【新潟女子サ旅】山の湧水でととのう古民家サウナ/五泉市


2024年07月21日 516ビュー
サウナを目的に旅をする「サ旅」。
全国各地に魅力的なスポットがたくさんありますが、実は新潟県のサウナ界隈も熱いんです!
新潟県内にユニークなサウナが続々と誕生している今、都会の喧騒を離れて究極に“ととのう”、おすすめのサ旅をご紹介します♪

古民家をリノベした趣あふれる完全プライベートの癒し空間/ななほしサウナ

やってきたのは五泉市の人里離れた山の麓にある、ななほしサウナ。
こちらの立派な建物は、実はもともとお蕎麦屋さんだったそう!
サウナ愛あふれるご夫婦が自らの手でリノベーションをして作り上げたこだわりの“ととのい空間”は、今年の春にオープンするやいなや話題となり、既に県内外のサウナーが一目置く存在です。

水風呂は大倉山が育む名水・吉清水の湧水

それもそのはず、サウナに欠かせない水風呂には名水・吉清水の湧水を使用!
ななほしサウナのすぐ隣には、大倉山登山口付近にある水源地から引水し、水汲み場として整備された吉清水湧水の里があり、連日多くの方が水を汲みに訪れているそう。
取材で訪れたこの日も、大きなペットボトルやタンクを何個も持参している方が何名かいらっしゃいました。
ちなみに水温は季節を問わず一定で11℃だそう。

1日3組限定。一棟まるごと貸切のプライベート空間

建物の中は古民家ならではの立派な梁をいかしたモダンな雰囲気。
サウナの前後にゆったりとくつろぐことができる空間が広がります。
やわらかな明かりが灯るカウンターは、空き物件だった際に放置されていた一枚板を綺麗に磨き上げて再活用して作ったんだそう。

おしゃれなシャワールームは女性に嬉しいアメニティも充実

個室のシャワーブースを2つ完備したシャワールームには、シャンプーやボディーソープはもちろん、女性には嬉しいメイク落としや化粧水も完備されています。
しかも某有名ブランドのシャワーヘッドになっていて、サウナに入る前から随所にちりばめられたこだわりを感じます。
これはサウナへの期待が高まる…!

自然と戯れながら本格フィンランド式サウナを心ゆくまで堪能

身支度を整えたら、いよいよサウナがあるウッドデッキへ。
外に出た瞬間、緑の香りと薪の香りがふわっと漂い、大自然の中にあるサウナの醍醐味を感じます。

左に見えるのが、1号棟サウナ小屋「nauna」。
サウナ発祥の地、フィンランドのスタンダードを忠実に再現しており、旧排気口の位置や椅子の高さなど細部にまでこだわって作り上げたそう。
 

本場フィンランドから直輸入した薪サウナストーブ

約110℃に温められたサウナ内に鎮座するのは、本場フィンランドのメーカーであるiki(イキ)から直輸入した薪のサウナストーブ。
ゆらめく炎を見つめながら、時折パチパチと薪が燃える音に耳を傾けながら、体の芯まで温まっていくのを感じます。
自分の好きなタイミングでロウリュができるのもプライベートサウナならでは。
そしてロウリュの水にまでこだわるのがななほしサウナ。
水が入った桶に乾燥させたシラカバが入っているのですが、どうしても新潟県産のものがいい! とのことでご主人が自ら調達しに行っているそう!
ゆっくりとストーンに水をかけると、シュワーっと音を立てて蒸発し、サウナ内は一気に高温に。
今度は小窓からの緑あふれる景色を堪能しながら、さらに温まります。

いざ水風呂へ&外気浴最高!!

いい感じに温まったら、いざ、吉清水の湧水風呂へ。
水温は11℃とのことですが、身に刺さるような冷たさではなく、肌あたりがまろやかで心地よさを感じました。
水風呂の隣には湧水のお風呂もあり、こちらで体を温めることもできますよ。
そしてインフィニティチェアに寝転がって見上げるこの眺め!
空に向かってまっすぐ伸びる木々と風になびく葉が素晴らしく美しいのです。
目を瞑れば聞こえてくるのは鳥のさえずりや湧水が流れる音。
まさにととのいながら自然に溶け込んでいく感覚を味わえます。

内気浴スペースでもゆったりくつろいで

ひと段落したら内気浴スペースへ。
ハンモックに身を委ねるもよし、ふわふわのブランケットに身を包むのもよし。
フリードリンクもあり、ここで吉清水の湧水も味わえます。

時を忘れて心ゆくまでリラックスできる空間。これはまちがいなく虜になってしまいます。
今回は11時から14時までの枠で利用しましたが、他に16時からと20時からの枠があり、時間帯によって違った雰囲気で楽しめるのも魅力です。

そして、7月には待望のログハウスサウナが完成するそう!
これはさらに人気が高まる予感…。

ななほしサウナ

新潟県五泉市中川新1680ー1
営業時間/11時〜・16時〜・20時〜の3部制。完全予約制。(詳細はウェブサイトまたはインスタグラムから確認を)
料金/貸切料5,000円+1名2,500円〜(1グループ最大4名)
駐車場あり

