間近で見る酒造りに大興奮!杜氏や女将と近くて日本酒トークができる宝山酒造/新潟市


2021年03月12日 1396ビュー

酒蔵数日本一の新潟県に嫁いだ、日本酒大好き坂本です!

新潟で飲むお酒はもちろん美味しいし、推しの酒蔵めぐりも知識も広がるし個性豊かな社風が見えてハマります!

今回は、なんとコロナ禍前は年間1万6千人ものお客様が全国から見学に来ていた酒蔵さん。

お酒の飲めない女将さんがアテンドし、手仕事にこだわる酒蔵の若い杜氏さんの酒造りが見られると噂の、明治18年創業の宝山酒造さんにおうかがいすることにしました!

どんな酒蔵なのか気になるぅ~!

宝山酒造で米を蒸して仕込む様子を見学!

見学のお願いをすると「丁度米を蒸す作業があるのでどうぞ」と女将さんに作業予定日を教えていただきました。

「え、そんな本当の仕込み作業が見えるの?」

とワクワクしながら新潟市内の駅近くから車で45分くらいかけて宝山酒造に。

着いたら……もくもくと煙突から煙が出てるぅうう!!!!

わっくわくが止まりません!
お伺いすると、気さくに女将さんが対応してくれました。

現在は、コロナ禍で団体さんのお客さんではなく個人のお客様が多くいらっしゃるようになっているそう。

数人で「酒蔵見学をしたい」と予約すると、本来蔵人のみ出入りを許された昔ながらの土蔵で、女将さんがお酒造りの流れを説明してくれます
丁度、お米が蒸しあがったとのことで入ってはいけないところだけ教えてもらい、作業を見せていただきました!ドキドキ…。

こののれんの向こうで酒造りが行われています!!!
チラっ。

ん????スモーク???

もくもくしてます!
すごい……この湯気の中、杜氏さん登場なのもシビレます!

何かが始まりそう(仕込みが始まるよ~)!

今日貴重な現場を見せてくれたのは、5代目の蔵元で製造責任者で杜氏の渡邊桂太さん。

東京農業大学を卒業後、群馬県の酒蔵での3年間の修行を経て宝山酒造に戻ってきたのだそうです。

2016年に取り組んだ「20代だけの日本酒プロジェクト」では「二才の醸」を販売し3ヶ月で完売、2018年には新たなブランド「TAKARAYAMAシリーズ」を展開するなど宝山酒造を盛り上げている若き杜氏さん!

早速作業現場を見せていただきました!

湯気はこの米を蒸している大きい樽(?)から…。

すごい迫力!

そして、場所によって、芳醇な日本酒の香りと、米の炊ける美味しい香りが……

どっちも、すでに香りで美味しい!!!!!
香りの中で大興奮している間に蒸しあがった米が吊るされます!

すごい蒸気!一段と香る米のうまいにおい!お茶碗が欲しい!!!

こんなリアルライブみたいな酒蔵見学ができると思ってなかったので私、大興奮でした。
蒸したあつあつの米が機械におろされ、ならされていきます。
見学させていただけたのは、蒸した米を使う2つの

・こうじのもと(種麹)をかける作業

と、

・蒸した米をタンクに運ぶ作業

でした!
あつあつに蒸したお米は……延々と……すくって樽に詰められ……
運んでいきます。

これは……スーパー力仕事!!!!

もくもくと立ち上る蒸した米の蒸気、そしてもくもくと入れ代わり立ち代わり樽を運ぶ職人さんたち……。

どこに行くのか、とついていくと……。
奥のタンクにこれまた担いでいれていました!

見てるだけでも大変!!!なのが本当にエンドレスで続きます。
そして、これまた大きなタンクに次々と蒸した米をいれてゆき、グイグイ混ぜています。

どの作業も信じられないくらい大変……。

作業風景もですが、圧倒されたのは、蔵内の香り、米の蒸気と美味しそうなにおい。

そして一番は、軽口もたたかず、黙々と大変な力作業をこなしていく寡黙で真面目な酒蔵で働く男性たちの様子

新潟の酒素敵~!から新潟の酒蔵男性素敵~!に途中から気持ちが変わってました!笑

貴重な作業現場を近くで見せていただきありがとうございます!!!

女将さんにも話をききたい!

そしてできれば、私も女将さんとお話してみたい……。

女将さんにお願いして、普段団体さんがきたらお話をするという広間にもあげてもらいました。

正面入り口から廊下を経て右側が酒蔵、左側は大広間になっています。
ここの大広間でお話や試飲をしていたそうです。

あれ?もしかしてあれは……
菌が大活躍する漫画、「もやしもん」のオリゼー!

このぬいぐるみのオリゼーの正式な名前は、アスペルギルス・オリゼーで和名はニホンコウジカビです!

