県内唯一の全天候型オープントップバス・宙バスIIで新潟観光を満喫!/新潟市


2024年06月14日 505ビュー
南北になが〜い新潟県。
海岸線や田園風景のなかを車でドライブしながら楽しむのもいいですよね!

でも、運転に自信がない方や「せっかく新潟に来たんだからお酒も飲みたい!」
という方にとって、移動距離の多い新潟県内の交通手段は悩みの種。

そんなときにおすすめしたいのが、県内のおすすめ観光スポットを効率よく巡ることができるバスツアーです。

し・か・も!!フツーのバスでは味わえない、
新潟の魅力をめいっぱい感じられるスペシャルなバスがあるんです。

「何それ!?めっちゃ気になる〜!!」
ということで、さっそく調査してきました♪

集合場所は新潟駅。あいにくの雨だけど…

バスツアーの始まりは、JR新潟駅。
新潟駅といえば、最近リニューアルオープンしたばかりですね〜
綺麗な駅舎内から目指すのは駅南口です。
集合場所は駅南口を背にして左側にあるロータリー内の高速バス乗り場。
赤い文字で書かれたPLAKA1のビルが目印です。

お待ちかね! バスがやってきた〜

しばらくバス停で待っていると、鮮やかなイラストが目を引く1台のバスが到着!
今日はこのバスで新潟観光楽しむぞ〜♪

そして、みなさまもうお気づきかもしれませんが…

あれ、このバス後ろに屋根がないじゃん!?

そう、こちらはバスの後ろ半分に屋根がないオープントップバス、
その名も宙バスII(そらバスツー)!!
県内外のバスツアーを多く手がける旅行会社・ハミングツアーが運営する、
新潟観光の新定番バスツアーです。
今年の2月にデビューしたばかりですが、実は初代・宙バスなるものが存在し、
それをアップデートした期待の新星なのです!

さっそく出発したいところですが、まずは特徴をご紹介。

快適な車内と開放感抜群のデッキ席

バスの前半分は屋根に覆われ、一般的な観光バスと同様の空調設備が整います。
定員は28名で補助席を使えば最大33名利用可能なんだそう。
車内の先頭は大きな窓で視界を遮るものがなく、景色を存分に楽しめる特等席!
通常の大型バスよりも座席位置が高めになっているそうで、その見晴らしは最高です。
バスの後方は車内と完全に分離されたデッキ席。
ベンチシートタイプの座席は定員21名ですが、こちらも補助席を使えば
最大で24名の利用が可能です。

屋根がないのが最大の特徴!
走行時の爽快感は抜群です。
ちなみに春にはこんな素敵な景色が楽しめるそう!

初代・宙バスは前方まで屋根がないつくりのため、
悪天候時の運行に向いていないのと、さらに安全性の面から高速道路が利用できなくて
目的地に制限が出てきてしまうのが弱みだったとか。

でも、この宙バスIIならそんな心配も必要なし!
今日もちょっと小雨が降っているけど…
つべこべ言わずにレッツゴー!

今回はモニターツアーで一例をご紹介

はい、みなさまお待ちどおさまでございます。
しゅっぱーつ!

今回は新潟駅から新潟市内の街並みを抜け、日本海シーサイドラインを通って角田岬へ、
そして弥彦周辺の散策をして新潟駅へ戻ってくる半日のコースです。

ちょうど出発する頃にパラパラと雨が…(泣)
せっかくなのでデッキ席で楽しみたいところですが、
ひとまず車内で過ごすことに。
あとで天気が回復するタイミングが来るといいな〜

ちなみに、雨が降っていても自己責任でデッキ席に座ることはできるそうですが、
走行中は席の移動ができないので、無理はしないようにしましょう。

今回乗車するツアーの席は自由席。
ここはやっぱり先頭でしょ! ということで一番前の席に座らせてもらいました。
(ちなみにツアーによって自由席か指定席か異なるそうです)
いつもとは違う目線から眺める風景は新鮮に感じられ、なんだかワクワクしてきます。

座席には充電用のUSBコンセントもついているので、
写真や動画をたくさん撮っても安心です♪
そんなこんなでしばらく走行していると、
目の前に日本海が見えてきました!

