30周年を迎えた「道の駅 新潟ふるさと村 ファイブワンいいね!新潟館」で楽しく新潟を知ろう!/新潟市


2022年02月27日 6926ビュー
新潟の観光施設として親しまれてきた「道の駅 新潟ふるさと村」が創業30周年を迎え、お祝いの意味も込めて2回に分けて「新潟ふるさと村」を紹介しています。
前回は新潟の物産を幅広く扱っている「バザール館」を紹介しました。
今回は「新潟のことを知ってもらうための施設」ともいえる「ファイブワンいいね!新潟館」を紹介します。
バザール館」に行ったことはあっても、「ファイブワンいいね!新潟館」に入ったことがない人って案外多いんじゃないでしょうか。
ちなみに「バザール館」はこちら!

 
1階のエントランス付近には、新潟県の観光情報が調べられる「情報検索コーナー」があります。
インターネットの他に多くの観光パンフレットが用意されているので、観光拠点として立ち寄ってみるのもおすすめです。

 
アンテナショップ&カフェ「GATARIBA(ガタリバ)」では、新潟ブランドの新商品や小ロット商品を中心に販売されています。

 
またカフェでは「ふるさと庭園」を眺めながら、ゆったり休憩することができるんです。

 
カフェでは米粉を使ったフードメニューや、県内で人気のドリンクやジェラートを楽しむことができます。

 
明るいガラス張りの「グリーンハウス」では、子どもを遊ばせながらお父さんやお母さんがゆっくり休憩できます。

 
「ファイブワンいいね!新潟館」の中央には広いイベントスペースがあり、いろいろなイベントが開催されています。
この日開催されていたのは盆栽展。
それを囲むように緩やかなスロープが、吹き抜けになった天井に向かって伸びています。

 
このスロープをのぼって上の階に進むんですが、壁には新潟の文化や歴史の情報が展示されているんです。

 
例えば「新潟ゆにーくマップ」を見れば、どの場所になんという温泉があるのかひと目でわかります。

 
新潟県内のお祭りやイベントがわかる歳時記もあります。

 
新潟県の日本一」も展示されていますが、意外なものが日本一だったりして。

 
新潟県の歴史も写真や資料で展示されています。

 
初代萬代橋が描かれた風俗画を見ると、木造のかなり長い橋だったことにびっくり。

 
新潟大火三八豪雪などの出来事も写真で紹介されています。
こうしてみると、いろんなことがあったんだな〜って思いますね。

 
2階にのぼって最初に見えてくるのが「昭和・暮らしの変遷」という展示室です。
部屋を囲むように3つの「ファンタビュージオラマ」が並んでいます。

 
模型とホログラムのような映像を使って、昭和の生活の変遷を紹介するという、ちょっと珍しい展示になっています。
あんまり見たことがないメディアなので、思わず見入ってしまいました。

 

 
そのように戦前の昭和初期、戦時中の昭和20年、戦後高度成長期の昭和45年の暮らしが、どのように変わっていったのかをわかりやすく紹介しています。

 
そこを出て少し上にのぼると、今度は「大正・モダニズムの街並み」という展示室があります。
昭和から大正へ…タイムマシンで歴史を遡っているみたいです。
こちらは展示室に大正時代の新潟の街並みが再現されています。

 
日本初のイタリア人シェフによるレストラン「イタリア軒」も当時の姿で再現されています。
中には当時の「イタリア軒」を撮影した写真が展示されています。


 
また、当時のお店で使われていたカトラリーなども展示されています。

 
長岡電気館」という映画館も再現されています。
当時の資料を見ると、屋根の上にはイスラム風のドームが建てられています。
残念ながら太平洋戦争の戦災で消失してしまったようですね。

 
 
モニターでは当時の活劇作品が上映されています。
当時の作品に触れてみるのもいいかもしれませんね。

 
なかなか細かく当時の街を再現してあるので、いろいろ探してみるのも楽しいですよ。

 
さて、続いては「明治・雪国の暮らし」へ。
厳しい雪国の冬の生活を体験できる展示室です。
さっそく雪かきしているおじいさんがお出迎え。



 
その奥には人工降雪機があって、降ってくる雪を一年中体験することができます。

 
その他、昔の雪国の暮らしならではの道具が展示されています。

 
おばあちゃんが火鉢で餅を焼きながら、新潟の昔話をしてくれるコーナーもあります。
テレビもスマホもない頃は、冬の長い夜に昔話を聞いて過ごしたりしていたんでしょうね。

 
新潟県魚沼地方の伝統行事「鳥追い祭」で作られる「ほんやら洞」の実物大模型もありました。
中に入ってみたいところですが、女の子がとうせんぼしていて入ることができません。
これも豪雪地帯ならではの楽しみ方ですね。

 
3階には新潟の文化、観光、歴史を紹介する映像が見られる「ふるさとシアター」があります。
その前には新潟の方言がパネルで紹介されているんです。
新潟に住んでいても知らない方言があるかもしれませんね。

 

 

「知らない」と言えば、「新潟ふるさと村」にはあまり知られていないマスコットキャラクターが存在するんです。
その名も「ニーフル」。
ファイブワンいいね!新潟館のどこかにいますので、ぜひ探してみてください。

 

 

いろいろ体験しながら楽しく新潟のことを知ることができる「新潟ふるさと村 ファイブワンいいね!新潟館」。
新潟について知りたいと思ったら、ぜひ行ってみてください!

※現在は「まん延防止等重点措置」の適応に伴い、ファイブワンいいね!新潟館内の「グリーンハウス」「ふるさとシアター」「庭園内民家」の施設のみ閉鎖となっています。

 

道の駅 新潟ふるさと村

住所:新潟県新潟市西区山田2307
tel.025-230-3000
営業時間/9:30−17:30(大型連休は変更あり)
駐車場/大型車14台、普通車400台

この記事を書いた人
田中新之助(たなかしんのすけ)

新潟を愛する万年新米ライターです。持ち前の粘り強さで味わい深い記事を書いていきたいと思ってます。とくに観光ガイドには載っていないような、新潟の珍スポットや変スポットに力を入れて紹介していきたいです。