女将さんは、体質的にお酒が苦手で飲めませんが、漫画「もやしもん」も好きで、これを読んだおかげで菌にすごく親しみを持つようになったそうです。
酒造りのお話の中でも、このオリゼーぬいぐるみを使うこともあるそうです。

見学に来られる方は、お酒が好きな方も、私のように飲めない方や苦手な方もいらっしゃいます。

そんな方にも楽しんでもらえるようお話ができたらなと思ってお話していますね


そんな女将さんは、とっても話しやすく、そしてお肌がとてもきれい。

お酒を化粧水代わりに使ったり、酒粕を使った酒粕風呂が肌にいいというお話もしてくれました。

お酒は苦手だけど、酒蔵に嫁いで菌と共存し、酒蔵ライフを楽しんでいる女将さん。

お話しやすいのは、蔵の中の人でありながら、客観的な目線で、飲む人にも飲まない人にも寄り添ったお話をしてくれるからなのかも。

酒好きはついつい酒の味や造りの話ばかりになってしまいますよね(自戒)。

女将さんとは日本酒造りから生まれる菌や恩恵、酒蔵文化やここ数年の変化の話などをできるのが楽しかったです。

もちろん、お酒造りについてもいろいろ聞けます!
酒蔵見学がてら、お酒好きは試飲もできます!宝山酒造は国内外の賞を多数取っている蔵でもあり、どれを試飲するか迷いますね~。

こちらの写真は2020年度全米日本酒歓評会の純米の部で「TAKARAYAMA 米袋ラベル 新之助」が銀賞を取ったときのもの(他にもフランスで開催される日本酒コンクール「Kura Master」で金賞も受賞されています)。

代替わりから、宝山酒造のさらなる進化を目の当たりにしてきた女将さんの話す酒蔵の変化はとてもドラマチックで胸があつくなります。
ワインやウイスキーっぽくてすごくかっこいいなと思っていた「TAKARAYAMA 米袋ラベル 新之助」は、よく見ると米袋をモチーフにしているし、食米を使った味が数種類楽しめます。

飲み比べしたくなりますね~!!!

宝山酒造の飲んでみたい酒

今までシステマチックな酒蔵見学が多かった中、手仕事をこんなに身近に香りを感じながら見せていただいたのは初めてでとても感動しました。

宝山酒造には、季節ごとのお酒や、「TAKARAYAMA 米袋ラベル」の食米が違うシリーズなど気になるお酒てんこ盛りです。

その中でも、個人的に飲みたーいと思ったのは「宝山 宝の極ブラック」と「宝山 宝の極バーガンディ」の2本(ともに720ml1本11,000円税込)

「宝山 宝の極バーガンディ」は、「酒米の王様」と呼ばれ、現在酒米の中では最高峰に位置する酒造好適米と言われている兵庫県産特Aの山田錦を使い、宝山酒造が技術の全てをつぎ込んだ逸品だそう。

酒米自体、なかなか入手できないものですが、つてができたことから利用してつくるようになったそうです。

そして対をなすようにあるのが、「宝山 宝の極ブラック」。米王国新潟の新潟県産「自然栽培」の山田錦を利用してつくってるそう。

酒米の王様と、米王国新潟の米で造った酒をぜひとも飲み比べしたいですね!

飲めない人にも!甘酒カボチャ・キウイ・イチゴなど個性的な味を楽しめる

今回購入したのは、甘酒!

実はプレーン以外の甘酒をほとんど飲んだことがなく、大好きなイチゴ味があったのですごく興味が湧きました。

カボチャは人気で売り切れていたので、イチゴとキウイの2つの味を購入~♪

「冬は牛乳や豆乳と割ってあたためてのむのもいい」と女将さんにアドバイスいただきました。

が、越後姫を使った甘酒、そのままでちょっと飲んで欲しい

あんまーうんまーすごくちゃんと美味しいいちごの味!!!最後に甘酒の甘さが通り過ぎる絶品……!

そこらのイチゴ飲料と全く違うリアルな味がここにあります!越後姫の上品な香りと甘み。

正直、割って飲むのがもったいない美味しさです!笑

キウイ味もキウイのキュッとする酸味が少しのこりつつ、プチッとする種もあり、爽やかな甘さ。うま。

うーん、両方の個性が際立って最高!カボチャは再販し次第飲まなければ気が済まない!

仕込んでいたお酒も気になるし、宝山酒造のお酒も甘酒も今後贔屓にさせてもらいます~!
宝山酒造

宝山酒造

住所:新潟県新潟市西蒲区石瀬1380
電話:0256-82-2003(問い合わせ時間9:00~18:00)
見学受付時間:午前の部 9:00~11:30 午後の部 13:00~16:30

宝山酒造

この記事を書いた人
さかもとみき

太平洋側生まれ太陽育ち高知のはちきん(高知で気の強い女)が佐渡島の旦那のもとに嫁ぎました。大好きなものは日本酒、苦手なものは雪。佐渡3年、新潟市1年目。スーパーはピアレマート派。二児のママでライター・コラムニストです! ブログ ⇒ 坂本、脱藩中。(http://sakamotodappantyu.com/