座席の位置が高いので一面に広がる海岸線を見渡すことができます。

角田岬灯台に到着!

バスに揺られること約30分、第一目的地、角田岬灯台に到着しました。

ここで宙バスIIのデザインについてちょこっとご紹介。
実は、右側・左側・後方で異なったイラストが描かれているのですが、
これらは新潟県上越市を拠点に活動するアール・ブリュットアーティストの
佐藤葉月さんの作品。
左右で色合いの違うイラストはこの宙バスIIのために描き下ろしたものなんだそう。
ツアーに参加される際はぜひ注目してみてくださいね。

雨が止んできた…いざ、デッキ席へ!

ちょっと晴れ間が見えてきたので、ここから弥彦までの道のりは
デッキ席に座ってみることに!

海沿いで風が強いのでしっかり上着を着て、さらに持参したレインコートの
フードまですっぽり被った姿はまさにてるてる坊主スタイル(笑)
これで装備は万全です。

ちなみにレインコートは車内で100円で購入することもできますよ。

日本海の潮風を感じて! トンネルはまるでアトラクション!

頬にあたる冷たい風、潮の香り、波の音、大迫力の日本海を五感で感じられるのは
まさにデッキ席の醍醐味!

そして一番楽しかったのはトンネル。
薄暗い灯りの中、頭上に迫る天井と響き渡る走行音がスリリングさを演出し、
まるでテーマパークのアトラクションに乗っているかのような気分を味わえました。

弥彦村のシンボル、大鳥居へ

バスは海岸沿いを離れ、田園地帯を走り、弥彦村のシンボル・大鳥居へ。
圧巻のスケールをデッキ席から存分に楽しむことができました。
ちょうど信号待ちでバスが止まったので、写真撮影もバッチリ♪
道中では添乗員さんによる地元ならではのネタも聞けました。

宙バスIIでは日本語の他に英語・中国語・韓国語の4ヶ国語に対応した
音声ガイドを順次導入していくそう!
海外のお客さんにも新潟の魅力を知ってもらえるのは嬉しいですね。

弥彦おもてなし広場に到着。 足湯であったまろ〜

そしてバスは弥彦おもてなし広場に到着。
完全装備で挑んだものの、やはり日本海の風は強かった!
冷え切った体を足湯でポカポカに温めました。

彌彦神社や温泉街の散策をたっぷり楽しんで、
あっという間にツアーも終わりの時間。
新潟駅へ戻ります。

宙バスIIの魅力を感じた1日。また乗りたい!!

楽しかった時間はあっという間に過ぎ、新潟駅へ戻ってきました。
今回体験したのは新潟市近郊を半日で巡るコースでしたが、
今後は上越や魚沼方面などの新潟市郊外の目的地を
まるっと1日楽しめるツアーも企画しているんだそう。

宙バスIIのツアーは予約制ですが、席に余裕があれば前日まで予約可能なコースもあるとか。
新潟を知り尽くす地元の旅行会社だからこそ提案できる、
県内のおすすめスポットを効率よく回ることができますよ。
ぜひ宙バスIIでちょっと特別な新潟観光を楽しんでみてはいかが?

お・ま・け☆

日中のツアーだけでなく、夜に運行するツアーもあるそう!
ライトアップされたデッキ席はなんだかロマンチック。
夜バージョンも参加してみたいな〜と思った筆者なのでした。
宙バスII

宙バスII

料金:ツアーにより異なる
定員:最大49名
発着地:JR新潟駅ほか、ツアーにより発着地が増える場合あり
利用方法:ホームページからオンライン予約または電話予約が必要

この記事を書いた人
おひな

新潟市出身、ものづくりのまち燕三条らへんに住んでるひと。おいしいものとかわいいものがすき。虫はニガテだけど自然もすき。みんなが知らない新潟のいいところをどんどん発信したい!