:15:バス出発
9:30:ニノックススノーパーク到着
10:00:レベルに応じてレッスン開始
12:00:昼食・休憩
13:00:午後のレッスン
15:00:帰りの準備開始
15:30:バス出発
16:45:新潟駅南口団体バス乗り場 到着
 
今まで一度もスキー場にも行ったことのないリョウとコウちゃんにとっては人生初滑り!
レベルに応じたレッスンを受けられるようですが、どんな指導が行われるのか、ものすごく気になりました。
 
スキーウェアやグローブ、ゴーグル、帽子は持参することにして、スキーセットのみレンタルを申し込み。
ほぼ手ぶらで参加できるので楽ちんです。
 
当日の朝、集合場所へ行くと、新潟市内から集まった小学生たちと、見送りの親御さんの姿がありました。
初めてのスキー、初めての子どもだけの外出にドキドキしていた親御さんもいたはず。
しかし、子どもたちの目は輝いていました。
 
家族に「いってらっしゃ〜い!」と見送られながら出発。
目指すは、新潟市から一番近いスキー場「ニノックススノーパーク(新発田市)」です。
赤いスキーウェアのコウちゃんと、隣に座ったリョウ。
景色を眺めながら、ふたりでコソコソ話をしていました。
 
バスに乗ってすぐにおしゃべりをする子、リュックを開けてお菓子を食べ始める子、いろんな子がいました。
 
男の子が多い印象でしたが、女の子も友達と一緒に参加している子が何人かいます。
出発してから少しすると、バスのテレビでアニメも始まりました。
グミの香りが漂う車内は賑やかで、スキーが始まる前からみんなハイテンションです。

【10時】クラス別レッスン!初心者も午前中からコースへ

天気のいい土曜日の朝。
ふたりが初めて見るスキー場は、非日常的な美しさがありました。


 
到着すると、レンタルアイテムを受け取って着替え。
一つの部屋でクラス別に座って準備を進めます。
この日は、指導する先生が4人いらっしゃいました。
皆さん、SAJ(全日本スキー連盟)公認スキー指導員の資格を持つインストラクター。
 
①スキー初心者
②スキー経験1〜2回
③スキー経験3回以上
とクラス分けをして、各先生が指導をしてくれます。
この日は人数が多かったので4班構成です。
慣れないスキーブーツと格闘しながら、スキー場に繰り出してみんなで一緒に記念撮影!
同じ新潟市内在住とはいえ、学校も学年も違う子どもたちが同じレッスンを受けられる珍しい機会。
 
出会いに感謝しながら、いよいよ午前のレッスンが始まります。
初心者クラスは、リョウ&コウちゃんと同じ、各小学校の一年生の子たちでした。
7人で一緒に先生から指導を受けます。
 
初めてなので、まずはスキー板の履き方・ぬぎ方、ストックの使い方、スキー板を付けた歩き方など、基本的な動きを学びました。
午前のレッスンが始まって40分。
「じゃあ、コース行くか!」と先生に導かれて子どもたちがリフトに向かいます。
内心、「嘘でしょ!?」と震えましたが、子どもたちは初めてのリフトに興奮しながら、自分のスキー板を持ってゲレンデへ行ってしまいました。
 
初心者クラスの子どもたちが滑ってくるのを待っていると、上級クラスの子どもたちがスイスイと前を横切って行きます。
「さすが!経験者は上手だな〜」と思いながら遠くを眺めていたら、初心者クラスの子どもたちが見えてきました。
まるでカルガモの親子のように、先生の動きを真似ながら降りてきます。
「初めてでもこんなに滑れるんだ!」と、思わず目頭が熱くなりました。
 
下山すると、「楽しかったー!もう一回行こう!」という声が聞こえてきましたが、気付けばもうお昼の時間。
 
みんなで雪合戦を楽しみながら先生と笑顔で会話をして、着替えをした部屋に戻って行きました。

【12時】待ちに待ったランチタイム!大盛りカレーでパワー充電

スキーですっかりお腹ぺこぺこになった子どもたち。
お昼ご飯は、ニノックス特製のカレーと唐揚げ&ポテトです!
野菜が溶け込んだカレーは見るからにおいしそう!
 
交通費やレッスン代、リフト代も含めて7,500円と破格なのに、お昼ご飯がボリューミーで感動しました。
一緒に滑った仲間たちと、午前のレッスンを振り返りながら食事を楽しみます。
上級生のクラスからは「おかわりー!」と元気いっぱいの声も聞こえてきました。
 
申し込み時にアレルギーに関する相談もできるので、食物アレルギーを持っているお子さんも、安心して参加できます。
食事が終わると外へ繰り出して雪遊びを楽しむ姿がありました。
 
パパ&ママ不在でも、楽しく学べて、同年代の子どもたちで交流を深められる。
子どもたちの底知れぬパワーに圧倒されてばかりでした。

【13時】たくさん滑って笑って!最高の思い出に

ゲレンデに出たくて仕方ない子どもたち。
午後はどんどんリフトに乗ってコースを滑ります。
 
初めてとなると「恐怖感が勝るのでは……?」とも思いましたが、そんな心配は全く必要ありませんでした。
2時間あった午後のレッスンで、初心者クラスでも3度コースを滑りました。
たまに転んじゃう子もいましたが、泣き出したり、投げ出したりすることはありません。
 
転んでも立ち上がって、何度も何度も挑戦していました。
終わり頃には一人でしっかり滑っていました。
「どうだった?楽しかった?」とふたりに聞いてみると、
コウちゃん「一回も転ばなかったよ!家族に自慢する!!」
リョウ「スポーツで一番好きになっちゃった!また来たい!!」
と興奮気味に教えてくれました。
いつもはクールなコウちゃんが、笑顔でしゃべってくれたことに感激しつつ、午後のレッスンもあっという間に終了。
 
名残惜しそうに雪を投げ合いながら、帰りの準備に入ります。
借りた道具を自分で脱ぎ、自分で返却する。
当たり前のことですが、小学生の子どもたちが率先して行動している様子を見て、「参加して良かったなあ」と思うばかりでした。
 
15時30分。一日お世話になった先生方に見送られながら、スキー場を出発します。
この日初めて会った子どもたちはすっかりお友達に。
 
バスの中で一緒にお菓子を食べて、「普段はサッカーをしているんだよ」「僕は○○小学校だよ」と盛り上がっていました。
 
今回参加した「日帰りスキーキッズキャンプ」は、スキーレッスン付きモニターツアーのため、基本的には参加は一人一回まで。
それでも、「今年も来たよ!」というお子さんがたくさんいたので、一度参加したらリピートしたくなる魅力があるのでしょう。
 
出発時よりも少し凛々しくなった我が子の顔を見て納得しました。
 

子どもの自立心を伸ばす絶好の機会。ぜひ、チェックしてみてください!



今回ご紹介したスキー場↓

ニノックススノーパーク

住所:新潟県新発田市上三光大平国有林無番地
TEL:0254-29-3315

この記事を書いた人
マツナガ

新潟生まれの新潟育ち。地元が好きすぎて、県内各地を遊び尽くす男の子3人のママ。週末になると、子どもたちと一緒に県内各地へ遊びに行くのが癒やし。そんな私が体験した、「新潟のいいところ」をご紹介します。