「寺泊駅」ノスタルジックな雰囲気あふれる越後交通長岡線/長岡市
2024年07月17日
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こんにちは。長岡観光コンベンション協会のスタッフです。
鉄道マニア必見!今回は寺泊駅周辺に残された越後交通長岡線の寺泊駅のホームとその周辺を散策し、歴史に思いを馳せる旅を楽しみました。今すぐ写真を撮りに行きたくなる穴場スポットをご紹介します。
鉄道マニア必見!今回は寺泊駅周辺に残された越後交通長岡線の寺泊駅のホームとその周辺を散策し、歴史に思いを馳せる旅を楽しみました。今すぐ写真を撮りに行きたくなる穴場スポットをご紹介します。
寺泊駅について
寺泊駅は長岡市寺泊竹森に位置するJR東日本越後線の駅です。平成7年に一時無人化されたことに伴い、寺泊町(現在は長岡市)が駅業務を受託し駅員を配置しています。それだけ寺泊にお住まいの方々にとって、鉄道は生活の足としてなくてはならないものなのです。運が良ければ、鉄道が大好きでたまらない寺泊駅職員の小林さんから寺泊駅の歴史を聴くことができるかもしれません。
テンションが上がります!寺泊駅スタンプ
寺泊駅のスタンプは、海の町らしいデザインです。スタンプ台にスタンプは設置していないので、駅の人に気軽に声を掛けスタンプを用意してもらいましょう。
懐かしい写真がたくさん!
寺泊駅の待合室には、越後交通線寺泊地内を走っていた列車や特急列車、以前の寺泊駅など懐かしい写真がたくさん展示されています。展示の中には小林さんが撮影した写真も!博物館のように掲示されたたくさんの写真を一枚一枚じっくり眺めてみてください。本当に貴重な写真ばかりでその頃の光景が目に浮かぶようです。 当時、国鉄の列車がディーゼル車だった時代に越後交通線はパンタグラフから電気を通して走る、本当の意味での電車だったそうです。進んでいたのですね!
残念ながらこのブログでは紹介しきれません!是非寺泊駅でご覧ください。
寺泊駅ホームへ
駅のホームからは、1975年に廃止された越後交通長岡線のホームや信号機などがよく見えます。ホームに入るためには入場券が必要ですが、鉄道ファンなら是非ホームに佇み、長岡線跡のかつての姿を想像したり写真を撮ったりしながら歴史に思いを馳せてみましょう。
※線路敷地内には立ち入らないでください。
※線路敷地内には立ち入らないでください。
寺泊駅職員、小林さんが大切に保管している越後交通長岡線の線路の枕木を支えていた犬釘です。今は役目を終えていますがずっしりと重みのある犬釘に歴史を感じます。運が良ければ触らせてもらえるかもしれません。
昭和の時代までは「大河津駅」として親しまれ、長岡線廃止後に「寺泊駅」に改名されました。ちなみに当時の「大河津駅」は全国で唯一、国鉄線と私鉄線が平面交差し線路を共有していた珍しい駅です。そうですよね!確かに普通は共有せず線路を跨いだりして立体交差になっていますよね。
こんな感じだったのですね。 寺泊駅職員の小林さん、たくさんの昔の画像を提供していただきましてありがとうございます。
寺泊駅
●住所:〒959-0161 長岡市寺泊竹森1079-3
寺泊駅周辺を散策
寺泊駅のホームでかつての越後交通長岡線の姿がイメージできたら、今度はマップを片手に周辺を散策してみましょう。駅の方にお願いするとマップがいただけます。 越後交通長岡線ホーム等の廃線跡はここでしか見ることができません。この希少な跡地を探しながらじっくり歩いてみましょう。
狭い路地にひっそり残るレール跡。今は生活道路として活躍中です。それにしても線路のギリギリに立つこの鳥居はいつからあったのでしょうか?とてもいい写真スポットですが気になります。
同一線路で約30メートル毎に3カ所もの踏切があるのも全国でも珍しいスポットです。写真ではわかりにくいのですが、ちょうどアルファベットのZの真ん中を、くし刺しをするように線路が走っています。 ※写真を撮るときは線路内に入らないよう注意しましょう。
駄菓子屋ハブ
ノスタルジックな気分に浸りながら線路を歩いていくと、ますます気分が盛り上がるようなレトロな駄菓子屋さんがあります。駄菓子屋ハブは、長岡造形大学の福本研究室の学生さんたちが空き店舗を利用し運営しています。昔床屋さんだったお店を改装しているのでサインポールがそのまま残っているのも素敵です。
棚には懐かしいお菓子がずらりと並んでいます。子供の頃は滅多に買えなかったお菓子。今なら大人買いできそうです。 金額は、小さなお子さんでも計算しやすいようにキリの良い数字になっています。懐かしいお菓子も魅力ですがこのような優しい心遣いにも惹かれます。
あまりの懐かしさに叫びだしたくなるようなゲーム機も!
駄菓子屋ハブ
●住所:〒959-0161 長岡市寺泊竹森1106-1
●連絡先:TEL 050-5479-1106
※営業日及び営業時間はHPからご確認ください。
大量購入したお菓子の袋に思いを馳せながら散策を再開。さらに進むと、先程寺泊駅のホームから見えた当時の長岡線の信号機が目の前に現れます。錆がたくさん出ている信号機に歳月の流れを感じます。長い期間、草に覆われ誰からも発見されることがなかった信号機ですが、時を経てまたこうして注目されることになり信号機も恥ずかしがっているかもしれません。
寺泊駅周辺には線路跡や架線柱などがありますので、注意深く探しながら歩いてください。当時、越後交通長岡線を走っていた電車の姿が目に浮かぶようです。
散策コースを進むと、田んぼの真ん中に鰐口踏切があります。童謡に出てくるようなまっすぐに続いている線路!こんな風景ここでしか出会えません。
この田んぼの景色は、越後交通長岡線が走っていた頃と変わらないのではないでしょうか。お天気が良いと、遠くに弥彦山がくっきり見えます。ところで寺泊駅周辺を一周するこのコースですが、日陰が少なく、店舗も見当たりません。熱中症にならないよう、しっかりと支度をしてお出かけになることをお勧めします。
寺泊駅を出発して、周りの景色を楽しみながら一周すると約40分かかりますが、周辺には線路や架線柱など越後交通長岡線の面影が残っているのでそれを探しながら散策するとあっという間にゴールです。寺泊といえばいつも魚の市場通りに直行してしまうのですが、このような珍しいスポットを散策しながらまち歩きができるなんて新発見です。皆さんも、越後交通長岡線の過ぎし時代に思いを馳せながら歩いてみませんか。