サ飯はここで! 地元食材をふんだんに使った彩り豊かなメニュー

サウナでととのった後は、おまちかねのランチタイム。
ななほしサウナから車で約15分。五泉市街にある複合施設・ラポルテ五泉の中にあるカフェ、メルカートごせんでは野菜たっぷりで栄養満点なランチメニューを味わえます。

一番人気は『雑穀米の焼きカレー』(写真中央・980円)。辛さ控えめのカレーはほんのり香るスパイスがアクセント。チーズをたっぷりかけて焼き上げた、老若男女に愛されるメニューです。
ブルーベリーに似た味わいの五泉市の特産・アロニアのソースをかけたチキンプレート(写真右・980円)や、バジルが爽やかな『海老とアボカドのジェノベーゼ』(写真左・1,080円)もおすすめ。
どれもドリンクとサラダがつくのも嬉しいポイントです。

デザートメニューも豊富!

写真映えするデザートメニューも豊富。
地元のキムラファームの卵を使った特製プリンの上にソフトクリームをのせた『プリンソフト』(写真中央・600円)はボリューム満点!
数種類の中から好きな色を選べる『カラフルクリームソーダ』(写真左・450円)はお子さんに大人気だそう。
そして右奥にあるのは『おいりソフト』(480円)。ひなあられのような丸い見た目のものが『おいり』。こちらは館長さんのゆかりの地である香川県の銘菓を取り入れようと考案したメニューで、口に入れた瞬間に溶けてなくなる不思議な食感でソフトクリームと絶妙にマッチしています。

五泉名物が揃う直売所コーナーも必見

カフェには五泉市の名物や特産品が揃う直売所コーナーを併設。
地元の食品メーカー・たいまつ食品の商品や、五泉市内にある新潟大学農学部の村松ステーションで栽培されたジャンボニンニクなど、他のお店ではあまり目にしたことがないようなローカルな商品がたくさん!
五泉市内で栽培された野菜も販売されています。
思わずあれもこれもとお土産をたくさん買ってしまいました!
その土地ならではのお買い物が楽しめるのも旅の醍醐味ですよね♪

五泉の特産品・ニットの展示コーナーもありました!

五泉といえばニットの生産地!
ということで五泉ニットの展示コーナーもありました。
現在、五泉市内にはニットメーカーが直営する6つのショップがあるそう。
ぜひこちらも合わせて訪れてみたいですね〜

週末はさまざまな催しを開催

そのほかに、コンサートや講演会が開催されるホールや子どもがのびのびと遊べるキッズエリア、週末になると多くの出店者が集う広場など、コンテンツが満載。
五泉観光の拠点としてぜひ訪れてみてくださいね。
 
ラポルテ五泉

ラポルテ五泉

新潟県五泉市赤海863番地
開館時間/9:00〜22:00(トイレは24時間利用可能)
産直ショップ、カフェテリアは10:00〜18:00
定休日/毎月第2火曜および年末年始
駐車場/約160台

【こだわりのお土産はここで】手摘みの八重桜から抽出した天然アロマで癒される/ごせん桜アロマ工房

ここでしか買えないこだわりのお土産が欲しい、という方にぜひ訪れてほしいのが、桜の名所・村松公園の隣にある、ごせん桜アロマ工房。

工房内では低温真空抽出機と呼ばれる機械を使って抽出した八重桜のエキスを使った商品を販売しているとのことで、以前から個人的に気になっていた場所なのですが、その八重桜エキスを抽出するまでの工程がすごいんです!

八重桜が満開の時期に数日間かけて花を摘み、鮮度が命ということでその日のうちにゴミや異物を手作業で除去し、機械で抽出するそう。なんと葉も洗浄して一枚一枚広げて乾燥させて…と、とにかく手間暇をかけて作業をされています。
そうしてできあがったエキスを使ったフレグランスがこちら。
八重桜が咲き誇る春をイメージしたものと、爽やかな夏の緑をイメージしたものの2種類を販売。
天然ならではのフレッシュでやわらかな香りでとっても癒されます。
天然桜エキスを使ったカップジェラートも大人気。
こちらも桜本来の味わいが楽しめます。
ほかに、帛乙女を使ったさといもやアロニア、味噌など全部で5種類の味が揃います。
こちらのカップジェラートももちろん工房でイチから手作り。
そのほか、ソフトクリームや週末限定で味わえるジェラートも販売しているのでこちらも要チェックです!
ごせん桜アロマ工房

ごせん桜アロマ工房

五泉市愛宕2712−1
0250−47−7081
営業時間/9:00〜17:00(カフェコーナーは10:00〜16:00)
定休日/水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
駐車場あり

この記事を書いた人
おひな

新潟市出身、ものづくりのまち燕三条らへんに住んでるひと。おいしいものとかわいいものがすき。虫はニガテだけど自然もすき。みんなが知らない新潟のいいところをどんどん発信したい!